この年末年始の秋田市内(秋田中央交通)のバスは、
12月30日:日祝日ダイヤ、31日~1月2日:特別ダイヤ、3日:日祝日ダイヤ で運行され、特別ダイヤは停留所にラミネートされたものが掲示されている(強風で飛んでしまった箇所あり)。
かつての秋田市交通局時代は、大みそかも日祝日ダイヤで夜間の便は運休、3が日は特別ダイヤ(1日はさらに減便)となっていた。特別ダイヤ時刻表は車内の運転席後ろにつづり紐でくくり付けられて、自由に持ち帰ることができた。
比較すると、大みそかの運行本数が減り、1月3日が増えていると思われる。大みそかの減便はいいとして、1月2日と3日でそれほど需要に差があるものだろうか。
中央交通は路線数が多いから、車内配布の時刻表を作ろうとしても紙に収まらないのだろうが、ラミネートして掲示するのも結構な苦労だと思われる。
新屋線・新屋西線の特別ダイヤ。
市営時代のように元日運休便がないこともあり、思ったより本数が多い。新屋西線は栗田神社・表町経由と栗田町(県営住宅)経由がほぼ毎時1本ずつ確保されている。特に新屋線の12時台は3本もあり、通常ダイヤ並み。
ここで新屋線の注記に注目。無印が大町経由、「卸」とあるのは、有楽町・サティ前・卸センター経由(いわゆる柳原経由、茨島三丁目から大町経由に合流)なのは問題なし。
「森」が3本あるが、大町経由で新屋案内所まで行き、さらに大森山公園まで登って行く便を示している。欄外にはかっこ書きで「冬期動物園閉鎖中は、新屋案内所までの運行となります。」とある。
ん???
「年末年始は冬だから大森山動物園は冬期休園中」「動物園の冬期開園は1月4日からなので、特別ダイヤ適用期間中は休園している」わけで、注意書きの文面からすると、年末年始は新屋案内所止まりになる思われる。
あえて「森」表示をし、注意書きする意味ってあるのだろうか?
動物園休園で寒風吹きすさぶ大森山へバスで行こうという物好きはいないと思うが、大森山のふもと、浜田中村地区の人たちが大森山公園行きのバスを利用する可能性はゼロではないので、「大森山まで運行する」と思い込んで、バスを待つ人がいるかもしれない。最初から「森」印とその注記を書かなければ、そんな間違いは絶対に起きない。
時刻表の「森」と「卸」を見間違えてしまうこともないとはいえないし、こういう不特定多数の目に触れる公共交通機関の時刻表には、「不必要な情報」を省く方が見やすく、誤解を招かない。
下に半年以上先のお盆の運行まで書いてるのも余計。鬼に笑われます。
採算性の低い路線を多数抱えて、中央交通さんは大変だと思うし、長年運賃を据え置いて運行してくれるのはとてもありがたい。今回の特別ダイヤの作成・掲示の労力も相当なものだと思う。
ただ、今回に限らず、乗客への案内の方法や言い回しがあまり上手ではない印象をたびたび受ける。もう少し、利用者の立場に立った表示をしてほしい。
「動物園の営業日程を知っているか?」という“秋田市民としての知識”と文章読解力を試されているような時刻表だ。ひょっとして暗号が隠されていたり、トリックがあるのだろうか? ―というのは冗談でも、もしかしたら本当に大森山行きのバスが来るかもしれないと思い、「森11:20」の便を確認してみた。
大森山行きだと「大町 新屋・大森山」の表示だが、来たバスはやっぱり「大町 新屋」なので案内所止まりだ。
通常の時刻表のパソコンのファイルから、不要な便だけを削除して印刷したのだろうか。
あくまでも憶測だけど、運転士の給与計算とか法律上(労働関係・運輸関係)の制約で「ダイヤ上は大森山まで運行し、運休時は大森山往復相当の時間を新屋案内所で待機している」ことにしないといけない、といったような事情があるのかもしれないが(繰り返しますが根拠のない憶測です)、乗客向けの時刻表に出すことではない。
時刻表はよくお読みください。
12月30日:日祝日ダイヤ、31日~1月2日:特別ダイヤ、3日:日祝日ダイヤ で運行され、特別ダイヤは停留所にラミネートされたものが掲示されている(強風で飛んでしまった箇所あり)。
かつての秋田市交通局時代は、大みそかも日祝日ダイヤで夜間の便は運休、3が日は特別ダイヤ(1日はさらに減便)となっていた。特別ダイヤ時刻表は車内の運転席後ろにつづり紐でくくり付けられて、自由に持ち帰ることができた。
比較すると、大みそかの運行本数が減り、1月3日が増えていると思われる。大みそかの減便はいいとして、1月2日と3日でそれほど需要に差があるものだろうか。
中央交通は路線数が多いから、車内配布の時刻表を作ろうとしても紙に収まらないのだろうが、ラミネートして掲示するのも結構な苦労だと思われる。
新屋線・新屋西線の特別ダイヤ。
市営時代のように元日運休便がないこともあり、思ったより本数が多い。新屋西線は栗田神社・表町経由と栗田町(県営住宅)経由がほぼ毎時1本ずつ確保されている。特に新屋線の12時台は3本もあり、通常ダイヤ並み。
ここで新屋線の注記に注目。無印が大町経由、「卸」とあるのは、有楽町・サティ前・卸センター経由(いわゆる柳原経由、茨島三丁目から大町経由に合流)なのは問題なし。
「森」が3本あるが、大町経由で新屋案内所まで行き、さらに大森山公園まで登って行く便を示している。欄外にはかっこ書きで「冬期動物園閉鎖中は、新屋案内所までの運行となります。」とある。
ん???
「年末年始は冬だから大森山動物園は冬期休園中」「動物園の冬期開園は1月4日からなので、特別ダイヤ適用期間中は休園している」わけで、注意書きの文面からすると、年末年始は新屋案内所止まりになる思われる。
あえて「森」表示をし、注意書きする意味ってあるのだろうか?
動物園休園で寒風吹きすさぶ大森山へバスで行こうという物好きはいないと思うが、大森山のふもと、浜田中村地区の人たちが大森山公園行きのバスを利用する可能性はゼロではないので、「大森山まで運行する」と思い込んで、バスを待つ人がいるかもしれない。最初から「森」印とその注記を書かなければ、そんな間違いは絶対に起きない。
時刻表の「森」と「卸」を見間違えてしまうこともないとはいえないし、こういう不特定多数の目に触れる公共交通機関の時刻表には、「不必要な情報」を省く方が見やすく、誤解を招かない。
下に半年以上先のお盆の運行まで書いてるのも余計。鬼に笑われます。
採算性の低い路線を多数抱えて、中央交通さんは大変だと思うし、長年運賃を据え置いて運行してくれるのはとてもありがたい。今回の特別ダイヤの作成・掲示の労力も相当なものだと思う。
ただ、今回に限らず、乗客への案内の方法や言い回しがあまり上手ではない印象をたびたび受ける。もう少し、利用者の立場に立った表示をしてほしい。
「動物園の営業日程を知っているか?」という“秋田市民としての知識”と文章読解力を試されているような時刻表だ。ひょっとして暗号が隠されていたり、トリックがあるのだろうか? ―というのは冗談でも、もしかしたら本当に大森山行きのバスが来るかもしれないと思い、「森11:20」の便を確認してみた。
大森山行きだと「大町 新屋・大森山」の表示だが、来たバスはやっぱり「大町 新屋」なので案内所止まりだ。
通常の時刻表のパソコンのファイルから、不要な便だけを削除して印刷したのだろうか。
あくまでも憶測だけど、運転士の給与計算とか法律上(労働関係・運輸関係)の制約で「ダイヤ上は大森山まで運行し、運休時は大森山往復相当の時間を新屋案内所で待機している」ことにしないといけない、といったような事情があるのかもしれないが(繰り返しますが根拠のない憶測です)、乗客向けの時刻表に出すことではない。
時刻表はよくお読みください。