広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

フレッシュランチ 特売用?

2025-02-11 19:33:29 | ランチパック
山崎製パン「ランチパック」の青森/秋田版である、工藤パン/たけや製パンの「フレッシュランチ」。
たけやのほうは、近年は縮小傾向で、思い出したように限定品が出ては消えてという状態。2024年10月には、フレッシュランチとの位置付けの違いが理解できない、そっくりな「バリューサンド 2種のメンチカツ」なるものが新発売されていた。今のところ、続く商品はなく、2種のメンチカツも見かけなくなった。
その後、2024年12月には、過去にも発売された、「フレッシュランチ コーヒー」が再発売。

2025年2月8日、秋田市内のスーパーマーケット「いとく」のナイターセール(=16時からのタイムセール。チラシ告知等はなし)の1つとして、平台に山積みされ、税込み106円で売られていたもの。
フレッシュランチ キャベツメンチ
たけやのホームページで告知されていない、新たなフレッシュランチ!
印刷された袋ではなく、透明な袋に、商品名と各種表示・バーコードが一体化したシールを1枚貼っただけの、簡易なパッケージ。この方式のパッケージのパンは、東日本大震災直後、おそらく袋が手配できなくなった時のほか、最近でもまれに見かけるが、白地に黒文字のみだったと思う。カラーの絵入りで、かつフレッシュランチでは、このタイプは初めて見た。
また、仮に2月新発売だとすれば、8日時点では「新発売」シールが貼られているはずなのに、それがない。
もしかしたら、いとくもしくは一部スーパーといった、特定店での特売専用に企画された商品かもしれない。

価格の安さと緑色のシールからして、一瞬、メロン味か何かの菓子パン系かと思った。
次に、キャベツのイラストと「嬬恋高原キャベツ使用」の文字を認識すると、千切りキャベツでも入っているのかと思った。
文字に気付けば「キャベツメンチ」、メンチカツか。ミスリード気味の色使い。

というか、「キャベツメンチ」といえば、昨年末のバリューサンドの2枚のうちの片方「キャベツメンチ」の流用?
1個当たり栄養成分は、162kcal、たんぱく質5.0g、脂質4.5g、炭水化物25.4g、食塩相当量0.5g。バリューサンドのほうは195kcal、6.1g、6.5g、28.0g、0.8g。
原材料も微妙に異なり、例えばバリューサンドで使われる「サラダクリーミードレッシング」は、本品ではなし。

バリューサンドでは、カラシマヨネーズっぽい味がしたと記していたが、本品ではそれは感じなかった。
それ以外は大差ないと思う。キャベツの存在感は薄いけれど、これでこの価格なら(今はキャベツが高騰しているし)、こっちのほうが“バリュー”サンドでは?


シールに注目。
スペースの都合か「たけ子(キャラクター)」は不在
「キャベツメンチ」に対して「フレッシュランチ」が小さいのも、スペースの都合かもしれない。
以前は左寄せだった「フレッシュランチ」の文字が、中央寄せ(センタリング)というか均等に割り付けされているのも目を引くが、以前から一部商品ではセンタリングだった。2020年の「いちじく&マーガリン」、2021年の「いちじくジャム&マーガリン」など。バリューサンドもセンタリングだった。

注目すべきは、「フレッシュランチ」のロゴが変わっていること。以前は、「ランチパック」のロゴに似ていて、それを若干鋭くして、各文字をやや縦長にしたようなものだった。今は、やはり鋭い部分はあるが、正方形で、線がところどころぎこちないようなものになった。
(再掲)以前のフレッシュランチロゴ
今後は他の商品も、これになるのだろうか。それに、ロゴがたけやと共通だった、工藤パンフレッシュランチのほうは、どうなったか。


ところで、2025年1月から、本家・ヤマザキランチパックの包装が少し変わっている。※公式ホームページや店頭でご確認ください。
(再掲)2024年10月
以前は、「ランチパック」も中味の文字も左寄せで、右側にランチちゃんとパックくんがいた。
現在は、文字がセンタリングされ、ランチちゃんパックくんは小さくなって、上部(ヤマザキロゴの右端、「パック」の上)へ移動した。
上記の通り、フレッシュランチ・バリューサンドの文字の位置は、2024年以前から中央に表示されたものが見られたわけで、結果的にたけやが先取り・ヤマザキが追随したことになった。
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たけや・いとく うぐいす餅

2025-02-06 23:32:42 | ランチパック
立春を迎え、というより正月明けから、和菓子の世界では春本番。
その代表がうぐいす餅。餅好き兼あんこ好き、こしあん派としては、食べずにいられない。つぶあんのうぐいす餅は、少なくとも秋田では食べたことがないが、全国的にはどうで、どういう理由でこしあんだけなのだろう。

山崎製パン系列の、秋田のたけや製パンや青森の工藤パンでも、うぐいす餅をそれぞれ製造販売している。
串団子などは、ヤマザキもたけやも工藤もそれぞれ作っているが、うぐいす餅はヤマザキでは作っていなさそう。

たけや製パンのうぐいす餅は、スーパーでわりと見かける。
当ブログでは、2015年に記事にしていた。それは、「香り楽しむ和菓子 うぐいす餅」という名前で、餅(求肥)自体が薄く緑色に着色されていた。
その後、リニューアルされて、少なくとも2020年から2023年は「香ばしい焦がしきなこ うぐいす餅」という名称だった。
その後、さらにリニューアルされた。2024年は不明だが、今季は2025年1月発売開始か(もちろん2月も発売中)。
4個入りと2個入りを確認

秋田県産大豆使用青きなこ うぐいす餅
1個100kcal、炭水化物21.5g。こしあんは「国内製造」。着色料の記載なし。
以前より、きなこが緑がかった(人工的でない自然な緑色)ような気がするし、餅自体は無着色のようで、見た目としては、より本格的っぽくなった。
ただ、うぐいす餅といえば細長い形状のイメージだけど、これは、
ほぼまん丸
やや小さくなった感じで、原材料費高騰の対応か。

味はもちろんおいしい。月見のお菓子でも感じた、「これこそたけやの、そして食べ慣れた、餅とあんこの味」。
そして、これも繰り返しになるが、公式ホームページに掲載がなく、存在があまり知られていないのがもったいない。たけやはアベックトーストやバナナボートだけではない。


ところで、スーパーマーケット「いとく」では、惣菜部門でもうぐいす餅を作って売っている。
ここでは昨2024年の商品を紹介するが、2025年は2月(立春?)から、ほぼ同じと思われるものが売られている(大きさや価格は不明)。
うぐいす餅(こしあん)」で2個税込み260円(4個入りなどもあったはず)。1個164kcal、炭水化物36.4g。こしあんは「中国製造」。着色料使用。
手包みなのか個体差がある


こちらは緑色がややわざとらしい。形は細長いものの、とがっていて、一部くぼみがあって独特。ウグイス(または鳥類)らしい形といえばそうかも。
味の傾向としては、たけやとあまり違わず、おいしい。ただ、求肥が厚い。餅としてはそれでもいいとは思うが、イメージするうぐいす餅の求肥の厚さとしては、たけやのほうがしっくりくる。


さらにもう1題。昨2024年の今頃は、いとくのベーカリーと惣菜で「ショコラビーフカレーパン」と「おはぎいなり」という、変わった商品を売っていた。
2025年は今のところ、どちらも売っていなそう。
おはぎいなりは、「初午」の日にちなんだ商品だった(詳細は昨年の記事参照)。2025年の初午は2月6日だったのだけど。
「いとくヘルシー通信」のカレンダーには、6日の初午が記載されているが、2月11日には「初午いなりの日」とも。一般社団法人全日本いなり寿司協会が、一般社団法人日本記念日協会に登録したもの。毎年日付が違う初午の日を、固定して記念日にしてしまうのは、ヘンな感じ。
じゃあ、いとくでは、11日にはおはぎいなりなど、初午商品を売るということなのか。普通のいなり寿司は毎日売っているけれど。【追記】2月11日には、おはぎいなりが、そんなに大量ではないが、売られていた。やっぱりヘンな感じ。秋田東店では1個入り税込み195円、2個入り385円と、値上がり。
2月14日の新国道店では、なんと「Valentine's day」のシールを貼られて、2個入り399円で売られていた。どういう理屈でバレンタインデー商品なのか、東店より微妙に高いのはなぜか。
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ニューカツサンド

2024-12-23 23:15:10 | ランチパック
青森県の工藤パンの代表商品「イギリストースト」。秋田県内にも多少流通しており、当ブログでも何度も紹介してきた。
イギリストーストばかり注目されがちだが、ほかにも看板商品はある。2022年7月28日付同社公式ツイッター(現・X)では「イギリストーストに次ぐソウルフード」としている。

僕も存在は知っていて、青森県内の店頭で目にしていた(イギリストーストよりは扱い店は少ないか)が、青森在住当時は買おう食べようと思わないでしまっていた。また、秋田県内では見たことがなかった。
ところが、先月オープンした、ウエルシアグループ ハッピー・ドラッグ秋田土崎東店で売っていた!
ハピドラでは、店舗ごとに月単位で仕入れるパンを選んでいるような感じがする。工藤パン製品では、土崎東店はほかにノーマルのイギリストーストと、チョコレイもあった。秋田保戸野店では、まんじゅうなどお菓子はあるが、パンはイギリストーストしかないことが多い。【追記・土崎東店では本品を2025年1月、2月も、引き続き販売。】
なお、ウエルシア限定販売の食パン「ヤマザキ サンハート」は、少なくとも秋田市内各店舗での販売分は、工藤パンが製造している(製造所固有記号KD)。

ニューカツサンド(キャベツ入りソース使用) 値引き前税込み213.84円
265kcal、たんぱく質10.1g、脂質6.6g、炭水化物41.7g、食塩相当量1.9g
製造所は、系列企業の幸福の寿し本舗。工藤パンは販売者名義。
メーカーロゴが「KUDOPAN」でなく、昔の「ユ藤パン」。近年では、「シベリア」とパンの復刻商品でしか用いないはずだが、本品に「復刻」マークはない。
また、シールではない「New」の大きな表示があり、「Newニューカツサンド」という名称かのようにも受け取れるが、裏面バーコードの上の商品名表示は「ニューカツサンド(キャベツ入りソース使用)」。

細かいことは後にして、この「ニューカツサンド」が、工藤パンの代表商品にして青森のソウルフード。
背割れコッペにチキンカツと、キャベツ入りソース(原材料名表示では濃厚ソース、キャベツペースト)をはさんだ、常温保存の調理パン・惣菜パン。
秋田のたけや製パンにおける、「学生調理(この記事後半)」的位置付けのパンと言える。※学生調理は要冷蔵。

初めてのニューカツサンド。思っていたより小さく感じたが、昨今の情勢により小さくなった可能性がある(後述)。

コッペパンはとても柔らかく、袋から取り出す時につまんだ部分が崩れたほど。これが工藤パンのコッペパンの特長なのだろう。ラップ包装のドッグ類のコッペパンに似ているが、甘さは弱いと感じた(後述)。

袋越しでも、取り出しても、パンの間には細長いカツしか見えないが、めくると、
奥のほうにソースと刻みキャベツ
チキンカツはほどよい食感。ソースは甘い。キャベツは少ないものの、表示通りシャキシャキする。この絶妙な組み合わせが、青森の人たちに愛されるのは納得。
こぼれたり汚れたりしにくいのもいい。温めてもおいしそう(トーストするとパンが焦げやすいかも)だが、冬でもそのままで充分おいしかった。
僕が買おうと思わなかったのは、見た目が地味なのもあったと思う。もっと早く買うべきだった。また食べたい。


以上、2024年12月時点で売られているニューカツサンドについて。
以下、主に青森の皆様による、ニューカツサンドに関する情報を、ネットで集めてみた。
・キャベツが入っておらず、ソースだけだった時期がある。
・カツは、大きい1切れが入ったものと、小さい2切れ(かそれ以上)入ったものがあった。
・製造されていなかった時期(ごく短期間?)があり、再開後に「復刻」扱いとなった。

・2006年時点でキャベツ入り。
・2017年1月は、KUDOPANロゴ、大きな白文字で「ニューカツサンド」の包装。
・2017年の栄養成分は、340kcal、たんぱく質17.6g、脂質13.3g、炭水化物37.4g、ナトリウム671mg→食塩相当量1.7g。

・2021年10月は、今回とほぼ同じ包装だが、「New」や「キャベツ入り~」がなく(実際、ソースのみだったようだ)「復刻」あり。「新発売」シール貼布。
・2022年2月でも同上。
・2022年7月28日の公式ツイッターで「イギリストーストに次ぐソウルフードのニューカツサンドが8月からリニューアルします。」「チキンカツ1/2切れを2枚トッピングして食べやすくなりました。」「コッペパンも甘みを抑えた生地に変更し、カツの味が引き立つようになっています。」。画像は同上。
・現時点で工藤パン公式ホームページに掲載されているニューカツサンドの商品紹介も、この写真で、栄養成分も現行と異なる。
熱量 381kcal、たんぱく質22.0g、脂質16.7g、炭水化物35.7g、食塩相当量1.6g 。

・2023年4月頃? 「キャベツ入り~」あり、「復刻」ありの包装。
・2024年1月 同上。

ニューカツサンドは、細かい変化を繰り返してきたことになる。以前のパンは甘かったようだから、ラップ包装のコッペパンと同じ感じだったのか。そして、栄養成分からしても、昔より小さくなったのだろう。
今回紹介した「復刻」がなく、「New」があるバージョンは見つけられなかったので、ごく最近、さらに何らかの仕様変更があった可能性がある。「復刻」がなくなったのは、厳密には復刻版とはいえない、違うパンになってしまったからなのか。あるいは、常時販売することになったからなのか。


派生商品として、
・2017年夏「ニューカツサンド スタミナ源たれ」が発売。
・2019年8月には、ラップ包装のニューカツサンドが存在。

真偽は不明だが、
・1980年代後半までは、鯨肉のカツで、ある日突然、チキンカツに代わった。

ニューじゃない「カツサンド」は存在しなかったのだと思うが、ひょっとしたら、鯨カツ時代が「カツサンド」で、チキンカツになった時に「ニュー」が付いたのかも…(根拠がない想像です)
イギリストーストと比べると、注目するネットメディアもマスコミもないようで、ニューカツサンドの歴史は謎が多そう。今、おいしければ、それでいいですけれど。
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たけやバリューサンド

2024-10-20 09:31:54 | ランチパック
山崎製パン(ヤマザキ)「ランチパック」の青森・秋田版が、工藤パン・たけや製パン「フレッシュランチ」。
両社ともヤマザキと提携関係にあり、ランチパックを含む一部商品の製造を受託している。したがって、フレッシュランチはランチパックのパクリ商品などではなく、ヤマザキも認めている商品なのだと思うし、製造設備は共通なのだろう。

工藤パンとたけやのフレッシュランチは、それぞれラインナップやパッケージデザインは異なり、かつ県を越えて流通することはないと思われるので、名前・製法・コンセプトが同じながら、違う商品が隣り合う県で売られていることになろう。
2010年頃までは、青森でも秋田でも、ランチパックより幅を利かせていたフレッシュランチだったが、その後、ランチパックの勢力が増して、あまり製造されなくなった。
たけや版は、近年は、年に1~2回、思い出したように新商品が1つ出て、数か月で終売というパターンになり、すっかり存在感が薄れている。

2024年10月の新商品。
右はヤマザキ「ランチパック ボロネーゼ」。仙台工場製
ランチパックの包装とラインの位置がぴったりそろうものの、色数が少なく、たけやのキャラクター「たけ子」がいる、ということで、久々のフレッシュランチ新商品かと思いきや、表示の通り、
バリューサンド 2種のメンチカツ スーパーで税込み117円
「バリューサンド」は過去に発売されたことはなかったと思う。新シリーズ登場ということか?

ランチパック、フレッシュランチと同じ作りで、2個入り。中身が違って、「ポークメンチ」と「キャベツメンチ」が1個ずつ(どちらも1個195kcal、食塩相当量ポーク0.6g、キャベツ0.8g)。ポークのほうは、パン表面に山形食パンの焼印入り。
2個の中身が違い、区別に焼印を入れるという手法は、ランチパックでは何年か前からやっている。たけやフレッシュランチでは初だろう(アベックトースト系ではあったか)。
断面。左・キャベツメンチ、右・ポークメンチ
キャベツメンチカツというものになじみがなく、キャベツだけのカツかと思いかけたが、肉も入っている。両者で食感は違うが、そんなに大差ないような。どちらもカラシマヨネーズっぽい味が少々(サラダクリーミードレッシング?)。

にしても、フレッシュランチとバリューサンドの違いとは?
中身も、味も、値段も、フレッシュランチとして発売しても良さそうなのに。
フレッシュランチとバリューサンドの今後はどうなるか。
【追記】2024年12月に「フレッシュランチ コーヒー」が発売。前年同月発売商品の再発売。
2025年2月に、これまでにないフレッシュランチが発売。バリューサンドとの違いが、いっそうあいまいに。
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たけや お月見うさぎ

2024-09-18 23:12:11 | ランチパック
昨日の今日で恐縮ですが、お月見のお菓子の続き。
今年は、中秋の名月翌日の18日が十五夜。秋田市では、やはり薄雲に隠れてよく見えない。
18日夜に、いとく新国道店へ行った。月見菓子は撤収済みかと思いきや、今日が十五夜だからなのか、消費期限は今日までだからなのか、残っていた。

惣菜売場に、白い団子に粒あんをかけたのが、見切られずに数個。【24日追記・23日にいとく同じ持株会社傘下にある、タカヤナギのグランマート泉店で、同一と思われるものがまだ売られていた。てっぺんの1個だけ黄色い「お月見あんかけ団子」という名で、「お月見みたらし団子」もあった。どちらも430円。】
パン売り場では、半額の台が設けられていた。主なものは3品。
イオンにもあった、千葉恵製菓の小さいこしあん団子がたくさん。
いとくで取り引きが多い、日糧製パン(ヤマザキ系列、北海道)の3個入りウサギっぽい形のこしあんまんじゅうが、そこそこ。
そして残りわずかだったのが、
たけや お月見うさぎ 半額で税込み106円
地元・たけや製パン(ヤマザキ系列)からこんな商品が出ていたとは知らなかった。
工藤パン(ヤマザキ系列、青森)と違って、パッケージのシールには、しゃれたカラーのイラストやTakeyaロゴがある。だけど、色が違う2つの菓子が何なのかは、シール裏を読まないと伝わらない。
手で丸めているのか、いびつな形
2つとも、こしあんを上新粉で包んだもの、つまり大きめの「団子」ってことでしょう。
白と黄色は、それぞれ「うさぎ」178kcal、「つき」169kcalとされている。うさぎはやや細長く、焼印の目と耳入り。両者、着色料以外の原材料は変わらなそうで、月よりウサギのほうが大きいので、カロリーの違いはそのためだろう。
食べ応えあり
味や食感は、「これこそ、たけやの【24日追記・というよりも自分にとって“理想的な”】団子とあんこ」と思わせる、個人的にはベストなもの。両者で味は同じだったと思う。
たけやさんが秋田県民の嗜好を追求した結果なのか、子どもの頃から食べ慣れてきた味だからなのか。
昨日も触れたように、ホームページには未掲載だし、扱う店舗も多くはなさそう。せっかくいい商品があるのだから、もっとがんばってほしい。個人的には、たけやはパンより和菓子がおいしいと思っています。

【19日追記】たけやの月見商品では「十五夜大福」というのが以前からあって、今年も300円強で発売。円形の容器に、粉がついた大福が6個入る。白い5個は花びらのようにならび、その上に黄色が1つ載る。
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うさぎケーキ・月見だんご '24

2024-09-17 23:28:19 | ランチパック
2024年9月17日は中秋の名月。
秋田市では微妙な天候で月は見えないようなので、花より団子ならぬ“月より団子&ケーキ”で、月見のお菓子について。

秋田のスーパーで売られる月見菓子は、昔は地元・たけや製パン製品が圧倒的だったような記憶があるが、近年はそうでもない(彼岸のぼたもち・おはぎも同じ)。昔食べた、たけやの月見まんじゅうはおいしかった記憶があるのだけど。
たけやもなくはないが、それよりもあわしま堂(愛媛県)や千葉恵製菓(岩手県)のほうが多いかも。今年のイオン東北では、千葉恵製菓の団子やまんじゅうが30円引きになるアプリクーポンを配信していた。

あとは、山崎製パン、そして、青森から工藤パン。
※ヤマザキのホームページでは、月見商品は「販売期間:9月14日~9月17日」としている【10月1日追記・2024年10月15日の十三夜向けには「販売期間:10月9日~10月15日」となったが、仕入れる店はどれほどあるだろうか】【10月15日追記・秋田市内のイオンでは、十三夜商品は特になさそうだった。】。なお、秋彼岸商品は「販売期間:9月16日~9月22日」。

工藤パンのホームページに掲載されている月見関連商品(彼岸商品と重複されるおはぎ等は別として)は、
「スペシャルうさぎ」のいちごクリーム、モカクリーム、バナナクリーム、「月見だんご(8入)」、「月見まんじゅう(8入)」、「月見まんじゅう(栗入り粒あん)6入」、「月見大福(6入)」、「月見大福・まんじゅう詰合せ」「月見おはぎ(栗あん・粒あん)」、「うさぎケーキ・モンブラン」、「うさぎケーキ・月見だんご詰め合わせ」
「スペシャルうさぎ」は、半円形のスポンジでクリームをサンドした「スペシャル【18日追記・提携関係にあるヤマザキ「イチゴスペシャル」等と同趣旨の商品】」に、ウサギの目と耳を入れたもの。「月見おはぎ(栗あん・粒あん)」は黄色と茶色(黒?)のまん丸のおはぎが3個ずつ。特に表記がないまんじゅう・だんごは、いずれも粒あんかと思われる。

ハッピー・ドラッグ秋田保戸野店では、16日時点で、「スペシャルうさぎ」のバナナクリーム、「月見だんご(8入)」、「月見まんじゅう(栗入り粒あん)6入」を売っていた。あとはヤマザキの1個売りの月見大福・まんじゅう程度。

17日のイオン東北・イオン秋田中央店では、たしかたけやはなさそうで、上記、千葉恵に混ざって、【18日追記・その他、カスタードクリームを使ったような洋菓子系もあった】
持ち帰る途中で盛大にひっくり返ってしまいました【18日追記・でも崩壊はせずタフ】
うさぎケーキ・月見だんご詰合せ 税込み484円
KUDOPANのロゴはなし。名称「洋菓子・和生菓子詰合せ」、常温保存、消費期限9月18日、ケーキ230cal×1個、だんご白43kcal×7個、黄色42kcal×1個。

2019年に同名商品をアップしていたが、その現在の姿。ケーキが白からピンクに変わって、少し値上がりして、カロリーが減っているので少し小さくなったようだ。

ケーキのデザインも変わって、以前はそれ自体が目と口と耳が付いたウサギだったが、現在は、耳が短めのウサギの顔のチョコをくっつけている。経費削減か? ケーキのベースは中央部がドーム状に突出しており、前と同じで、「たぬきケーキ」などと共通のようだ。
(再掲)2019年版
味は、2019年版では、だんごは普通においしく、ケーキは懐かしい味であっさり、と記していた。
今回も、傾向は変わっていなかった。
ケーキは、パサつきはないがサクッとしたような、独特の食感で、嫌いじゃない。色に合わせてイチゴ味に変わった。フリーズドライのイチゴの破片らしきものが見える。【18日追記・イチゴ味としてわりと本格的】
どこからもリンクされていないようだが、公式サイトの商品紹介ページには「スポンジケーキにいちごクリームをのせ、いちごチョコでコーティングし、うさぎの形に仕上げました。粒あん入りの食べやすいサイズの白いだんご7個と、黄色いだんご1個をピラミッド型に積み上げました。」とある。「うさぎの形に仕上げ」てはいないと思いますが…

過去には、マックスバリュ泉店で売られていた。今年は不明だが、(マックスバリュの看板を掛け替えただけの)イオンスタイル茨島では、扱いがなかったようだ。というか茨島の月見商品は、千葉恵のものが少量あるだけだった。
期間限定な上、チラシに載らない限り、仕入れ・販売状況も分かりにくいのが、お月見のお菓子。10月15日の十三夜ではあまり売られないだろうから、また来年かな。
2024年のたけや製パンの月見商品について
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たけや かた焼きメロンパン'24

2024-07-10 23:11:07 | ランチパック
秋田県のたけや製パンの隠れたロングセラー「かた焼きメロンパン」。2020年に久しぶりに食べた時は、平成初期頃と比べて、やや小さくなった気がしなくもないが、ほぼ変わっていなかった。
それから4年。
またご無沙汰でした
第一印象からして、変わった。
(再掲)2020年版

再び2024年版。側面から
袋の大きさは変わっていなそう。袋がスカスカに感じるほど、小さくなった。その代わりなのか、こんもりと背が高くなった気がする。



2020年版は、パンの底面の円の直径というか幅は、短辺が10センチ、長辺が12センチだった。
今回はしっかりと測定しないでしまったが、ほぼ正円で10センチ強といったところか。高さは5センチ以上ある。
数値では大差ない感じもする。高さが変わらず、底面積が小さくなって、相対的に高く感じてしまったのかもしれないが、確実に小さくなっている。

栄養成分表示。2020年版は、1個当たり312kcal。2014年版は、284kcal(ちなみに炭水化物54.8g)。カロリーでは9%減。
食感や味は変わっていないかな。でも、皮が若干、薄かったような。

多くのもの同様、パンも値上げが当然のご時世で、メロンパンの実質値上げもやむを得ない。形をこんもりさせて、以前と違うことを教えてくれているのかも?!
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イギリストーストたまご

2023-08-06 20:03:22 | ランチパック
秋田市内のスーパードラッグアサヒの特売で、工藤パンイギリストーストを買った。※イギリストーストの直近の記事
2022年春には100円だったのに、今はセールなのに128円もする。

イギリストースト 小倉&マーガリン 410kcal / イギリストースト たまごサラダ 340kcal
どちらも期間限定商品(2023年6月か7月発売開始だと思われる)だが、初登場ではない。小倉&マーガリンは準定番ではないだろうか。ジャリジャリ感なし。

たまごサラダのほう。
イギリストーストでは数少なく、さらに秋田へ来ることはほとんどない、菓子パンではなく調理パン(惣菜パン)扱いの商品。調理パンは、例によって、関連会社の有限会社幸福の寿し本舗が製造。
アップしていなかったが、2021年12月に弘前に行った時も買っていた。
2021年版
JANコード(バーコード)が変わっていないし、包装もほぼ同一だが、2023年版は「ふんわりやわらか」のフレーズが追加。最近の調理パン系イギリストーストでは、こうなっている。
公式サイトでは「しっとり柔らかな食感のふんわりイギリスブレッドで、たまごサラダをサンドしました。ひとくち目でわかるミミの柔らかさが従来品とは異なるおすすめポイントです。」と説明。

ところで、冒頭の小倉&マーガリンと並べた写真。袋は同じ大きさだけど、中のパンの大きさに注目。
たまごサラダのほうが、特に上下方向に短い。イギリストースト(の食パン)といえば、少し縦に長い印象だったのに。
半分ずつ切って並べても縦が短い
物価高の昨今、コスト削減の意味もありそう。

中身

2021年版【9日補足・これは従来の縦に長いパン】
2023年版のほうが、たまごが多いかな。
ヤマザキランチパックのたまごと比べると、ちょっと少ない感じがするし、刻んだ白身が多いような気がするが、気のせいかも。
栄養成分は2021年版が305kcal、タンパク質8.0g、脂質15.1g、炭水化物34.3g、食塩相当量1.3g。2023年版が340kcal、8.6g、18.4g、34.9g、1.6g。やっぱりたまごが増えた?

「ひとくち目でわかるミミの柔らかさが従来品とは異なる」そうだが、その通り。というか、指で触れた瞬間に、従来のイギリストーストの耳とは違って、やわらかいのが分かった。従来のイギリストーストも、一般的な角型食パンの耳よりはやわらかいけれど。
たまご、味はランチパックのそれと大差なく、量も足りなくはなく、おいしかった。

調理パン系イギリストーストにも期待。
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イギリストースト自社コラボ

2023-07-12 20:55:32 | ランチパック
2022年4月以来の工藤パンイギリストースト(期間限定商品)の話題。
秋田市のハッピー・ドラッグ保戸野店で、珍しく、5月と6月に1種ずつ売られていた。7月はなし。
一方、イトーヨーカドー弘前店は、2020年のリニューアル以降、工藤パン商品の扱いが減った印象で、ここで紹介する2つは置いていなかった。

ところで、ここ何年か、自社(または他社)のお菓子を“転用”または“流用”した別のお菓子が、目に付くようになった。例えば、ロッテガーナやブルボンルマンドがアイスになったり、森永のビスケット類(マリーなど)を使ったケーキが出たり。昔はあまりなかったと思う。
それと同じ発想と思われる、イギリストースト。
3種類あったそうで、2023年3月に「チョコスプレー&ホイップ」が出ていた(販売終了・弘前経済新聞サイト6月8日アップより)とのこと。

5月発売(6月で販売終了?)が、
イギリストースト チョコレイ味 402kcal 炭水化物49.2g
「チョコレイ」はデニッシュ生地にチョコと砂糖をかけた、長い菓子パン。
2019年には「新世紀エヴァンゲリオン」とのコラボ商品が出ていたが、買い損ねた。
袋裏面には、チョコレイの説明
1982年発売開始で、ハワイの装飾品(首飾りなど)の「レイ」にパンの形が似ていることからの命名。チョコレイの袋には、ヤシの木も描かれている。また、別に「チョコターン」という、少し共通点のあるパンもあった。

見た目は普通のイギリストーストで、チョコレイ感はない。
分割
チョコと練乳みたいなのが塗られていた。
チョコレイの味というのをよく知らないし、練乳みたいなのは無関係な気もして、再現性については分からないけれど、まろやかなチョコ味のイギリストーストとしては、おいしい。ジャリジャリ感はなし。


イギリストースト カステラサンド風 361kcal 炭水化物55.3g
「カステラサンド」は、カステラ生地とクリームをパンではさんだ菓子パン。工藤パンのほか、たけや製パンや山崎製パンでも、同名でほぼ同じコンセプトの商品がある。
工藤パンカステラサンドの特徴は、形が直角三角形で巨大なこと。2014年時点では袋の横幅は20センチ超。形からの連想なのか、船の帆がパッケージにデザインされる。
(再掲)工藤パン カステラサンド
袋裏には歴史などは書いていなかったが、
「カステラサンドのひみつ」
「山があるから ちぎって食べやすい!」→イギリストーストではできない。
「約98%の人が三角の細い方から袋を開けちゃう!」→ちぎって食べることも踏まえて、そのほうが自然か。逆から開けてそっちから食べたら、途中で虚しくなりそう。
「ちまたでは別名 「三角パン」と呼ばれている!」

これをイギリストーストでどう再現するのか。
チョコレイと違って、こちらは袋に入った状態で、存在感を誇示していた。
分厚い
クリームとカステラ生地を、食パンではさんでしまった。
カステラ生地は食パンとだいたい同じ厚さで、イギリストースト史上いちばん分厚いかも。
分割
パン部分もカステラ部分も、本物よりは薄く、クリームも含めて比率が異なるので、完全再現ではないけれど、組み合わせは同じだから、再現性は低くないと思う。
見た目より食べやすい。ジャリジャリなし。カロリーが気になるが、チョコレイ風よりは低い。本物は573kcal。

イギリストーストの次の記事(たまごサラダ)
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ボルガパン

2023-06-04 17:44:34 | ランチパック
スーパーマーケット店内にある、店内で焼いているパン屋=インストアベーカリー。
イオングループの場合、地域や店舗によって、運営会社が異なり、商品も違う。総合スーパー「イオン(旧ジャスコ・サティ)」では、「パン工場」という店名であることがあるが、それでも運営会社は複数あるらしい。
東北地方では、フジパン系列「フジパンストアー株式会社」が幅を利かせているようだ。※商品ラベルの企業名はイオン側の名称のみ記載。【6日補足・フジパンストアー公式サイトで、同社運営店舗が検索できる。】
秋田県内では、イオンとイオンスーパーセンターに、フジパンストアーのパン工場が6店ある。余談だが、青森県では、さくら野の「ホルン」、カブセンター「パリクロアッサン」のように、フジパンストアーが違うブランドのインストアベーカリーも展開していて、なかなか複雑。

さて、他店は知らないが、イオン秋田中央店のパン工場では、毎週火曜日は、通常と商品が異なり、いつもより小さい惣菜パン・菓子パン・ドーナツを1個108円均一で販売する。他のお客に尋ねられて店の人が答えていたが、通常のパンは一切製造しないそうだ。
※昔は包装されていないパンをトングで各自取って専用レジに持っていく方式だったはずだが、新型コロナ対応なのか近年は、火曜日以外も含めて個包装・バーコードラベル付きになって、食品レジでも会計できるようになった。お客さま感謝デー5%引きも対象。
さらに、夕方になると、それらのパン7個(5~6個の場合もあるかも?)を大きい袋に詰めて、540円で売る。組み合わせはランダムで、袋は透明なので見えるものの、悩みどころ。【6日補足・消費期限はモノによってまちまちで、翌日以降のものもあるが、大袋では、便宜上当日限りと表示されている。】【13日補足・ちなみにラベルの商品名は「バラエティパック」だが、食品レジ・レシートでは「関連商品」という商品名で表示。】

それらの商品名は、「たっぷりショコラ」「レーズンボール」「バタフライ」など名前でなんとなく分かるもの、もしくは商品の姿を見れば理解できるものが多い。だけど、先日引き当てた袋の中に、そうでないものがあった。
100円パンの中では大きい
表面に砂糖が塗られていそうで、硬そうに見えてそこまで硬くはないパン。

ラベルは、
「ボルガ」

カット時につぶれてしまったけれど断面
中身は何も入っていない。
見た目通りの味だったけれど、ボルガって何?

調べると、ボルガとはロシアの「ヴォルガ川」のこと。
それがなぜパンの名前になったのか、ネット上に情報は少なく、信ぴょう性は不明だが、流域出身のパン職人が、異国で作って広めたという説はあった。

日本国内では、「ボルガ」や「ボルガパン」を名乗るパンがちらほらあって、2017年頃にはファミリーマートでも売られていたようだ。画像検索すると、だいたい似たような雰囲気のパンではあるが、ボルガであることを満たす条件は分からない。
しかし、同じパンは、別の名で売ることのほうが多い。
「スイートブール」。
またの名を「帽子パン」。
さらに別の名を「UFOパン」。

少数派では、以前取り上げたようにヤマザキの「スイートカスタードパン」、セブンプレミアムの「ブールパン」、そして秋田県湯沢市の菓子店くらたの「ドリーム」という名称で、類似のものがあった。※ヤマザキではスイートブールの名でも発売。
それらのパンは、パンの外周に、甘い“縁”が付いているのが特徴だと思っていた。それが、帽子やUFOの由来だろう。

ところが、パン工場のボルガには、縁がまったくない。それに他のボルガ類と比べると、まん丸ではなく楕円だし、ふにゃっとしている。それでもボルガと認められる(←誰によって?)のかどうかは知らないが、異端のボルガかも。あるいはこれこそ、真のボルガなのか。
縁がなければ、ただのちょっと甘いパンでしかないような気もして、それを食べる楽しみがないような。もっと小さくていいから、縁ありボルガを作ってくれてもいいかもしれません。


【2024年3月27日補足・パン工場の火曜日100円パンの変化】
2024年3月頃から、パンが袋入りからラップ包装(ドーナツなど一部を除く)に変わった。経費節減か。また、3月21日から価格が120円になったとのこと(21日は木曜で、100円パンはないはずだけど)だが、26日のバラエティパックの値段は変わらず。【4月9日追記】バラエティパックは6個入りに減った。


※イオン東北運営の食品スーパーでは、パン工場とはまったく別のインストアベーカリーがある。その商品
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たけやミルクボール

2023-02-20 22:57:57 | ランチパック
たけや製パンの2023年2月の新商品。
ミルクボール 229kcal
「練乳のやさしい甘さ」「丸いフランスパンに練乳入りミルククリームを入れました」

上部にクリーム注入穴


フランスパンは柔らかめ。
中身は練乳そのものではなく、若干、油っぽいような感じがあるがしつこくはなく、おいしい。

これって、前に…
2018年8月に(おそらくその後数か月間)発売された、工藤パンの同名商品にそっくり。復刻商品の「懐かしのベストヒット」シリーズだった。今回のたけやと包装は異なり、熱量も256kcalと異なる。
工藤パンでは、2022年1月(~秋頃まで?)に「懐かしの~」をズバリ「復刻」にするなどして、何度か再発売されている。

たけやでも、今回が初めてではなく、2012年10月に、秋田ノーザンハピネッツ応援商品として発売されていたような情報がある。しかし、ネットの情報は工藤パンのほうが圧倒的に多い。
たけやでは、昔出していた商品なのかは不明【22日コメントいただき追記・1985年頃に、たけやミルクボールが存在したとのこと。】。工藤パンの真似というかアイデアを拝借したのかも。それはともかく、「カステラサンド」のような、工藤・たけやで同名のほぼ同じ商品があるパターンになるが、それだけではなかった。

山崎製パンでも、「ミルクボール」の名で、そっくりの商品を昔から発売していたとのこと。
ネットで調べると、2019年には「昭和の懐かしパン 昭和生まれの人気者」として、319kcalの商品が出ていた。2009年頃には、復刻扱いでない、325kcalの商品で、姉妹品に「チョコクリームボール」も。
2021年には「もっちりとした食感のミルクボール」の名で2個入り、2022年8月には、デイリーヤマザキの「ヤマザキベストセレクション」シリーズで3個入り、2012~2013年頃には小さめ4個の「お手軽ミルクボール」などの複数個入りも。
ローソンの2個入り「ナチュラルローソン もち麦のミルクボール」というのも、ヤマザキが製造している。
そして、ほかの大手パンメーカーでは、ミルクボールは出していない模様。
ということで、ミルクボールはヤマザキ系列の専売特許なのかもしれない。最初に発売したのはどこなのでしょう。
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獄きみパン

2022-07-31 20:48:20 | ランチパック
2020年に始まったのだろうか、ヤマザキ系列3社による東北6県の食材を使った菓子パン「東北夏祭り」シリーズが、2022年も発売(たぶん7月1日から)されている。
今年も、青森県分は工藤パン、秋田県分(男鹿半島の塩パン)はたけや製パン、他4県分(今川焼き風ケーキ、みそ蒸しパン、サンメルシー、クリームボックス)は山崎製パンの製造。
その青森版。
獄きみパン 青森県産獄きみピューレ入りミルククリーム 287kcal
「獄(だけ)きみ」とは、弘前市の岩木山ろく・嶽高原産のトウモロコシのこと。「きみ」は津軽弁(に限らず秋田弁などでも)でトウモロコシのこと。
弘前では古くから知られていたのだろうが、2000年頃からおいしいトウモロコシとしてブランドが確立され、今は秋田など県外でも認知されている。
再掲)1998年のダイエー弘前店のレシート。「獄のきみ」という言い回しもされるが、今は「獄きみ」が主流かな?

袋で紹介されている夏祭りは、「弘前ねぷたまつり」ではなく、「青森ねぶた祭」。


トウモロコシのパンと聞けば、惣菜パンや甘さ控えめの「食事パン」系統かと思いきや、これは菓子パン。
「ルヴァン種を使用した生地にビスケ生地をのせ、獄きみピューレ入りミルククリームをサンドしました。」
細長いメロンパンのような見た目。横方向に切れ目

トウモロコシっぽい色のクリームが、一直線に塗られてサンド

パン部分は、甘さ控えめのメロンパンのよう。細長くて食べやすい。
クリームは、トウモロコシの味が濃厚。量のわりに存在感がある。
こういう味のパンは食べたことがなかった。合わなくはないが、ちょっと独特。

クリームには、トウモロコシの粒感は感じられなかった。粒を入れても楽しそう。


東北地方や周辺地域のスーパーマーケットのほか、コンビニエンスストアでも売られている場合あり。ローソンで売っていたというネットの情報のほか、秋田駅東口のファミリーマート秋田アルヴェ店で140円で売られていた(毎日入荷ではなさそう)。
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たけや おはぎトッツォ

2022-05-17 17:35:47 | ランチパック
2021年春頃から、「マリトッツォ」がブームになった。それから1年経ち、最盛期は過ぎた感じがして、スーパーなどではあまり見なくなった。今度は「トロぺジェンヌ」なるものが出てきて、たけや製パンも今月新発売。
といっても、マリトッツォブームは消え去ったわけではなく、派生商品もちらほら流行。
Wikipediaによれば、メロンパンにクリームをはさんだ「メロトッツォ」、シャリに魚をはさんだ「寿司トッツォ」、いぶりがっこにクリームをはさんだ「イブリガッツォ(秋田でなく長野の旅館の考案)」など、何かを何かではさめば何でも「~(ト)ッツォ」になりそうな勢い。

そして5月14日。たけや製パンが新たな「~トッツォ」を新発売した。
おはぎトッツォ 441kcal 要冷蔵
「新感覚」「手作り粒あん」「バナナボートのホイップたっぷり」
つぶあんおはぎに、クリームをはさんだ商品。
たけやでは、春と秋の彼岸にはおはぎ/ぼたもちを製造販売するが、派生品とはいえそれ以外の時期に売られるのは初めてでは。

たけやのロングセラー「バナナボート」のクリームを転用してマリトッツォにはさんだものが2021年6月に商品化され、さらに2021年8月には同様の「メロトッツォ」も発売していた、それらの続編とも言える。
和菓子分野のおはぎを横に割いてクリームを入れてしまうとは、大胆な発想だが、たけやオリジナルではない。
福岡のスーパー「ダイキョー」が「はぎトッツォ」として2021年8月に発売し、あちらではブームらしい。はぎトッツォは商標登録されているので、たけやは「おはぎトッツォ」としたのだろう。
福岡では、おはぎでなくぼたもちとして「ぼたトッツォ」を売る製麺所もあるとか。

おはぎ/ぼたもちトッツォは、福岡の流行を受けて全国的にはスーパーの惣菜コーナーや菓子店が発売しているものは散見されるが、それらでないメーカー製としては、たけや製パンがかなり早い発売かもしれない。
秋田のヒーロー・超神ネイガーは、昨2021年9月19日に、たけやのおはぎにバナナボートのクリームを「移植して魔改造した「ハギトッツォ」」を自作してツイッターに投稿しており、それが“採用”された形にもなる。


おはぎトッツォ新発売の情報は知っていたものの、僕は、こしあん派であり、マリトッツォは嫌いじゃないが、「何かにクリームをはさんだ」だけに過ぎないと考えているので、買う気はなかった。でも、もらったので…
値段は1個230円前後のようだ。上記、昨年のバナナボートクリームのマリトッツォは162円。

おはぎ/ぼたもちを大きさで区分する説もあるが、それに従えば、ぼたもちサイズかも?

クリームたっぷりだけど、あんこもたっぷり。
でき上がったおはぎの横方向に切れ込みを入れたのなら、その断面は米粒(餅)が見えるはずだが、そうではなく、断面にもあんこが塗られている。
丸めただけの状態で割いて→内外にあんこを塗って→クリームを入れるという工程だろうか。手がこんでいる。
原材料名欄によれば、小豆は国産だが、もち米は産地記載なし。
【6月2日追記】2日付秋田魁新報1面下の新聞広告によれば「北海道産小豆 秋田県産もち米「きぬのはだ」使用」とのこと。きぬのはだは、秋田県農業試験場が昭和末期に育成(命名・品種登録は1993年)した品種で、秋田県内では今も一定の栽培・生産が行われているようだ。

縦方向の断面。切断時に若干つぶれてます
米部分は、しっかりした本格的おはぎ。※たけやの彼岸用ぼたもちの断面写真はこの記事参照。

前から述べているように、(つぶあんだとしても)たけやのあんこはおいしい。このあんこも例に漏れず、彼岸に売られるおはぎ/ぼたもちと変わりないと思う。
そこへ、バナナボートのクリーム。バナナボートもあまり好きじゃないけど、あのクリームもまた、おいしい(余計なものがない純粋なクリームの味っぽい)。というわけで、たしかにおいしい。
でも、たけや公式ツイッターでは「意外と甘すぎない」としているが、充分甘いと思う。というか、「意外と甘くない」ではなく、「意外と甘すぎない」という言い回しがおかしいような??

おはぎと生クリームをいっしょに食べただけの話ではあるが、魅力的なスイーツと言わないわけにはいかない。おはぎには、ほかにこしあん、きなこ、ごまもある。それらとの組み合わせはどんなもんだろう。個人的にはこしあん版を希望。

※~トッツォではないが、2024年にはこんな組み合わせのおはぎが(リンク先後半)。
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桜ミク イギリストースト'22 他

2022-04-30 20:53:30 | ランチパック
秋田市内のスーパードラッグアサヒで購入(4月28日限定98円セール)した、工藤パンイギリストースト3点。いずれも、イギリストースト通常版の特徴である、グラニューによるジャリジャリ食感はないタイプ。
イギリストースト 桜クランチ入り練乳クリーム 314kcal 4月発売
この時期の恒例となった、弘前さくらまつりの公式応援キャラクター「桜ミク」コラボ商品。キャラクターとしては4年目、工藤パンコラボは3年目か? ※昨2021年のコラボ商品
包装イラストの背景は、弘前城の追手門だと思われる。今年いっぱい改修工事が行われ、シートで覆われている(昨年末の記事)。

これまで包装のイラストは毎年異なったが、中身は2020年も2021年も「桜あん&ミルクホイップ」だった。今年は中身も変わった。
薄ピンクのクリームの中に、濃いピンクが点々と
原材料名欄には「桜加工品(デキストリン、桜ペースト(桜花塩漬け、桜葉塩漬け)、寒天、砂糖)」。
見た感じ、桜の葉らしきものは見当たらない
桜クランチといっても、チョコクランチみたいな歯ごたえや食感があるものではない。乾燥桜粉末みたいなものか。
味は、思ったよりも弱い、ほんのりとした桜味。昨年までの桜あんより薄いと思うし、桜餅よりはぜんぜん。練乳感も弱いか。

今年のコラボ商品は、これのほか、いちごクリームをサンドしたスポンジに、いちごチョコをコーティングした「いちごチョコケーキ」1つだけ。その包装イラストの背景は、かつての国鉄弘前駅舎(1981年までの2代目駅舎)か?


イギリストースト マスカルポーネチーズクリーム 274kcal 4月発売
「2種類のマスカルポーネチーズクリーム入り」とある通り、白と黄色2つのペーストがサンドされている。2つの違いは不明。

さわやかな酸味がはっきりとして、気に入った。


イギリストースト ミルキークリーム 339kcal 3月発売
時たまある、山崎製パン系列である不二家とのコラボ商品(2016年のイギリストースト)。
中はクリームというよりペースト状で、もうちょっと味が濃くてもいいと感じた。


アサヒではほかに、3月発売の「抹茶ラテ風味」「もっとジャリまし(2017年版)」も売られていた。

次のイギリストーストの記事は2023年
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工藤パン頭脳パン

2022-02-04 21:03:28 | ランチパック
「頭脳パン」というパンの名前は聞いたことがある人が多いと思う。僕も知ってはいたものの、食べた経験はおそらくなく、具体的な形も思い浮かばなかった。「暗記パン」と混同したりもして。

「アンキパン」は、ドラえもんの道具。
カットされた山型食パンの形をしていて、本やノートに押し付けて転写し、それを食べることで暗記できるもの。

「頭脳パン」とは、金沢製粉の「頭脳粉」で作ったパン。
頭脳粉とは、「通常の小麦粉にビタミンB1を100グラムあたり0.17ミリグラム以上配合」したもので、脳のエネルギー源であるブドウ糖の分解に、ビタミンB1が必須という理屈。
1960年代からあったが、1993年に伊藤製パンの頭脳パンが東京大学生協で人気とテレビで取り上げられ、話題になったとのこと。

頭脳粉を買って、全国各地の複数のメーカーが頭脳パンを製造販売している。
Wikipediaでは伊藤製パンのほか、大手フジパン、岩手の白石食品工業(シライシパン)など、20社以上が頭脳パンを出している(製造終了も含む)。2004年頃までは山崎製パンも作っていたとのこと。それらによる「頭脳パン連盟」が組織されたが、現在は名前のみ残り活動休止らしい。

秋田市のハッピー・ドラッグ秋田泉北店で、頭脳パンが売られていた(新屋店にはないようだ)。120円ほど。
頭脳パン バター風味
メーカーは工藤パン。2021年12月新発売で「チョコ」もあり。

工藤パンでは今回以前にも、違う頭脳パンを発売していた。2015年辺りには「ちぎれる頭脳パン」なるものがあった。その時と比べて、包装の頭脳パンの文字デザインは変更されているが、丸顔の博士はその時と同一(ただし以前は全身)。工藤パン以外の頭脳パンでも、その博士や以前のロゴが使われていることもあり、連盟共通のようだ。現在のフジパンの頭脳パン(ホイップが入っている)は、文字は異なるが博士はいる。

今回の頭脳パンの特徴は、1袋2個入りなのと、日持ちするロングライフ商品であること。脱酸素剤など入っていないが、少なくとも15日は持つ。
包装には、いちおう「頭脳パン連盟」の表示と、「頭脳パンとは」としてその条件や、連盟各社の決まり文句だそうで「頭脳パンを毎日食べてよく勉強して優秀な成績をあげて下さい。」。

製品にどのくらいのビタミンB1が含まれているのかは不明。栄養成分表示は他商品と同じ項目(1個当たり139kcal)。
思ったより小さいかな
最近増えたロングライフパンは、パネトーネ種というのを使っているそうで、表面の質感がちょっと硬そうに見えるものが多く、これも見た目はそれっぽい。割ってみると、
中はやわらかそう
硬くはなく、適度にしっとりふんわりし、バターとほのかな甘さがして、おいしい。
大雪やコロナウイルスで買い物もままならないかもしれない今、買い置きするといいかも。

この工藤パンの頭脳パンは、首都圏など青森県外にも流通している。千葉県の「ヤマザキプラザ市川」ではネット通販(12袋1750円)しているし、千葉県柏市の国立がん研究センター東病院の自動販売機にも入っているとのこと【5日追記・同病院「呼吸器外科 肺癌トピック」のツイッターより。職員専用自販機で、価格は100円(福利厚生で安いのか?)】。
ロングライフであり、ヤマザキブランドでは作らなくなっているので代替としてヤマザキの流通網に載せたのか。
工藤パンでは、小さいまんじゅうはヤマザキブランド分を製造しているし、シベリアや平成/令和記念まんじゅうなど、青森県外にも流通させていた。青森県内メインだけど、県外にもわりと積極的に展開している。

一方、秋田のたけや製パンは、ダブルソフトとグルメソフトを併売するなど、今なお秋田県内向けに売るこだわりが強い。両県の地域性、両社の方針(ヤマザキとの関係性?)の違いということなのだろうけど。
そう言えば、たけや製パンでは頭脳パンって作ってたっけ? 見た記憶があるようなないような。
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