恒例になりつつある、3つの話題。今回でひとまず完結です。※先週の記事
●どんなデザイン?
秋田駅西口のパチンコリボン会館跡・道路予定地で行われている下水工事のために、「防音ハウスパネル」が建てられた。そこに「イメージアップ看板取付」が行われるとのことだった。
先週になって、防音ハウスパネルには屋根がついて、四方が壁で囲われた。これで、以前、保戸野や旭南の工事で設置されたものと同じ外観になった。
北側の拡張される道路から。こちら面に出入口がある
看板がついた南側は、
ぽぽろーどから。正面の赤信号の後ろが、設置された看板
看板にはイラストとか写真が大きく描かれるのかと思ったら、細かくいろいろ書かれている。
左に「秋田市下水道の歴史」、中央に「秋田市下水道竣工平面図(昭和15年)」、右に「竿燈祭り」の写真。※イベント名としては「竿燈“まつり”」表記が正当
まあ、見ればためにはなるけれど、こんな場所に出されてしまうと、見づらいよ…
立ち止まっては他の人のジャマになりそうだし、向かい側からは小さくて見えないし、真下からは高くて首が疲れるし。
スペースが余ったのか、取ってつけたような竿燈の写真もなんだか。カンちゃんのプロフィールでも載せればいいのでは?
興味深いのは、1940年の下水道竣工平面図。
下水のことよりも、話には聞いていた当時の秋田の町並みのいろいろなものが、1つの地図にまとめられているのが分かりやすい。
右上が北
千秋公園の西側・旭川との間にも、今はないお堀がある。元々旭川だったものを改修して堀にしたものだろう。
保戸野鉄砲町から北へ「電気軌道」が延びている。当時は私鉄で、翌年に秋田市へ譲渡されて、秋田市電となる鉄道。
羽後牛島駅から現在の楢山登町の東部ガス付近へ伸びる線路は、(図に名称の記載はないが)「秋田木材専用線」という貨物線。
現在の秋田大学の前身である「師範学校」や「鉱山専門学校」は、現在の附属校園、手形キャンパスの位置にそれぞれ存在。「女学校(現・県立秋田北高校)」「工業学校(現・県立秋田工業高校)」も今と同じ場所。
泉にあったと聞いていた、「農事試験場(現・秋田県農業試験場)」は、建物が工業学校の隣。今の保戸野八丁、桜町のセブン-イレブンの向かい辺りにあったのは初めて知った。
そして、それらや旭北寺町の寺院の外側には、ほぼ何も記されておらず、農村が広がっていたのがうかがわれる。(当然、そこまで下水道はまだ敷かれていない)
※2017年4月中旬に、囲いが解体された。続きはこちら。
●完成?
骨組みを活かして、リニューアル工事がされているらしかった、県庁市役所前下り側(県庁側)バス待合所。
建物そのものは、照明が設置されたくらいで、先週ととほぼ同じ。柱や屋根の色も、天井からぶら下がる板の状態もそのまま。
歩道と車道との間の柵も、臨時停留所のポールも撤去された一方、ベンチ部分は「立入禁止」で封鎖されている。
時刻表は、立入禁止チェーンの中、東の壁に掲出された。時刻表枠がなく、壁にべったり貼っているように見える。
ベンチの西面には、眼科の広告
時刻表部分には、
バス会社名の「お知らせ」
「8月2日(火)14:00~供用を開始します。」とある。
「工事期間中はご不便をおかけ致しまして、申し訳ございませんでした。」って今さら言われても…工事中から、態度(告知掲出、仮設待合所設置等)で示してほしいものです。
まだ「供用を開始」する前ってことなんだろうけど、実質的には「供用を開始」しているような、ちぐはぐな状態。完成同然のこの状態なら、チェーンで封鎖せず、ベンチを開放してくれたっていいのに。
秋田県ホームページ「美の国あきたネット」を見ると、29日付で「県庁前バス停、県産スギCLTを使用してリニューアルオープン」が、農林水産部林業木材産業課によってアップされていた。
「Cross Laminated Timber」こと「直交集成板」というものを使い、それを「見て、触れられる場」としたらしい。
8月2日13時30分からは、この後ろの県庁駐車場で「オープニングセレモニー」をやって、主催者あいさつとテープカットをやるらしい。(主催者って誰?)
だから、まだベンチを使わせず、14時というヘンな時刻から使うのか。(セレモニーに邪魔されて右往左往して乗り損ねる客が出ないでしょうね)
ってことは、このリニューアルには秋田県もからんでいるのだろうか。
中央交通だけなら、相変わらず手際が悪いなで済むけれど、県が関わってこれ?
バスを待つ客が梅雨や炎天下、待合所が使えない中(しかも説明がないのでいつまで続くか分からない)、その後ろの建物の中で、ぬくぬくと、いや冷え冷えと快適に過ごしていたのだろうか。
「CLT」を知る人は少ないし、多くの人は天井から下がる板は何なんだと疑問だろう。せっかく、そういう意図で作ったのなら、説明板などはあってしかるべき。あさってまでに設置するのでしょうね。
あと、向かいの上り側同様、旅客自動車運送事業運輸規則第五条の2に定められたことは大丈夫でしょうか。現状では心配です。
【8月6日追記】8月3日付 秋田魁新報 経済面で「待合所ベンチに秋田杉製CLT/県庁前バス停改修終了」と写真入りながら小さく報道された。テレビは秋田放送では伝えた。(NHKは伝えず。他社は不明)
なぜか天井板よりも「ベンチ」をメインにした伝え方。「誰が」改修したのか(つまり費用を出したのが県なのか中央交通なのか)は読み取れず、新聞記事なのに5W1Hが分からない。
「改修費用は527万円」「セレモニーには約40人が参加」とのこと。
「CLT」についての説明板は、ベンチ後方に掲出された模様。時刻表の貼り方などは、本記事と変わらず。旅客自動車運送事業運輸規則第五条の2の観点でも……
県ホームページによれば、「天井つり下げ板には、3層の薄いCLT」「ベンチには、重厚感のある5層のCLT」を使用。
【9月5日追記】その後9月4日までの間に、時刻表の掲出枠が設置(位置は直接貼っていた頃と同じ)された。その他は変化なし。
※その後、2017年7月に変化が。
○山王→泉
県庁付近から泉北方面へ移動した。歩いても数十分だけど、真夏日ではつらいのでバス。
新国道の山王二丁目に行って、新国道経由に乗って、八橋大畑か秋田運輸支局入口下車。190円。
冷房が心地よくて快適だったけど、乗車前後の歩く距離がちょっと長い。
秋に新設されるという、泉山王環状線の廃止代替路線(この場合は山王・泉環状)があれば、県庁前など山王大通りから乗れて、運輸支局入口より東側のどこかで下車できるはずで、楽に違いない。乗車距離は長くなるから、運賃は上がりそうだけど。(ちなみに平日に1往復だけ運行される、商業高校-県庁-新国道-飯島北の路線で県庁~運輸支局は230円)
ダイヤはいつ明らかになるのだろう。
●土俵とクローバーのその後
一部のクローバー(シロツメクサ)が刈られ、土俵のような円がかかれていた、山王第一街区公園。
すっきり
先週の間で全面の草が刈られていた。
上の写真では、手前が先週中に刈られたばかりの部分で茶色っぽくなっており、先に刈られていた奥(東・山王中側)は、復活してきて緑になっている。
謎の土俵はなくなっていた。
とりあえず、芝生っぽくなった。
土は若干デコボコ?
※続きはこの記事後半
●どんなデザイン?
秋田駅西口のパチンコリボン会館跡・道路予定地で行われている下水工事のために、「防音ハウスパネル」が建てられた。そこに「イメージアップ看板取付」が行われるとのことだった。
先週になって、防音ハウスパネルには屋根がついて、四方が壁で囲われた。これで、以前、保戸野や旭南の工事で設置されたものと同じ外観になった。
北側の拡張される道路から。こちら面に出入口がある
看板がついた南側は、
ぽぽろーどから。正面の赤信号の後ろが、設置された看板
看板にはイラストとか写真が大きく描かれるのかと思ったら、細かくいろいろ書かれている。
左に「秋田市下水道の歴史」、中央に「秋田市下水道竣工平面図(昭和15年)」、右に「竿燈祭り」の写真。※イベント名としては「竿燈“まつり”」表記が正当
まあ、見ればためにはなるけれど、こんな場所に出されてしまうと、見づらいよ…
立ち止まっては他の人のジャマになりそうだし、向かい側からは小さくて見えないし、真下からは高くて首が疲れるし。
スペースが余ったのか、取ってつけたような竿燈の写真もなんだか。カンちゃんのプロフィールでも載せればいいのでは?
興味深いのは、1940年の下水道竣工平面図。
下水のことよりも、話には聞いていた当時の秋田の町並みのいろいろなものが、1つの地図にまとめられているのが分かりやすい。
右上が北
千秋公園の西側・旭川との間にも、今はないお堀がある。元々旭川だったものを改修して堀にしたものだろう。
保戸野鉄砲町から北へ「電気軌道」が延びている。当時は私鉄で、翌年に秋田市へ譲渡されて、秋田市電となる鉄道。
羽後牛島駅から現在の楢山登町の東部ガス付近へ伸びる線路は、(図に名称の記載はないが)「秋田木材専用線」という貨物線。
現在の秋田大学の前身である「師範学校」や「鉱山専門学校」は、現在の附属校園、手形キャンパスの位置にそれぞれ存在。「女学校(現・県立秋田北高校)」「工業学校(現・県立秋田工業高校)」も今と同じ場所。
泉にあったと聞いていた、「農事試験場(現・秋田県農業試験場)」は、建物が工業学校の隣。今の保戸野八丁、桜町のセブン-イレブンの向かい辺りにあったのは初めて知った。
そして、それらや旭北寺町の寺院の外側には、ほぼ何も記されておらず、農村が広がっていたのがうかがわれる。(当然、そこまで下水道はまだ敷かれていない)
※2017年4月中旬に、囲いが解体された。続きはこちら。
●完成?
骨組みを活かして、リニューアル工事がされているらしかった、県庁市役所前下り側(県庁側)バス待合所。
建物そのものは、照明が設置されたくらいで、先週ととほぼ同じ。柱や屋根の色も、天井からぶら下がる板の状態もそのまま。
歩道と車道との間の柵も、臨時停留所のポールも撤去された一方、ベンチ部分は「立入禁止」で封鎖されている。
時刻表は、立入禁止チェーンの中、東の壁に掲出された。時刻表枠がなく、壁にべったり貼っているように見える。
ベンチの西面には、眼科の広告
時刻表部分には、
バス会社名の「お知らせ」
「8月2日(火)14:00~供用を開始します。」とある。
「工事期間中はご不便をおかけ致しまして、申し訳ございませんでした。」って今さら言われても…工事中から、態度(告知掲出、仮設待合所設置等)で示してほしいものです。
まだ「供用を開始」する前ってことなんだろうけど、実質的には「供用を開始」しているような、ちぐはぐな状態。完成同然のこの状態なら、チェーンで封鎖せず、ベンチを開放してくれたっていいのに。
秋田県ホームページ「美の国あきたネット」を見ると、29日付で「県庁前バス停、県産スギCLTを使用してリニューアルオープン」が、農林水産部林業木材産業課によってアップされていた。
「Cross Laminated Timber」こと「直交集成板」というものを使い、それを「見て、触れられる場」としたらしい。
8月2日13時30分からは、この後ろの県庁駐車場で「オープニングセレモニー」をやって、主催者あいさつとテープカットをやるらしい。(主催者って誰?)
だから、まだベンチを使わせず、14時というヘンな時刻から使うのか。(セレモニーに邪魔されて右往左往して乗り損ねる客が出ないでしょうね)
ってことは、このリニューアルには秋田県もからんでいるのだろうか。
中央交通だけなら、相変わらず手際が悪いなで済むけれど、県が関わってこれ?
バスを待つ客が梅雨や炎天下、待合所が使えない中(しかも説明がないのでいつまで続くか分からない)、その後ろの建物の中で、ぬくぬくと、いや冷え冷えと快適に過ごしていたのだろうか。
「CLT」を知る人は少ないし、多くの人は天井から下がる板は何なんだと疑問だろう。せっかく、そういう意図で作ったのなら、説明板などはあってしかるべき。あさってまでに設置するのでしょうね。
あと、向かいの上り側同様、旅客自動車運送事業運輸規則第五条の2に定められたことは大丈夫でしょうか。現状では心配です。
【8月6日追記】8月3日付 秋田魁新報 経済面で「待合所ベンチに秋田杉製CLT/県庁前バス停改修終了」と写真入りながら小さく報道された。テレビは秋田放送では伝えた。(NHKは伝えず。他社は不明)
なぜか天井板よりも「ベンチ」をメインにした伝え方。「誰が」改修したのか(つまり費用を出したのが県なのか中央交通なのか)は読み取れず、新聞記事なのに5W1Hが分からない。
「改修費用は527万円」「セレモニーには約40人が参加」とのこと。
「CLT」についての説明板は、ベンチ後方に掲出された模様。時刻表の貼り方などは、本記事と変わらず。旅客自動車運送事業運輸規則第五条の2の観点でも……
県ホームページによれば、「天井つり下げ板には、3層の薄いCLT」「ベンチには、重厚感のある5層のCLT」を使用。
【9月5日追記】その後9月4日までの間に、時刻表の掲出枠が設置(位置は直接貼っていた頃と同じ)された。その他は変化なし。
※その後、2017年7月に変化が。
○山王→泉
県庁付近から泉北方面へ移動した。歩いても数十分だけど、真夏日ではつらいのでバス。
新国道の山王二丁目に行って、新国道経由に乗って、八橋大畑か秋田運輸支局入口下車。190円。
冷房が心地よくて快適だったけど、乗車前後の歩く距離がちょっと長い。
秋に新設されるという、泉山王環状線の廃止代替路線(この場合は山王・泉環状)があれば、県庁前など山王大通りから乗れて、運輸支局入口より東側のどこかで下車できるはずで、楽に違いない。乗車距離は長くなるから、運賃は上がりそうだけど。(ちなみに平日に1往復だけ運行される、商業高校-県庁-新国道-飯島北の路線で県庁~運輸支局は230円)
ダイヤはいつ明らかになるのだろう。
●土俵とクローバーのその後
一部のクローバー(シロツメクサ)が刈られ、土俵のような円がかかれていた、山王第一街区公園。
すっきり
先週の間で全面の草が刈られていた。
上の写真では、手前が先週中に刈られたばかりの部分で茶色っぽくなっており、先に刈られていた奥(東・山王中側)は、復活してきて緑になっている。
謎の土俵はなくなっていた。
とりあえず、芝生っぽくなった。
土は若干デコボコ?
※続きはこの記事後半