広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

アベックじゃなくペア

2013-05-31 23:34:51 | ランチパック
たけや製パンの「アベックトースト」と言えば、何度も触れているように秋田のローカルパンで、好む県民も多い。(個人的には何度も言っていますが嫌いですが…)
長らくイチゴジャムとマーガリンの組み合わせ1種類だったが、昨年10月に「メープル&マーガリン」(現在は販売終了?)、今年5月に「はちみつ&マーガリン」という派生商品も出ている。


さて、こんなたけやのパンが売られていた。
やわらかペアトースト つぶあん&マーガリン」2個入り 1包装当たり665kcal
「もちっとやわらか食パン使用」だそうで、一般的な食パンより(特に耳が)白い。
「もちっとやわらかい食パンにつぶあんとマーガリンをサンドしました。」とある。

そういえば、2011年にも「もちっとやわらか使用」を謳ったパンがあったが、それは山型パンで色は普通だった。
「もちっとやわらか」自体がリニューアルしたのか、複数のもちっとやわらかが存在するのか?

内容量は「2個」だけど、
食パン4枚。合わせて単3乾電池並みの厚さ
つまり「2枚1組が2組」ということ。

くっついたパンを剥がすと、
半面ずつあんことマーガリン

というと、これってアベックトーストと同じじゃないの?
アベックトーストとの違いは、使っているパンが一般的な食パンか、「もちっとやわらか」なる食パンかだけのような…
分厚く塗られたマーガリン(原材料欄では「バター入りマーガリン」)の塩梅も、98円という価格帯も、アベックトーストと同じ。


たけやは長年の製造販売によって「アベックトースト」という秋田県における一大ブランドを築いたのだから、どうせなら「やわらかアベック(トースト)」とか「もちっとアベック(トースト)」とかアベックトーストの名前を活かした商品名にするべきではないだろうか。
「アベック」と類似して紛らわしい「ペア」なんて名称を持ち出しては、よそのパン屋がパクった商品かと思われてしまいそう。あるいは、今後「カップルトースト」「コンビトースト」「二人組トースト」とか次々に出すのならともかく。

また、アベックトーストにしてもペアトーストにしても「マーガリン&何か」という組み合わせからは逃れられないのか。こんなにこってりとマーガリンが塗られて665kcalもあるのでは、敬遠する消費者もいるだろう。例えば、あんこならホイップクリームという組み合わせも考えられる。工藤パンのイギリストーストのように、もっと果敢に様々な組み合わせに挑戦したらどうだろうか。


ペアトーストつぶあん&マーガリンを食べた感想ですが、アベックトーストよりは好き。
冷蔵保存してしまった関係上、軽くトーストして食べたのだけど、口の水分を奪われて苦しむことなしに食べられた(これはパンが違うせいか?)し、あんこがおいしかった。
ランチパックでも同じ組み合わせがあるし、こちらをあえて選ぼうとは思わないけれど、これで100円前後ならコストパーマンス的にはとても優秀ではある。
【6月1日追記】「つぶあん&マーガリン」にはある種の欠点があった。それは剥がした時にあんこが片面だけに残ってしまうこと。これでは、アベックトーストの正式な(?)食べ方とされる、いったん剥がして片面を180度回転させて再度貼り合わせて食べたとしても、その目的が達成できなくなる。


明日から6月。どんな新商品が出るでしょうか。
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BT工事開始/産業会館跡も?

2013-05-30 23:48:59 | 秋田のいろいろ
秋田駅西口バスターミナルの建て替え工事が5月20日から始まっている。※工事の概要等は5月7日の記事参照
【31日画像追加】この項目末尾に、画像を3点追加しました。
5月21日
前期工事の対象である西側2バースのうち、西側を除く3方に仮囲いが立てられた。残りの西側(公道と接し既存の柵がある)には、その後、簡易な柵が置かれた。
北側のスクランブル交差点は従来通りに横断でき、北側の仮囲いの前には通路が設けられているため、交差点と工事していない2バース側の乗り場とを行き来することは可能。※本項末尾の追加画像参照
5月24日
あっという間にあっけなく、地上部は撤去されてしまった。(といっても廃材のリサイクル等には配慮しているとか)
この時点では黄色い点字ブロックが残っている
【31日追記】現在は仮囲いのこの面右側に、例の緑色の工事看板が掲出されている。非常に見づらい位置。→次の記事に画像があります
その後は、路面の段差や地下部分をいじっていて、少なくとも昨日時点では、地上部分はほぼ平らな状態。

臨時乗り場の案内のため、周辺には黄色いジャンパーの人が複数人配置(報道によれば「秋田中央交通の社員およそ10人」)されたほか、警備会社から派遣されたと思われるガードマン風の人もたくさんいる。
ガードマンは、工事現場周辺を通るバスの誘導、臨時バス停そばにある駐車場へ出入りする一般車両の誘導、工事区域への人の立ち入り制限・誘導のほか、乗客へのバス乗り場の案内まで行うこともあるようで、おつかれさまです。これによって工事開始前よりも安全性が高まったとは言えよう。

臨時バス乗り場には、ちゃんとしたポール(木内前にあるような可動式のもの)が立てられた。中心市街地循環バス用は、ポール自体を旧乗り場から移動。
ぽぽろーど下の臨時8番乗り場

臨時9番(手前のバスが停まっている所)と臨時10番乗り場(奥の赤矢印)
臨時9~10番の部分は、歩道と車道の境の柵の一部を撤去したようだ。
路上で乗降を扱う臨時8~10番乗り場では、見た限りでは思ったほどの混乱にはなっていない。でも、送迎の一般車両がたまに乗り付けるし、待機するタクシーを過ぎてから乗り場に着けることが要求され、バスの運転士は大変そう。
手前の乗り場でバスが乗降を扱っている時、後ろから来てそれより先の乗り場へ着けたいバスがいても、追い越さない決まりになっているらしく、若干の遅延が生じることもある。

臨時7・6乗り場
こちらは、乗り場部分にやや高さのある板が置かれ、マットや旧乗り場から移したと思われるベンチが置かれた。
でも、この状態では雨や夏の日差しを避けられない。辛いバス待ちになりそう。
今さらだけど、例えば屋根のある買物広場や秋田駅東口を始発・終着場所として振り替え(そのかわり運賃を値引きするとか)てもよかったのではないだろうか。

前回追記した通り、工事に伴って、バスターミナルを出て南方の明田地下道方面へ向かう各路線(下りのみ)は、広小路→千秋久保田町交差点→市民市場入口交差点→中央通り→JR東日本秋田支社前の交差点→通常経路と大きく迂回している。
これは従来はターミナルを出ると同時に大きく左へハンドルを切らなければならず、工事によってそれが難しくなることへの対処かと考えられる。
しかし、現時点では大きな影響はなさそうで、現にターミナル内で客を降ろし、再度ターミナル内の別の乗り場へ入るバスがそうしていたのを見かけた。今後工事が進めば、曲がれなくなるかもしれないし、工事車両や他のバスの邪魔になる場合もあるかもしれないけれど。


バスターミナル東側の待機場が臨時6・7番乗り場になったため、バスターミナル内の待機場所は完全になくなった。
その分、買物広場や場合によっては東口バス乗り場で待機するバスが増えたと思われる。それでも収まり切らないことを想定したのか、大町二丁目の秋田ニューシティ跡地が臨時の待機場所になっている。
「臨時バス待機所」
秋田ニューシティ跡地は、東半分がイベント会場やイベント時の臨時駐車場として使われ(通常は空き地)、西半分が辻不動産の月ぎめ駐車場になっている。
月ぎめ駐車場は128区画もある広大なものだが、現時点では日銀寄り南側の若い番号の区画が半分埋まったかどうかという状態。北側の空いている区画には、部活動の遠征で県外から来たバスなどが駐車していることがある。(辻さんとしては躍起になって満車にするつもりもなさそう)

そんな月ぎめ駐車場の北側(=かつてミスタードーナツがあった辺り)が待機場所として使われている。したがって、バスは西側の茶町通りから出入りし、上の写真はその注意喚起の看板。中には小さな小屋が置かれたが、仮設トイレのようだ。

買物広場や東口で充分に収まるのか、昼間は1台もいないことが多い。
この時は3台いた。奥のバスの隣にあるのがトイレ

ここが臨時待機場所に選ばれたのは、駅からはやや距離があるものの車庫に戻るよりは近いし、他に適当な場所がなかったのはあるだろう。
あと、秋田商工会議所前会頭さんの会社(辻不動産)と現会頭さんの会社(中央交通)、中央交通が辻不動産と経営者が同じ秋田いすゞ自動車のお得意様であることも影響していそう。(そういえば上の写真は3台ともいすゞのバスだ。他メーカーのバスは入れなかったりして?!)
せっかくなんだから、仮設トイレを置いたりせず、辻兵の店や事務所のトイレを貸してあげてもいいんじゃない?

【31日画像追加】以下に3つの画像を追加します。
北西側のスクランブル交差点から
バスターミナル側へ横断すれば、仮囲い沿いに通路があり、2番目のバース(2~5番乗り場)へ続く。

北東側から
三平バスが停まっているのが臨時6番乗り場。

南東側から
(以上、追加画像)
【6月2日追記】6月2日付秋田魁新報秋田市地域面によれば、「建て替え工事の起工式が1日、駅西口の特設会場で行われた。同社や施工業者の関係者16人が出席」したとのこと。

※続きはこの記事末尾




この記事後半の通り、二丁目橋向かいの秋田県産業会館跡地にあった、スケートボード台が解体された。
その後、さらに変化があった。
先週
奥のほうというか東側(木内・秋田駅)がロープで仕切られ、一部は舗装が剥がされていて、
新しい木が植えられたり穴が掘られたり

今週に入ると、本格的に工事が始まった。(ロープが張られていない西側は立ち入り可能)
「インターロッキング舗装を行っています」
6月25日までの「旧産業会館跡地舗装工事」。
発注者は「秋田県知事 佐竹 敬久」と電話番号だけで担当部署の表示がない。電話番号からすれば、出納局財産活用課の担当のようだ。

東側を公園風に整備するということだろうか。西側は竿燈の桟敷席の資材置き場や屋台村として使うだろうから現状のままのほうがいいだろうし。

ということは、ここに何かの建物や施設ができる可能性はさらに低くなり、空き地(に近い)の状態がさらに当分は続くことになったのだろうか。
どうせそうするなら、東屋とかトイレとか自動販売機を置いてくれれば(この一帯にはそういうものが意外に少ないので)、地域の人や通行人の憩いの場になりそうですが。【2018年7月19日追記】その後、2015年9月から2017年7月の間のどこかで、本当に飲料の自販機が設置された。
※続きはこの記事後半
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新屋の黄色い花

2013-05-29 23:20:55 | 動物・植物
秋田市南西部・新屋(あらや)地区に咲く、黄色い花を2つ。
まずは、以前も紹介した西部工業団地の菜の花。
工業団地の一角にある秋田市上下水道局の土地約6000平方メートルを活用して、NPO法人「秋田菜の花ネットワーク」と工業団地内の企業の親睦会「雄渾会」が植えている。

場所はJR新屋駅の北東。大川端帯状近隣公園から歩行者用地下道で線路を潜って反対側に出た所の道路沿いに、細長く菜の花が植えられている(一直線ではない)。
ちょうど見頃だった
以前よりは密に植えられたのか、あるいは背が伸びてちょうどいい具合だったのか、なかなかよかった。
電車と菜の花
菜の花を囲む道路は幅が狭く歩道がない上、菜の花で見通しが悪い箇所もある。周辺の企業へ出入りする車がけっこう通るため、歩行・通行の際はご注意を!


昨年気付いたのだけど、今の時期の新屋ではもう1つ「黄色い花」が咲く。
房状の黄色い花
場所はJR新屋駅からすぐ、秋田市西部市民サービスセンターと更地になった秋田銀行新屋駅前支店の間にある、新屋駅前郵便局。
屋根より高い木
窓と駐車場の間の小さな植え込みに地植えされている木の花。
見上げる
花の形と咲く時期がフジやニセアカシアなどに似ているので、その仲間(マメ科)だろう。マメ科には黄色い花も少なくない。
特徴的なのは、葉っぱ。「三出複葉」と呼ばれる、小さい葉3枚1組で1つの大きな葉を構成するタイプでフジなどとは違う。

この植物は「キングサリ(金鎖)」。あまり情報がないけれど、マメ科キングサリ属だろうか。
別名としてフジに似た黄色い花ということで「キバナフジ」(ただしフジと属は異なる)、学名から「ラバーナム」と呼ばれることもあるようだ。
ヨーロッパ原産の落葉樹で、寒さに強い。ニセアカシアなどと同じく、有毒。
【31日追記】一部の図鑑やサイトでは、キバナフジの別名として「キンレンカ(金蓮花)」を挙げているものがある。しかし、標準和名の「キンレンカ」はノウゼンハレン科の一年草で、食用(花をサラダの飾りにする等)。木と草、有毒と食用と大きく違うわけだから、キングサリに対してキンレンカの呼び名は使うべきではないと思う。

黄色いフジのような花の存在は知っていたけれど、見るのは初めて。思ったよりどぎつくなく、優しい黄色で、柔らかそうな葉との組み合わせがさわやか。
木の高さからすれば最近植えた木ではなさそう。新屋駅前郵便局はいわゆる旧・特定郵便局だろうから、局長さんあたりが大事に育てているキングサリなのかもしれない。

【2017年5月26日追記】その後、注意してみていると、民家の庭や鉢植えで、キングサリをちらほら見かける。花に間近で接する機会があったが、フジの花のような香りはなく、無臭だった。

【2018年5月14日追記】この後、2018年5月も、新屋駅前郵便局のキングサリはきれいに咲いた。ただし、その少し前のどこかで局舎の外壁かなにかの工事が行われたのか、低い位置まで切られてしまい、ほんの数房が咲く程度。もとに戻るまで数年かかりそう。

※別の藤の話はこちら
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復活金農パンケーキ 他

2013-05-28 22:53:41 | ランチパック
秋田市の「金農(かなのう)」こと県立金足(かなあし)農業高校の生徒とローソンが共同開発し、昨年5月から6月にかけて秋田県内のローソンで限定販売された「金農(かなのう)パンケーキ」が、今年復活している。※昨年の記事

5月16日付秋田魁新報秋田市地域面によれば、今年5月17日から1か月間発売。
「(昨年の)販売終了後、学校や会社に「再販してほしい」という声が寄せられ、製造者のたけや製パン(秋田市)と競技した結果、「復活」が決定。」
「前回はパンケーキに挟んだミルククリームがこぼれやすいとの声があり、今回は女子生徒8人が試食を重ねてカスタードクリームに変更した。」
「(2012年の販売では)目標4万個の1.5倍となる約6万個を売り上げた。」が、今年は「10万個の売り上げを目指す(東北ローソン支社東北商品部担当者の話)」
とのこと。
昨年と同じく、2個1セットで130円。

ローソンの店内では、たまたまかもしれないが、昨年ほど大量に陳列されていないような印象を受けた。
復活! 金農パンケーキ」 1包装当たり361kcal(昨年は318kcal) 130円

(再掲)昨年のパッケージ
パッケージは昨年のものと似ているが、「復活!」の文字が入ってイラストが変わった。「金農」にふりがなが付いたのは、妥当な変化。
せっかくなのだから、「金足農業高校開発商品」の前に「秋田県立」を付けてほしかった。
JANコード(バーコード)は昨年と同じ。レシートも昨年と同じく「カナノウパンケーキ2コイリ」。
裏面の名称欄は昨年は「和生菓子」だったのが、今年は
「洋生菓子」になっている
和と洋の違いは明確に定義されておらず、「自称」でいいらしいので。

表面左下の説明を拡大
上段に「りんごジャム&ホイップクリーム・ミルククリーム&ホイップクリーム」とあるけど…
これって間違ってません??

「りんごジャム&ホイップクリーム・ミルククリーム&ホイップクリーム」だと、昨年とまったく同じ。
上記新聞記事や、以下に紹介する内容の通り、今年はミルククリームに代わってカスタードクリームを使っているのだから、「カスタード(クリーム)&ホイップクリーム」でないといけないのではないでしょうか?

今年も、もう少しパッケージへの心配りをお願いしたかった。業界第2位の大手コンビニさんにしては詰めが甘いのではないでしょうか。


包装によれば、リンゴジャムは「今年は果肉の食感をアップ」し、もう一方は「秋田県産鳥海山ジャージー牛乳入りのカスタード(バニラビーンズ入り)」を使っている。
昨年より薄くなった気がするような…

中身。左がカスタード、右がリンゴジャム
味は、昨年同様おいしかった。
カスタードクリームに変えたのは正解。食べやすいし、おいしく、クリームの量もいい。
リンゴジャムはもうちょっと量が多いとなおいいのだけど。

【2014年5月16日追記】翌2014年5月16日から1か月間、第3弾が発売されることになった。
今度は2種類発売され、1つはふじのジャム(とホイップ?)とジャージー牛乳入りカスタード(とホイップ?)のセット。秋田魁新報によれば「発売初年と同じ」とあるが、それだと上記の通りカスタードでなく「ミルククリーム」のはずだが…
新たに登場したのが、県産枝豆のずんだあん(とホイップ?)と小玉醸造「ヤマキウ秋田味噌」で味付けした県産古代米入りごまあん(とホイップ?)のセット。
生地は従来より厚くなった。税込み140円。

※2014年10月には青森県立柏木農業高校とローソンがコラボしたパンが発売された。

【2015年6月16日追記】2015年5月15日から1か月間、第4弾が発売
ふじジャム&ホイップ+ジャージーカスター&ホイップのセットと、「ずんだ餡&ホイップクリーム」+「こがしきなこ餡&ホイップクリーム」のセット。いずれも8%税込み140円。
パッケージは例年と同じ。昨年はどうだったか知らないが、今年は「秋田県立金足農業高校開発商品」と「秋田県立」が入った。県立高校としてはこうするべきだ。強いて言えば「かなあし」のふりがなも欲しい。「金農」に「かなのう」のふりがなはあるけど。

2016年の第5弾はこちら



以下は、青森の工藤パン。※前回の記事
●イギリストースト4月の新商品
イギリストースト 5種のベリージャム&マーガリン 374kcal
弘前に花見に行った人からのもらいものの、4月の新商品。
イチゴ、クランベリー、ラズベリー、カシス、ブルーベリー(原材料名欄の順番)のミックスジャムとマーガリンを挟んだイギリストースト。

甘さと酸っぱさのコンビネーションがよかった。さすがイギリストースト。

たけやアベックトーストでは、メープル&マーガリンに続く派生商品第2弾として、今月から「はちみつ&マーガリン」という、誰でも考えつきそう&メープルと大して違いがないのを出している。
工藤パンイギリストーストの果敢な商品開発を見習ってほしい。

●シベリアが秋田でも
前回、工藤パンの「シベリア」を紹介した。その時のコメントでも教えてもらったが、それが秋田県内へも流通している。
ドジャースとせきやで扱っているのを確認。
ドジャースでは「ヤマザキ シベリア」というPOP。イギリストーストも置いてあった。
【6月2日追記】ドン・キホーテ秋田店でも売られていて、やはり「山崎 シベリア」表示。

●どうした? 工藤パン
工藤パンでは、毎月1日にその月の新商品紹介のホームページを更新してくれていた。
ところが、今月は28日になっても、
トップページの新着情報
「UP! 13.04.01 4月の新製品情報を記載しました。」と4月で止まっている。(URLをいじると、5月の新商品紹介っぽいページが表示されるが、それは昨年5月のもの)
更新担当者が辞めてしまったのか?

青森県外においても、工藤パンの製品情報を知ることができる貴重な情報源だったのに残念。
それにしても、古い情報に「New」とか「Up」マークを付けて放置しているホームページって、格好悪いもの。なんとかならないものでしょうか。

なお、イトーヨーカドーのネットスーパーでは、工藤パンの製品を一部扱っていて、それを見れば、ある程度は工藤パンの新商品が分かる。
イギリストーストでは、5月から「さくらんぼジャム&マーガリン」が出ている(昨年の復活)模様。

【6月3日追記】6月に入ってすぐ「6月の新製品情報を記載しました。」と6月の新商品が何事もなかったかのようにアップされ、同時に5月の新商品もひっそりとアップされていた。
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ちょっとだけストリートビュー

2013-05-27 22:44:44 | 秋田の地理
ここ数日のことだろうか、ついに秋田市のGoogleストリートビューの公開が始まった!、かと思ったらそうでもなかった(ある意味始まったのは事実)出来事があったので紹介します。
※ストリートビューに関する過去の記事:青森市(2011年12月)、弘前公園(2013年3月)、静岡県(2013年4月)

どういうことかというと、弘前公園と同じような特定の場所に限ったストリートビューが、秋田市内の施設でも公開されたということ。
公開されたのは4箇所。【31日追記】コメントでご指摘いただいたように、他に秋田県内3箇所でも公開されていたので、計7箇所(うち秋田市内5箇所)でした。
赤丸部分
金足の秋田県立博物館周辺、向浜の秋田県立野球場こまちスタジアム、秋田大学手形キャンパス、秋田市大森山動物園。
いずれも2012年9月に撮影されている。秋田市内でストリートビューの撮影車を見かけた時期と重なるが、これら4施設は自転車タイプの撮影機材を使っている(後述)。
動物園、大学構内、運動施設などをストリートビューで撮影するのは、他の地域でも既に行われているから、特筆すべきことではないようだ(けど記事にします)。


大森山動物園をちょっと詳しく見てみます。
青い線がストリートビュー公開部分
バス停付近からゲートまでの園外と遊園地を含む動物園内が撮影されている。
航空写真に重ねて正面ゲート付近
上の画像の赤い丸が正面ゲート。そこから左上にまっすぐ伸びるのが、バス停に通じる歩行者通路。
ストリートビューでは、左上のオレンジ色矢印を付けた部分に、園外と園内を行き来する線が5本もある。だけど、そんな道や通路は存在しない(線をたどって表示させると、園内と園外の間をワープするように画像が表示される)。
このように「ワープ」してしまうのは、一般の道路のストリートビューでもたまにある現象なのだが、大森山動物園では特に多いように感じた。

さらにおかしいのが、園外から正面ゲートを入ろうとした瞬間にストリートビューが途切れてしまうこと。
これでは、来園者気分でストリートビューを楽しめないし、坂の下に園内が広がる大森山動物園独特の景観を体験できない。
ということで、
園内側から正面ゲートを見上げる
この階段がネックで撮影できなかったのだろうか。園内の他の短い階段ではスロープ部分を通って撮影していると思われる箇所もあるのだけど。
【7月19日追記】現在の正面ゲートは、間もなくなくなることが分かった。入園者以外も利用できる休憩施設や売店を備えた「大屋根ビジターセンター(仮称)」が建設されるため。2013年9月に着工、2014年度初めに完成。工事中は蒸気機関車付近の仮設ゲートを使うとのこと。


園内のストリートビューはけっこう細かく・複雑にたどられている。上記のようなあり得ない地点どうしをつないでワープしてしまう箇所もあるし、何より地図上ではどこが何(施設名や動物名)か分からないので、けっこう使いにくい。
撮影された日は晴天。影の向きからすると、午前。
大森山動物園は9月に休園日がないこと、極めて少ないながら来園者が歩いていること、売店や遊園地が営業していること、飼育員(写っている人数は来園者より多い)が清掃などをしていることなども考えると、平日の開園直後の撮影ではないだろうか。
(ちなみに、仙台市八木山動物公園のストリートビューは2012年4月の曇りの休園日に撮影されている。)

したがって、展示場所に動物がいなくて代わりに飼育員さんがお掃除中みたいな場所もあって、動物たちをストリートビューであまり楽しめないのが残念ではある。アフリカゾウ、アミメキリン、王者の森のネコ科動物、ツキノワグマ、チンパンジー、レッサーパンダなどは見られない。
さる山の前って、サルスベリの木があったのか!
ニホンザルたちは下のほうに固まっていて(食事中?)、あまり写っていない。フンボルトペンギンも同じで、1羽も泳いでいない。

その一方、カリフォルニアアシカの夫婦は、それぞれの定位置にいたし、
アライグマも写っている(後ろのさるっこの森は檻の中に飼育員がいる)
でも、このアライグマのうち1頭が今年3月に脱走し、見つかっていない。

フラミンゴの展示場の一部が、網から透明板に変更された。
その透明板に撮影風景が写り込んでいた
ヘルメットをかぶった人が運転する、三輪車の荷台にわりと高さのあるカメラが設置されているようだ。(低いと運転者の頭が写るからね)

となると、大森山動物園内を自転車が走行するのって、とても珍しいことのはず。
それに気づいた動物たちもいた。
シンリンオオカミ
他にもカメラ目線になっているアングルがあり、興味を示しているようだ。
(近所の犬さんも、自宅前を自転車が通ると目で追ったり吠えたりする。オオカミの仲間は本能的にこういう動きのものに反応するのかもしれない)

さらに興味津々だったのが、
フタコブラクダ夫婦
反対側を通っても、
また見てる

チンパンジーの森反対側の塩曳潟とテレビ塔
それなりに楽しめたけれど、王者の森の通路の屋根付き部分がカットされていたり(道路のストリートビューでは真っ暗な長いトンネル内も延々と見られるのだが)、裏道の物置きの中みたいなのが写っていたりしたのには配慮してほしかった。
それに、どうせ動物園内を見られるのなら、屋内の展示施設も見られると楽しいし、極力動物が展示場に出ている状態を撮影することもできたはず。


あとは簡単に。
県立博物館は、駐車場周辺と(水心苑とは別の)花菖蒲園。
駐車場は、妙に細かく撮影されている。
1台分ごと(?)に格子状に
何だかなあ…
どうせなら、日本庭園の水心苑の中、分館の重要文化財・旧奈良家住宅、博物館内の展示、あるいは県立小泉潟公園全体も見せてくれればいいのに。やっつけ仕事的なストリートビューに感じてしまった。


秋田大学。
秋田大学正門
公開されているのは本部と2学部がある手形キャンパスだけ。
手形キャンパス
本部や校舎のあるエリアのほか、手形山中腹にある「鉱業博物館」周辺(昔は鉱山学部附属だったはずだが、今は大学院工学資源学研究科附属なんだ)と、道路を渡った2つの体育館のすき間を縫って、昨年だか一昨年にできた陸上競技場のトラックを1周するストリートビューが見られる。大森山動物園など比べれば、わりと大雑把なルート。
鉱業博物館前から手形キャンパス越しに秋田駅方向を眺める
上の画像では分かりづらいが、秋田駅東口のアルヴェ、千秋公園(小さく御隅櫓も)が確認でき、右に振れば男鹿半島も見える。
ストリートビューでランナー気分?!(国立競技場なども1周できる)
一方で、昨年、かつての建物の外観を復元してできた「ベンチャーインキュベーションセンター」は見られない。

9月なので構内に学生の姿はそう多くないが、休みを利用して教員免許の更新講習が行われていたようで、看板が立っている。
正門を入ってすぐの時計は15時41分

ここで話がそれますが、以前も書いたのだけど、秋大の学内禁煙に対する苦言。(秋大に限らず、弘前大学などでも同様の事象が発生している)
秋大など国立大学では、大学の敷地内を全面禁煙にしているところが多い。それは分煙ではないし、どうしても喫煙したい人(してしまう人)へのフォローは行なっていないようだ。
その結果、大学関係者と思われる複数の人物が、大学周辺の路上(特に門の近く)で喫煙をする光景が恒常的に見られる。
これでは、学内での受動喫煙はなくなるだろうが、通行人や近隣住民は逆に受動喫煙の機会や量が増えてしまいかねない。それに、大学関係者自身が喫煙することによる自身の健康被害はまったく変わらない。
全面禁煙はやぶさかでないが、目先のことだけとらわれ、本来の目的や大学以外を含めた全体的な影響を考えていないのが現状である。

ストリートビューでも、門の周辺で喫煙と思しき行為を行う、大学関係者と思しき人物が複数写っている。(顔にボカシが入っていて、喫煙しているかどうかは判別できない)
自らの恥を自ら世界中へ公開しているようなものですが…
※秋田大学の全面禁煙は、その後、撤回された


で、毎度言いますが、Googleさん、秋田市内の道路のストリートビューはいつ公開するの? ※その後、やっと公開された
コメント (6)
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白い桜/大きい榎

2013-05-25 23:10:04 | 動物・植物
ツツジが咲き、木々の緑が濃くなりつつある秋田の木から2題。
●白い桜(ちょっと古い話題です)
ソメイヨシノが散った頃、千秋公園の西斜面北側に真っ白な木が1本あるのに気付いた。コブシの花も白く見えるが、それよりも白い。
左側
位置的には千秋矢留町や保戸野方面から見えることになるが、家並みに遮られて見られる場所は少ない。

現地へ行ってみると、市立明徳小学校裏側へ上る階段のところだった。
 
遠くから見たよりは、小さく感じた。

今年のソメイヨシノよりはびっしりと花が付いてる?
山桜の1種ではあるかと思うが、こんな真っ白な桜は初めて見た。わりと大きな花。
風が強くて乱れています
「カスミザクラ」だろうか。
花が咲いた木を遠くから見ると、霞のように見えることから名付けられたそうだが、たしかにそう見える。

なお、カスミザクラと近縁で、桜餅の葉っぱや、いくつかの桜の園芸品種の親である「オオシマザクラ」かもしれない(葉の毛の有無で識別するそうだが、よく分からなかった)が、だとすれば秋田には自生しないので人為的に植えられたことになる。
何度か取り上げているように、千秋公園西側は公園としての整備の手はあまり入っていない。そんな場所ならではの、美しい桜だった。

2015年の様子
※周辺の白い桜については、こちらこちら八重桜並木に混ざって咲くものも。
秋の紅葉もきれい


●大きいエノキ
昨年取り上げた、「エノキ」の木。秋田ではあまり多くないと思う。
今春、秋田市内のエノキを見てみると、芽吹きは遅い。同じニレ科(属は別)のケヤキやハルニレの葉は若草色から濃い緑色になりつつある中、エノキはまだ枝が見えている。

ネムノキやムクゲ、あとハンノキもそのようだけど、エノキも芽吹きが遅い木の1つと言えそう。
エノキは落葉は早い。つまり、葉っぱが茂っている期間=光合成して生長できる期間は他の木より短い。どことなく照葉樹っぽい趣もあるし、本来は暖地向きであまり秋田の気候に適していないのかもしれない。

昨年記事にした時、コメントで土崎の「寺小山公園」という所にもエノキがあると教えていただいた。
秋田市環境部環境保全課が、2001年度に市民から募った情報などから作成した「秋田市木かげマップ」にも掲載されていて、「土崎港中央7丁目寺子山のエノキ(原文ママ)」となっている。
また、秋田県教育庁生涯学習課文化財保護室の「秋田県遺跡地図情報」によれば、木がある付近は「寺小山」という縄文時代の遺跡になっている。
そして、このエノキは秋田市の保存樹に指定されており、指定時の1989年3月20日付広報あきた1130号では、「土崎港中央七丁目にあるエノキ(秋田市所有)」で「安東氏が築城のおり、この地を見張り台として使用した時に植えたといわれている。樹高7.3メートル、幹周2.4メートル。」とある。土崎を治めていた安東氏の築城時期は正確には分かっていないようだが、西暦1400~1500年代頃のことらしく、言い伝え通りなら相当の樹齢になる。
線路沿いから見る夕暮れの寺小山。中央右がエノキ
奥羽本線の線路から見える、ちょっと小高い場所にきれいな形の木があるのは知っていたが、それがそういう場所で、そういう木だとは知らなかった。エノキでなく桜だと思い込んでいた(隣に数本のソメイヨシノがある)。

そんな由緒ある木だと分かったからには、行ってみることにした。
土崎駅から歩いて行かれる距離ではあるが、入り組んだ複雑な場所。奥まっていて周囲から隔絶された場所にも感じるけれど、線路から見えるし周りには民家もある。なんとも不思議な空間だ。
秋田市の都市公園にあるものに似た標柱が立ってはいるが、取れてしまったのか文字はない。秋田市の都市公園のリストにもこの場所は出ていない。途中の道は草ぼうぼうだけど、エノキの周りはしっかりした遊具や水道があり、掃除やきれいなユキヤナギの生け垣など日頃から手入れされている形跡もある。そんな意味でも不思議な場所。

場所についてはこのぐらいにして、エノキを観察。
5月5日。ユキヤナギに囲まれ、手前はサクラが見頃だけど、エノキは枝だけ

現在。若葉が茂る
他のエノキでも感じたけれど、枝ぶりはどことなくケヤキっぽくもあるが、より細かいのが特徴的か。さらにこのエノキは、縦よりも横方向に悠々と枝を広げた姿(これがエノキ本来の樹冠なのか)が美しく、秋田では珍しい形の木。
日立の「この木なんの木」シリーズに出てくる木に見えなくもない。(日立の樹としてはネムノキの仲間が有名だが、かつては別の木が登場したこともあった)

よく見ると、
葉が出たばかりで開き切っていない
さらによく見ると、
花殻
ケヤキやハルニレと同じく、芽吹きと同時に花が咲くらしい。
【26日追記】エノキは1本の木の中で性別の違う花を咲き分ける「雌雄異花」だけど、少し変わっているらしい。雄花と雌花でなく「雄花」と「両性花」が咲くという(こういう咲き方の植物は他にもたまにある。ケヤキは雄花・雌花・両性花の3つが咲く?)。
たしかに、このエノキにも花殻が2タイプあった。


堂々とした幹
やはり相当の樹齢なのかもしれない。湊町・土崎の町の変遷を見届けてきたわけだ。

エノキはこれからさらに緑が濃くなりそう。

一説には、横に広い樹冠のエノキが夏に広い木陰を作ることから「榎」という漢字になり、その目的で旅人の休憩所として一里塚に植えられたのだとか。
寺小山は海風が吹き抜けそうだし、地面は草。夏に涼む場所として好適地かもしれない。

黄葉のようす
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またイオンタウン?

2013-05-23 23:30:58 | 秋田の地理
今日の秋田魁新報経済面に、イオンタウン株式会社が秋田市茨島(ばらじま。中央部のちょっと南側)に新しいショッピングセンターを造ることが報道された。来年1月にもオープン予定。
イオンタウンといえば、秋田市北部の外旭川地区に大きなショッピングセンターを造る計画があって賛否が分かれているが、それを差し置いて茨島にできることになる。というか、既に県道56号線沿いに2000年にできた「イオンタウン茨島(関連記事)」があるけれど?
などと思って記事を読むと、それほど大規模なものではないようだ。

まとめると、
・名称は「イオンタウン茨島アネックス
・場所は、秋田駅から直線で南西へ2.5キロの国道13号線と県道56号線が交わる大きな交差点「茨島」の東側の1万4千平方メートルの空き地。しまむら、ニトリ、トイザらス、ラウンドワンの並びで、太平川の対岸にはイオン秋田中央店がある。
・店舗面積3994平方メートル、駐車場147台。
・6店舗が出店。アベイル、シャンブル(以上2店はしまむら運営)、ペットワールドアミーゴ(ホームセンターのダイユーエイト運営)、セリア、さらに2店舗と調整中。
・県道56号線沿いの茨島四丁目にある、既存の「イオンタウン茨島(マックスバリュ東北運営)」とは約1キロ離れる。こちらは14店舗で、店舗面積1万4736平方メートル、駐車場998台。
といったところ。
Googleマップより。赤で囲ったのが予定地
したがって、
・外旭川に計画されているイオンタウンとは、運営会社は同じだけどまた別件。
・スーパーとか何でも揃うショッピングモールができるわけではない
・川の対岸にあるイオン秋田中央店(旧・秋田サティ)は、イオンリテールの店舗なので直接的な関係はない
既存の「イオンタウン茨島」は、マックスバリュ東北管轄。ブランドとしては同一だが、運営会社は異なる。(イオングループの組織再編の影響で「イオンタウン」の運営会社は複数あり、同じ地域内で混在している)
・「茨島アネックス」と既存のイオンタウン茨島の別館的なものを意識したネーミングのようにも感じるが、衣料品や100円ショップは既存の茨島にも別の店が入っている。
・隣接地にはすでに「しまむら秋田卸町店」がある。新たに2店舗が開店すれば、しまむら系列3店舗が並ぶことになるのか?
・車が出入りできる道路は13号線側だけだと思われる。そこは交通量が多く、交差点のそば。反対車線からの出入りは難しいだろうし、渋滞になったりしないか。
・イオンタウン茨島やイオンタウン秋田中央店が近くにあるので、位置関係や違いをよく理解していない人は、混乱しそう。近いとはいえ、徒歩はもちろん車で行き来するにはやや面倒な位置関係にある。(イオン秋田中央店との間を行き来できる、私設の橋を架けたらおもしろいかも…)

できる場所は、住所としては茨島二丁目。一部、卸町一丁目にもかかる。昔は何かがあったはず【24日追記・いただいたコメントによれば、スポーツ用品店などがあったとのこと】だけど、近年は更地になっている。
イオン秋田中央店裏の旭川に架かる橋から、太平川との合流点を眺める
上の写真で川の向こうのまっすぐが、建設予定地。
ここ(奥の山が大森山、中央やや右にある高いアンテナは、イオンタウン茨島内にあるABSのラジオ送信所)

予定地は写ってはいないけれど、過去の画像から。
(再掲)
合流後の旭川に架かる県道56号線「旭橋」から見ると、右側が予定地。

再掲
秋田ケーブルテレビの茨島に設置された道路情報カメラの、今年2月から3月までアングルでは、手前左側が予定地。

ということで、個人的には用のない店になりそうです。
コメント (6)
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RABキャラ・ニュース

2013-05-22 23:34:37 | 津軽のいろいろ
2月と3月の訪問で見た、青森のテレビから。

以前、青森テレビ(ATV。TBS系列)のマスコットキャラクター「山田じん子」が、同局の画面右上のウォーターマークに使われているのを紹介した。
再掲
その時は、青森放送(RAB。テレビは日テレ系列、ラジオ兼営)のマークは意識しなかったが、今年2月にはこのマークになっていた。
リンゴ!
RABのマスコットキャラクター「らぶりん」。リンゴとハートがモチーフで、開局50周年の2003年に作られたそうだ。

なお、青森朝日放送(ABA)は、オーソドックスは「ABA」ロゴだけ。凝ったマークは目障り。これで充分じゃないでしょうか。

ということで、RABは今年開局60周年。こんなスポットが流れていた。
「瞬(とき)をつないで60年」
この画面では、「開局」ではなく「創立」60周年としている。(「ラジオ青森」としての会社設立もラジオ放送開始も1953年)
ちなみに、秋田放送(ABS)、IBC岩手放送もそれぞれ今年で開局60周年。この2社は「開局」を使っている。

RABと関係の強い新聞社「東奥日報(とうおうにっぽう)」は、今年で125周年だそうで、2社で「大哺乳類」なるイベントを開催している。その告知スポットでは、
青森放送創立60周年・東奥日報創刊125周年
ここでも青森放送は「創立」表記なのに対し、東奥日報は「創刊」を使っている。東奥日報も会社設立と創刊は同年。
「創立」と「創刊」組み合わせが、不揃いだと思う。 「開局」と「創刊」にするか、両社とも「創立」にするべきではないでしょうか。
東奥日報のキャラクターは「福ロウ」というらしい。


新聞社と密接な関係にある放送局では、新聞社名を冠したニュース番組を放送していることが多い。地方局では5分程度のローカルストレートニュースによくある。
と言っても、実際に新聞社と放送局がいっしょに取材しているわけではないようだ。新聞社と通信社、地方局とキー局との関係、それに新聞とテレビというメディアの違いがあるわけで気安く共同取材もできず、名前だけの協力関係ということだろう。
【2014年1月1日追記】ただし、秋田魁新報の休刊日前日の告知では、休刊中のニュースについては自社サイトのほか、ABSのテレビ・ラジオ、FM秋田の「「さきがけニュース」でお伝えします。」としている。

北東北3県の新聞社名を付けたテレビのローカルニュースのタイトル映像を比べてみる。地デジ化に合わせて作り直したこともあり、今は各局とも動画のCGを使っている。
秋田の「さきがけABSニュース」
電子番組表とホームページでは「さきがけ・ABSニュース」という番組名。
「ABS」は正式なロゴだけど、「さきがけ」はそうではないし、ABSより目立たない文字。ただし、動画では最初に大きく「さきがけ」の文字が出現する。

「岩手日報IBC NEWS」
電子番組表は「岩手日報IBCニュース」。
こちらは「岩手日報」のほうが大きい。
やはり「IBC」は正式なロゴ。「岩手日報」は独特の文字だけど、正式なものではなさそう。

そして、
「東奥日報ニュース」
電子番組表は不明。
こちらは番組名に放送局名が入らず、「制作 青森放送」とテロップが入る。「番組名の“東奥日報”は名前だけ、作ってるのはRABです」と主張しているのだろうか。
「東奥日報」の文字は、朝刊の題字を横書きにしたものだから、正統派。(夕刊の題字は横書きだけど、書体がまったく違う)
青い帯に小さく「The TooNippo News」とある。


民放は各社違って当然だし、地域性を感じる楽しい差で済むけれど、個人的に気になるのがNHKのローカル天気予報。
得られる情報が、放送局(県)によってだいぶ違うのだ。どちらも雪国である秋田局と青森局を比べれば、青森のほうが的確な(視聴者の知りたい)情報を提供してくれていると思う。これについては、いずれまた(リンク先後半)。

※過去の関連記事(静岡と岩手)
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青森のお菓子

2013-05-21 23:58:47 | 各地お土産・食べ物
3月末に青森に行った時、新青森駅で下車した。目的は、新幹線側1階のショッピングゾーン「旬味館」内にある「あおもり北彩館」。秋田県でいう産業会館的な、青森県内各地の地元商品を集めた店で、青森駅そばのアスパムや東京(アンテナショップ)などにも店がある。
なかなか行かれない小さな町の小さなお店の商品が置いてあったり、単独店舗では気が引ける少量の購入ができるので、僕はこの手の店が好き。特に新青森駅のあおもり北彩館は、立地も品揃えもいい。

買ったお菓子をいくつか紹介します。
●りんご最中
弘前市と接する青森市浪岡地区(旧・浪岡町)は、リンゴの産地。そこに「つしま堂」というお菓子屋さんがあるそうだ。
浪岡名産 りんご最中 1個150円
いかにもリンゴ産地らしいお菓子。大きくて食べ応えがありそう。
上部が厚くて幅広い
最中種の形は肩幅が広く、西洋系品種(デリシャス系とか?)みたい。
リンゴ色?
あんこはリンゴの味がするばかりでなく、果肉も入っていた。これはおいしい。
みかん最中いちじく最中も紹介してきたけれど、それらと並ぶ好きな最中だ。

つしま堂は通販はやっているけれど店は浪岡にしかないらしく、行って買うのは難しい。あおもり北彩館で購入できるのはうれしい。
残念なのは、バラ売りしかなかったこと。箱入りを置いても売れますよ。
※「りんご小町」という、小ぶりのリンゴ型最中は箱入りがあったが、それはリンゴ以外の味のあんこもセットになっている。どうせならリンゴ味だけをたっぷり食べたい。

甘いもの好きならどなたにもおすすめしたいりんご最中でしたが、以下は賛否が分かれそうなお菓子も登場します。
●名物をくるんだ大福
ご当地やきそばの1つに「黒石やきそば」がある。平べったい麺と甘辛いソースが特徴。
こんな商品があった。
元祖黒石やきそば大福 白/よもぎ 2個入り各180円
たしか「どこかのイベントで売上トップ」とかいうPOPが出ていた。
冷凍の状態で売られていて、自然解凍できる。

やきそばと大福という炭水化物どうしの組み合わせがすごい。「元祖」というからには、元祖じゃない商品もあるのか?
たしかに、やきそばと大福
伸ばした麺を餅で巻いたものをカットしたようだ。白には紅しょうがが入っているが、よもぎのほうにはなかった。

うーん。まずくはないですが…
焼きそばもちゃんとしているし、餅がおいしい。でも、それを一緒に食べるというのは…

製造は黒石市の「こみせ通り」にある文政7年創業の「寺山餅店」。老舗の餅屋さんだから、餅は餅屋で餅がおいしいのは当然だ。餅だけを食べてみたいものです。

●味噌カレー牛乳
青森市のB級グルメに「味噌カレー牛乳ラーメン」がある。食材を羅列しただけみたいな名前だけど、味噌ラーメンにカレー粉と牛乳を入れたもの。
それをモチーフにしたお菓子があった。
味噌カレー牛乳煎餅※これはイトーヨーカドー弘前店でたしか315円で購入。あおもり北彩館にもあったはず
青森市の「マルカワ渋川せんべい」製。
青森から岩手にかけての煎餅を岩手県や青森県東部では「南部せんべい」、西部では「津軽せんべい」と呼ぶけれど、渋川せんべいでは「南部せんべい」の店だと自称している。

味噌カレー牛乳煎餅は、小さめの南部せんべいを油で揚げて、カレー粉などをまぶしたようなもの。
適度な辛さのカレーの味がして、軽い食感でいける。これはおすすめできる。

●味噌カレー牛乳その2
味噌カレー牛乳のお菓子をもう1つ。これが問題。
味噌バターカレー牛乳どらやき 140円
パッケージ正面には「味噌バターカレー牛乳」としか書かれていないが、見るからに「どらやき」。
青森市の和菓子屋「松栄堂」の製品。2011年の発売から半年で1万個を売り上げ、2012年の「青森県ふるさと食品コンクール」で県知事賞(第1位相当)を受賞。卵、牛乳、味噌などは青森県産を使用。
あんこはカレー色
食べるのに勇気が要る。

でも、食べてみると、これがなかなかおいしい。
皮は普通に甘い。あんこは滑らかで、ちゃんとカレーの味でそれなりに辛い。バターが辛さを緩和するのだろう。
意外な組み合わせだけど、ドラえもんもびっくり(?)の意外なおいしさ。

松栄堂では、「りんごどら」「ショウガ味噌おでんどら焼き」なども作っているそう。この分では、期待できる、かな?


こういう風に、おもしろそうなものをちょっとずつ購入できるのが、あおもり北彩館の魅力です。



当ブログ開設以来のトータルの訪問者数(1日ごとのIP数の累計)が、昨日で100万人を突破しました。

gooブログのアクセス数のカウント方法には、いろいろ“疑惑”があって、正確な数ではないかもしれませんし、アクセス数にこだわるつもりはないのですが、やっぱり多くの方々に見ていただいているのはうれしいです。
これからも、よろしくお願いします。
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青森で見たバス

2013-05-20 23:50:49 | 津軽のいろいろ
3月末の青森市で見かけたバスをまとめて。
●はやぶさバス
東北新幹線のE5系「はやぶさ」導入に合わせて、2011年3月からこんなバスが走っているとは聞いていた。
はやぶさカラーのJRバス
いすゞガーラと日野セレガが計6台導入され、どれもナンバープレートは「88-23(はやぶさ)」。写真はいすゞガーラの「H641-10411」。ドアがこのタイプで一般的な「プラグドア」でなく、昔ながらの折り戸になっているのが一般道経由の路線バスらしい。
青森-十和田湖を結ぶジェイアールバス東北の「みずうみ号(正式名は「十和田北線(ほくせん)」)」などで使われている。

まあ、目立つし話題にはなるだろうけど…
JRバスといえばやっぱり、
白と青にツバメマーク!
写真は青森-仙台の高速バス「ブルーシティ号」の日野セレガ「H657-12403」。2012年式のようだ。
国鉄バスから変わらない、昔ながらの塗装のほうが、クセのあるセレガ・ガーラの車体にもよく似合っていると思う。

※この後、これのE6系版のバスが秋田に登場


●下北交通
以前、バス停を紹介したけれど、むつ市の「下北交通」のバスがわずかに青森市内に乗り入れている。
その車両を見ることができた。
長い
外観は一般路線バスっぽいけれど、前にだけドアがある「トップドア」で、引き違いの窓、リクライニングシートなど豪華。
側面には「下北交通株式会社」と「株式会社」まで表記されるのが珍しい。※某バス会社の子会社は「秋田中央トランスポート(株)」と狭いスペースにキツキツに表示していますが。
分かりにくいですが正面
高速バスのように行き先表示がバンパーとフロントガラスの間にあるのも変わっている。フロントガラス上部には何もなく、自家用バスのよう。

そしてこの車両、日産ディーゼル製のようだ。
青森市営バスも弘南バスも(青森市内を走るJRバスも?)日産ディーゼルとの取引はないので、とても珍しい存在と言えるだろう。

この記事後半に別の車両の写真あり


●弘南バス
青森市でもまあまあ見かける弘南バス。黒石や五所川原とを結ぶ路線が中心だけど、こんなバスも。
「マエダシャトルバス」
新青森駅からそう遠くない国道7号線沿いに「ガーラタウン」というショッピングセンターがある。「マエダ(本社むつ市)」というスーパーが運営。

青森駅とガーラタウンを運賃100円で結ぶバスが昼間にほぼ1時間ごとに運行されていて、それが「マエダシャトルバス」。
(ガーラタウン内にあるスーパーの)マエダで買い物すれば無料乗車券をくれるそうで、弘南バスの自前路線ではなく(公式サイトに記載がない)、マエダ側から委託されて運行されているような性格のバスなのだろう。
写真は日野製の大型バス「青森200 か296」の「50411-2」。社番からすれば、1992年式で弘前営業所に所属していることになるが、所属は青森営業所だろう。(転属しても書き換えないことがある)
今も中央交通で走っている、元秋田市営バスのワンロマ車と同年製。
【21日追記】上記のような使い方では「一般乗合」扱いではないような気がする。そのためか、写真のバスでは前ドア付近の「一般乗合」表示のうち、「乗合」部分にバス協会のステッカーを貼って隠しているように見える。

このバスの特徴は、
ドアが3つある!
前の折り戸、中央の引き戸はともかく、後部に取って付けたような折り戸が付いている。
前乗り前降りで前ドアしか使わない弘南バスでは、もちろん中と後ろのドアは無用の長物。

このバスは東武バスの中古だそうで、もう1台「285」というナンバーの社番「50410-2」が弘前営業所に所属しているらしい。
※弘前営業所にはもっと古い大型バスもある

この記事後半に2015年の青森市内の弘南バスの状況


●青森市営バス ※2011年11月の記事
ノンステップのいすゞエルガ【2015年1月10日訂正】いただいたコメントによれば、2005年導入の日野レインボー2(エルガと同設計)とのこと
秋田と同じく青森もノンステップバスがとても少ないが、その1台。

旧エアロスター
三菱ふそうの大型バス「エアロスター」の旧式は、製造メーカーによってデザインが異なり、「エアロスターK」と「エアロスターM」が存在したが、これは「M」のほう。ヘッドライトが四角いのが珍しいかも。
北日本では「M」は少なかったと思うし、ナンバーが新しいから、どこかの中古車か。
その後部
後部には行き先表示がなく、「青森市営」と書いたものを貼っている。

中型バス・三菱エアロミディMJ
2011年の記事にも登場した、寸詰まりのエアロミディ。秋田市中心市街地循環バスなどに使われるいすゞエルガミオの寸詰まり版と同サイズのはず。(三菱では、これの幅が狭い版も発売していた)
青森市営バスのこのサイズの車両は、なぜかやたらと巨大な文字で「青森市営」と表記している。
後部は扇形に「青森市営」
青い森鉄道の野内駅付近で、車窓から市営バス東部営業所内を見ることができた。日野の大型バスが多い感じがしたものの、
手前は全部エアロミディMJ

最後に、かなり新しいと思われる車両。
いすゞエルガミオ
ノンステップでなくワンステップだけど、正面に「ISUZU」と小さい表示があるので、最新型(2011年11月モデルチェンジ)のエルガミオだと思われる。
中央交通に1台だけある「904」と同型(904はノンステップ。先日初めて乗ったけど、静かで乗り心地が良かった。座席配置は以前のノンステップと若干違った)。【21日追記】エンジンは外されているけれど、EVバス「ELEMO-AKITA」も元々の型式としては同型なんでしょう。

車体のデザインは従来と若干違っているようだ。
屋根前方の濃い緑色の部分が従来よりやや複雑になっている。
あとは、従来は側面と後部に「青森市営」と書かれていたのが、正面も含めて「青森市営バス」と市章が入るようになった。側面(と後部も?)には「Aomori City Bus」と英字も。
その市章も、従来は黄色というか山吹色だったのが、
緑色で中央に「交」の文字
青森市の市章としては緑色が正式なようだが、それに「交」が入るのが市営バスのマークなんだろうか。
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スーパーとかレジとか

2013-05-18 23:57:55 | その他もろもろ
スーパーとかレジとかそんな話。
●遅れたnanacoポイント
セブン&アイの電子マネー「nanaco」をセブン-イレブン開店時に作った。作ってみれば、セブン-イレブンでの利用よりも、秋田駅前のスーパー「ザ・ガーデン自由が丘西武」での利用のほうが多い。

nanacoのポイントは、イトーヨーカドー、西武、セブン-イレブンで使った時は即時付与されるが、ザ・ガーデンなどそれ以外の店では、翌月10日に一括して付与されるという。(建前上は、「もれなくポイントプレゼント!nanacoでイコイコあのお店♪キャンペーン」という長い名前のキャンペーンで、「当面の間、継続」することになっている。)

ザ・ガーデンでnanacoを初めて使ったのは4月に入ってからだったので、5月10日に初めてポイントが付くはず。
ところが、5月11日にネットでチェックしても、付いていない。

どうしたんだと思っていたら、nanaco公式ホームページに「お知らせ【お詫び】「もれなくポイントプレゼント!nanacoでイコイコあのお店♪キャンペーン」2013年4月ご利用分ポイント加算日一部遅延について」というのがアップされていた。
それによれば「弊社の不手際により、2013年4月ご利用分のポイント加算が一部遅延もしくは誤ったポイント数で加算されていることが判明いたしました。」「5月14日(火)までに、順次加算いたします。」という。
※「弊社」とは「株式会社セブン・カードサービス」

原因は分かったけれど、情報をホームページにしか掲載しないのは、不親切。
店舗でnanacoを購入した場合は、各カードとメールアドレスがひも付けされないので、該当者に個別にメールで連絡するというわけにもいかないのだろうけれど。

14日にはちゃんとポイントが付いていた(9日の1ポイントって何だ?)

セブン-イレブン開店時には、プレゼント300ポイントのうち100ポイント分が遅れて付与されるという事態もあった。しっかりお願いしますよ。


●買物袋持参割引
今度はイオン。
全国的にはレジ袋を有料化している自治体が多い。イトーヨーカドーでは、今年2月頃から(自治体に関わらず)全店舗でレジ袋を1枚2円の有料にした(青森県の店舗では以前は1枚5円だったので、これによって実質3円“値下げ”されたことになる)。

秋田県内では一部の市を除いてレジ袋は無料のままなので、レジ袋を辞退すれば値引きしてくれる店が多い。
イオンリテールの店舗では2円引きなのだけど、ある日、レシートを見てみると、
2回引かれて4円引き!
※「ダブルマーコット」という柑橘を買ったのだけど、レシートでは「ダブルマーコっ」と小さい「っ」がひらがなになっている。

イオンリテールではレジ袋を断ると、それ用のバーコードが印刷されたカードをスキャンし、それによって2円引きの処理が行われるようだ。スキャンするタイミングは、精算前であればいつでもいいらしく、レジの人によって商品を読み込む前に行ったり、途中で行ったり、全商品の読み込みを終えてから行ったりまちまち。
この時はレジの人が、最初と最後に2回スキャンさせていた。

最近のレジというのは賢くて、同じバーコードを連続してスキャンした時は二重にスキャンしたことを疑って警告音が出たり、「よりどり2点で○○円」みたいなのもできる。
だったら、レジ袋辞退のバーコードは、1会計につき1回限りという制限をかけられそうなものだが、できないのだろうか。(「おひとりさま2点限り」なんていう商品はどうしているんだろう?)

【2016年3月28日追記】2013年10月から、イオンリテール全店で買い物袋が有料になったので、上記のような持参割り引きはなくなった。
一方、マックスバリュ東北(秋田市など有料化されていない自治体の店)では継続。上記と同じ方式で、レジの改善もされていないようで、2016年3月でも同様に二重に割り引かれた。


●滑り止め
もう1つイオン。
レジの電子マネーのカードリーダーは、店舗によって形が異なる。
ローソンのものは平らでカードを「置ける」ようになっているが、スーパーなど多くの店舗は読み取り面に角度が付いていることが多い。セブン&アイグループは特に急角度で、イトーヨーカドーは垂直に近かった。置き忘れを防止するためかと思う。

イオングループのリーダーは、水平に近いものの置くことはできない微妙な角度。(JR東日本メカトロニクス製らしく、駅の売店にあるものに似ている)
イオンでは、顧客が小さなボタンを押して使う電子マネーの種類を選択する必要があり、しかもその処理のためか若干のタイムラグがあるので、感覚としては「カードをリーダーに数秒間押さえつける」ことが必要。手に荷物を持っている時などは、ちょっと大変。

店舗によっては、この対策を取っていて、実質的にカードをリーダーに「置く」ことが可能になっている。
イオン土崎港店ではだいぶ前から、カーペットなどの滑り止めに使う網状のシート(黒いもの)を、3センチ四方くらいにカットして読み取り面中央部に貼り付けている。(やはり角度が付いてるイオン銀行ATMにも貼っていた)
初めて見た時は驚いたが、これなら「置く」ことが可能になる。
高齢者のお客が多く、30年以上に渡って地域に根づく土崎港店ならではの配慮かと、感心した。

それに触発されたのか、今年の4月頃から、今までは何もやっていなかったイオン秋田中央店でも対策が取られた。(食品売場だけかもしれない。ATMは不明)
方法は土崎港店とは違う。
ドアのすきま風防止のスポンジテープを、V字状に読み取り部下部に貼っている。【21日訂正】正確には「10センチ弱程度に切ったスポンジテープを、読み取り部下部のカーブに合わせて少し曲げて貼って」いました。逆「へ」の字状。
スポンジが出っ張ってカードを「受け止める」形になり、この方法でも「置く」ことが可能ではある。
でも、カードを置く角度が限定されることになり、土崎港店の方法よりは置きづらい。スポンジテープが厚すぎて、邪魔に感じることもある。それに、スポンジテープって時間が経つと劣化してぽろぽろ崩れることがあるし、黒いリーダーにグレーの出っ張りがあるのも、あまりスマートじゃないし…
【21日追記】秋田中央店のイオン銀行ATMには、特に対策なし。食品以外の売り場では、リーダー本体の下に紙か何かを挟んで(噛ませて)リーダー自体の角度を調整して、読み取り面が水平になるようにしていた。コロンブスの卵的というか…
【2014年9月11日追記】その後、2014年頃には、土崎港店、秋田中央店とも、滑り止めがなくなっている。

イオンでWAONを使うお年寄りの一部には、カードが折れるんじゃないかと心配になるくらい強く押さえつけたり、リーダーとカード両方が壊れるんじゃないかと思うくらい勢いよく“叩きつける”人を見たこともある。「置ける」ようにすることでこれらは防止できるかもしれない。

●WAONのチャージ
ついでにちょっと迷惑なのは、レジでチャージする人。
早く順番が回ってきそうなレジに並んでいると、前の人が1万円札を出して「1000円チャージ」とかして、遅くなってしまうのにたまに遭遇する。
たいして遅れるわけでなく目くじらを立てるべきでもないが、電子マネーの本来の導入目的の1つであろう「スムーズな決済・スムーズなレジの回転」に反するし、レジや店舗で現金を扱う手間やリスクも増えてしまう。機械でのチャージに誘導する方策を立てたり、レジではお釣りの出ない額のチャージに限定するとかしてもいいと思う。
マックスバリュ東北の特定日に5000円チャージでティッシュペーパープレゼントキャンペーンは、そういう意味での解決策の1つかもしれない。

もう1つ、イオンで現金チャージするには、レジ、イオン銀行ATM、チャージャー(イオンリテール店舗を中心に設置される、チャージ専用装置)の3つの方法が主に存在する。
しかし、そのそれぞれで、手順、特にカードをタッチするタイミングが違うのが戸惑う。例えばレジやセルフレジでは最後に1回だけだが、ATMでは最初と最後に2度のタッチが必要になる。機械に不慣れな人はそれが嫌で(混乱して)、人が対応してくれるレジでのチャージに回ってしまうのかもしれない。
それぞれの製造メーカーや画面・ボタンの構造が違う(ユーザーインターフェイスの不統一。これも不親切)ことに起因すると考えられるが、統一できないものだろうか。
【19日追記】nanacoの現金チャージは、レジとセブン銀行ATMの2つの手段がある。ATMでは、電子マネーを置いたままで操作を行う。機器の種類、操作方法という点では、nanacoのほうが単純で分かりやすい。
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建物変化いろいろ

2013-05-16 22:59:10 | 秋田のいろいろ
建物関係の変化についていくつか。
●土崎消防署移転
5月1日、秋田市北部にある秋田市消防本部「土崎消防署」が新築移転した。※写真は移転直前の撮影です。
逆光ですが以前の土崎消防署
以前の消防署は、JR土崎駅から600メートル、秋田港から1キロほどの国道7号線沿いに秋田市土崎支所と隣り合っていた。(合わせて「秋田市土崎総合庁舎」という名前だったらしい)
土崎総合庁舎。右の茶色いのが支所だった部分
土崎支所は土崎公民館と統合され、秋田市北部市民サービスセンター「キタスカ」として別の場所に2011年に移転
土崎支所だった建物はそのまま残っているが、土崎市民グラウンド隣にあった土崎公民館は解体されてそこに新しい消防署が建設されていた。
旧所在地は土崎港西三丁目10-25、新所在地は土崎港西四丁目2-10。道のりの距離にして400メートルも離れていない。
在りし日の土崎公民館(2011年8月撮影)

新しい土崎消防署
総合庁舎だった建物は、この後解体されるようだ。跡には「土崎港曳山祭り」や土崎空襲を伝える施設を造るような構想があるとか聞く。

7号線の「土崎公民館入口」という名だった交差点は「土崎消防署入口」に改称された模様。さすが国交省直轄の国道だけに、素早い対応。


●大住小変化
次は秋田市南部。1年前に、市立大住小学校の外壁の汚さと、近くの県農業試験場跡地に菜の花が咲いているのを紹介した。
1年前の南側校舎(この写真では汚さがうまく伝わらないですが)
大住小の南側校舎は、昨年11月の段階でも汚れた姿だったが、久しぶりに見ると、
ピカピカ!
以前の塗り分けのまま、塗りなおしたようだ。それと、塔屋の上にあった給水タンクが撤去されている。直接給水になったのか。
学校としてふさわしい姿によみがえった。北側の棟は以前のままのようだが、他校も含めてきれいにしていってくれるといい。

菜の花畑のほうは、今年はなくなっていて、工事が行われていた。
クリーンエネルギーを使った農業の実証施設の計画があるので、その工事だろうか。


●大野の神社
大住の隣、仁井田字大野。
以前紹介した「大野八幡神社」。
(再掲)
2011年は銅の鳥居だったのが、
赤い鳥居に替わっていた
上の写真で手前に昨年6月15日付の柱が立っているが、それは、
「大野八幡神社遷座三百年記念植樹」
でも、どの木が植樹された木なのか、よく分かりませんでした…


●地下道再封鎖
今度は秋田市中心部。建物じゃないですが、竿燈大通りの日銀前交差点にある歩行者用の「大町東地下道」。
2012年冬に封鎖され、春に封鎖が解除されていた。その後も、地下道の床下(?)からパイプが伸びて地上へ排水が行われていた。(さらにその後、末端の排出される部分がしっかりした作りに改造された)

今年4月に、
また「通行止」?!
以前は出入口4つとも封鎖されていたが、今回は北西(日銀)側の1箇所だけの封鎖。
もちろん地下部分でも
通行止め部分周辺の床面が濡れていたから、排水が追いつかないほど湧く水の量が増えたのだろうか。

この地下道、大丈夫なんでしょうか?
いっそ、JR東日本の「大清水」みたく、水をボトルに詰めて売ったら?

【6月20日追記】その後しばらく意識していなかったが、6月20日には封鎖が解除されていた。


●産業会館跡地
何度も取り上げている、秋田県産業会館跡地。
単なる空き地で何もない、と言ってしまいそうだけど、ある物が置かれていた。
再掲)分かりにくいですが左側奥に写っているモノ
鉄パイプや木材で作られた「台」で、スケートボードの練習(?)用らしい。敷地南側の仲小路・みずほ銀行寄りに置かれていた。
台は誰が置いて管理しているのかは知らないが、これを目当てに若者が集まり、特にマナーの悪さなども見受けられず、目立たないけれど産業会館跡地に欠かせない存在と言えるかもしれない。

その台が、今年の春になくなっていた。
南東角には、
木と鉄が集められていた
台は解体されてしまったらしい。老朽化や雪で壊れたのだろうか。
だいぶ年数が経っていたし、板は年季が入っていたように見えた。万一事故があった場合を考えると、仕方なかったのだろう。
ほんとうに何もなくなった産業会館跡地
【17日追記】現在は、隅に積まれていた木と鉄も撤去された。
【28日追記】5月下旬になると、一角に新たに樹木が植えられ、一部の舗装を剥がしてインターロッキングブロックを敷く工事(県の工事看板あり)が始まった。写真等は後日。→この記事後半にて


●写真なしで続報
最後に、この記事で紹介したものの現状。
トゲトゲビルこと耐震工事中の秋田法務総合庁舎は全面がシートで覆われて状況不明。
更地になった農林ビル跡地は変化なし。
解体が始まった牧野ビルは、1階部分までほぼ解体(がれきは残っている)された。
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雪柳

2013-05-15 23:17:58 | 動物・植物
ソメイヨシノはあっけなく終わってしまったので、例年以上に他の花に目が向いてしまうのかもしれない。その1つが、バラ科シモツケ属の落葉低木「ユキヤナギ」。
ヤナギの仲間ではなく、白い花が房状に連なって咲くさまを「雪柳」と形容したもの。「コゴメバナ」と呼ばれることもあり、これは小さくて白い花弁を米粒に例えて「小米花」のようだ。

ユキヤナギは日本原産だそうだが、自生地は関東(宮城という話も)以西。
秋田では自生しないが、耐寒性は強く、細かくてしなやかな枝が積雪にも耐えるので、秋田でも庭先によく植えられている。
今年も、ソメイヨシノが咲いているのと同時期に、白い花が目に付くようになった。見頃は数週間ほど続くようで、今は終わりかけている。

僕はユキヤナギといえば民家の庭木としてこんもりと植えられているイメージしかなかったが、生け垣にも使われるという。ということは、今の時期は生け垣が白くなっているはず。

秋田市内の農村部(仁井田、外旭川、飯島)を回ってみた。
※それぞれのお宅や土地の生け垣を勝手に撮影させてもらいました。この場を借りてお礼申し上げます。
水辺のユキヤナギ
仁井田の大野地区では、ユキヤナギの垣根が地域固有の風景として知られているそうだ。
ここかな
咲き方や光線の状況でうまく撮れなかったが、カーブした道の両側にユキヤナギが連なっていた。
ユキヤナギの向こうに太平山

保存樹「大野のえのき」はまだ芽吹き前(他のエノキも同様)

ユキヤナギの道を大野線がやって来た
大野線にも小田急中古のノンステップバスが入っていた。写真はエルガミオではいちばん最近来た「976」で、大型のエルガ「977」と連番。


飯島にて

松林の中なのが飯島らしい
キジに会ったのもここでした。

ちなみに、元垣根だったのが放置されたらしいのが、
これ?
ユキヤナギはいろいろな環境に適応して、旺盛に生育するようだ。


外旭川にて

長い房。このお宅は特に見事だった

花がないと区別しづらいとはいえ、こんなにも生け垣にユキヤナギが使われていたのかと驚いた。
農家の家や耕作地を囲うように植えられているのが多く、農地が新しい家やアパートに転用されても、生け垣は残っているような場所もあった。
紹介したのはどこも見事な咲きぶりのユキヤナギだったけど、中にはほとんど花を付けなかったり、花の房が短いのものあった。剪定の時期や栄養状態のせいだろうか。枝をきれいに切り揃える生け垣において、のびのびと花を咲かせようとするのは相反することであり、両立させるのは難しいかもしれない。

ユキヤナギは葉っぱも小さくてかわいらしいし、赤く紅葉するのも美しいので、別の季節にも注目したい。

※ユキヤナギの2016年の別のユキヤナギの記事
2023年の別のユキヤナギの記事
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田んぼのウミネコ/キジ

2013-05-14 23:53:50 | 動物・植物
5月10日から16日まで「愛鳥週間」ということで、秋田市内で見かけた鳥2題。
仁井田地区の田んぼ
太平山の雪もだいぶ減った。昨年4月末と同じくらい。
やっと田植えが始まってきたようだけど、撮影時はまだで、水が張られていたのも一部だけ。

南東方向に目を向けると、
ひときわ雪が残る山並み。電車は奥羽本線
奥羽山脈本体の山のどれかかと思うが、秋田駒ヶ岳とか?

その雪山を背にした水を張った田んぼの中に、鳥が下りていた。
ウミネコだ
ウミネコは秋田市中心部に来ることがあるが、それは海が荒れた日が多く、何羽かまとまって来る。
天気のいい日の田んぼに、1羽だけ来るのは初めて見た。なんか場違いだけど、目的は、
やはり餌探し?
ウミネコは魚でもかっぱえびせんでも虫でも食べる雑食性だから、田んぼに来ても食べ物にありつけるらしい。
最近は、水田の減農薬により、内陸で繁殖するウミネコも出ているそうだ。

別の田んぼにはおなじみのアオサギが1羽来ていた。
人がいて代かき作業をしているすぐ後ろに、白くて小さいサギがたくさんいることがあるが、この時はいなかった。


向こうには、JR東日本の秋田車両センターがある。
ウミネコと583系電車
ちなみに583系電車。上の写真では走っているのではなく、センター内の所定の位置に留置されているもの。
ここ数日は、秋田駅の留置線に移動している。例年、この時期に見られる現象で、乗務員の訓練か何かのようだ。



秋田市では、ちょっと郊外へ行けばキジに出会える
飯島地区にて。
乙女椿とヒメオドリコソウ(かな)と雄のキジ
車は警戒していたが、人には比較的無関心。
順光できれいに撮れた

離れた草むらがガサガサした。
雌のキジもいた
キジトラという模様のネコがいるけど、たしかによく似ている。そして、それは自然の中では溶けこんで目立たないもんだ。
この後、雌キジはすたこらと走って雄キジのほうへ向かい、「ケーン」という鳴き声が聞こえた。(キジの雄は縄張り主張でよく鳴くそうだが、雌も鳴くとのこと)
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表示いろいろ

2013-05-13 23:51:24 | 秋田のいろいろ
秋田市内で見かけた表示類から。
●バイキング
お寺の前に張られる掲示。※以前の記事
業界用語では「掲示伝道」とか「掲示法語」と呼ばれるらしい。
とあるお寺では、
「バイキング も少し も少し もう少し」
寺院とバイキングという取り合わせが斬新だけど、バイキングとはビュッフェ形式のバイキング料理のことか?
あとは「もう少し」の繰り返し。「もうちょっと食べたいけどいいところで我慢して自制しなさい」ということなんでしょうか。

※同じお寺の2019年春のもの


●ありま
月ぎめ駐車場やアパートの前に、その空きの有無を示す看板がある。
普通は「あり/空」と「なし/満」の部分を裏返したり交換したりして表示するだけど、とある駐車場では、
「駐車場空ありま『せん』」
「せん」だけ手書き!

「す」と「せん」で空きの有無を表示するとは、ある意味画期的?!
どうせここが埋まることはないだろうとたかをくくって、「空あります」で固定表示を作ってしまったものの、意外に好評で埋まってしまい、あわてて手書きを貼りつけたのだろうか。


●甘い張り紙
八橋運動公園にて。
「駐車違反車両には張り紙をします」
まず、「駐車違反」という表現が適切でない感じがする。敷地内へ無断駐車をした場合という意味でしょう。

それをした車両には「張り紙をします」そうだ。その程度で駐車が“許される”なら、別に構わんと開き直る輩がいそう。
役所だからレッカー移動しますとかはできないのだろうけど、「ちょっとやそっとじゃ剥がれない張り紙をします」とかじゃないと。


●消火栓の旗が
雪国では、消火栓が地上に露出していて、さらに雪に埋もれてもその位置が分かるように看板や旗を設置する。
秋田市では、以前は冬の間だけ竹竿に「消火栓」と白抜きされた赤い旗をつけたものを設置していた。(看板タイプの表示がある消火栓を除く)
再掲

2011年から2012年の冬に変化があり、多くが業界団体から寄贈された「設置は義務です 住宅用火災警報器」という旗に変わった。
再掲
そして、その旗は春になっても撤去されなかった。

新しい旗は化学繊維であるせいか、退色や劣化が著しく、夏にはボロボロになった旗もあった。
それに、竹竿は針金などで消火栓に巻きつけただけなので、夏場の風雨や何らかの力によってずれたり折れたりして、危険な状態(歩道の邪魔になるなど)のものも見受けられた。
秋に設置して春に撤去する作業が手間なのは分かるけれど、道路の安全や街の美観へ悪い影響を与えて好ましくないと思っていた。

その後、昨年度末あたりから、旗が撤去されてこういうものをよく見るようになった。
 
白い棒の先端が赤く、小さな表示に「放火に注意 秋田市消防本部」とある。
棒は旗の竿と同じく、針金で消火栓に巻きつけてある。

安っぽい旗よりは耐久性はありそうだけど、これもなんか…
まず、棒が短すぎないか。秋田市の消火栓は(青森市などと比べて)若干背が低いタイプだが、その丈の倍よりは短い。従来の竿は倍以上あったのに。これでは雪に埋もれてしまわないだろうか。
次に、表示板が小さくしかも白い。これでは雪中ではまったく目立たないはず。これは雪の中で目立たせるのが、最大の目的だったんじゃないのでしょうか。そのことを忘れていませんか?
そして、表示内容は「放火に注意」の1種類しかないようだ。
日本における火災の最大の原因が放火であるのは事実であるが、秋田市で特に放火が多いわけではないはずだし、秋田ではストーブの誤った扱いによる火災も少なくない。そうしたことも訴えるなど、複数の内容の表示を設置したり、何かキャラクターでも描くとかすれば、市民に興味を持って見てもらえそうなのに。
光を反射する加工をすれば、車がぶつかって消火栓を壊されるのを防止できるとか、まだまだ工夫の余地はありそうでもある。せっかくやるなら、もっと検討してほしかった。

これにより、竿に旗がついた消火栓はほとんど見なくなった。(皆無ではなくごくたまにある)
【14日追記】「放火に注意」表示板がない、棒(白くて先端が赤い)だけが立っている消火栓もちらほら存在する。
【11月28日追記】この後、11月28日に、規格は同じで片面が別の文言(以前の旗と同じく、住宅用火災警報器の周知で業界団体名義)のものが設置されたのを確認。色使いは放火注意と似ているので、旗の代役が務まるのかは、引き続き疑問。この記事にて。


●秋田大橋
県道56号線が雄物川を渡る秋田大橋
現在の橋は2001年に架け替えられ(当時は国道7号線だった)、2003年に県道となっている。

架け替え時に両岸の橋のたもと周辺が整備され、先代の橋や雄物川についての資料などが設置されている。
今年2月のCNA道路情報カメラより
茨島側のたもと上流側には、大きな看板が設置されていた。ケーブルテレビのライブカメラの映像にも映っている。
透明な板に白でイラストというか図を描いたもので、見にくかった。たしか昔の川の流域の地図みたいなのだったような気がする(自信ありません)。

それが、3月中旬頃になくなったのに気付いた。
現地

たしかになくなっている
10年強で撤去とは、ちょっと短い。
この看板って、誰が管理しているんだろう。道路の一部だとすれば県だろうし、河川の一部だとすれば国土交通省だろうけど。設置したのは、(建設時は国道だったので)建設省→国土交通省に間違いないだろう。
風雪が強い場所に、(金属製に比べて)弱そうな材質のでっかい看板を設置したのが悪いのか、その後の管理が悪いのか。
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