広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

紛らわしい食品

2013-01-31 23:52:16 | 各地お土産・食べ物
ちょっと紛らわしい食品の話を2つ。

●サンダーとなんダー
「ブラックサンダー」って、知っていますか?
「有楽製菓(ユーラク)」が販売しているチョコレート菓子。砕いたクッキー(ココアクッキークランチ)をチョコレートで固めたもので、1個ずつ小袋に入って30円(税抜き)で売られている。
「おいしさイナズマ級!」「若い女性にヒット中!」という、よく分からないキャッチフレーズ。

1994年に一部地域で発売が始まったもののなかなか売れず、何年かかけて大学生協やセブンイレブンに販路を拡大するにつれて知名度が上がり、現在はほとんどのコンビニやスーパーなどで売られている。
2008年には、オリンピック体操選手内村航平の好物として取り上げられ、さらに広く知られるようになった。僕もこのあたりで知った。

大袋入りのファミリーパック的なものもあり、「ミニバー」という名称。キットカットミニに相当する商品。
写真中央が通常品。下がミニバー

おいしいし、手頃な価格で手頃な量。チロルチョコやキットカットと並ぶ、ちょっと甘いものを食べたい時に買いたくなるお菓子だと思う。

さて、とあるスーパーで、ブラックサンダーの隣に、よく似たサイズ・デザインの製品が並んでいた。
上がブラックサンダー、下は?
「ブラックなんダー」という商品。
ブラックなんダーのほうが、少し価格が高く(税込35円で売っていた【3日追加】同じ店でサンダーは税込30円)、「コラーゲン 130mg 配合」「???クッキークランチ」と包装にある。なんか怪しい?
ブラックサンダーには、いろいろな派生商品がある(地域限定などでほとんど見かけない)ので、その1つがブラックなんダーかと思った。

ところが、包装の裏面を見ると、ブラックなんダーの販売者は「マーケットプレイス株式会社」。
なんと、違う企業の製品だった!
ちなみに、どちらも1本は標準22g。サンダーが115kcal、ナトリウム71mgに対し、なんダーは118kcal、50mg。

 中身(すみません。撮影から時間が経ちどっちがどっちか忘れました)
肝心の商品は、外見も味も、似ているけれど同一ではないことは分かる。
どっちがおいしいかと聞かれれば、それぞれの良さがある気もするが、サンダーのほうがおいしいような気もしなくもない。


こんなに紛らわしい2つのお菓子。サンダーを買おうとして、なんダーを買ってしまいそう。

ブラックなんダーはブラックサンダーをパクったバッタモンかと思ってしまうが、ネットで調べてみると、そうではなかった。
ブラックなんダーは、マーケットプレイス株式会社が企画して販売する商品ではあるが、製造は有楽製菓が行なっているという。つまりOEMだったようだ。
製造元が同じなら、目くじらを立てたり、間違って買っても悔やんだりするほどでもないのだろうが、それにしても紛らわしい。



●調整と無調整
いわゆる「牛乳」といっても、店頭に並ぶ商品には「種類別」の違いがある。本当の「牛乳(種類別牛乳)」や低脂肪牛乳とか加工乳とか。
ここ数年、「成分調整牛乳」という分類の牛乳(厳密には牛乳じゃないことになるが)が出回っているのをご存知だろうか。

「成分調整牛乳」は、2003年(2002年?)に新設された種類。生乳の乳脂肪分などを除去して、成分を調整した牛乳。モノによって、種類別牛乳より濃かったり(=水分を除去)、薄かったり(=脂肪を除去)する。(何かを“加えて”成分調整することはできない)
成分調整牛乳の中でも、乳脂肪分を「牛乳」より若干少ない、2~3%にしたものが、2008年頃からよく出回っている。例えば、青いパックの「森永 まきばの空」、秋田ではイオン各店で売っている「サツラク 北海道まきばの恵み」など。スーパーでは1000mlパック157円くらいが相場か。

こうした成分調整牛乳の台頭は、原乳価格が上昇した時期と重なる。除去した脂肪分は、バターなどの原料に回せるそうで、その分安くできるという理屈らしい。
脂肪分が少ないので軽くて飲みやすいと感じる人もいるし、価格は安いのに味は牛乳と違わないと感じる人もいて、要は牛乳とそんなに違わない味ということだろう。(このへんは個人の味覚の差です。僕は後者)


成分調整牛乳の存在自体も、紛らわしいといえばそうだが、ここで言いたいのはそうではない。
セブンアンドアイホールディングスのプライベートブランド(PB)「セブンプレミアム」での両者の扱い。

セブンプレミアムでは、だいぶ前から、「軽やか仕立て」という商品名の成分調整牛乳を出している。1000ml168円で成分調整牛乳にしてはやや高価。
一度パッケージが変わったはずで、現在は牛乳系にしては珍しい、黄緑色のパック。ザ・ガーデン自由が丘西武秋田店で売られているものは、高梨乳業横浜工場製。

ほかに、秋田のザ・ガーデンではいつもあるわけではないようだが、色違いの青いパックの「北海道牛乳」というのもある。これは種類別牛乳で198円。よつ葉乳業製。
セブンプレミアムで、「軽やか仕立て」と「北海道牛乳」が存在する意義は、分かる。種類も違うし、価格も違うから、消費者に選択させようというのだろう。


だが、昨年末に、第3のセブンプレミアムの牛乳類が発売された。
赤いパックのその名も「成分無調整牛乳」。種類別牛乳で、東北森永乳業仙台工場製。
価格は168円で、成分調整牛乳である「軽やか仕立て」と同じ。
軽やか仕立てと成分無調整牛乳
200ml当たりのエネルギーとカルシウムは、軽やか仕立てが108kcalと207mg、成分無調整牛乳が133kcalと227mg。

まず、個人的な憶測だけど、この度「成分無調整牛乳」を発売した理由。
おそらく、イオンへの対抗ではないだろうか。イオンでは、昨年の秋頃から「トップバリュベストプライス 牛乳」というのを168円で売っている。(従来のイオンのPBの牛乳は198円だった)【2月13日訂正】トップバリュベストプライス牛乳は、イオンリテールの店舗では167円で売っていた。マックスバリュ東北だと、それより若干高いような気もする。
イオンとセブンのPBでは、互いを意識して価格設定しているように感じることがあるから、セブン側が「うちも168円で種類別牛乳を出してやろう」と、赤い「成分無調整牛乳」の発売に踏み切ったのではないだろうか。


そして、168円で牛乳が売られると、成分調整牛乳との関係が問題になってくる。
イオン系スーパー各社では、PBでない(=ナショナルブランド。森永とかサツラクの)成分調整牛乳を、常時158円とか157円で売っているから、牛乳が168円になってもまだ安さでの優位は、10円だけどある。
ところが、セブンでは、「軽やか仕立て」が168円なので、牛乳と成分調整牛乳の価格差がなくなってしまう。これでは、成分調整牛乳の大きなアドバンテージが失われてしまう。
ザ・ガーデンのレシート。どちらも168円
牛乳と成分調整牛乳が同価格で売られていたら、よほど成分調整牛乳へのこだわりとか高梨乳業への愛着がある人でない限り、牛乳の方を買ってしまうのではないだろうか。
どういう事情か知らないが、同じシリーズの商品で、品質が違う商品を同じ価格で販売するのは、おかしいと思う。
「成分無調整牛乳」を168円で発売した時に、「軽やか仕立て」を値下げするのが筋ではないだろうか(あるいは、そもそも無調整牛乳を168円で売ること自体、無理があるか)。

「成分“無”調整牛乳」という、愛想がなく、成分調整牛乳と紛らわしい商品名もあまり好きになれない。
パックのデザインはよく似ているが、なぜかバーコードの向きが違う
セブンプレミアムは、PBなのに製造元を明記しているのが、今までになかった特徴で、たしかに安心感・信頼感みたいなのは受ける。
だけど、それはPBとしての統一感が(細かな部分で)取れていないことの裏返しなのかもしれない。

【2014年4月19日追記】この後、2013年後半辺りから、「軽やか仕立て」を見かけなくなった。イトーヨーカドーのネットスーパーを見ても、扱っていない店舗が多い。一方で扱っている店舗もあるようなので、「軽やか仕立て」は縮小傾向のようだ。(ザ・ガーデン秋田店や一部のヨーカドーでは、代わりとして、ナショナルブランドの成分無調整牛乳をほぼ同じ価格で扱っている。※「タカナシ 北海道さわやか酪農」で、実際には、セブン向け限定のナショナルブランド商品のようだこの記事中ほど参照。)
セブンプレミアムの種類別牛乳のほうも、商品名や価格の変化(消費税増税とは別に値上がり)がある。上記のような価格のおかしさは解消された格好ではある。

【2016年4月11日追記】牛乳パック上部の圧着部分に、牛乳であることを触って識別できるように半円形の切り欠きがあるが、それは種類別牛乳だけ。成分調整牛乳にはないのだそうだ。東北産牛乳の共同キャンペーンの募集要項に書かれていて知った。(存在は知っていて、成分調整牛乳にもあると思い込んでいたが、たしかになかった)
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悪路その後/駅の地図

2013-01-30 23:52:09 | 秋田の地理
まず、先日の大町通りの悪路のその後。
昨日と一昨日は不明だが、今日の午後に通ると、
路面が出ている!
雪山はそのままだし、路肩に雪が残っている場所(これは駐車車両がいて作業できなかったのかも)もあるものの、これなら通行にさほど支障はない。

なんで、もっと早くこれができなかったのだろう。繰り返すけれど、ここは主要なバス路線であり、観光客なども歩く秋田市の顔の1つなのだから。



ここから本題。
駅の改札口のそばには、駅周辺の地図が出ていることが多い。
駅舎の外にある地図は、地元自治体が設置していることも多いが、周辺の店やホテルの広告付きで構内にある地図は、とある民間企業が独占的に設置しているそうだ。
「表示灯株式会社」という企業が、「駅周辺案内図NAVITA(ナビタ)」というブランドで、全国約2300の駅に約2700台を設置している(公式ホームページより)。

JR秋田駅では、中央改札口の真向かいに、自由通路を向いて設置されている。新幹線改札を出てまっすぐ、秋田市観光案内所のドアの左隣。

日曜日に、秋田駅のNAVITAが、新しくなっていることに気づいた。(もっと前から変わっている可能性もある)

以前は、内側から照明が灯るタイプの地図だったが、新しいものは印刷した板を貼っただけみたいで、グレードダウンした気もする。ここは夜でも明るいからこれでいいだろうし、節電の意図もあるのかもしれない。【31日訂正】改めて見たら、従来と同じあんどんタイプだった。写真撮影時は照明が消えていたようにも見える。点灯していても、あまり明るくない。色あいのため暗く見えるのか、あるいは節電やバリアフリー的な配慮で輝度を下げたのかもしれない。
やはり「NAVITA」
企画/制作が表示灯株式会社で、電話番号は仙台の市外局番。
「色覚バリアフリー」対応で、2012年10月現在の地図データということのようだ。

この地図を、ちょっと見てみたい。

まず、地図を見て戸惑ったのが、南が上であること。
北が上である、紙やネットの地図を見慣れていると違和感があるが、設置場所と方位を合わせる(左が東で右が西)ためには、こうしないと分かりづらくてしょうがないから、これはこれで正しい。

次に、地図の範囲。
秋田駅が地図の中央にあるのではなく、左に寄っていて、駅の西側が広く取られている。
これは、秋田駅の西側のほうが各種施設が多いという、実情に即したものであり、また、広告媒体でもあるこの地図の特性上、当然だろう。
南北方向は、秋田駅がわずかに中央より北(下)寄りにある。

掲載範囲は東西4キロ、南北3キロほどか。
更新前の地図はどんなのだったか印象が薄いけれど、もう少し狭い範囲だった気がする、全国的に他の駅の地図と比較しても、駅の地図にしてはかなり広範囲が掲載されている。
秋田駅はずっと向こう
東端は、秋田中央道路の地下トンネル出入口。北東角には秋田大学手形キャンパス(上の写真「NAVITA」ロゴと重なる)。
北端は、県立秋田北高校や秋田大学附属学校の敷地をかすめる。北西端は秋田市立体育館。
西端は臨海十字路の秋田朝日放送。南西は市立川尻小学校や総社神社。南端は、茨島交差点、ハローワーク秋田、イオン(秋田中央店)が掲載されている。
歩いて行かれる距離でない場所も掲載されているのに、バス路線やバス停の表示はない。

地図の右上
地図の右上(=南西角)には、小さく「秋田駅東口案内図」という、駅北東側の地図が別に出ている。どうなら左側にあったほうが気づきやすいと思うけれど。このために大きい地図の「若葉町交差点」付近が隠れている。
東口案内図は、市立東小、城東中、ノースアジア大、秋大本道キャンパス(医学部)、広面小、秋大手形キャンパスなどが範囲。


そして、掲載されている施設など。
地図の性格上、ホテルや店舗、病院などがよく掲載されるのは分かるし、それらで掲載されないのは、各施設等が広告を出さなかったからかもしれない。しかし、広告とは関係ない公共施設などを中心に、間違いや紛らわしい表記が少なくないのが、気になる。
なかいち周辺にもいくつかのツッコミどころが…
気づいたものを、以下に列挙。
・旧名称、移転した施設を掲載するなど、明らかな間違い
「秋田警察署」→2005年に秋田中央警察署、「市水道局」→2005年に秋田市上下水道局、「県小児療育センター」→2010年に県立医療療育センターとなって移転、「秋田市交通局(正しくは同東営業所)」→2001年に中央交通秋田東営業所→2011年で廃止・解体
茨島交差点、秋田年金事務所前、秋田県商工会館前などの撤去された横断歩道橋を記載
日銀秋田支店の北隣(下)は、秋田ニューシティ跡の更地だが、建物が描かれている(上の写真参照)

・ちぐはぐな掲載、情報の不足
名称がないホテルは広告を出さなかったのだろうが、「H」のマークは基本的に付いている。一方で、それなりの規模のビジネスホテルなのに「H」マークすらないものがある。
例えば、秋田市中心部には「ホテルパールシティ」が3つもあるが、「秋田竿燈大通」には「H」マークがあるのに、他の2店舗には印がない。
いずれにしても、旅行客がいちばん見ると思われる地図なのに、ホテルの名称が書かれていなくては、意味がない。

他にも、「日銀秋田支店」「秋田信用金庫 本店」や各郵便局はあるのに、秋田銀行や北都銀行の本支店は完全無視。
「秋田魁新報社」「AKT秋田テレビ」「AAB秋田朝日放送」の各本社(それにNHK秋田局もたぶん【31日追記】NHKも表示されていた)は表示があるのに、「ABS秋田放送」「FM秋田」は無視。
「山王十字路」以外の主要な交差点名(臨海十字路、茨島交差点など)が表示されていない。

・若干ふさわしくない(より正しい表記がある)もの
「市赤レンガ郷土館」→赤れんが郷土館、「木内デパート」→今やデパートではない、エリアなかいちのうち商業施設棟だけを「エリアなかいち」と表示。
秋田県立・県営の施設(秋田市立でも同様)の名称が、「秋田県~」だったり「県~」だったり単に「~」だったりと、表記が統一されていないのも気になる。

・謎や紛らわしいもの
県立体育館の北側・秋田市保健所の向かいの「ふくし公園」、広面小周辺の「植物園」と「手形植物園(これは造園業者のはず)」など、謎の公園が存在する。
上の赤丸がABS、下に「ふくし公園」
ちょっと調べれば気づくような、単純なミスもあり、民間が設置したものとはいえ公共性の高い地図がこれではいただけない。


あと、秋田駅のものに限らず、前から思っていたのだが、この地図って、ATMコーナーやコンビニが掲載されていないのが困る。
旅行客は、現金が必要になって、乗り換えなどの短時間で使える近くのATMを探すことがあるもの。ATMは駅ビル内には、ほぼ必ずあるのだが、初めて訪れる大きな駅では、その駅ビルの場所も、ATMのあるフロアも分からない。(札幌駅と小田原駅で困った経験あり)
単なる広告媒体でなく「地図」であるのなら、見る人の立場になって表示するべきだと思うのだが。
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市営バス方向幕・珍表示編

2013-01-29 20:49:41 | 秋田市営バス
間が開きましたが、秋田市営バスの方向幕(行き先表示)についての第3弾。
前(まえ)編横編に続いて、珍表示編。

●空白
まずは、この写真。
277号車(2001年3月)
「通町 寺内 将軍野」の後に空白がある。
「通町 寺内 将軍野    」
よく見れば、フロントガラス上部に「組合病院」という紙が掲出されているので、組合病院行きであることが分かる。

なぜ「通町 寺内 将軍野.組合病院」としなかったのか、なぜ空白ができたのか。

その説明には、まず、組合病院(JA秋田厚生連秋田組合総合病院)が土崎から飯島へ移転したのは2000年のことであり、将軍野線が組合病院に乗り入れるようになったのはその時からという事実を踏まえないといけない。
さらに、将軍野線の歴史を少しさかのぼらないといけない。
将軍野線は、秋田駅西口と秋田市北部の土崎港北や飯島地区南端を結ぶ路線。経由地と下りの終点は複数あり、共通するのは終点近くの将軍野地区の自衛隊入口交差点~将軍野踏切~自衛隊前の「自衛隊通り」を通ること。
現在は、秋田駅発には[通町・寺内経由 市民生協入口行き][県庁・寺内・サンパーク団地経由 組合病院行き][新国道・サンパーク団地経由 組合病院行き(1日1本だけ)]の3種類が存在する。

しかし以前は、経由地と行き先の組み合わせがもっと複雑だった。上の市営バスの写真の[通町経由 組合病院行き(サンパークは経由しなかったはず)]は、数年前まであったはずだが、なくなってしまったようだ。
さらに市営バス時代には、[通町経由 サンパーク行き(昭和50年代後半にはあった)]や[県庁経由 市民生協行き]などもあった。

さらにさらに[通町経由 飯島北行き]という系統もあった。市民生協の先、飯田街道の虎毛山踏切を渡って、旧国道の飯島方面のバス路線に合流する。
実は現在も、逆方向の飯島北発将軍野・通町経由秋田駅行きというのは平日に1本だけ存在する(130系統。飯島北7時28分発)。

その駅発通町経由飯島北行きは1996(平成8)年度までは存在しており、1998年度にはなくなって(市民生協止まりに短縮)になっている。(以前も書いたけれど、間の1997年度の時刻表が手元にないので不明)
1日1本だけの運行で、1988年度以降はずっと秋田駅前15時25分発だった。
その飯島北行きの行き先表示は「通町 寺内 将軍野.飯島」だった。1998年以降は、使わないコマになっていたことになる。


その後、2000年に組合病院が移転して、交通局で将軍野線系統のバス路線を開設することになった。
しかし、中央交通への路線移管は既に始まっていて先が見えていたし、そもそも新たに行き先表示を作成するのに費用がかかる。

そこで、使わなくなっていた「通町 寺内 将軍野.飯島」の「飯島」の部分を消して行き先表示ならぬ“経由地表示”にし、行き先の「組合病院」は紙で対応することにしたようだ。
「飯島」は刃物などで“削った”のか、アルコールか何かで“消した”のか分からないが、外部に発注しなくても、交通局内の作業で済ませられたのだろう。側面の表示も同様の対処がとられていたと考えられる。


なお、1度だけ、組合病院行きで、空白がなく幅いっぱいに「通町 寺内 将 軍 野」という新しそうな細丸ゴシック体のコマを出した組合病院行き(「組合病院」は同様に紙)を見たことがある。1989年度導入のいすゞ中型車(236~240号車のどれか)だったと思う。
「飯島」を消そうとして手が滑って幕を破いてしまったとかそんな理由で、やむを得ず新たな幕を発注したのかもしれない。



ほかの路線の側面の表示でも、同様に部分的な空白のあるコマが存在した。
135号車(2005年3月)
下りの神田笹岡線(現在は廃止・コミュニティバス化)の側面表示。
「天徳寺→笹岡入口→   →土崎駅」となっている。
神田笹岡線は、旧来の「笹岡線」を秋田駅まで延長する形で1988年に運行を開始した。当初は、サンパーク団地を経由していたが、上記の2000年の組合病院移転時からは、サンパークに替わって組合病院を経由するように変更された。

したがって、当初「サンパーク」と表示されていた部分を消したのだろう。
たしか正面にも「組合病院経由」とは掲出されていなかったはずなので、そういう意味では不親切な表示だ。


もう1つ。
斜めからの撮影ですが297号車(2002年3月)
今度は新屋西線の側面。「川尻→豊町→   →新屋」。
新屋西線経由の新屋高校行きや、県営住宅(栗田町)経由でも、同じ位置に空白があった。
 
「豊町」は省略されている。(ピンボケですみません。いずれも秋田八丈塗装の車両で2002年3月撮影)

上の写真の表示は、文字が正方形の古いタイプの側面表示。文字が縦長の新しい表示では、同じコマがこうなっていた。
車両不明(2002年2月)
「川尻→豊町→朝日町→新屋」。
したがって、「朝日町」があるものとない(空白の)ものが存在する。

長年、新屋西線をご利用の方なら、「朝日町」の有無の理由はお分かりでしょう。
それは、新屋西線が、昔は朝日町を通っていなかったから。というか朝日町を通る道路(都市計画道路新屋十軒町線の一部)が昔はなかったため。

元々は新屋西線は全部、現在の船場町経由川尻割山線や臨海経由新屋西線と同じく、豊町(別の場所)-割山町-船場町という1本東側の旧道が経路だった。
1992年4月1日から、今の豊町-朝日町-松美ガ丘南町-秋銀割山支店前-勝平消防出張所前に変わっている。(道路は少し前に開通しており、前年11月~2月に下水道工事のため迂回したことがあった)

つまり、空白部分には、以前は「船場町」と表示されていて、それが経路変更時に消されたと考えられる。「朝日町」と表示されている幕は、幕自体が経路変更後に新しく作られたはず。
なお、交通局から中央交通へ譲渡された大型バスの中には、一昨年頃まで市営バス時代の方向幕をそのまま使用していたものが何台かあったので、空白付きのコマが移管後もそのまま使われていたことになる。

2019年の中央交通でも、同様の手法が取られていた。


●書き換え
上記の通り、組合病院移転時には、市営バスの既存路線の経路変更があったが、ほかには土崎駅前と病院を往復する路線が新設された。いちおう神田線の派生扱い。
「土崎駅」という表示は以前からあったようで(浜ナシ山線用とか?)それを使ったが、将軍野線同様、肝心の「組合病院」の表示はなかった。どうしていたか?

紙を掲出することで対応していた時期や車両があった。
逆光ですが組合病院行き130号車(2002年9月)
最初の将軍野線と同じ「組合病院」という紙を出している。方向幕の「土崎駅」表示は逆向きなので不適切で、本来は無表示(白幕)にすべきだろう。

ところが、最後のほうでは、こんな組合病院行きの表示が見られた。
267号車(2003年10月)
いちおう「組合病院」という表示だけど、見るからにヘン!
「組合病院」ではあるけれど…
「組合」と「病院」で書体が違う。
「組合」は異様に太く、その配置がズレたり傾いたりしている。

おそらく、手作業で「組合」を書き足したのだろう。では、「病院」のほうは?

たぶんこれの使い回しかも(138号車。2002年3月)
市営バスでは「日赤病院」というコマがあった。当初は、秋田駅東口から日赤病院へ向かう路線用のコマ。日赤は1998年に現在地に移転したので、その時に作られた。
2001年に日赤行きのメインの系統が中央交通へ移管(その時に日赤折り返しがなくなり、全便御所野まで延長)したものの、移管が後回しになった横森経由日赤行きや写真の「新屋日赤線」で、細々と使用していたようだ。

新屋日赤線は、当時は秋田駅東口-日赤病院-御野場-秋田南大橋-新屋案内所という路線。だから、「日赤病院」という行き先を出すのは適切ではないとも思える。しかし、幕を新設する余裕がない中、直行の秋田駅行き(新屋線など)との混同を避け、日赤方面方面に向かうことを強調するために使っていたのだろう。(移管後の2010年4月に日赤-新屋間に短縮)
新屋日赤線は2002年春に中央交通に移管されたので、この時をもって市営バスでは「日赤病院」のコマを使わなくなった。
そこで、それを有効活用すべく、「日赤」を消して手書きで「組合」を入れ、「病院」は消さずに活かしたのではないだろうか。


以上のように、方向幕というものは、「手作業で消したり書き換えたり」ということができるらしい。全国的に他の鉄道会社やバス会社でも、行われていた手法のようだ。例:東急の「二子玉川園」駅が「二子玉川」に改称された際、「園」だけを消した
書き換えができるのだったら、将軍野線や朝日町でもそれをやってほしかったと思うが、台数の多さによる手間とその経由地の表示が重要性かどうか考慮などをして、空白のままでいいということにしたのだろうか。


●完全手書き?
134号車(2002年7月)
市営バス最後の路線の1つであった、泉秋操線(現・泉ハイタウン線)の側面表示。
3文字以下の経由地が縦長の文字の、新しいタイプの表示だが、よく見ると、なんかおかしい。(肉眼だともっとはっきり分かったのですが…)
特に「上」とか「田」とか
文字のラインが、ぷるぷる震えているような、にじんでいるような、一直線ではないのだ。

正方形文字の旧タイプでも、
 
131号車(2006年3月)と273号車(2002年4月)

泉秋操線の運行開始は1992年春で、市営バスの中では最も末期に新設された路線。
どんな技法を使ったのか知らないが、経費節約のために、一から全部手書きで幕を作成したのだろうか。
当時は、150台程度にこのコマがセットされていたはずだし、秋田駅行きの上り分も必要。相当な手間じゃないだろうか。業者に作ってもらったほうがよかったような…
【2018年11月29日訂正】この路線では、秋田駅行きは専用のコマではなく、側面も含めて経由地なしの「秋田駅」のみの汎用のコマを使っていた。単独経路なので経由地表示が不要ということもあるが、上り分の作成を省いたのではないだろうか。
正面表示もちょっと傾いていて手書きっぽく見えなくもないような??(131号車・2005年9月)
今となっては謎です。
【2014年9月27日追記】いただいたコメントにより、上の写真の131号車の泉秋操線・上りの表示が、別の意味で珍表示であることが分かった。(まったく気付かなかった)
多くのバス会社で同様かと思うが、正面の行き先表示では、表示内でより左・より上に表記される地名が始発地に近く、下・右ほど終着地に近いルールがある。現代の日本語の横書き文としては自然。
上りの泉秋操線では、2段の青文字の上段が「通町」、下段が「泉道田」でなければならず、他の車両ではそうなっているものもある。しかし、写真の131号車では、入れ替わって「泉道田/通町」となっている。(以上追記)


現在主流のLED表示では簡単にデータが更新できるから、このようなあからさまな書き換えはあり得ない。方向幕ならではの“楽しみ”だった。
方向幕の書体について
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E6系試乗会/和民

2013-01-28 21:15:24 | 秋田のいろいろ
E6系「スーパーこまち」の一般向け試乗会が行われている。※スーパーこまちの前回の記事
フル規格区間での試乗会に続き、秋田県内のミニ新幹線区間を含む試乗会が先週末に行われた。
ところが、秋田-大曲間で3往復のピストン輸送による試乗が予定されていた26日土曜日は大荒れの天候になり、前日に中止が決定。(JR東日本秋田支社のホームページにも、珍しくただちに情報が掲載された。当たり前だけど)
27日は予定通り行われ、運行としては秋田-仙台の1往復。試乗会としては、秋田県内各停車駅-仙台(往復それぞれ)、仙台→盛岡、盛岡→県内各停車駅に分けて行われた。いずれも、秋田県または東北地方在住者限定で募集された。

秋田駅自由通路から、秋田駅に到着する試乗列車を見た。
試乗列車の到着は15時40分頃と告知されていた。
この日(と報道向け試乗会があった日)は、秋田駅を15時36分に発車する「こまち34号」が、15時42分発に時刻変更されていた。秋田新幹線は単線だから、その直前である15時40分着というのは確実だろう。34号は12番線発なので、E6系は11番線に入る。
案の定、
登場(後ろは金照寺山)
上の写真の角度から見ると、屋根が丸っこく(なんとなく昔のブルートレイン「20系」を連想してしまう)、運転席がそこに埋もれているように見え、どことなくずんぐりむっくり。
この角度はカッコイイ
逆光だけど、雪に赤い車体が映える。
報道向けも含む、秋田での一連の試乗会で使われたのは、「Z2」編成だったようだ。量産先行車がZ1編成になるはずだから、量産車で最初に落成した編成。
停止位置
E6系最後尾の17号車は、もちろんホームが延長された部分にかかっているが、末端ギリギリというわけではなさそう。
新旧こまちが並ぶ。E3系は「R8」編成だった



1週間前に続いて、加賀谷書店跡にできる和民。
前回の記事アップ直後、足場が取れ、看板が設置された。
広小路側
もう書店の面影はない。向かって左のショーウィンドウ風だった部分は、腰の高さまで壁ができて、単なる窓になった。
店内もほとんどできているようで、各席の照明が灯っていた。
【2月2日追記】その後、通行人が見えるような壁面の縦長の看板と、置く看板(電飾付き)が設置された。

和民、ワタミといっても、いくつかのコンセプトがあって、微妙にブランドが異なるらしく、ここにできるのは「JAPANESE DINING 和民」。「居酒屋 和民」ではない。
ビューホテル通用口側の東面にも看板。こちら面の2階の窓も結局塞がれた
加賀谷書店時代は、こちらからも入店できたが、
「入口はこちらです」と看板で広小路側へ誘導される
和民では、ここから客は出入りできないようで、ドアもガラスのないものが設置されていた。通用口というか搬入口になるのだろう。
出入口が離れて2つある居酒屋なんてあまりないけれど、大きな看板があるのにそこから入れないというのは、ちょっと変わっている。
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新屋かまくら2013

2013-01-27 21:33:20 | 秋田の季節・風景
26日土曜日、恒例の「あらや大川散歩道雪まつり」が行われた。今年で11回目。※昨年の記事
ミニかまくら点灯時刻の17時の気温はマイナス4.3度で徐々に上がり(といっても19時でマイナス1.7度)、積雪55センチ前後、風速10m/sで時折吹雪く天候。
寒いのは過去にもあったが、これほど吹雪くのは初めてだったかもしれない。
美短正面
17時ちょうど頃に行ったら、空はまだ明るく、点火作業が始まったばかり。ちょっと早かったか。
美短の学食がある「レストハウス」は今年も開放され、学生たちが休んでいたり、トイレを使用できた。(少なくとも18時過ぎまでは。主催者側では会場中間の本部のトイレを使用するよう告知している)
その他の校舎のライトアップは、昨年並みで最小限。
美短正面の「サークルプラザ」
サークルプラザでは、ミニかまくらではなく、牛乳パックを使ったたいまつ(?)みたいなのを雪の中に並べていた。
でも、風が強いこともあり、牛乳パックが焦げたり燃えたりしそうに見えたし、下手すれば服に火がつきそうで、ちょっと怖かった。
倉庫棟。吹雪が強くなった
旧国立米倉庫だった倉庫棟前も、例年以上の雪がたまっている。美大開学に向けての研究棟増築工事現場は、まだ足場やシートがかかっていた。(昨年末の模様
新屋図書館とミニかまくら
倉庫棟と棟続きの市立新屋図書館。土日は17時で閉まるが、閉館直後だったので、まだ明かりが点いていた。

ワープして、反対側の新屋駅前。すっかり暗くなった。
こちら側の秋田市西部市民サービスセンターも開いていて、トイレが使えた。
恒例の看板代わりのミニかまくら(とパチンコ屋)
本部から新屋駅までは、いつになく雪が多く、道幅が狭い。そのためか、ここには今年はミニかまくらがなかった。

この悪天候と大雪のためか、いつもよりは人出が少ない。写真撮影目的で来た人やマスコミの姿はほとんどなかった。
でも、地元の人は老若男女問わずけっこう来ていた。
甘酒などが振舞われた本部テント。若干人は少ないか
今年は黄色いのぼり旗を新しく作ったようだ。スタッフのゼッケンみたいなのもそうかな。

吹雪いていたかと思えば、
月が出た
本部前には、大きな(=普通の)かまくらが1つ。

天気がいいうちに、ミニかまくらを撮影。
 

左側の生活道路との間に雪山

これはミニかまくらというより、“雪洞”?
ミニかまくらの数も、その点火作業に当たる人も、いつもより少ない感じだったし、この強風・吹雪であきらめたのか、ミニかまくらに明かりが入っていたのは、本部そばと美短倉庫棟前くらいだった。
【28日追記】報道によれば3000個のミニかまくらが作られたとのこと。
倉庫棟
この後、再び猛吹雪になった。
ミニ雪だるま

11回目になり、1月最終土曜日の17時から点灯というのが、すっかり定着したけれど、よそ者にしては確証できる情報を得にくいのは相変わらず。
昨年はブログが開設されたが、今年は更新なし。西部市民サービスセンターや美短のホームページにも情報はアップされなかった。今年は悪天候が予想されており、当日に中止になるのではという危惧もあったが、そうなった場合に知る術がないのも、不安だった。

翌2014年の模様
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悪路の言い訳

2013-01-26 20:40:13 | 秋田の季節・風景
大雪で除排雪がうまくいっていない秋田市。
その中で、生活道路まで手が回らない(回せない)理由の1つとして、秋田市では「幹線道路やバス路線を優先的に作業しているから」と説明している。
ということは、裏を返せば「幹線道路やバス路線は除排雪が行き届いている」ということになるはず。

とはいえ、秋田市のバス路線はもともと幅が狭い道もあるから、すれ違いに苦労したり、最悪迂回運行する箇所が出てしまうことも、ある程度は仕方がないとも思っていた。


今日、路線バスの大町経由新屋線に乗って、大町通り(赤れんが館通り)を通った。大雪になってからは、初めて。
大町通りは、歓楽街・川反(かわばた)の一部で、沿道には飲食店が多い。昼間は納入業者の車、夜は客待ちのタクシーや代行車が並ぶ。歩道がない部分がほとんどであり、歩行者も車も通行量は少なくないので、歩くにも運転するにも注意を要する道路。
(再掲)雪のない時の大町通り
路線バスは、新屋線と川尻割山線合わせて、毎時片道4本程度以上が走る。


今日は雪が断続的に降って気温が低く、どこの道路も圧雪状態で白くなっていた。
大町四丁目のバス停を過ぎた所で、乗っていた新屋線から前方を見ていると、ゆっくり走っている対向車が、スピンしそうになりながらこちらの車線にまたがりながら向かってきて、驚いた。
乗っていたバスがその付近へ進むと、今まで経験したことがないような乗り心地がした。道が悪いと「船に乗っているような乗り心地」と表現することがあるがそれとは少し違うし、ガタガタの「そろばん道路」とも違う。ものすごくゆっくり走っているのに、バスがスピンするんじゃないかと思うような。

車道にわだちではない複雑な形状の凹凸があり、それにハンドルやタイヤを取られているのが原因のようだ。【27日追記】凹凸は、スキーのモーグル競技の「こぶ」のようと形容しても差し支えないかもしれない。
バスの運転士は今日だけで何回か現場を通っていて分かっていただろうから、無事に通過できたが、乗った時は5分ほどの遅れだったバスが、ここを過ぎて新屋に入ると10分近く遅れていた。他に目立った渋滞はなかったから、この区間が原因だ。

夜になって、現地を観察してみた。
表面の雪は若干ザラメ状。融雪剤によるものか
今日積もった雪の下にある、硬い氷が凹凸を作っているようだ。
 
特に凹凸が深くてひどい場所があり、そこは信号待ちの車が止まる位置。
勘のいいドライバーは、そこを避けて止まっていたが、運悪く止まってしまうと、発進するのに一苦労。数分間の間に、3台の車が犠牲になっていた。
赤い車ががんばっているけど、すぐに脱出できました

凹凸の原因が下の古い氷だということは、昨日今日の除雪が悪いということではない。以前から充分に除雪をしていなかったことになるだろう。ここはバス路線なのに。
ということは、秋田市が言う「バス路線を優先的に除雪している」はウソになる。

歩行者が通る路肩部分にも、硬い氷がテカテカの場所があった。
傾斜があって怖い
川反は、雪に不慣れな旅行客も、足元が危ない酔っぱらいも通る。もし、ここで転んだら、そしてそこに雪(氷)によって操作が効かなくなった車が突っ込みでもしたら…


ここは生活道路ではない。毎時4本に減ったとはいえ、新国道、牛島方面と並ぶ、主要な路線バスの経路なのだ。ここの状態が多少マシになれば、路線バスの遅延は減少するはず。

報道によれば、状態の悪い箇所は、バス会社からも行政へ除雪を依頼しているというが、ここはどうしているのだろう。このままでは、迂回することになるかもしれない。
それでも秋田市は除雪をしたがらないのなら、「バス路線を優先的に除雪しているので」という生活道路に手が回らないことの説明(言い訳)をやめ、「バス路線すら充分に除雪できていないので」に変えるべきだ。

なお、新屋線のルートでは、ここ以外の道路は、幅員が狭くなっている場所はあったものの、路面状況が極端に悪い箇所はなかったかと思う。【27日追記】乗ったバス以外も含めて、この日のバスはタイヤチェーンは装着していなかったかと思う。ということは、全体的には、それほど路面状態が悪くなかったことになると思われる。


【27日追記・画像追加】同じ場所の翌日27日昼過ぎの様子。
翌日は気温がやや上がって、路面はザラメ状のいわゆる「ざふざふ」した状態になった。大町通りは新たに除雪された気配はなく、一部では硬い氷が残っていたようで、相変わらずの悪路。
バスが反対車線に入って傾いている!
バスは、駐車車両があって、それを避けたかったようだが、大きく反対車線に入り込んで、かつ車体がこんなに傾かないと進めない路面状態。ブレーキランプが小刻みに点灯し、苦労していたようだ。
わずか数十メートルの通過に1分かかっていたが、対向車もバスの通過を待たなければならなかった。
バスが苦労していた場所付近。路面が出ている所もある

【30日追記】28、29日は不明だが、30日には、路面がきれいに露出する状態になっていた。
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スーパーこまちのトクだ値

2013-01-24 23:20:45 | 秋田のいろいろ
おとといも触れた、3月16日に秋田新幹線にデビューする、E6系電車「スーパーこまち」。
今日、報道向けの試乗会が秋田-仙台間で行われたそうで、ローカルニュースで大きく報道されている。その映像を見ると、試乗列車は秋田駅11番線から発車していて、隣の在来線の6番線には、国鉄時代の塗装(国鉄色)の485系電車が停まっているのがちらりと映った。9時10分発の「いなほ8号」のようだ。
いなほにはたまに国鉄塗装の車両が入ることはあるが、それがE6系と並ぶのは、貴重な光景だろう。

新幹線区間での一般向け試乗会は既に終わり、この土日には、秋田-大曲、秋田-仙台で一般公募(在住地域限定)による試乗会も開催される。
今日の報道向け試乗会には、報道関係者以外にも、自治体関係者も招かれたらしい。とある地方議会議員(沿線が地盤ではない)も参加したようだが、その個人のブログで「何がどう改良されたのか?解らないが」などとのたまっておられた。
仕事として、住民の代表として乗ったんだから、もうちょっと書きようがあるんじゃないだろうか。
例えば、外観や内装は従来とは大きく違うこと、普通車の座席のヘッドレストに“枕”があって、それが上下する機構が採用されたことなどは、すぐに分かるはず。あるいは「解らない」のなら、資料を見るなり、JR社員に納得するまで尋ねるべきだ。遊びではなく、議員の身分で仕事として試乗会に来ているのだから。情けない。


さて、「スーパーこまち」は、従来の「こまち」と比べて、フル規格新幹線区間での特急料金が高くなる。在来線区間(秋田-雫石)各駅から仙台までは現行+200円、大宮・東京までは+500円。

JR東日本では、会員制予約サイト「えきねっと」の中で、「えきねっとトクだ値」という企画乗車券を出している。1年前に紹介した時は、秋田-首都圏方面では正規料金(乗車券・特急券とも)の20または25%引きだったのだが、その後、13日前までに予約すれば30または35%引き(お先にトクだ値)、以降は10または15%引きという2段階に変更されて現在に至っている。

また、JRのダイヤ改正と同日から、全日空の羽田-秋田便に、新鋭機「ボーイング787」が就航(5往復のうち1往復のみ。羽田より北では、新千歳に次ぐ就航路線)することになっている。
(B787は相次ぐトラブルを受けて、飛行できない状態が続いているので、どうなるか分からないが、)新幹線と航空機との競争が激しくなることが予想される。

こうした事情から、個人的には、「スーパーこまち」導入の値上げに当たって、トクだ値の割引率を引き上げ、実質的には従来と同じ程度あるいはそれ以下の費用で乗車できるようにするのではないかと、予想していた。
現行のトクだ値設定列車と割引率一覧
※上の表で「15%」の列車は、お先にトクだ値では35%、「10%」の列車が30%となる。


この度、3月16日以降のえきねっとトクだ値の内容が明らかになった。(3月16日~31日分)

結論を言うと、「割引率は35・30・15・10%で変更なし」「割引率35・15%適用の列車は、下りこまち23号1本だけに激減(上りには設定なし)。それ以外の列車はすべて30・10%適用
つまり、スーパーこまちばかりか、多くのE3系こまちでも(35・15%引きを選択する余地がなくなるので)、支払う額が現在より高くなってしまうことになる。※秋田-仙台は現在と同じく、全列車35%・15%引き
新ダイヤのトクだ値設定列車一覧
※ダイヤ改正後の設定列車一覧表(http://jreast.eki-net.com/tokudane/pdf/train/20130316-0331/akita.pdf)より作成。上り列車の欄で「東京駅発時刻」とあるのは「秋田駅発時刻」の誤りですよ!

通常期に秋田-東京間で「お先にトクだ値」を使った場合、現行(E3系こまち)では、35%引きで10920円。スーパーこまちの30%引きでは、12110円。
差額は1190円だけど、これは高いか安いか…

予想は見事に外れたわけだが、JRはずいぶんと強気に出たものだ。
4月以降の設定、そしてすべてがE6系になる1年後にはどうなるかが注目される。

なお、同様に、新青森-首都圏でも、35%・15%引き設定の列車が減っている。山形-首都圏はほぼ変更なし。

※スーパーこまち関連の次の記事

【2月8日追記】JR東日本のパック旅行(東京ディズニーリゾートなど)でも、スーパーこまちを利用する場合は大人で500円加算される料金設定になった。
【10月7日追記】9月28日のダイヤ改正では、こまちの本数が減って、スーパーこまちが7往復に増えた。パック旅行では、基本料金がスーパーこまち利用となり、こまちを利用する時は500円引きされるように変わった。
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マックスバリュのサイト

2013-01-23 19:47:10 | 秋田のいろいろ
インターネットが一般に登場・普及して、もう15年ほど。
インターネットの使い方としては、携帯サイト、ブログ、SNSなどと流行りが移ってきたが、その根本は、HTMLによるホームページだろう。
今でも、企業など組織の情報発信は、独自のサイトにアップしたホームページがメインあり、情報の正確さと鮮度では優位に立つと思う。

秋田では、いまだにホームページを開設していない某製パンさんや、だいぶ日数が経ってから過ぎた日付で情報をアップする某旅客鉄道秋田支社さん、利用者からすればとても使いづらい時刻表検索を提供している某バス会社さんなどもあるものの、ホームページは企業と顧客のつながり方を変えた。


スーパーマーケットでも、ホームページを開設して、折り込みチラシを公開しているところがある。
従来、チラシは限られた地域の新聞購読者しか見られなかったのに、今は世界中から誰でも見ることができるとは、考えてみればすごい世の中だ。

イオン系列で、秋田市土崎港に本社があって、青森、秋田、山形各県などで食品スーパーを展開する「マックスバリュ東北」。
ここは、同じエリアの店舗であってもチラシが違う(価格設定が異なる)ことが多い上、我が家からは各店舗とも微妙な距離があってチラシが折り込まれない。そのため、サイトに掲載されるチラシは重宝していた。(さほど店に行く機会はないのだけど)
ただし、手作業でチラシをアップしているらしく、掲載が遅れたり、誤った店舗のチラシを掲載してしまうこと(特に茨島店)がたまに? よく? ある。

1月20日・日曜日は5%引きの日だし、目玉商品でもないかと、マックスバリュ東北のホームページにアクセスしたら、
http://www.mv-tohoku.co.jp/index.html
「サーバのメンテナンス中のため、サービスを停止しております。」「閲覧を含むすべての機能がご利用いただけません。」だそうで、チラシは見られず。
※港北店のネットスーパーやイオン株式会社による店舗紹介は、サーバーが別のため稼働しており、メンテナンス告知画面からリンクされている。【24日追記】隅っこに「お問い合わせ」というリンクもあり、イオン株式会社の問い合わせ先紹介ページにリンクしている。

サーバーの保守は必要だし、チラシのネット公開はオマケ程度だから、見られなくても仕方ないと感じた。この時は。
大手企業や自治体のホームページも、同じような理由で止まることがあるが、その場合、半日から1日で復旧するから、マックスバリュ東北も週明けには当然のごとく再開すると思っていた。この時は。


ところが、マックスバリュ東北のサイトは、週が明けて3日経った水曜日になっても、サービス停止中。【25日追記】25日・金曜日の夜になっても変わらず。このまま週を越すのか?!
さらに、同様の地域子会社である、マックスバリュ北東北(盛岡市)、マックスバリュ南東北(仙台市)、マックスバリュ関東(千葉市)、マックスバリュ長野(松本市)、マックスバリュ北陸(金沢市)などの各公式サイトも、東北と同じメンテナンス中の画面が出る。※北海道や東海など、正常に表示されるマックスバリュ各地域会社もある。
【26日追記】ただし、マックスバリュ北東北、マックスバリュ南東北などでは、各店舗情報のページはイオン株式会社のサイトにアップされていて(www.aeon.jp/maxvalu/の中)、チラシもそこ閲覧できるので、メンテナンスが長期に及ぶことによる問題は少なそう。

これら各社では、同じサーバーを使うとか、保守管理を一元化しているとかで、同時にメンテナンスしているんだろう。



それにしても、天下のイオン(の系列)ともあろうものが、何日間にも渡って公式ページが見られないとは、何たることか。
せめて、「○月○日○時頃までメンテナンスを行います」と予定を示してほしい。(他の企業や役所ならやっているけど)

ネット上では、話題になっていないようだが、僕のように情報が見られなくて困っている顧客だっているだろう。
サイバー攻撃を受けたの? とか、潰れたの? とか、あらぬ心配や誤解を招きますよ。

先日のJR東日本の予約サイト「えきねっと」のアクセス集中と同じことだけど、自分の商売に関わるホームページはしっかり管理してほしい。


【26日追記】改めて、国内のマックスバリュ運営全社(たぶん)の公式サイトの26日現在の状況をまとめておく。「MV」はマックスバリュの略。
正常に公開中(6社):MV北海道、MV東海(静岡県長泉町)、光洋(大阪市)、MV西日本(広島市)、MV九州(福岡市)、イオン琉球
メンテナンス中(7社):MV東北、MV北東北、MV南東北、MV関東、MV長野、MV北陸、MV中京(松阪市)

【29日追記】29日火曜日になって、MV北東北、MV南東北、MV関東などはホームページが見られるようになった。
一方、マックスバリュ東北などは、依然としてメンテナンス中のまま。
日曜日頃から、Googleで「マックスバリュ東北」と検索すると、yahooファイナンスの企業情報、Wikipedia、マックスバリュ“北”東北の公式サイトの店舗一覧の順に結果が表示され、マックスバリュ東北の公式サイトはかなり下(しかもなぜか株主優待のページ=もちろんメンテナンス中だが)になってしまっている。
明日はまた5%引きの日。10日間もメンテナンスが続いている…

【30日追記】マックスバリュ東北のサイトは、30日22時過ぎにやっと、10日間に及ぶメンテナンスが終了。何事も(お詫び等も)なく、従来のページが表示された。
30日の昼間はメンテナンス中で、夜になってトップページ以外が先に復旧し、22時過ぎにトップページが復旧した。「ザ・ビッグ」各店は29日~31日のチラシも掲載。「マックスバリュ」ブランドの店舗では、30日なのでチラシがあるはずだが、掲載されていない。



最後に、企業のネット上での情報公開つながりで。
最近のSNSの流行に乗って、企業や自治体などの組織が「公式Facebook」を開設することがある。
個人的には、Facebookには興味も知識もないし、実名を晒してまでネット上で交流する気にはなれないという考えなので、Facebookの何たるかがよく理解できていないかもしれないが、以下、それについて一言。

個人でなく組織がFacebookを開設する場合、基本的には、不特定多数の人に見てもらうことが、その目的の1つだと思う。
したがって、Facebookのアカウントを持たない人にも内容を見てもらえるよう、ログインしなくても見られるように設定するべきだと思うし、そうしている組織もある。

ところが、中にはログインしないと見せてくれないところもある。(年齢制限が必要な内容のサイトなどではない)
それなのに、インターネットにアクセスできる人なら誰でも表示・閲覧できる普通のホームページに、堂々と「詳しい内容は公式Facebookで!」などとリンクしているのを見ると、腹が立つ。
とあるイベントを知らせるホームページから、Facebookへのリンクがあるが、要アカウント
「そこに情報が存在する」ことは知らせておきながら、その中身が見られないなんて。
気持ちとしては「ある番組をTBS(またはフジテレビ)で放送していることは知っているのに、系列局がないためにそれを視聴できない秋田県民(または青森県民)※越境受信できる地域は除く」とか「スポーツ中継で「試合の途中ですが、一部地域の皆さんとはここでお別れです」と言われた時の「一部地域」に該当する視聴者」の心境に似ているかもしれない。

なんで、わざわざFacebookという特定の企業のサービスを使い、かつ個人情報を晒してログインした人にしか内容を見せてくれないのだろうか。自前のホームページに掲載すればいいのに。
企業にとっては、客層の分析など情報収集できるというメリットはあるだろうが、客側には特にメリットもない。
そこまで出し惜しみするほどの情報でもあるまいに(←そう思うんだったら見たがるなと言われそうですが)。
【24日追記】Facebookなど自前のサーバー以外に情報を置いて公開する利点としては、停電や災害時に自前サーバーがダウンしても(携帯端末等から情報をアップして)情報を公開し続けられ、見てもらえるということもあるだろう。


【3月28日追記】その後、3月26日付でマックスバリュ東北のサイトに「サイトメンテナンスのお知らせ」が掲載された。

3月29日の未明・早朝の4時間ほどのメンテナンス。(マックスバリュ南東北など他社でも行うようだ)
1月の10日間以上のメンテナンスでこそ、こういう告知をしてほしかった。

【4月2日追記】4月1日から、マックスバリュ東北サイトでのチラシの掲載方法が変わった。
自社サイトにPDF形式でアップしていたものが、凸版印刷の「Shufoo!(シュフー)」というサイト上に掲載されたものにリンクするように変わった。

イオンリテールやイトーヨーカドー、他のマックスバリュ運営会社では、以前からこの方式を採用している。(ドン・キホーテなどは逆に自社サイトに戻したようだが)
これなら、自社サイトがメンテナンス中でもチラシは見ることができる。
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和民工事/秋田駅

2013-01-22 22:56:26 | 秋田のいろいろ
秋田駅や周辺の話題。
●加賀谷書店から和民へ
加賀谷書店本店が閉店し、居酒屋の和民ができることになり、改装工事が行われていた。※前回の記事は12月5日
12月中は、内部を中心に工事が行われていた。
12月15日
外観は書店当時のままで、「加賀谷書店本店」の文字が残るのが切ない。
ガラスには「和民 2月初旬OPEN!!」という紙が張られていた。スタッフ募集はいいとして、もう「宴会予約受付中」とその連絡先(フリーダイヤルと東京の市外局番の2つ)まで書いてある。
宴会シーズンでもない2か月も先の宴会(しかも居酒屋の)を、まだ店ができてない、開店日すら未定のうちに予約するような気の早い人はいたのだろうか…(新しもの好きの秋田なら、いるかも?!)
写真の通り、外観のうち広小路側の出入口だけは先に工事され、
12月28日
ガラスと並びの位置にドアが新設され、二重ドアになったようだ。
ちょっと中を覗かせてもらう
書店当時に異様な存在感を放りながら林立していた、細くて黄色い柱はなくなったようだ。

外観は書店当時のまま年を越し、1月の第2週(6~12日)は一度も現地を見なかった。
今週、久しぶりに通ると、
外観が黒くなって、居酒屋仕様に!
2階の窓は埋められたようだ。
一時撤去されていた、張り紙が復活し「2月6日OPEN」となった。(2月6日は水曜日・先勝)
ビューホテル通用口のある東側
東面は1階が黒くて2階がベージュ系。こちらの2階の窓は残った。
1階のガラスには、書店閉店時の「閉店のお知らせ」(こちら面は小さい紙)がそのまま残っていた。

※続きはこの記事後半


以下はちょっと古い話も含めて秋田駅関連。
●スーパーこまち
3月16日に、秋田新幹線の新型車両E6系が「スーパーこまち」としてデビューする。
量産車は既に3編成(3本)が落成した模様(=量産先行車を含めて4編成が存在することになる)で、公募による試乗会も開かれている。

JR東日本秋田支社では、スーパーこまち登場を控え、テレビCMを流すなど、宣伝に力を入れている。
秋田駅周辺では、以前紹介した(上のリンク先)ポスターのほか、みどりの窓口前や秋田支社の壁面上部に横断幕を出していた。
(再掲)
この横断幕は、「スーパーこまち」の愛称決定以前からのもので、「2013年春デビュー 明日へ、希望を乗せて」としかない。
抜け目のないJR東日本さんのことだから、決定するやいなや「スーパーこまち」の愛称が表示されるだろうと思っていた。

しかし、11月6日に愛称が発表されたのに、12月になってもそのままだった。
年末になってやっと、
「スーパーこまち」の文字とロゴマーク、3月16日の日付のある別デザインの横断幕に換わった

※この横断幕撤去後はこうなった

秋田支社壁面は、年末辺りはすべての宣伝が撤去されていた(強風対策?)が、最近復活し、「スーパーこまち」も設置された。
みどりの窓口より横幅があるので、レイアウトが異なる

ポスターも、
新デザインに
上の写真は正月の撮影なので、みどりの窓口の自動ドアに「謹賀新年」のあいさつが出ていて、その下にもE6系のロゴが入っている。

※スーパーこまち関連の次の記事


●しめ飾り
みどりの窓口向かいのJR東日本の旅行代理店「びゅうプラザ秋田」。例年、みどりの窓口と同じような新年の装飾がされるのだが、今年は、
あいさつ文、門松、そしてしめ飾り
しめ飾りに付いてる御札(?)が「家内安全」って…
一般家庭のしめ飾りじゃないんだから、「商売繁盛」じゃないのでしょうか…

※2017年の秋田駅の正月風景はこちら


●上野行きの夜行列車
この記事末尾のように、この年末年始、583系電車による臨時寝台特急「あけぼの81・82号」が1往復だけ、弘前-上野間で運転された。運転日は悪天候ではあったものの運休は免れ、帰省客の輸送に貢献できた模様。
ネット上の情報や写真によれば、車両前後のヘッドマーク(トレインマーク)は、絵入りのものが出された。パソコンで作成したシールを貼ったらしい。
定期列車の「あけぼの」の機関車や客車後尾のマーク、そして昔583系で運転された時と、おおむね同じデザインではあるものの、「あけぼの」文字が今時の角ゴシック体であったり、下に「AKEBONO」とローマ字が入り、若干雰囲気が異なった。
※国鉄時代は、絵入りマークにローマ字が入るのは、機関車の前につく円形のヘッドマークだけで、客車後尾や電車の四角いマークには入らないのが慣例。
それ以前に、雪が付いてあまり見えなかったそうだけど。

さて、弘前1月3日17時55分発の上り82号。秋田駅には2番線に20時23分から32分まで停車するダイヤ。
秋田駅の羽越本線上りの時刻表を見ると、20時26分普通酒田行き、20時32分あけぼの82号、21時23分(定期)あけぼの の順。
つまり、臨時と定期で、「あけぼの号 上野行き」が2本続いて運行されることになる。

数十年前までは、秋田駅から上野行きの列車が昼夜多数運行されていた。
「あけぼの」という名の列車だけでも、3往復も運行されていた時期(1982~1988年、1往復は秋田発着)があった。改札口の発車標には「あけぼの○号 上野」の文字が並んでいたことだろう。
【23日追記】1988年以降は定期あけぼのは2往復になり、1990年以降は1往復。ただし、1996年までは今回と同じような臨時あけぼのがあったとのこと。

一夜だけとはいえ、そんな昔を彷彿させる光景が繰り広げられそうなので、見に行ってみた。
ただ、何かとユニークな表示が見られる秋田駅の発車標のことだから、どうなるかは気になるけれど。
20時過ぎに行ってみると、
あれ?
酒田行きの次に定期あけぼのが表示されており、臨時あけぼのが抜けている。
もしかして運休?! いや、今日は運転日じゃなかったか? などと考えていると、
臨時あけぼのも表示された!
ギリギリになって(20時20分頃?)、あけぼの82号が表示された。
手動で表示させているのだろうか。表示させたからといって誤乗の恐れや紛らわしいことはなく、なぜ遅れて表示させたのかは理解できないが。
ローマ字も表示
ローマ字では「AKEBONO82号」…

「あけぼの82号」はほぼ定時(若干遅れたか)で到着。
しかし、東京からの「こまち」が遅れており、その乗り継ぎ客のため、先発の20時26分発酒田行きの発車を遅らせていた。
あけぼの82号はそれに続いて発車することになり、秋田駅でしばらく待たされていた。ホームで写真を撮っていた皆さんには、いい撮影タイムになったようだ。(マークは雪で見えなかったようだ)

こまちが到着し、酒田行きは20分ほど遅れて発車した。発車標はどう変わるか。
間の行が空白! ※この時点で20時32分は過ぎている
本来なら、中の行に82号の途中停車駅とか編成の案内などが表示されるはずだが、何も出ていない。以前にも臨時列車でこういうことがあった。相変わらずですな。

考えてみれば、2往復以上運行されていた頃の「あけぼの」は奥羽本線経由だったし、発車標はLEDではなかった。
LED発車標の羽越本線の欄に「あけぼの 上野」が並んで表示されるのは、これが初めてだったかもしれない。
今後再び、こんな光景は見られるだろうか
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大寒の風景

2013-01-21 21:08:01 | 秋田の季節・風景
昨日1月20日は大寒。秋田市は最低気温0.7度、最高気温3.3度で、ここ最近としては寒さは厳しくなく、時折陽が射すような天気。積雪は50センチ台。
そういえば、昨年はハウス食品が大寒にシチューを、22日にはカレーを食べさせようと熱心に宣伝していた。しかし、今年はカレーのテレビCMはなし、シチューは通常品のCMの前後に「大寒はシチューを食べよう!」と付加する程度にトーンダウンした。

ここ最近の秋田市中心部の風景。
御休通り
国道7号線(通称臨海バイパス)と県道56号線(通称新国道)を東西に結び、山王と川尻・川元地区を隔てる「御休(おやすみ)通り」。
歩道は、おそらく沿道のお宅や会社の人たちが道を付けてくれたような状況。狭いし、高低差がある部分もある。車道との間は雪山で、車道もあまり除雪していないようだが、さほど支障なさそう。

中央通り。突き当りが秋田駅西口
中央通りは、路肩は雪山だけど、歩道も車道も路面が見えている。ところが、
雪山が車線をふさぐ
一方通行3車線のうち、その両端の半分近くを雪山が占領していた。写真のように、バスやトラックは中央車線にまたがって走行しなければならない部分もある。

中央通りと交わる小路
1台分のわだちができているが、ここは対面通行。すれ違うのが大変。

大町通りの通町側(ねぶり流し館付近)
交通量が多く歩道のない大町通りは、歩行者の通行スペースが少なくなり、車のすれ違いもきつい。
そんなためか、中心市街地循環バスは、5分程度の遅れで運行していた。(雪がなくてもいつも遅れ気味だけど)


思い立って、千秋公園へ。こんな雪の多い時に行くのは久しぶり。
園内の主要な部分は、下から本丸まで、人が歩ける程度の道がつけられている。(表門は落雪のため通行止め)長靴でなくても、雪道対応の靴なら問題なし。ヘンに融けていないので、街中より歩きやすいかも。
階段は、かろうじて階段状。ここは足元に注意を!

灯籠は雪帽子。胡月池は真っ白

ベンチの座面の高さまで雪が積もって埋もれそう

静かな本丸(御隅櫓は冬期休業)
街中ではあまり感じない「雪の匂い」がした。たまには雪の千秋公園も悪くない。
胡月池と太平山
他にも歩いている人がちらほらいるが、皆さん地元の人の模様。
現在、「大人の休日倶楽部パス」期間中(17日~29日)で、秋田駅周辺などには旅行客の姿が増えているが、さすがにこの雪の千秋公園までは来ないか。

二の丸広場では、
工事中「公園を整備しています」
「千秋公園市民交流ゾーン整備工事」が3月8日までの予定で行われていた。
通路1本を除いて、ほぼ全面が工事中で、土を掘り返すなどしていた。
当然、雪は寄せないと工事できないから、一角には除雪でできた雪山が。その労力と費用をどこかの道路に回せないかね…
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まとめてパンの話

2013-01-19 18:00:20 | ランチパック
10月18日以来、2か月ぶりにパンの記事ですが…
最近は、秋田で売られるヤマザキランチパックはあまりぱっとしないラインナップだし、以前は秋田に来ていた工藤パンの製品も見かけなくなってしまった。以前の“鎖国”状態に戻ったようで、寂しい。


ところで、交通新聞社サイトの1月8日のニュースによれば、同日から2か月限定で、JR東日本リテールネットと山崎製パンが共同開発したランチパック2種類を、エキナカ限定で発売しているとのこと。
「青森県産のリンゴ「王林」「ふじ」のジャムとホイップクリームをサンドした「ランチパック 青森県産りんごのジャム&ホイップ」(143円)、駅弁をイメージして牛煮込み風のフィリングをサンドした「ランチパック 牛煮込み風(黒毛和牛入り)」(168円)。」※ヤマザキのランチパック公式サイトには掲載されていない
発売場所は「JR東日本管内のニューデイズ、キオスク(青森県・秋田県除く)」
だそうで、ここにも壁が!
青森県産材料を使っているのに青森で買えないとは皮肉。
「2社は今後もエキナカ限定のランチパックを共同開発、発売する予定。」だそうだが、青森・秋田は蚊帳の外なんだろう。
※その後の関連記事(リンク先末尾)


とある小売店前にて
上の写真は、たけやパン製品を扱う、とある小売店舗前の公道に準ずる場所で撮影。
たけやへ返却する番重(この記事末尾参照)の中に、無造作にクリアファイルが2枚置かれていた。
重なっていて見にくいが、1つは「たけや製パン専用納品書用」、もう1つは「ヤマザキパン専用納品書用」などと印字してある。おそらく、納品書や商品受領書のようなものを入れて、たけやと小売店の間でやり取りするのだろう。
クリアファイルの文字は、「たけや製パン」のほうは企業ロゴを使っているが、「ヤマザキパン」は活字の丸ゴシック体なのからすると、どちらもたけや側で作成して使っているファイルなんだろう。

秋田県内で流通するヤマザキのパン(県外工場製を含む)は、ヤマザキと直接ではなく、たけやの販路を通して発注・納品するらしいことは分かっていた。
納品書類をたけやとヤマザキで別にしているところを見ると、たけや内部では厳密に区別して処理しているのだろうか。
もし、工藤パンの製品も扱っていたら、もう1つ「工藤パン用」のファイルが存在したのかもしれない。(とすれば、小売店側の処理は面倒そう)


では、昨秋以降の気になった商品を、ざっと紹介。味などの記憶が薄れているものもあるので、あしからず。

昨秋以降に確認できた、たけやフレッシュランチの新商品は、これ1つだけ。
たけやフレッシュランチ マロン&練乳クリーム 1包装当たり357kcal
包装右下の中身の写真がぼやけているかのようで、なんだかよく分からない。
たけやでは、新商品のバーコードの数字(JANコード)を、過去に発売していた商品から流用する場合があり、これは「フレッシュランチ ツナ&カレー(2010年6月)」のお下がり。
 
いちおう、栗の味はしたけれど…


次は、秋田県内で売っていた、ヤマザキランチパック。
ランチパック カシスジャム&ホイップ 1個141kcal 仙台工場製 12月発売
カシスジャムとは、珍しい。
甘酸っぱくておいしかった


ランチパック 4種のおいしさ 151kcal+135kcal 仙台工場製 12月発売
1袋に同じ中身のパンが2枚が入るランチパックだが、過去には、1枚ずつ違うものが入る商品が存在した。
これは、それだけでなく、1枚のパンを2区画に分けてそれぞれに違うものをサンドし、計4種類の中身が楽しめるという、新発想のランチパック。
白いパンにはたまごとツナマヨネーズ、茶色い全粒粉入りパンにはロースハムとチーズ。

ただし、圧着時の加工のせいか、2区画を分けるラインはほとんど切れそうだったり、完全に分割されていた。

通常のランチパックでは、食べている途中で飽きてしまうことがあるが、これならそんなことはない。
定番の4種類を少しずつ食べられて悪くないが、逆にそれぞれの具材が少なすぎて物足りないような気もした。


以下、ランチパック・フレッシュランチ以外のたけや製品。
ヤマザキには「ナイススティック」という、長い菓子パンがある。秋田でもナイススティックは売られているが、それのたけや版に当たるのが「たけやホワイトスティック」。ランチパックとフレッシュランチの関係に相当する。
パンは白くて、中身はクリーム系とチョコクリームの2種類が定番。(ヤマザキのほうでも「白いナイススティック」とかいう派生商品があるそうだが、たけやホワイトスティックはその名の通り白が基本)
昨年夏頃には、メロンクリーム入りのが出て、なかなかおいしかった。秋にはこんなものが、
たけやホワイトスティックW カスタード&ホイップ 380kcal
JANは「フレッシュランチ レーズンチョコ(2009年11月)」の流用。



これも、おいしかった。パン生地も食べやすい。カロリーが高いのが難ですが。
【5月19日追記】5月現在、ホワイトスティック「カスタードクリーム」というのが販売されていて、これもおいしい。これは343kcal。


以前紹介した、なぜか「和生菓子」扱いの「たけやホットケーキ」。
中身は、メープル、はちみつ、小倉と複数あったが、こんなものも。
たけやホットケーキ ラムレーズン
いかにも洋風だけど、やっぱり「和生菓子」扱い。
レーズンが刻んである
【30日追記】1月発売だろうか「りんごジャム&ホイップクリーム」というのもある。
【2月3日追記】2月には「ホワイトスティック キャラメル&ホイップ」と「ホットケーキ キャラメルクリーム&ホイップクリーム」が発売された。両者とも同じ中身。


ホットケーキといえば、12月にはこんなパンが、
たけやホットケーキみたいなパン 319kcal
これは「菓子パン」扱い。
「メープルフィリングとカスタード風クリームを包みマーガリンを注入しました。」
とのことだが、1年前に出ていた、「あきた大好き! 秋田の大判焼き風パン」の型を再利用して、生地と中身を変えただけみたいな…
「ホットケーキみたいなパン」というより、「ちょっと変わったクリームパン」かな。
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雪の壁/弘前と比べて

2013-01-17 21:41:04 | 秋田の季節・風景
先週末、一時68センチに達した秋田市の積雪は、その後50センチほどに減っていた。ところが、昨日深夜から増え始め、今日は65センチ前後で推移した。
秋田市では、地域の雪捨て場として、市内の街区公園等681か所を1月15日から3月いっぱいまで開放することにした。2006年の豪雪以来の対応で、この間、公園としては使えなくなる。(2006年は、車両で運搬することも可能だったようだが、今回は認められていない)

秋田市内の光景。
大町公園橋。
10日ほど前

現在。分かりにくけど少し増えた

二丁目橋付近の竿燈大通り。
昨年12月28日

除雪作業できた雪山はぐんと高くなった。歩道の融雪装置はやっと作動し始めたらしい

広小路。突き当りが秋田駅

土手長町・有楽町南側の楢山地区の県道28号線(いちおう「南有楽町通り」という愛称がある。過去の記事)。
 
ここは雪の壁がとても高い。春に除雪して開通した山岳道路のようにさえ見えてしまう(雪が黒ずんで汚いけど)。

このように、大通りは路面がほぼ見えていて、車は通りやすそう。歩道も融雪装置がおおむね作動していて歩きやすい。(雪山による見通しの悪さには注意)
でも、狭い道に入ると、除排雪が進んではいるが、まだ人も車も通行しやすいとは言えない。


そんな順調だったとは言えない、秋田市の除雪。
その原因について、秋田県の佐竹知事が、自身の秋田市長当時の経験を踏まえて、記者会見でこんなことを言っていたという。
・秋田市は道路の長さに対して、業者が保有する(除雪に使える)重機の台数が少ない。
・東日本大震災復興関連の工事に重機と人員が出払っていて、除雪に回せる余裕が少ない。
・公共事業削減により、各業者が重機をリースに頼っていて、このような緊急時に不足する。
といったことがあるそうで、単にオペレーターの腕が悪い・技術が未熟という問題ではないわけだ。


2月7日・8日には、「ゆきみらい2013 in 秋田」という催しが、秋田市文化会館や八橋運動公園などで行われる。
国土交通省などが主催し、毎年、豪雪地帯の持ち回りで開催していて、今年で25回目。除雪など雪対策の専門家や各地の行政関係者も集まるようだが、その方々には、秋田市の雪への対応はどんな風に映るだろうか。


ところで、14日の秋田魁新報の投書欄「声の十字路」に、「行政による除雪 歩行者に優しく」という投稿があった。
転勤で弘前市から秋田市へ来て、秋田での初めての冬を迎えた、45歳の男性によるもので、秋田市は歩道の除雪がされておらずとても歩きにくく、歩行者への優しさが感じられないというもの。

たしかに、投稿が主張する大筋には同意できる。
秋田市内の県道や市道では、歩行者が多くないとはいえ、信号付き横断歩道やバス停などがあってそれなりに人が歩く道路なのに、歩道の除雪がまったく行われない場所もある。
昨年
沿道に人家がほとんどない場所でもあることから、道路管理者が除雪できないなら、例えば近隣の企業やバス会社との“協働”でやってもらうとか、何らかの対処はしてほしいと思っていた。
こうしたことは、「歩行者への優しさ」というより、「道路管理者としての義務」のような気もするが。


その一方、投稿者と同じく弘前市と秋田市両方に住んだ経験を持つ者としては、投稿中の一文に違和感を持った。
「弘前市は歩道も除雪が行き届いていた。」
という部分。
前後の文脈と併せて判断すれば、「秋田市と違って弘前市の歩道の除雪は、どこもパーフェクト。歩きやすいことこの上ない」と受け取れるようにも思えた。

しかし、僕の経験では、弘前の歩道も、どこでも除雪が行き届いていたわけではなく、すべてが歩きやすいとは言えないと思う。

前提として、弘前市は秋田市より積雪量が格段に多い。また、市の面積や財政も異なり、単純に弘前市と秋田市を比較すること自体、ナンセンスかもしれない。
そして、投稿者も僕も、弘前市と秋田市に住んだことはあるとはいえ、両市内の至るところの除雪実態や道路状況を把握しているわけではない。それぞれの行動範囲内での、必ずしも客観的とはいえない主張である点も踏まえるべきだが、以下、あえて僕の感想。

20年近く前の2月下旬。初めて冬の弘前を訪れた。
その時思ったのは「雪が多くて道が狭くて、とても歩きにくい町」ということだった。品川町や御幸町の第二大成小学校(現・大成小)周辺など、路肩は高い雪山に占領されて、そのスレスレを車がかすめ、それこそ歩行スペースが確保されておらず、閉口した。雪山の上を歩かざるを得ず、異様にアップダウンのある歩道と化した箇所もあった。
また、当時の秋田市では歩道の融雪装置はそれなりの距離に設置されていたが、弘前市にはおそらく皆無で、こんなに雪が多い町にこそ設置するべきだと思った。(現在は土手町などに設置されている。また、秋田市の融雪装置は老朽化で作動しなくなった箇所があって問題になっている)
弘前で暮らしていた間は、雪が積もると歩く道を選ぶのに苦労し、それが嫌で早々に秋田へ帰省していたものだった。
2005年2月の弘前市富田大通り。弘前大学正門付近は除雪されるのだが、ここはされておらず、赤い矢印間のわずかな幅が通路
繰り返しになるが、秋田市より財政規模が小さく、秋田市より積雪量が多い弘前市において、むしろ上記程度の不便で済んでいたことを称えるべきかもしれないけれど。

最近は冬の弘前に行っていないので、変わった点もあるとは思うが、今日の弘前市は、積雪が1メートルを超えたそうで、大成小付近、バカヤローカーブ、茂森町付近などの道路は、どんな状況なのか、果たしてそんなに歩行者に優しい道なのか、気になってしまう。


と思っていたら、今日17日の魁の1面コラム「北斗星」が、この投稿を受けたものだった。
執筆者は「用があって弘前に出掛けたついでに、観察してみた。」そうで、「中心部はなるほどきれいなものだったが、住宅地では路肩に雪の山ができており、歩道も歩きにくい場所があった。」との感想。
ほら、やっぱりそうじゃないか。

投稿がウソだとか、秋田市の現状でいいと言うつもりはない。じゃあ、何を言いたいのかと言われれば、分からなくなってきた。
同じものを体験しても感じ方は人それぞれだし、万人が納得するのは難しい。
融けて消えてしまう雪にこんなに悩まされるとは因果なもの。いずれ春は来るでしょう。
とか、そんな結論?

※実際の弘前の状況はこちら
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若草色とレンガ色の箱

2013-01-16 21:20:12 | 秋田のいろいろ
現在、秋田市では、粗大ごみを除くごみ収集を、大きく4つに分けて行なっている。※ここでいう分け方とは、「ごみの日」が4種類あるということ。それぞれの中での分別はもっと細かい。
家庭ごみ(昨年から有料化されたいわゆる燃えるごみ、週2回)、資源化物のうち金属類(昔の燃えないごみ相当、月1回)、資源化物のうちペットボトル(月1回)、金属・ペットボトル以外の資源化物(瓶・缶・古紙・乾電池、月2回)
4つの収集日は、各地域内で重ならないように割り当てられている。【17日訂正】一部地域では、ペットボトルと瓶・缶の回収日が重なっている。金属類とペットボトルは、どこでも必ず水曜日になっているようだ。
このような収集区分・方法になったのは、1999年4月【16日訂正】2002年から。(1999年4月にペットボトル回収が新規に始まった。古紙は1995年6月から)


さて、ごみの出し方なのだが、多くはゴミ袋に入れて出すけれど、そうでないものもある。
古紙はしばってそのまま出し、空きびんは、また違った出し方をする。

空きびんは、各集積所に置かれる「回収箱」に入れることになっている。
回収箱とは、
このコンテナ(雪が付いて、中に余計なゴミが入ってますが)
薄緑色のプラスチック製の容器で、側面は縦方向のスリットが入って網状。「空ビン回収用」「秋田市」の文字と市章が入る。

回収箱は、収集日前日(月曜収集の地域は前週金曜)に、ごみ収集車(可燃ごみのような圧縮装置付きではなく、荷台にコンテナを積み上げられるトラックタイプ)が巡回して置いていく。現在は、各集積所に1~2個置かれるのが標準かと思う(昔はもう少し多かったか)。

こういう収集方法をする理由としては、搬出・回収時等の瓶の破損を防ぐ、収集車に積み上げて効率よく運搬できる、各家庭から1度に出される瓶の量は多くないので袋だと非効率的、といったことだろう。
回収箱の配置作業が必要で2度手間だし、回収箱の手入れや保管なども必要にはなるけれど。
設置後に雪が積もって、埋もれる恐れもある



ところで、少し昔の秋田市を知る方なら、もう1種類の回収箱があったのをご記憶だろうか?

それは、

これ!
現行の空きびん回収箱とサイズはほとんど同じで、赤茶色のコンテナ。
昔は、空き缶を袋でなく、この箱で回収していたのだ。当時も、びんと缶は回収日が同じだったので、集積所には2色の容器が並んでいた。


姿を消してだいぶ経つが、つい先日、秋田市内某所で久々に“再会”し、撮影できた。
以前にも、別の場所で再会したことがあり、今回が2度目。
再会した場所は、某民間施設と秋田市関係の施設のいずれも裏口のごみ置き場的な場所。秋田市環境部で用済みになって、民間や市の他セクションへ払い下げられたのだろう。
撮影した所では、今なお空き缶回収箱として“現役”で活躍しているようだが、大事にされているのか、きれいな姿だった。
じっくり見るのは初めて
色以外の空きびん用との違いは、文字が「空カン回収用」に替わっているほか、側面が縦スリットではなく斜線が交わる網になっている。



秋田市の資源化物収集の歴史をさかのぼってみる。
秋田市がリサイクルするために区分してごみ収集を行った最初は、1980(昭和55)年5月のようだ。
旭川(地域名ではなく河川のことでしょう)より西側の地域で、月1回空き瓶を回収した。この時から既に、プラスチック容器で回収していたようだ。

翌1981年5月からは、市内全域で、空き瓶のほか空き缶の回収を開始。今では「資源化物」と呼んでいるが当時は「資源ごみ」と呼んでいた、僕を含めて古い秋田市民は今もそう呼んでしまう。
この時に、2色の回収箱が誕生したと考えられる。
【16日補足】その後、1983年6月から、月2回収集になった。

開始当時は不明だが、1990年前後頃以降は、広報あきたでは「空きびんは若草色の回収箱、空き缶はレンガ色の回収箱に」といったように、2色の回収箱を「若草色」と「レンガ色」と呼ぶことが多かった。若草色は秋田市の色でもある。
【2023年1月25日追記・若草色の箱は、2023年時点の秋田市ホームページでは「緑色の回収箱」と称している。】

そして、1999年4月。
資源化物としてのペットボトル回収が新たに始まるとともに、空き缶は袋で出すようになり、レンガ色の回収箱は役目を終えた。


空き缶収集を回収箱から袋に変えたのは、「収集効率を高めるため(1999年3月26日付広報あきた1454号)」だそう。
1981年の回収開始当初は、瓶入り飲料を買って、空いたら酒屋さんに回収してもらうことも多かったかもしれないが、1990年代には缶ビールの消費が増えていただろう。それに、清涼飲料の500ml以下の小容量ペットボトルが出たのは1996年だから、それ以前は缶の利用すなわち空き缶が圧倒的に多かったと考えられる。
そんな背景から、1990年代中頃には、資源ごみに出される缶の量が多くなり、回収箱が集積場に置ききれなかったり不足したりといった問題や、箱の中に山盛りに積み上げられて箱からあふれてこぼれるような問題があったのではないだろうか。
【17日追記】箱による空き缶収集に、もう1つ欠点があったのを思い出した。それは、「集積所に出すときの音」。
各家庭からまとまった数の空き缶を出す場合、家から適当な袋なり箱なりで運んで、集積所で回収箱に入れるのが普通。この時、1本1本丁寧に回収箱に入れる人はあまりいないわけで、ほとんどは回収箱の中に流しこむように落として入れることになり、「カランカランカラン」と缶がぶつかる音が集積所周辺に響いてしまっていた。
定められた時間帯(朝6時~8時)前に出す人も少なくなく、一種の騒音公害になっていた場所もあっただろう。これも缶の箱による収集をやめた理由かもしれない。


余談ですが、資源化物の回収開始当初は、集積所から瓶や缶を持ち去り、売却して利益を得る人がいたようだ。以前は、それは犯罪行為であることを伝える、市と警察連名の警告が表示されていたこともあった。
そればかりか、回収箱自体を持ち去る人もいたようで、1981年5月20日付広報あきた848号では「配置したプラスチック箱が散歩に連れ出されて、帰って来ない例があります。箱は集積所から移動しないでください。」と、詩的な表現で呼びかけていた。


現在に戻って、年明け最初の収集日のとある集積所。よそ様のごみを拝見して申し訳ないですが。
古紙がたくさん、空きびんも…?(段ボールをテープで縛るのはいけません。紙紐を使いましょう)
若草色の空きびん回収箱が、やけに多い!
ここは環境センターの容器置き場とかではないですよ
上記の通り、今は各集積場所に3個もあれば多い方だが、ここは30個以上ある。
いや、よく見ると、回収箱2つを上下に向きあわせて重ね、その中にもう1つの箱を縦にして入れているものもあり、50個近いかもしれない。
それ以前に、これは収集日当日の、家庭から出すべき時間を過ぎた時。それなのに、ほとんどの箱が空っぽで、供給過剰だ。

この集積所がいつもこうなのかは不明だが、大規模な団地などではなく、秋田市中心部のありふれた住宅街。
もしかしたら、町内会の方針などで、町内全部の資源化物の集積所を、ここ1か所に集約しているのかもしれないが、それにしても回収箱が多すぎる。大酒飲みさんが住んでいる町内で、この時はたまたま禁酒中だったとかだろうか…(機会があれば、次回以降の収集日に確認してみます)→【2月2日追記】その後は、2つしか置かれていなかった。

静岡市清水区でも、箱で空きびんを回収していたが、違う点もあった
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こけしバス

2013-01-15 21:19:40 | 秋田のいろいろ
この塗装のバスを見て、どんなバス(路線とか行き先とか)だか想像つきますか?
行き先表示で分かってしまいますが
僕は、小田急シティバスと秋田中央交通が共同運行する、秋田市と新宿を結ぶ夜行高速路線バス「フローラ号」専用車だと思ってしまう。

では、これは?
上の色違い
こちらは、秋田-仙台の高速路線バス「仙秋号」のうち、中央交通担当便の車両の印象がある。


ところが正解は、どちらも秋田市内と秋田空港を結ぶリムジンバス。
緑系の塗装の車両は、湯沢や能代方面の秋田県内の高速バスに使われることもある。(オレンジ系の車両も使われている可能性がある)

個人的には、この塗装のバスといえば、長距離高速バス専用車の印象が強く、リムジンや県内路線を走っているのには違和感がある。
実は、上の2台の車両は、実際に元々はそれら高速バスの専用車で、経年により格下げされて、現状の使い方をされている。緑のほうは元仙秋号用で数年前に転用、オレンジのほうはつい最近、フローラ号または仙秋号から転用されたようだ。
元フローラ号用ならば、座席配列を3列から4列に替える改造は受けていることになる。しかし、車両後部のトイレのスペースはそのまま(使っていない可能性が高い)だし、何よりも塗装がそのまま。
窓の黒い部分がトイレスペース
つまり、できるだけカネをかけずに格下げしたかったのが伺えるが、それが僕には違和感を感じさせていることになる。
そして、バスに乗ろうと待っている客の立場からすれば、ややこしいことこの上ない。(通常のリムジンや県内高速は、貸切バスと同じ塗装

どちらも格下げ車。この時は緑が高速湯沢、オレンジがリムジンに使われていた

この塗装は、秋田中央交通の“専売特許”ではなく、小田急バスでも見ることができる。※現在は子会社「小田急シティバス」の車両
現在は、フローラ号のほか、広島や岡山方面などの夜行高速バスでも、同じ塗装のバス(というか同じバス)が使われているという。
ただし、広島や岡山方面の便では、小田急担当便だけがこの塗装で、共同運行先の地元バス会社はそれぞれの塗装の車両が入っているようだ。

つまり、この塗装は、[秋田中央交通と小田急シティバスにだけ存在]し、秋田中央交通では[フローラ号(主にオレンジ色?)、仙秋号(主に緑色?)、およびそれらの格下げ後の高速・リムジン]用として、小田急では[地方発着高速夜行バス]用として使われていて、[フローラ号だけがこの塗装のバスで統一されている]ということになる。
なお、小田急には、オレンジ色系統、緑色系統のほか、色違いの青系統のもあり、フローラ号にも3色とも使われている。
【2018年1月17日追記】1990年の仙秋号運行開始時に使われていた秋田中央交通の車両では、青い塗装の車が存在したようだ(側面窓下には、当時のフローラ号と同じ書体で「HIGHWAY EXPRESS」と表示)。上記の通り、その後2010年代までのどこかで青がなくなって、オレンジと緑だけになったということのようだ。


歴史をさかのぼると、この塗装が出現したのは、1988年のフローラ号の運行開始時。(たぶん当初はオレンジ色系統だけだったと思う)
新しい夜行高速バスであることをPRしようと、小田急と中央交通共通の新塗装を設定したのだろう。当初は、正面や側面に大きく「FLORA」と記されていた。
その後、上記の通り、両社とも他の高速バスにも、同じ塗装のバスを投入することになっていき、フローラ号専用塗装ではなくなったけれど、フローラ号には両社とも使い続けていることになる。これに伴い、車体の「FLORA」表示は、小田急では「ODAKYU(と一部車両は犬のエンブレム)」表記に変わった。中央交通も「AKITA CHUO KOTSU」に変わったが、フローラ号用の正面だけは「FLORA」が残る。


この塗装、バス愛好家の間では「こけしバス」とか「こけし塗装」と呼ばれることがある(各色を赤こけし・緑こけし・青こけしと呼ぶこともある)。たしかに民芸品のこけしが並んでいるように見えなくもない。
でも、ネット上の一部に、「(フローラ号の目的地である)秋田特産のこけしをモチーフにしたのではないか」という記述があるのは、間違いだろう。
なぜなら、まず、こけしの本場は宮城。秋田でも湯沢の「木地山こけし」などはあるが、フローラ号沿線ではないし、秋田県全体を代表する特産品とまでは言えない。
それに、バスの塗装を見ると、頭がないこけしや、頭が2つ3つ重なったこけしが描かれていることになるが、こんな気持ち悪いこけしなど、ない。
あくまで、「こけしっぽく見える」から「こけしバス」と呼ばれるのでしょう。
この緑こけしは「AKITA CHUO KOTSU」がずいぶんと前寄りでアンバランス

2社が共同運行するフローラ号が発祥で、今は両社それぞれに使っているこけし塗装の存在は、小田急と中央交通の“仲の良さ“の表れと言えるだろう。
中央交通にとっては、大手の小田急と仲良くすることのメリット(中古車を優先的に譲ってもらえたりとか)は大きいし、社長が若い頃に修業させてもらった恩もあるだろうから、良好な関係を続けたいのはよく分かる。一方、小田急にしてみれば、全国各地にあまたある“田舎の小さなバス会社”の1つに過ぎないように思える中央交通に対して、ちゃんと相手をしてくれているのは、何か目的があるのだろうか?
損得や利害関係抜きの「真の友情」で結ばれているか、切るに切れない「腐れ縁」なのかもしれませんが…


※「夜行高速路線バス」という表記について
記事の最初で、フローラ号のような「夜から朝にかけて、主に高速道路を走行し都市間を運行する路線バス」のことを「夜行高速路線バス」とさせてもらった。これは公式な名称ではない。一般的には「高速バス」とか「夜行バス」と呼ばれることが多いかと思う。
ネット上やテレビでは、このようなバスのことを「深夜バス」とか「寝台バス」と呼ぶことがままあり、昨年の事故で問題となった「ツアーバス」と混同しているケースも多く見られる。
このことがちょっと気になるので、誤解を招かないであろう「夜行高速路線バス」という名称を作ってしまいました。

ちなみに、「深夜バス」とは、大都市圏などで深夜(23時以降など)に運行される一般路線バスのこと。(割増料金がかかることが多い)
「寝台バス」では、「寝台」つまりベッドがあることになってしまうが、日本ではそのようなバスの運行は認められない(1960年代に札幌市交通局が作ったものの、横転事故を起こし、規制されたそうだ)。
また、単に「高速(路線)バス」では、仙秋号のような昼間のバスと区別ができないし、「夜行バス」ではツアーバスや深夜バスをも含むようにも受け取れる。
【2015年10月15日追記】北海道テレビ制作で全国で人気のバラエティ番組「水曜どうでしょう」内では、夜行高速路線バスのことを「深夜バス」と呼んでいるそうで、この影響もあるのだろう。

※こけし塗装の屋根について、この記事中ほどに

※2019年8月頃に、仙秋号用に青こけし塗装の新車(同型のいすゞ・日野1台ずつ)が2台導入された。
中央交通ホームページによれば「仙秋号運行開始30周年を記念し、運行開始時の青系のカラーリングを復刻」したそうで、ナンバープレートも30-01と30-02。
中央交通にしてみれば、青こけしが途絶えていたのだから「復刻」なんだろうけど、小田急では継続しているわけで、微妙な復刻。
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積雪68cm

2013-01-14 17:48:44 | 秋田の季節・風景
3連休最終日で成人の日の今日14日は首都圏では大雪。秋田市では、12日土曜日から大雪。
積雪は、12日朝7時までは44センチほどだったのが、8時49センチ、9時55センチ、10時60センチと積もり続け、17時には68センチに達した。12日10時14分から16時23分までは、大雪警報が出された(秋田で大雪注意報でなく警報が出るのはまれ)。
その後は今日まで、それほど降らず、積もった雪が自重でしまったり融けたりして、50センチ程度で推移。
保戸野すわ町の町名の由来でもある「諏訪愛宕神社」。鳥居の上にもっさり
2006年1月に近い大雪となった。
ちなみに、今頃の秋田市の積雪の平年値は12~13センチ。68センチは1月の秋田市の積雪としては歴代8位。(2006年1月5日は74センチで4位)
門柱にこんもり。門の前が除雪されていないと、ここが空き屋であることが分かってしまう
秋田市も重い腰を上げて「秋田市道路豪雪対策本部」を設置。市内の一斉除排雪に取り掛かった。
寒さが続いて、なかなか作業がはかどらないそうだが、秋田市中心部の通学路になるような細い市道では、着実に雪が少なくなっている。
秋田市立の小中学校では、明日15日から授業が再開(冬休みは11日まで)されるので、ちょうどいい機会ではあっただろう。
保戸野原の町・保戸野八丁の市道
ここは、道幅が狭いので、雪がなくても歩行者や車どうしのすれ違いに難がある。この雪ではすごいことになっているかと思ったら、排雪がされていて、それほどでもなかった。路面は若干わだちや凹凸がある。
ちなみにこの道路、1985年頃までは、路線バスの神田線・添川線が走っていた。今考えると、信じられない。

その脇の小路
通学路ということなのか、わりときれいに除雪されていた。
ただ、除雪によって表面が平らになってツルツルの部分もあるので、歩きやすくなったからといってボーッと歩いていると、滑って転ぶ危険がある。どんな道でも気は抜けません。

その近くの県道233号線
現在、神田線・添川線が走る、歩道付きの県道。
車道の路面は露出しており、歩道にも除雪車が入ったのか歩きやすくなっていた。バス停では、歩道から車道への道が付けられ、おおむね問題なし。
その結果、車道と歩道の間には、巨大な雪山ができている。
車で小路から大通りに出入りする時、歩行者の道路横断時などは、充分な注意が必要です。


12日はJRでは、秋田駅周辺のポイント不転換や除雪作業のため、新幹線は遅れ、在来線は大規模な運休が生じた。
もちろん道路渋滞なども発生し、各家庭では除雪作業に追われたけれど、大量に積もったのが3連休初日だったことで、市民生活への影響は少しは軽く済んだかもしれない。
なお、秋田市の成人式は、今年から成人の日ではなく、(帰省して参加する人の移動に配慮して)前日の日曜日に行われることになり、他の県内3市同様13日に行われた。(残りの市町村は夏に成人式を行う)

そろそろ雪捨場が満杯という話になりそうだし、今後まだ雪は積もるかもしれない。わずかに日は長くなってきたけれど、冬はまだ続く。
コメント (7)
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