慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

『ワクチンの種類』『サブユニットワクチン』

2024年12月11日 | 医療
🌸ワクチンとは

 ☆宮坂昌之氏は、常識的で意見の偏らない免疫学者です
 ☆今回の本、特に平易に分かりやすく記載されています
 *又、挿入の画像非常に分かりやすいです
 ☆復習的要素強く、容易に理解できます

ワクチンにはいろいろな種類がある
 ☆①生ワクチンは、生きた病原体を使っている
 *「生」で使うと、本当の感染が起きてしまう可能性がある
 *病原体の感染する能力を人工的に低下させワクチンとして使う
 *体内に入ると、病気を起こさないぐらいの軽い感染を起こす
 *普通の感染に近い状態でからだの抵抗性がよび起こされる
 *弱毒化生ワクチンとして使われている
 *BCG、麻疹、風疹、おたふく風邪、みずぼうそう等
 ☆➁不活化ワクチン
 *病原体の感染性を完全に失わせ製剤化したもの
 *百日咳、日本脳炎、インフルエンザ、A型肝炎等がある
 ☆③インフルエンザフクチン
 *ウイルスの抗原のもとの一部の成分だけを取り出し精製
 *ワクチンにしており、「スプリットワクチン」ともよばれている
 *病原体が不活化されているので、病気を起こすことはない

ワクチンはからだの免疫の仕組みをよび起こす
 ☆ワクチンとは
 *病原体あるいは細菌毒素の力を弱めたり無くしたりして
 *人工的に作られた製剤で、からだの免疫の仕組みをよび起こし
 *病原体に対する抵抗力を増強させる
 *感染症を未然に防ぐことを目的に作られている
 *当然、感染症ごとに異なるワクチンがある
 ☆これらのタイプのワクチンの問題点①
 *病原体を試験管内や鶏卵などの中で
 *生きた形で増やす必要があるので製造に時間がかかる
 ☆これらのタイプのワクチンの問題点➁
 *体内で増えることがないので
 *1回だけの接種では十分な抵抗性を付与することができない
 *ワクチンの中に「アジュバント」とよばれる免疫増強剤を加え
 *数回の接種を行うのが普通

⛳遺伝子組み換え技術を利用したサブユニットワクチン
 ☆病原体から感染に関わる遺伝子を取り出し
 *それを発現細胞とよばれる細胞株に導入し
 *その産物であるタンパク質サブユニットを作らせる
 (つまリタンパク質の一部分という意味)
 ☆タンパク質サブユニットを精製・処理しワクチンとしている
 *B型肝炎や帯状疱疹のワクチンがこのタイプ
 ☆最近、新型コロナで使われているmRNAワクチンがある
                          (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『あなたの健康は免疫でできている』





『ワクチンの種類』『サブユニットワクチン』
(『あなたの健康は免疫でできている』記事、ネットより画像引用)
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『アルツハイマー病』『免疫力低下・慢性炎症』『ワクチン接種』

2024年12月09日 | 医療
🌸アルツハイマー病は免疫力低下で起こるのか

 ☆宮坂昌之氏は、常識的で意見の偏らない免疫学者です
 ☆今回の本、特に平易に分かりやすく記載されています
 *又、挿入の画像非常に分かりやすいです
 ☆復習的要素強く、容易に理解できます

⛳アルツハイマー病は認知症の一種
 ☆認知症というのは医学的には「病名」ではない
 *脳の機能が低下したために、物事を認識する力、記憶力、判断力等が
 *障害を受けて、日常生活に支障をきたすような「状態」のこと
 *65歳以上の5人にひとりとなるといわれている
 *健康長寿社会の大きな敵です
 *認知症は、血管型とアルツハイマー型がある
 ☆日本の認知症の2割ぐらいは血管型
 *その原因は主に生活習慣病が大きなリスクファクター
 *血管型は生活習慣の改善でかなり防げる可能性がある
 *生活習慣病の根底には慢性炎症がある
 *血管性認知症の原因に慢性炎症が関わっていると考えられる
 *生活習慣を改善し、慢性炎症を抑えることが
 *血管認知症の予防や進行を上めるために大事です
 ☆全体の6割以上を占めるアルツハイマー病による認知症
 *アルッハイマー型認知症ではアミロイドベータというタンパク質が
 *脳に沈着してアミロイド斑あるいは老人斑が増えている
 *何がきっかけとしてこのようになるのかは不明
 *この状態になると、周囲の神経細胞が死に始め
 *神経細胞が減って、記憶力や判断力の低下が起こる

⛳ウイルス感染はアルツハイマー病の発症リスクを高める
 ☆ウイルス感染があると、あとになってから
 *アルツハイマー病、血管性認知症やパーキンソン病などの
 *神経系疾患の発症リスクが増加するというデータがある
 *フィンランドとイギリスのデータを解析して得られた結果です
 ☆ウイルス性脳炎を起こすと、あとになって
 *アルツハイマー病を発症するリスクが10倍以上高くなることが
 *報告されていたが、今回の報告でもこれが確認された
 ☆インフルエンザにかかって肺炎を起こした人
 *アルツハイマー病、ALS、認知症、パーキンソン病、血管性認知症
 *リスクが約2倍から数倍増えていた
 *帯状疱疹になった場合も
 *種々の神経系疾患の発症リスクが有意に高くなっていた
 ☆アルッハイマー病になっている人では炎症があると
 *認知機能の低下がさらに進みやすくなることがわかっている
 ☆炎症性サイトカインが血液中で増えたアルツハイマー型患者の認知機能
 *炎症のないアルツハイマー型患者に比べて低下の度合いが大きい
 *逆に炎症性サイトカインが低い患者では
 *経過観察期間中に認知機能の低下がほとんど見られなかった

インフルエンザワクチン接種がアルツハイマー病の発症防止に有効
 ☆ワクチンが存在する感染症については中高年の人たちは
 *ワクチン接種をして感染リスクを下げておくことが必要です
 ☆そのことを示すデータがアメリカから出ている
 *約93万例のインフルエンザワクチン接種有りと無しのペアを選び
 *その後のアルツハイマー病の発症頻度を比較した
 *65歳以上の集団ではインフルエンザワクチン接種の回数が増えると
 *アルツハイマー病の発症頻度が下がっていた
 ☆インフルエンザワクチン接種はアルツハイマー病の発症防止に
 *有効であったという結果です
 *ウイルス疾患などが原因で炎症が続くとアルツハイマー病の悪化する
 ☆アルッハイマー病の原因は不明ですが
 *炎症の存在自体が発症のきっかけとなったり
 *認知症の症状の進行を進めたりするようなので
 *慢性炎症を抑えることが大事です
 *食べすぎ、飲みすぎは避けて、定期的に運動することが重要
                          (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
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『アルツハイマー病』『免疫力低下・慢性炎症』『ワクチン接種』
(『あなたの健康は免疫でできている』記事、ネットより画像引用)
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『睡眠不足=免疫力低下』『がん細胞夜間に移動する』

2024年12月08日 | 医療
🌸睡眠不足は、全身的に慢性炎症が起こりやすくなる

 ☆宮坂昌之氏は、常識的で意見の偏らない免疫学者です
 ☆今回の本、特に平易に分かりやすく記載されています
 *又、挿入の画像非常に分かりやすいです
 ☆復習的要素強く、容易に理解できます

睡眠不足は免疫力低下につながる
 ☆睡眠はわれわれにとって必須のもの
 *慢性的に睡眠欠如状態が続くと、感染を起こしやすくなったり
 *体内で炎症が起きやすくなったりする
 *無理に長時間、睡眠不足を誘導すると、からだの所々で炎症が起こる
 ☆それらは、実験的にマウスにでも証明されている
 *睡眠欠如状態脳内では、PGE2生埋活性物質が放出される
 *それが血液脳関門を越えて末梢に移動して、
 *末梢の免疫細胞に働いて炎症性サイトカインを多量に放出させ
 *結果、種々の臓器で障害が起きて、多臓器不全により死亡している
 ☆人間では睡眠時間が短いとがんや脳血管障害による死亡率が上昇する
 *1日の睡眠時間が5時間の人は7時間の人に比べて
 *約30%高い全死亡率を示している
 *原因のひとつは、睡眠不足のために造血系、免疫系に悪影響が及び
 *からだが炎症を起こしやすくなり
 *その結果、免疫力が低下することにある
 *特に自然免疫に関わる骨髄系細胞をたくさん作るようになり
 *このためにからだで炎症が起こりやすい状態となっていた

睡眠不足は、がんを排除しにくい体になる
 ☆がんで死亡するのは、ほとんどの場合、転移によってです
 *がん細胞が元のがん組織から離れて別の組織に移動をした結果
 *肺、肝臓、脳などの主要臓器に転移が起こると
 *死亡のリスクが大きく上がる
 ☆転移を未然に防ぐことががん治療の成功のために大事なこ
 *どのようにして転移という現象が誘導されるのかよくわかっていない
 ☆その中で、最近ひとつわかってきたことは
 *がん細胞ががん組織を離脱して血液中に出現しやすいのは夜間である
 *われわれの睡眠時である
 ☆がん細胞が血液中に出現したからといって
 *それがすぐに転移につながるわけではない
 *それは、われわれの免疫系が、がん細胞を認識し攻撃・排除するから
 ☆これに関してひとつ大事なことがある
 *われわれの免疫は、昼間のほうが夜よりもよく働く
 *適度な交感神経刺激だ、免疫がより良く働くようになっている
 ☆1日の中でわれわれの免疫力が下がってくる夜間に
 *がん細胞の転移が起きやすいというのは、都合がいいことではない
 *ここに睡眠不足が加わると、免疫力はさらに低下するので
 *血液中のがん細胞をもっと排除しにくくなる

睡眠をとることは、われわれのからだの防御にとり大事
 ☆われわれには自己反応性のリンパ球が少数いる
 ☆制御性T細胞などのブレーキをかけるメカニズムが複数働いている
 *ふだんは自分のからだを攻撃しないようになっている
 ☆睡眠不足が続くと、アクセルとブレーキのバランスが崩れて
 *アクセル優位となってしまい、自己に対する免疫反応が始まる
 ☆睡眠不足になっても自分はあとで寝だめをするので大文夫?
 *しかし「寝だめ」では睡眠不足による悪影響がうまく解消されない
 *やはりふだんから規則正しい睡眠習慣を身につけるのが大事です
                          (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『あなたの健康は免疫でできている』





『睡眠不足=免疫力低下』『がん細胞夜間に移動する』
(『あなたの健康は免疫でできている』記事、ネットより画像引用)
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『細胞老化と免疫』『SASP因子』

2024年12月07日 | 医療
🌸老化と免疫の関係

 ☆宮坂昌之氏は、常識的で意見の偏らない免疫学者です
 ☆今回の本、特に平易に分かりやすく記載しています
 *挿入の画像非常に分かりやすい
 ☆復習的要素強く、容易に理解できます

⛳加齢のより、感染症にかかりやすく、重症化しやすく、死亡リスク高まる
 ☆新型コロナウイルス感染症による性別、年代別累計死者数を示したもの
 *年齢が進むにつれて男女ともに死者数が大幅に増えている
 *60代をすぎると新型コロナによる死者数が増え
 *死者全体の約9割が70代以上の人
 ☆これは新型コロナだけではない、多くの感染症でほぼ同様の傾向
 *年齢が進むと、どの感染症にもかかりやすくなり
 *重症化しやすくなり、死亡リスクがぐんと高くなる
 *これは主に老化によるもの

一般に細胞は分裂できる回数に制限がある
 ☆ある程度分裂を繰り返すとそれ以上分裂ができなくなる
 *この過程で細胞の老化が始まり
 *種々の老化関連因子(SASP因子)が老化細胞で作られる
 *SASP因子のひとつに炎症性サイトカインがある
 ☆炎症性サイトカインはSASP因子を作る老化細胞自身を刺激し
 *細胞の老化をいっそう進めるとともに
 *免疫細胞をよび寄せ、炎症状態を作り出す
 ☆その場に遺伝子変異を起こした細胞がいると
 *SASP因子がその細胞に働いてがんを発症しやすくする
 *SASP因子が老化の過程でいろいろと悪いことをする
 ☆老化細胞では細胞質で不要なDNAを除去するために
 *必要なDNA分解酵素の量が減り
 *そのためにゲノムDNAの一部が細胞質に溜まり始める
 *このDNA断片が自然免疫反応を刺激して
 *その結果、SASP因子の産生が始まるとい
 ☆即ち、老化と炎症(免疫)がリンクしている

加齢で炎症を起こしやすくなり、慢性炎症となり生活習慣病が悪化する
 ☆高齢者では、ある程度低下している各臓器の予備能力がさらに低下する
 ☆また、加齢による慢性炎症が進むと生活習慣病が悪化する
 ☆このようなことが骨髄で起きれば
 *免疫細胞の多くは骨髄で作られるので
 *当然、自然免疫も獲得免疫も低下します
 *各臓器の機能には血管やリンパ管による栄養分の運搬と
 *代謝物の排出が大きく影響する
 *血管やリンパ管も老化をするので
 *これによつても各臓器の機能が落ちる
 ☆免疫組織でも老化が進むと
 *リンパ球やそれを取り巻く間質細胞もともに機能が落ち
 *加齢による免疫力の低下に大きく関わる
 *この様に、加齢と炎症、免疫力低下というのは密接に関係している
 ☆たとえば新型コロナウイルスによる感染が起きると
 *高齢者では負のスパイラルが始まり
 *急激に状態が悪化する可能性がある
                          (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『あなたの健康は免疫でできている』




『細胞老化と免疫』『SASP因子』
(『あなたの健康は免疫でできている』記事、ネットより画像引用)
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『肥満と免疫』『BMI22』『総死亡率』

2024年12月06日 | 医療
🌸肥満と免疫の関係

 ☆宮坂昌之氏は、常識的で意見の偏らない免疫学者です
 ☆今回の本、特に平易に分かりやすく記載しています
    *挿入の画像非常に分かりやすい
 ☆自己免疫疾患からの復習的要素強く、容易に理解できます

⛳BMIは、日本人の死亡リスクやがん死亡のリスクと強く関連する
 ☆肥満の程度(BMl)と総死亡およびがん死亡のリスクとの関連
 *BMIが22になる時の体重が標準体重であり
 *もっとも病気になりにくい状態であるとされている
 ☆男性でも女性でも、痩せすぎも大りすぎのいずれでも
 *総死亡リスク(原因を問わない全体の死亡リスク)や
 *がんによる死亡リスクが高くなっている
 ☆痩せすぎの場合
 *必要な栄養素が十分に摂取できていないことが多く
 *代謝能力も免疫力も下がっていて、死亡リスクが高くなっている
 ☆標準体重よりも少しBMIが高めのところ
 *総死亡、かん死亡リスクともに一番低くなっている
 *一般にいわれる「ちょっと太めのほうが元気で長生き」する
 ☆肥満が進むと、総死亡、がん死亡のリスクも高くなっている
 *過度の肥満は免疫力低下につながる

新型コロナ感染症での人院リスクと死亡リスクも同様の傾向
 ☆イギリスで約690万人について調べたもの
 *総死亡リスク、がん死亡リスクのデータとよく似ている
 *やはり痩せすぎは良くなく
 *肥満の度合いが増すにつれて
 *新型コロナによる、入院リスクも死亡リスクも急激に高くなってゆく
  ☆これにはいくつかの理由があるが
 *もっとも大きいのが肥満によって生じる免疫力の低下です

⛳肥満では、脂肪組織に慢性炎症が起きている
 ☆肥満では、脂肪細胞の大きさと数が増え脂肪組織が大きくなる
 *この時には、脂肪組織ですでに炎症が始まっている
 *肥満の度が進むとともに炎症も次第に進行していく
 ☆脂肪組織に集まってきた白血球から
 *継続的かつ大量に炎症性サイトカインが放出される
 *結果、脂肪組織の周囲や離れた組織に働いて
 *さまざまな悪影響を及ぼす(貧血や免疫力低下)
 ☆脂肪組織で起きている慢性炎症
 *造血系や免疫系に悪影響を及ぼし免疫力低下がもたらされる
                          (敬称略)
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『肥満と免疫』『BMI22』『総死亡率』
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『炎症が免疫系に及ぼす影響』『慢性炎症』『万病のもと』

2024年12月05日 | 医療
🌸炎症が続くと免疫系に及ぼす影響

⛳炎症は一種の防御反応

 ☆炎症とは、異常状態に対する一種の防御反応である
 *炎症は、侵人してきた異物や傷んだ細胞、組織が作る産物に対して
 *からだが起こす正常な反応
 ☆炎症の経緯
 *炎症の初期には血管が広がって局所への血流が増える
 *血管の壁が緩くなって漏れやすくなる
 *血管から白血球が組織へと漏れ出す
 *白血球は異物を取り込み、排除しようとする
 *漏れ出した白血球が作る物質で、局所に腫れや痛みがもたらされる
 *これは局所で何かが起きているという警報となるので
 *運動を制限させ、組織を休ませることにつながる
 *したがって、炎症は一過性であることが普通
 ☆炎症が慢性的に続くことがある
 *くすぶり型のもので、「慢性炎症」とよばれる
 *生活習慣病の多くの根底には慢性炎症がある

⛳慢性的な炎症はからだに悪い影響を及ぼす
 ☆慢性炎症が長く続くと、次第に免疫系を含む造血系に影響が出てくる
 *よく見られるのが貧血
 *自己免疫疾患や悪性腫瘍などの経過が長引いた時に見られる貧血
 ☆貧血の主な原因
 *慢性化した炎症組織で炎症性サイトカインがたくさん作られるから
 *炎症性サイトカインは複数の組織に働いて貧血を引き起こす
 ☆炎症サイトカイン
 ①腎臓に働いてエリスロポエチンの産生を抑え、貧血を起こす
 ➁肝臓に働いて腸管からの鉄の吸収を抑える
 *鉄は赤血球産生に必要なので、赤血球が破壊されるようになる
 ☆慢性炎症では、赤血球が作られる過程が抑えられるとともに
 *壊される過程が促進されるので、貧血が出やすくなる
 ☆炎症組織で作られる炎症性サイトカインが
 *血液中で高いまま持続すると
 *リンパ組織にも働いてリンパ球が過度に活性化される
 *リンパ球が働きすぎのために疲弊をして、数が減り
 *やがでその機能を十分に発揮することができなくなる
 ☆慢性炎症は、からだにとりストレスである
 *副腎皮質ホルモンなどのストレスホルモンが
 *血液中で増え、リンパ球産生が抑えられるとともに
 *リンパ球の機能が低下し免疫におけるアクセルの力が弱くなり
 *さらにブレーキの力も下がり、免疫力が下がる
 *慢性炎症では造血系にも免疫系にも悪影響が及ぼす
 ☆慢性炎症が続くと、さまざまな病気が起きるようになってくる
 *慢性炎症はまさに「万病のもと」
                          (敬称略)
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『炎症が免疫系に及ぼす影響』『慢性炎症』『万病のもと』
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『制御性T細胞』『免疫ブレーキ・炎症を守る』

2024年12月04日 | 医療
🌸制御性T細胞は免疫にブレーキをかける以外の働きがある

 ☆宮坂昌之氏は、常識的で意見の偏らない免疫学者です
 ☆今回の本、特に平易に分かりやすく記載しています
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制御性T細胞と筋肉運動
 ☆中高年の人たちでは、適度な運動をすることにより
 *死亡率が2割ぐらい低下する
 *運動をすると血液やリンパの流れが良くなるので
 *全身の組織に酸素や栄養分が運び込まれやすくなり
 *結果的に全身の代謝状態が良くなる
 ☆免疫細胞も全身をパトロールしやすくなり
 *免疫機能が維持されやすくなる
 *運動にはもっと局所的な新しい効果もあるようだ
 ☆マウスに運動をさせると
 *負荷がかかった筋肉では一時的に筋肉に炎症が起きる
 *筋肉内で免疫細胞の一員である制御性T細胞が大きく増えた
 ☆運動によって筋肉に一時的に炎症が起きるが
 *代償的に筋肉内に制御性T細胞がたくさん入り込んできて
 *これによって筋肉が過剰な炎症から守られている

制御性T細胞は過剰な炎症から組織を守る
 ☆ヒトでもきつい運動をすると筋肉で炎症が起こり
 *筋肉での運動機能の上昇の邪魔をしていることが知られている
 ☆炎症性サイトカインのど1つが悪いことをしているとされていた
 *今回の研究から、そのひとつがインターフェロンγが示唆された
 ☆長生きをするためにはカロリーの過剰な摂取を避け
 *適度な運動をしてからだの中で慢性的な炎症を起こさないことが大事だ
 *制御性T細胞の機能を維持するかということも。大事なことなのだ
 ☆運動による長生き促進効果の一部に免疫が関係していて
 *その一部が実は制御性T細胞を介したものである可能性を示唆している
                          (敬称略)
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⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
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『制御性T細胞』『免疫ブレーキ・炎症を守る』
(『あなたの健康は免疫でできている』記事、ネットより画像引用)
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『分子標的療法』『生物学的製剤』『モノクローナル抗体』

2024年12月03日 | 医療
🌸自己免疫疾患の治療法

 ☆宮坂昌之氏は、常識的で意見の偏らない免疫学者です
 ☆今回の本、特に平易に分かりやすく記載しています
    *挿入の画像非常に分かりやすい
 ☆自己免疫疾患から、復習的要素強く、容易に理解できると思います

⛳生物学的製剤、抗体医薬による治療法
 ☆自己免疫疾患の治療のために
 *以前は副腎皮質ホルモンのような広く免疫を抑える
 *免疫抑制剤を使用することが多かった
 *しかし、免疫全体の働きが落ち患者が感染症にかかりやすくなる
 ☆最近では、異常が起きている分子だけを対象にした
 *標的を絞った治療法(薬剤)が使われるようになった
 *分子標的療法ともよばれている
 *炎症を悪化させる物質である炎症性サイトカインが
 *分子標的のひとつとなっている

⛳生物学的製剤といわれる医薬品がよく使われる
 ☆生体が作る物質を薬物として利用したもの
 *抗体医薬とよばれる種類の製剤がよく使われている
 ☆抗体医薬のほとんどは「モノクローナル抗体」とよばれる
 *特殊なタイプの抗体
 *単一のリンパ球クローンに由来する抗体
 ☆遺伝子組み換え技術などを利用した
 *バイオ技術を使って工業的に大量に作る
 ☆このタイプの抗体
 *特定の抗原だけにピンポイントで結合するので
 *治療の精度と効果が高く、副作用が少ないのが特徴
 *しばしば免疫抑制剤と併用される
 ☆抗体医薬の中で現在よく使われているトシリズマブ
 *炎症性サイトカインのひとつである
 *ILー6の働きを遮断する抗体医薬
 *関節リウマチ患者で見られる関節破壊の進行を止めるのに有効で
 *抗リウマチ薬として世界でもっとも多く使われている
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『生物学的製剤』『抗体医薬』『モノクローナル抗体』
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『制御性T細胞のメカニズム』『免疫チェックポイント療法』

2024年12月02日 | 医療
🌸制御性T細胞が過剰に免疫にブレーキをかける

 ☆宮坂昌之氏は、常識的で意見の偏らない免疫学者です
 ☆今回の本、特に平易に分かりやすく記載しています
    *挿入の画像非常に分かりやすい
 ☆自己免疫疾患から、復習的要素強く、容易に理解できると思います

⛳チェックポイント分子を介して免疫にブレーキがかかる

 ☆免疫が過剰に働いて
 *自己に対する攻撃が始まり
 *やがて自己免疫疾患が起きる
 ☆悪性腫瘍の場合
 *がんが一定以上大きくなると
 *免疫系がうまく働かなくなり
 *がん細胞がどんどん増える
 ☆原因のひとつに、制御性T細胞の過剰な増加がある
 *腫瘍細胞が制御性T細胞の増殖を刺激していると考えらる

制御性T細胞が免疫細胞にブレーキをかけるメカニズム
 ☆①免疫細胞が必要とする特定のサイトカインを制御性T細胞が消費する
 ☆➁制御性T細胞が免疫細胞の働きを抑制するサイトカインを放出する
 ☆③チェックポイント分子という一群のタンパク質の存在
 ☆がんが大きくなった状態では
 *制御性T細胞を含むT細胞の細胞膜上に
 *チェックポイント分子とよばれる複数の免疫制御分子が発現し
 *それを介して免疫にブレーキをかけている
 ☆最近はこれらのチェックポイント分子の機能を止める
 *抗体医薬が開発されている
 *免疫に対するブレーキを解除するのが可能になってきた
 *これが「免疫チェックポイント療法」とよばれる方法
 *現在、がんの免疫療法のひとつとして使われている
                          (敬称略)
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『制御性T細胞』『免疫にブレーキ』『免疫チェックポイント療法』
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『衛生環境』『微生物』『抗生物質投与』

2024年11月30日 | 医療
🌸最近アレルギーは増えている原因

 ☆宮坂昌之氏は、常識的で意見の偏らない免疫学者です
 ☆今回の本、特に平易に分かりやすく記載しています
    *挿入の画像非常に分かりやすい
 ☆今回のテーマ、復習的要素強く、容易に理解できると思います

子どもの成育期の衛生環境がアレルギー発症に影響する
 ☆アレルギーが近年増えているのは間違いない
 *花粉症を発症する人の数は年々増えていて
 *現在では国民の3人にひとりは花粉症
 ☆他のアレルギー疾患まで含めると
 *今や国民の2人にひとりがなんらかのアレルギーを持っている
 ☆アレルギーの発症にはアレルゲンという原因の他に
 *遺伝的要因と環境的要因が関わります
 *遺伝的要因はここ数十年ぐらいで変わらない
 ☆アレルギーが増えている原因は主に環境的要因です
 *よくいわれているのが、「衛生仮説」だが、関連性少ない
 *小児時の感染とアレルギー疾患のなりやすさの間には
 *有意な関連は見られないという結論であった

⛳アレルギーに対する微生物の影響が大きい
 ☆単に環境がされいか汚いかということではなくて
 *環境に存在する多様な微生物が重要です
 *小児期にさまざまな環境のもとで多様な微生物にさらされると
 *皮膚、気道や腸管の常在細菌叢が多様となり
 *これが適当な免疫刺激となって
 *アレルギー反応が起こりにくくなる状況を作り出すと推測している
 ☆例、妊娠時に抗生物質投与を受けた母親から生まれた子
 *喘息を含むアレルギー疾患が起こりやすい
 ☆例、抗生物質を投与された小児では喘息が起こりやすい
 ☆アレルギーが起こりにくくするには
 *単にきれいか汚いかではなくて
 *多様な微生物叢を持ち、それを維持することが
 *大事であるということになる
 ☆また、抗生物質の投与のしすぎは良くない
                          (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『あなたの健康は免疫でできている』






『衛生環境』『微生物』『抗生物質投与』
(ネットより画像引用)
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『アレルギー起こす要因』『脱感作療法』

2024年11月29日 | 医療
🌸アレルギーとは

 ☆宮坂昌之氏は、常識的で意見の偏らない免疫学者です
 *今回、簡単に分かりやすく記載しているので本を購入しました
 ☆宮坂先生の本読むのは3冊目です
 ☆今回の本、特に平易に分かりやすく記載しています
    *挿入の画像非常に分かりやすいです

⛳アレルギーが原因で起きる病気
 ☆本来は危険でないような物質に対して
 *からだが過剰に免疫反応を起こす現象をアレルギーという
 ☆アレルギーが原因で起きる病気
 *食物アレルギー、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎
 *アレルギー性結膜炎、気管支喘息や薬物アレルギー等
 ☆アレルギー症状は、アレルギーを起こす物質が
 *からだのどこから侵入してくるかによる
 *症状は、くしゃみ、流涙、皮膚の発疹や痒み、下痢、呼吸困難など
 ☆花粉やダニなどのアレルグンが体内に入ると異物とみなされ
 *異物を排除しようとからだが反応して免疫反応が起こる
 ☆一部の人でIgE抗体が多量に作られる
 *IgE抗体がマスト細胞という免疫細胞の表面に結合する
 *マスト細胞は、アレルギーを起こす原因細胞のひとつである
 ☆具体的には、マスト細胞の脱顆粒の変化要因
 *局所の血管が広がって血流が増え
 *赤くなり熱を持ち、組織が腫れる
 *ヒスタミンは、局所に強い痒みをもたらす

⛳アレルギーが起きる人と起きない人
 ☆花粉やダニに対するアレルギー反応は、起きる人と起きない人がいる
 *起きやすいのは、特定の抗原に対して多量のIgEを作る人
 *特定の抗原に対してIgE抗体を多く作るかどうかで
 *アレルギーのなりやすさが大きく影響される
 ☆アレルギーには4つの型がある
 ①一番多いのはIgE抗体が関与するⅠ型アレルギー
 *花粉症や気管支喘息はこのタイプのアレルギーによって起きる
 (アレルゲンが入ると直ぐに症状が始まるので即時型アレルギー)
 ➁アレルゲンが入ってからゆっくリアレルギーが起きるⅣ型
 (遅延型アレルギーともいわれる)
 *T細胞が反応の主役で、接触性皮膚炎がこのタイプの反応

🌸アレルギーの脱感作療法

⛳アレルギーの治療法
 ☆感作とはからだがアレルゲンにさらされて
 *免疫が活性化されることを意味する
 ☆感作状態から抜け出すことが脱感作で
 *アレルゲンによる感作状態から脱することを
 *目的とした治療法を「脱感作療法」という
 ☆「脱感作療法」とは
 *からだをアレルゲンに対して慣れさせることを目的に
 *アレルゲンの濃度や量を感作に必要な量を体内に入れる
 *一定期間後に何度か同じことを繰り返えす
 *特に症状がないようであれば、アレルゲンの量を増やして行う
 ☆これがうまく行くと
 *からだにアレルギ―を抑える
 *メカニズムが生まれてきてくる
 *少々アレルゲンが入ってきてもアレルギーが起きないように変化する
 ☆脱感作療法は経験の深い医療機関で受けることが必要
                          (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
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⛳出典、『あなたの健康は免疫でできている』



『アレルギー起こす要因』『脱感作療法』
(ネットより画像引用)
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『粘膜免疫』『粘膜ワクチン』

2024年11月28日 | 医療
🌸粘膜免疫

 ☆宮坂昌之氏は、常識的で意見の偏らない免疫学者です
 *今回、簡単に分かりやすく記載しているので本を購入しました
 ☆宮坂先生の本読むのは3冊目です
 ☆今回の本、特に平易に分かりやすく記載しています
    *挿入の画像非常に分かりやすいです

粘膜での自然免疫の仕組み
 ☆粘膜免疫とは気道、腸管、泌尿器などの粘膜面で起きる免疫反応
 *粘膜とは、口、鼻、肺、胃、腸管などの内側を覆う膜のこと
 ☆粘膜からは粘り気のある液体(粘液)が常に分泌されている
 *粘膜に異物が入ってくると
 *粘液がその湿気と粘り気を利用して異物を包み込む
 *粘液には殺菌性物質が含まれている

 ☆気道粘膜では、その表面に線毛とよばれる非常に小さな毛が生えている
 *線毛は常に一定の方向に向かって動いているので
 *粘液に捕捉された異物は咳や痰とともに口や鼻から排出されたり
 *唾液と一緒に胃の中に入って胃液で分解されたりされる
 ☆非特異的に異物を排除する自然免疫の一種

⛳粘膜で獲得免疫の仕組み
 ☆粘膜免疫で大事なのは、IgAという特殊な抗体の存在
 *粘膜IgAは特殊で、特定の病原体だけに反応するのではなく
 *さまざまな病原体や異物に結合してその働きを不活化する
 *守備範囲が広いのが特徴
 ☆病原性を失わせた病原体(不活化ワクチン)投与
 ①目や鼻からワクチン投与
 *鼻腔粘膜や腸管粘膜に当該病原体に対する
 *IgA抗体がたくさんでき、からだの抵抗性を大きく高めてくれる
 ➁筋肉や皮下からワクチン接種
 *血液中にはIgMやIgG抗体がたくさん出現し
 *全身的な免疫はできるのですが
 *IgA抗体は血液中でも粘膜面でもあまりたくさんできない
 ☆粘膜面での病原体の防御にもっとも大事なのはやはり
 *粘膜面でできるIgA抗体

粘膜に免疫を誘導するワクチン(粘膜ワクチン)
 ☆鼻への噴霧や経口によるワクチン投与での
 *粘膜IgAを誘導する試みが多々なされている
 ☆粘膜を介してのワクチン投与の問題点
 *粘膜にバリア機能があるため
 *粘膜面に抗原を投与しても排除されることがある
 *人により、体内に入らないことがあり、個人差が大きい
                          (敬称略)
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『粘膜免疫』『粘膜ワクチン』
(『あなたの健康は免疫でできている』他より記事画像引用)
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『食物の抗原消失』『制御性T細胞』『食物アレルギー』

2024年11月27日 | 医療
🌸肉や魚を食べても抗体が出来ない

 ☆宮坂昌之氏は、常識的で意見の偏らない免疫学者です
 *今回、簡単に分かりやすく記載しているので本を購入しました
 ☆宮坂先生の本読むのは3冊目です
 ☆今回の本、特に平易に分かりやすく記載しています
    *挿入の画像非常に分かりやすいです

⛳食べ物の中には抗原として働く物が多数ある
 ☆日常、口にするものには抗原として働きうる
 *魚肉や動物の肉はタンパク質からできていて
 *通常、タンパク質には抗原性(抗体を作る能力)がある
 *この現象にはあるメカニズムが働いている
 *腸管には経口的に入ってくるタンパク質に対して
 *リンパ球が反応を起こさないようにするメカニズムがある
 ☆例、サバ由来のタンパク質が口から入ってくると
 *サバ反応性のリンバ球がいったんは反応するが
 *反応した結果、サバ由来タンパク質に対する反応性を失う
 *又は、反応性リンパ球が強い刺激を受けて死んでしまう
 *サバ反応性リンパ球が腸管から消えてしまう
 *これらは、腸管で特徴的に見られる現象です
 ☆②腸管で食物抗原に対して抗体ができないのは、制御性T細胞の存在
 *腸管には制御性T細胞が非常に多く存在していて
 *食べ物由来のタンパク質に反応する細胞の機能に、ブレーキをかる
 ☆腸管には2つメカニズムが同時に存在しているので
 *われわれは口から入ったタンパク質に簡単には反応しない

⛳食べ物に対するアレルギー
 ☆経口免疫寛容がうまく行かなかった例は食物アレルギー
 *特定の食べ物を食べたあとに、皮膚や粘膜が痒くなったり
 *吐き気がしたり、立ちくらみが起きたりする
 *この状態がさらに進むと、血圧が下がり、意識障害が起こる
 *これが「アナフィラキシーショック」とよばれる状態
 *救命のためにはしばしばアドレナリンの筋肉注射が必要となる
 ☆これらの人たちの多くでは
 *特定の食品に対してIgE抗体ができていて
 *マスト細胞表面に結合した状態となっている
 *そこに当該食品あるいはその分解産物が侵入してくると
 *IgE抗体を介してマスト細胞を活性化するので
 *強いアレルギー症状が起こる
 *ついにはショック状態をもたらす
 ☆これも単に「免疫力が高ければいい」ことを示す一例
                          (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳出典、『あなたの健康は免疫でできている』




『食物の抗原消失』『制御性T細胞』『食物アレルギー』
(『あなたの健康は免疫でできている』記事、ネットより画像引用)
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『膠原病』『制御性T細胞』『分子標的薬』『八代亜紀さん』

2024年11月26日 | 医療
🌸免疫が自分のからだを攻撃する

 ☆宮坂昌之氏は、常識的で意見の偏らない免疫学者です
 *今回、簡単に分かりやすく記載しているので本を購入しました
 ☆宮坂先生の本読むのは3冊目です
 ☆今回の本、特に平易に分かりやすく記載しています
    *挿入の画像非常に分かりやすいです

我々の体には自己を攻撃する細胞もいる
 ☆われわれは自己に対して免疫学的に寛容状態にある
 *寛容とは相手を排除せずに受け入れること
 *自己の成分(自己抗原)に対しては、通常免疫反応は起こさない
 ☆われわれのからだが自己を攻撃しない理由は主に2つある
 ①自己に反応するリンパ球は個体の発生過程ででてくる
 *からだにはそのような細胞を除去する仕組みがある
 *自己反応性細胞が働く前に除去してしまう
 ➁自己反応性細胞の働きを抑える細胞の存在
 *自己反応性細胞を除去する仕組みは完全ではないために
 *われわれのからだの中には少数自己反応性のリンパ球が存在する
 *「制御性T細胞」とよばれるもの

⛳自己免疫疾患では免疫が自己を攻撃する
 ☆われわれのからだでは免疫系が
 *自己の細胞や組織を攻撃することはない
 ☆なんらかの原因でそれらのの機構がうよく機能しなくなると
 *自己に対する攻撃が始まる
 ☆「自己免疫疾患」とよばれる病気です
 *「膠原病」とよばれることもある
 ☆治療には、免疫を抑える薬が使われる
 *最近は特に「分子標的薬」とよばれる
 *特定の分子の働きを抑える薬がよく使われる

分子標的薬
 ☆関節リウマチに使われるトシリズマブという薬
 *炎症性サイトカインのひとつであるILー6の働きを止める
 *非常に効果が高い薬で、リウマチの治療薬
 *世界でもっとも多く使われている
 ☆一部の自己免疫疾患に対してはまだいい治療薬が見つかっていない
 *八代亜紀さんが皮膚筋炎という自己免疫疾患で亡くなった
 *この病気にはまだいい治療薬がありません
                          (敬称略)
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『あなたの健康は免疫でできている』



『膠原病』『制御性T細胞』『分子標的薬』『八代亜紀さん』
(『あなたの健康は免疫でできている』記事、ネットより画像引用)
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『免疫記憶(メモリーリンパ球)』『麻疹ウイルス(メモリーリンパ球を殺す)』

2024年11月25日 | 医療
🌸免疫記憶

 ☆宮坂昌之氏は、常識的で意見の偏らない免疫学者です
 *今回、簡単に分かりやすく記載しているので本を購入しました
 ☆宮坂先生の本読むのは3冊目です
 ☆今回の本、特に平易に分かりやすく記載しています
    *挿入の画像非常に分かりやすいです

⛳リンパ球の一部がメモリーリンパ球となり、免疫記憶ができる
 ☆体内に抗原が侵入すると抗原に対応するリンパ球が活性化される
 *細胞分裂を始める(同一細胞集団クローン)
 *B細胞は抗体を作り、T細胞は細胞性免疫に関わる
 *抗原がからだから撃退されるとリンパ球は増殖をやめる
 *これによって免疫反応が終息する
 ☆一部の細胞はそのまま長生きをして
 *体内でメモリー細胞として生き残り、体内に「免疫記憶」が残る
 *再び同じ病原体が侵入してきた時には
 *メモリーリンパ球がすぐに増殖し、病原体排除のために働く
 ☆特定のウイルスに対して免疫記憶ができていれば
 *そのウイルスによる感染がほとんど起きないか
 *起きてもあまり症状が出ず、重症化しにくくなる

免疫記憶には長続きするものと短いものがある
 ☆免疫記憶(メモリーソンパ球の維持、生存)
 *長い記憶を残すものと、短い記憶しか残さないものがある
 ☆感染でもワクチン接種でも
 *メモリーリンパ球がたくさんできて我々は長生きする
 ☆インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスの場合
 *一度感染しても免疫が長続きせず、再感染することがある
 *これはワクチン接種でも同様で、免疫が長続きしないから
 ☆ワクチンが病原体そのもの、その一部を利用したものである
 *当たり前のことです
 ☆麻疹やおたふく風邪の病原体には
 *その中に長い免疫を与える「なんらかの要素」が存在していて
 *その「要素」がワクチンに含まれれば
 *ワクチンだけでも長い免疫を与えられるのです
 *「要素」がどのような物質なのか、わかつていません

⛳メモリーリンパ球を殺すウイルス
 ☆麻疹ウイルスに感染すると
 *メモリーリンパ球に感染をして殺してしまうウイルス
 *免疫系の細胞、特に活性化リンパ球(T細胞、B細胞)や
 *樹状細胞に感染するために、血液中のリンパ球数が一時的に減る
 *減るのは、主にメモリーリンパ球
 *麻疹に感染すると、過去のワクチン接種などで積み上げてきた
 *「個人の免疫の歴史」が失われてしまう
 *麻疹に感染した人たちでは感染後しばらくは
 *他の感染症による死亡率が高くなる
 ☆衛生環境が良くない開発途上国では
 *麻疹による死亡率が先進国に比べてずっと高い
 ☆麻疹など大した病気でないので、ワクチン接種するよりは
 *子どものうちにかかってしまったほうがいいなどと言う人がいます
 *とんでもなく、メモリー:リンパ球が麻疹ウイルスに殺されてしまう
                          (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
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『免疫記憶(メモリーリンパ球)』
『麻疹ウイルス(メモリーリンパ球を殺す)』
(『あなたの健康は免疫でできている』記事、ネットより画像引用)
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