🌸この国はどうやって守られてきたか(3)
⛳軍事大国からの転落と思考停止
⛳軍事大国からの転落と思考停止
☆鎖国で日本は「一国平和主義」の泰平の眠りについていた頃
☆ヨーロッパ諸国は有色人種の国々を次々と植民地にしていく
☆ヨーロッパ諸国の植民地化
☆ヨーロッパ諸国の植民地化
*「租借」を要求され、これを受け入れる
*租借とは、他国の領土を借用すること
*独占的・排他的特権を有し、領土割譲を意味する
☆イギリスで起こった産業革命はヨーロッパ各国に広まる
☆イギリスで起こった産業革命はヨーロッパ各国に広まる
☆日本は鎖国で、技術発展へのインセンティブを失う
*日本は、技術の停滞を招き「平和ボケ」の時代となる
*享楽的な化政文化を謳歌するなかヨーロッパの手が迫ってきた
☆日本のかっての軍事大国は消滅した
☆日本のかっての軍事大国は消滅した
*日本の軍事力は西洋の軍事力に劣る
*幕府はその現実と深刻さに気づいていなかった
☆イギリスの軍艦「フェートン号事件」
☆イギリスの軍艦「フェートン号事件」
*長崎湾内に侵入しオランダ商館員を拉致
*長崎奉行に薪、水、食糧などを要求する
*長崎奉行は彼らの要求を受け入れぎるを得なかった
*事件後、長崎奉行は切腹、湾内警備を担当者も切腹
☆ロシア軍艦「ゴローニン事件」
☆ロシア軍艦「ゴローニン事件」
*北海道の国後島に上陸したロシア軍艦の艦長ゴローニン
*松前奉行が捕縛、監禁した
*ロシアは、報復として商人高田屋嘉兵衛を抑留する
☆オランダ国王は幕府に親書を送り、開国を勧告する
*幕閣たちは開国を拒絶し祖法の「鎖国」を守ることでした
☆アメリカ東インド艦隊ペリー浦賀に来航
☆アメリカ東インド艦隊ペリー浦賀に来航
*開国を強く要求したが、ペリーに意思表示をすることができず
*筆者は、ここにも言霊主義を見る
*筆者は、ここにも言霊主義を見る
☆尖閣諸島沖に大挙する中国船の”監視″を続ける、現在の日本と似ている
⛳高杉晋作が阻止した租借地
☆日本は平穏な時代が続くと「平和ボケ」に陥る
⛳高杉晋作が阻止した租借地
☆日本は平穏な時代が続くと「平和ボケ」に陥る
*防衛意識なども消え、「平和はずっと続くもの」と思い込む
*国内の自分たちの生活と繁栄だけに捉われる
☆「生麦事件」から薩英戦争に発展
*イギリスは報復として艦隊を派遣し薩摩藩を砲撃した
*薩摩藩は、イギリスの軍艦を大破させるなど善戦した
*死傷者はイギリス軍のほうが多かった
*欧米諸国は薩摩藩の強さに驚いた
☆幕府は朝廷の意を受けて、攘夷の決行を諸藩に命じる
☆幕府は朝廷の意を受けて、攘夷の決行を諸藩に命じる
☆長州藩の攘夷活動(下関戦争)
*アメリカ商船、フランスとオランダの軍艦も砲撃した
*アメリカ軍艦が長州藩の軍艦を撃沈、下関砲台にも打撃を与えた
*アメリカ軍艦が長州藩の軍艦を撃沈、下関砲台にも打撃を与えた
*イギリス・フランス・オランダ・アメリカの四国連合艦隊
*下関砲台を攻撃し、長州藩は4日で砲台を占拠されるなど惨敗
☆薩摩・長州藩も欧米と戦ったことで攘夷が不可能であることを悟る
☆敗北した長州藩の講和交渉
*下関砲台の撤去等、イギリスからの要求をほぼ全面的に呑まされた
*長州藩、彦島の租借については拒絶する
*交渉を担当した高杉晋作は断固拒否した
*交渉を担当した高杉晋作は断固拒否した
☆現在の政治家に、中国と揉める経済的な打撃を受けるなら
*尖閣くらいなら譲ってもいいではないかと言う馬鹿者がいる
☆高杉や自洲が聞いたら、なんと言うでしょうか
⛳欧米の技術を学び、導入した三人の「お殿様」
⛳欧米の技術を学び、導入した三人の「お殿様」
☆佐賀藩主の鍋島直正
*直正は藩政改革を行ない、藩校を拡充して優勢な人材を育成した
*日本で最初に実用反射炉を作った
*日本で最初に実用反射炉を作った
*イギリスから輸入していたアームストロング砲を鋳造する
☆直正が欧米の技術導入に力を入れたのは
☆直正が欧米の技術導入に力を入れたのは
*フェートン号事件で味わった屈辱から
*軍事力がないからイギリスの軍艦にあしらわれ藩の家老が切腹した
*対抗するには、近代的な科学技術が必要と考えた
☆薩摩藩主の島津斉彬
*斉彬もまた、欧米の技術に衝撃を受けて近代化を目指す
*薩摩藩は、日本初の蒸気船・雲行丸を建造した
*アメリカで生活を送った中浜万次郎の知識をもとに作成した
☆宇和島藩主の伊達宗城
*宗城は、小型の蒸気船を作り上げる
⛳技術は国を救う
☆鍋島直正、島津斉彬、伊達宗城3人のお殿様
*新技術だから取り入れたわけではない
*作らないと、他国に侵略される危機感があったから
*作らないと、他国に侵略される危機感があったから
☆明治に入ると、日本は驚異的なスピードで近代化を達成した
☆新政府ができても、武力と技術がなければ
*日本は植民地になるか、海岸沿いを租借地とされていた
☆技術が国を救った
*先人たちは命懸けでこの国を守ってきました
*先人たちは命懸けでこの国を守ってきました
*先人から受け継いだこの国を守り、次代に託すために
*私たちは迫る危機から目を背けてはいけません
*祈りさえすれば危機は去り、平和が訪れるなどと思わないように
(敬称略)
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⛳出典、『百田尚樹の日本国憲法』
この国はどうやって守られてきたか(3)(租借地&技術&軍事力)
(ネットより画像引用)