慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

思考法5(「根源的時間」「強度」)

2020年12月12日 | 哲学
🌸思考法5(「根源的時間」「強度」)

⛳思考法「根源的時間」
 ☆現代ドイツの哲学者マルテイン・ハイデガー
 *本来的な生き方の必要性を説く
 *関係してくるのが時間の概念
 ☆ハイデガーは時間の概念を3つに分ける
 *根源的時間、世界時間、今時間
 ☆世界時間とは
 *日頃の私たちは、現在を起点とした日付のある通俗的な時間
 ☆今時間とは
 *具体的な時間ではなく「時間」という抽象的な観念を表したもの
 ☆根源的時間とは
 *人間は死という有限性に気づいた時、時間が自覚的になり
 *人生がかけがえのないものであることに気づく
 *未来を見据えて積極的に生きるようになる
 *把握された時間をハイデガーは、根源的時間と呼ぶ

🐬「根源的時間」ビジネス思考への応用
 ☆ハイデガーが言いたいのは
 *生の有限性を自覚してはじめて、人間は真剣に生きられるようになる
 *人生の締め切りに気づき、時間の大切さを知り、 一生懸命頑張る
 ☆なぜこれが思考になるかというと時間とは物の考え方だから
 *時間は私たちの意識と無関係に流れているのではない
 *私たちの考え方次第で、時間は自在に操れるのです
 ☆ビジネスにおいて時間は制約条件であり最も貴重な武器です
 *時間を単なる制約条件として締め切りに追われてこなすだけなのか
 *時間を人より有効に使って何倍もの成果を上げるのか
 *それはひとえに私たちの意識にかかっている

⛳思考法の「強度」
 ☆フランスの現代思想家ジル・ドゥルーズ
 *思想用語として「強度」との概念を唱えた
 ☆「種類」という概念、質的な差異を意味する
 ☆「強度」という概念、量的な差異を指している
 *ドゥルーズは「強度」を「差異」「深さ」「内包量」等表現している
 ☆「量」概念とは
 *長さなどの空間的な延長に基づく外延量とは異なる
 *外延量は、性質を変えることなく無限に分割可能なもの
 ☆「強度=量」は、温度や速度のように空間的延長をもたない量
 *足したり引いたりして量を変えると、性質自体が変わってしまう
 (お湯に水を足すと、ぬるま湯という別のものになる)
 ☆量の差異こそが差異の本質である
 *強度とは、量的差異の尺度である
 *物事の差異を肯定的に評価するための概念

🐬「強度」ビジネス思考への応用
 ☆同じものが量的に多いことを強度という
 ☆その強度を尺度にして物事を考えると
 *思考のためのツールとして使える
 *ドゥルーズの強度は極めて創造的な概念
 ☆単に量的に多ければいいという話ではない
 *その量の多さがエネルギーとなって
 *何かを作り出す側面に着目する必要がある
 ☆芸術におけるインパクト
 *この場合の強度は、まさに芸術という創造行為に貢献している
 ☆強度のもつ創造的エネルギー多くの分野で生かすことができる
 ☆ビジネスでも、ものづくりの分野や表現行為には活用しやすい
 *何かをつくるとき、強度の視点で考察してみてください
                   (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『教養としての哲学』









思考法5(「根源的時間」「強度」)
(ネットより画像引用)
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『永遠平和のために』17(世の中の仕組みを俯瞰する)

2020年12月12日 | 哲学
🌸『永遠平和のために』17(世の中の仕組みを俯瞰する)

 ☆国連・EU・第9条ー理念の源流はここにある
 ☆人間や国家の本質を直視した「リアリズム」の平和論
 ☆世界の恒久的平和はいかにしてもたらされるべきか
 *常備軍の全廃、諸国家の民主化、国際連合の創設など
 *人類の最高善=永遠平和の実現
 *決して空論にとどまらぬ根拠を明らかにしたカント
 ☆著者、イマヌエル・カント

⛳『永遠平和のために』著者の焦点プロフィール
 ☆カントの生きた時代は絶え間ない国家間戦争の時代
 ☆晩年のカントが著したのが『永遠平和のために』
 *「人間の理性の限界や可能性」の哲学をベースとした
 *国家間の条約、戦争と経済、増悪の連鎖の課題に検討を重ねた
 *現実の国際政治をテーマとしているため読みやすい
 *カント思想の全体像を理解するうえでも興味深い本

⛳『永遠平和のために』の要約
 ☆『永遠平和のために』が展開する平和論
 *人間や国家の本質に目を背けないリアリティを貫いている
 *現実の精級な検証のうえで提唱される
 *常備軍の廃上、共和制の確立、協和的な国際連合の樹立等の内容
 ☆最終的に世界平和国の建設を志向する方法論
 *強引な世界統一国家への統合でない
 *世界市民によるユートピア的な単一国家論ではない
 *諸国家による平和的な連合である
 ☆平和をもたらす準備段階として
 *「予備条項」と「確定条項」を区分して記述している
 *段階論的な説得をもたらしている

⛳『永遠平和のために』の世界への影響
 ☆カントの現実主義的な政治観に基づいていた平和論
 *戦争の時代に、為政者や思想家にも大きな影響を与えた
 ☆200年以上も前の書であるが
 *第一次大戦後に設けられた国際連盟
 *現在の国際連合やEUにつながる理念の源流が垣間見れる
 ☆日本国憲法第9条の原点
 *根本は、カント的な発想に行き着くといえる

 ☆現実的な国際政治のリアリズムの中で
 *いかにして平和を希求することができるか
 *『永遠平和のために』の示唆するところは現在もなお大きい
                   (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『世界の古典』




『永遠平和のために』17(世の中の仕組みを俯瞰する)
(ネットより画像引用)
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学術会議「会員」拒否された加藤陽子東大教授

2020年12月12日 | 皇室
🌸加藤陽子東大教授皇室に招かれた裏事情

 ☆西尾幹三氏らに自虐史観と批判された加藤氏
 ☆加藤氏を誰が上皇こ夫妻に会わせたのか

⛳小林秀雄賞受賞で脚光を浴び
 ☆日本学術会議の会員任命拒否問題
 *新聞報道によれば、新会員に任命されなかったのは6名
 *理由は、6人が安全保障政策などを巡るで
 *政府方針へ反対運動先導する事態を懸念したとされているが?
 ☆政府関係者語る
 *任命された99人の中にも、政府の法案を批判した学者もいた
 *問題は安保関連法や特定秘密保護法に対するスタンスだけではない
 ☆6人以外にも中国や韓国の軍事関係者とつながりを持つ学者
 *数十人いる
 ☆任命拒否された加藤陽子東大教授(歴史学)
 *菅首相が唯一「知っている」と答えていた学者
 *彼女は「特定秘密保護法に反対する学者の会」に参加
 *廃案を求める声明を発表し「立憲デモクラシーの会」呼びかけ人
 ☆東大関係者が述べる
 *彼女は、駒場で民青活動を始め、新左翼活動に邁進していた
 *一時リアリストとして実証的ないい仕事をしてきた
 *『それでも~』以降、再び左翼的な自虐史観を振りまくようになった
 *自身のルーツは、強いて言えば連れ合いの影響でしょう

⛳加藤氏の歴史分析にも興味を
 ☆上皇陛下、上皇后陛下は歴史談議が好き
 *歴史家の半藤氏や保阪氏らを頻繁に御所に招かれていた
 *そのなかに、加藤氏もよく加わっていた
 ☆宮内庁関係者は語る
 *上皇ご夫妻は、日本古代史の歴史学者へお忍びで訪ね
 *継体天皇のルーツや渡来人の話熱心に聞かれていた
 *美智子さまは、とくに加藤氏の歴史分析に興味を抱く
 ☆歴史研究家と皇室の意見交流
 *半藤氏と保阪氏が頭角を現した加藤氏に声をかけ
 *当時の天皇・皇后両陛下に接触されたのでは
 ☆半藤氏、保阪氏、加藤氏の出会いは、文藝春秋主催の座談会

⛳著書を「青少年有害図書に」の声
 ☆加藤氏は受験生の”バイブル”教科書『詳説日本史』の執筆に加わっている
 ☆評論家の西尾幹二氏はかっての加藤氏について述べてる
 *第二次大戦、日本が被害者
 *自己意識と安全保障上の動機から、行動していたと自ら書いているが
 *結局は、悪いのは加害国の日本だという話に戻る
 *加藤さんは、マルクス主義者、左翼の原罪意識に引きずられている
 ☆加藤氏の論文
 *自虐史観や東京裁判史観のなかでしか、歴史を論じていない
 *左翼学者がいう「すべて日本軍が悪い」という極端ないい方はしない
 *日本人はいったいどこで道を間違えたのかという議論ばかり
 *欧米や中国の水面下の動きをしたかについては言及が少ない
 ☆加藤氏は毎日新聞で述べている
 *『戦後民主主義』体制を守り、憲法9条が放棄されたら
 *日本国籍を放棄するといっていたが、ホンネなのではないか
                   (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『THEMIS12月号』


学術会議「会員」拒否された加藤陽子東大教授
(『THEMIS12月号』記事より画像引用)

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