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祈りと修行の場(寺院、教会堂、モスク)

2022年02月02日 | 宗教
🌸祈りと修行の場(寺院、教会堂、モスク)

礼拝の場(寺院、教会堂、モスク)
 ☆シナゴーグ、教会堂、モスク、寺院、道観、神道の神社
 *いずれも礼拝の場としての機能をもつ
 *多くの場合、施設の一角、あるいは一方向は特別に聖とされる
 *礼拝堂は「神殿」的な役割を兼ねている
 ☆中世のカテドラルのように高くし、聖性を高めている
 ☆古代ローマ・ビザンツのハギア・ソフィア
 *巨大なドームで大きな空間を実現している
 *聖なる空間をレイアウトする
 ☆空間の大きさと高さを誇る教会堂
 ☆イスラム建築もドーム等を使用しモスクの内部空間を利用する
 *メッカのカアバの方向に礼拝の意識を集中させる
 ☆堂内の聖性の演出に関しては東方正教会がユニーク
 *ロシア正教会のイコノスタス
 *至聖所にキリストが住まっているわけではない
 *イコノスタスはタブーを演出している

修行の場(寺院、教会堂、モスク)
 ☆礼拝の場の一変種として、修行の場、道場とも言える
 ☆釈迦とその弟子たちはインド各地を遊行した
 *雨季には特定の修行キャンプが必要だった
 *祗園精合や竹林精舎はそうした修行キャンプだった
 ☆修行キャンプ地が発展して各地の寺院伽藍となった
 ☆仏教では諸仏を拝むが、本来は瞑想を中心とする修行の宗教
 ☆寺院は、お坊さんの修行の空間の意味合いが強い
 ☆信仰と礼拝の宗教であるキリスト教カトリックや正教会宗派
 *修道士(修道女)がこもって修行三昧で暮らす施設がある

修行道場としての巡礼地
 ☆狭い道場を飛び出して、広い聖地空間全体を修行道場とする
 ☆密教の師弘法大師空海にゆかりのある四国
 *島全体が一種の聖地だ
 ☆「四国八十八ヶ所」巡り、四つの国ごとに意味付けが施されていた
 *阿波は「発心」、土佐は「修行」、伊予は「菩提」、讃岐は「涅槃」
 ☆密教で用いる曼荼羅
 *中央の大日如来の周囲に描かれる四仏
 *発心(東)、修行(南)、菩提(西)、涅槃(北)に対応する
 ☆四国という空間はそのまま四方対称の曼荼羅を構成している

聖域としての礼拝施設を構成するもの
 ☆エルサレムやメッカやブッグガヤー
 *歴史的出来事によって特別な場所となっている
 *施設が破壊されても特別な空間―聖地のままであり続ける
 ☆各地の教会堂、礼拝堂、 モスク、寺院、神社、祠堂
 *祭壇、十字架、仏像などが麗々しく飾られ
 *信者が行事を重ねている限りにおいて特別な空間として認知される
  *一切を取り払ったら、単なる俗なる場所に戻ってしまう
 ☆聖なる空間の演出に用いられる物質的、物理的道具
 *舞台設営(建築物でなくても、注連縄等で四方を祓い清める仕草)
 *鐘の音、礼拝への呼びかけ
 *大道具としての祭壇、仏像などの聖像、曼茶羅、護摩壇等々
 *小道具としては祭壇に置かれた聖体顕示台、十字架、金剛杵など
 *信者が手にもつ数珠やロザリオなどがある
 *聖書や法華経やコーランなどの各種教典がある
 ☆演者は儀礼の進行役としての聖職者
 *参加者は、聖職者と会衆・氏子・檀家である
 *一般信徒は、いっしょになって儀礼を粛々と進めていく
 ☆古代イスラエルの「幕屋」と呼ばれる移動式神殿
 *日本の神社の神輿のようなもので、移動式の聖所である
                      (敬称略)                                     
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⛳出典、『宗教図像学入門』








祈りと修行の場(寺院、教会堂、モスク)
『宗教図像学入門』記事より画像引用)

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