🌸死と終末2(洪水、劫火、闇と光)
⛳古代エジプト宗教の最後の審判
☆人間は死後にオシリスの法廷で裁かれ、クリアできれば楽園に行ける
☆審判の場で、私は殺人等をやっていません申告する必要がある
☆手続きを詳細に描いたガイドが「死者の書」だ
☆手続きを詳細に描いたガイドが「死者の書」だ
☆死者の心臓 と真理の女神の象徴である羽とが天粋にかけられている
*天粋が均衡を破れば、傍らにいる怪物が心臓に食らいつく
⛳ゾロアスター教の最後の審判
☆細い橋を渡るという試練の形をとる
*悪人は橋でバランスを崩して落下する
☆死後の裁きと終末の裁きの二重の審判がある
☆死後の裁きと終末の裁きの二重の審判がある
☆キリスト教やイスラム教はこのパターンを受け継いだ
⛳キリスト教の最後の審判
☆世界終末の日、キリストの再臨とともに最後の審判が始まる
☆死者が地面からゾンビのように甦っている
☆個人の死と世界の終末はイメージ的に容易に重なる
☆個人の死と世界の終末はイメージ的に容易に重なる
☆映画『タイタニック』のシーン
*タイタニックが沈むとき
*神父が甲板上で人々の告解を聴き赦しを与えた
*映画では、神父が「黙示録」の終末のくだりを読み上げている
*タイタニックの沈没は世の終末ではない
*しかし、死ぬ者たちにとっては死も終末も同じだ
⛳地獄の劫罰
☆イメージは水攻めではなく火攻め
*キリスト教、イスラム教、仏教の地獄の火
☆古代には火刑もあり
*最も凄惨な苦しみといえばやはり火(熱湯)だった
⛳天国のイメージ
☆天国は光り輝く世界だ
*ボッシュの絵は死者の魂が闇を抜けて光の世界に向かうところ
☆天国の奥義は神の姿を見る「至福直観」にあるとされる
*神との遭遇を視覚的に表すとしたら至福の中の光輝しかない
☆メムリンクの絵のように天国を都市として描いた絵もある
⛳臨死体験(体外離脱)
☆医学の発達により瀕死の状態から持ち直す患者が増えた
☆メムリンクの絵のように天国を都市として描いた絵もある
⛳臨死体験(体外離脱)
☆医学の発達により瀕死の状態から持ち直す患者が増えた
*死の瀬戸際で見たビジョンを報告するようになった
*語り手は「死後の世界」を垣間見たということなのだ
☆欧米人は法悦の中でキリストを見たりする
☆日本の死者が出会うのは懐かしい故人である
*神仏の存在感は希薄
☆世界に共通する体外離脱
*暗がりを抜けたり川などの境界を越える感覚と光の体験など
☆日本人に典型的な「川(三途の川?)」と「お花畑(光の法悦?)」
*日本人の一般的体外離脱体験を描いたものである
*宗教が後退した現代、かっての地獄絵に相当する図像である
*宗教が後退した現代、かっての地獄絵に相当する図像である
⛳ムンクの作品「叫び」
☆絵を描いた地点は故国ノルウェー
*耳を押さえている人物は画家自身
*背景には市内の教会堂のシルエットや港湾が描かれている
*流れる血のような夕焼け空の描き方
*伝統的な終末絵画の影響を見てとる人もいる
☆「叫び」には神の審判に対する怖れの要素があると考える人もいる
☆「叫び」における叫びは
☆「叫び」における叫びは
*旧世代の古色蒼然たる宗教倫理や絵画観と
*新世代の苦をもテーマとする前衛的な人生観・絵画観との
*激しい「文化闘争」の中で発せられたものである
(敬称略)
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⛳出典、『宗教図像学入門』
死と終末2(洪水、劫火、闇と光)
(『宗教図像学入門』記事他より画像引用)
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