慶喜

心意気
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死と終末2(洪水、劫火、闇と光)

2022年02月22日 | 宗教
🌸死と終末2(洪水、劫火、闇と光)
 
古代エジプト宗教の最後の審判
 ☆人間は死後にオシリスの法廷で裁かれ、クリアできれば楽園に行ける
 ☆審判の場で、私は殺人等をやっていません申告する必要がある
 ☆手続きを詳細に描いたガイドが「死者の書」だ
 ☆死者の心臓 と真理の女神の象徴である羽とが天粋にかけられている
 *天粋が均衡を破れば、傍らにいる怪物が心臓に食らいつく
 
ゾロアスター教の最後の審判
 ☆細い橋を渡るという試練の形をとる
 *悪人は橋でバランスを崩して落下する
 ☆死後の裁きと終末の裁きの二重の審判がある
 ☆キリスト教やイスラム教はこのパターンを受け継いだ
 
キリスト教の最後の審判
 ☆世界終末の日、キリストの再臨とともに最後の審判が始まる
 ☆死者が地面からゾンビのように甦っている
 ☆個人の死と世界の終末はイメージ的に容易に重なる
 ☆映画『タイタニック』のシーン
 *タイタニックが沈むとき
 *神父が甲板上で人々の告解を聴き赦しを与えた
 *映画では、神父が「黙示録」の終末のくだりを読み上げている
 *タイタニックの沈没は世の終末ではない
 *しかし、死ぬ者たちにとっては死も終末も同じだ
 
地獄の劫罰
 ☆イメージは水攻めではなく火攻め
 *キリスト教、イスラム教、仏教の地獄の火
 ☆古代には火刑もあり
 *最も凄惨な苦しみといえばやはり火(熱湯)だった
 
天国のイメージ
 ☆天国は光り輝く世界だ
 *ボッシュの絵は死者の魂が闇を抜けて光の世界に向かうところ
 ☆天国の奥義は神の姿を見る「至福直観」にあるとされる
 *神との遭遇を視覚的に表すとしたら至福の中の光輝しかない
 ☆メムリンクの絵のように天国を都市として描いた絵もある

臨死体験(体外離脱)
 ☆医学の発達により瀕死の状態から持ち直す患者が増えた
 *死の瀬戸際で見たビジョンを報告するようになった
 *語り手は「死後の世界」を垣間見たということなのだ
 ☆欧米人は法悦の中でキリストを見たりする
 ☆日本の死者が出会うのは懐かしい故人である
 *神仏の存在感は希薄
 ☆世界に共通する体外離脱
 *暗がりを抜けたり川などの境界を越える感覚と光の体験など
 ☆日本人に典型的な「川(三途の川?)」と「お花畑(光の法悦?)」
 *日本人の一般的体外離脱体験を描いたものである
 *宗教が後退した現代、かっての地獄絵に相当する図像である
 
ムンクの作品「叫び」
 ☆絵を描いた地点は故国ノルウェー
 *耳を押さえている人物は画家自身
 *背景には市内の教会堂のシルエットや港湾が描かれている
 *流れる血のような夕焼け空の描き方
 *伝統的な終末絵画の影響を見てとる人もいる
 ☆「叫び」には神の審判に対する怖れの要素があると考える人もいる
 ☆「叫び」における叫びは
 *旧世代の古色蒼然たる宗教倫理や絵画観と
 *新世代の苦をもテーマとする前衛的な人生観・絵画観との
 *激しい「文化闘争」の中で発せられたものである
                       (敬称略)                                     
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⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『宗教図像学入門』
 
 
 
 
 
死と終末2(洪水、劫火、闇と光)
(『宗教図像学入門』記事他より画像引用)

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