慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

「死の行軍」「命の循環」「親が稚魚の餌に」「人工的孵化」

2024年05月28日 | 生命科学
🌸サケ(母なる川で循環していく命)2

現在、河川の人工物がサケの進路を阻む
 ☆巨大な建造物に対して、サケたちは何度もジャンプを試みる
 *何度、失敗し・打ちのめされても、サケたちは挑戦をやめない
 ☆祖先たちの克服してきた自然の滝なら
 *祖先がそうしたように滝を越えていくこともできる
 ☆上流部に進めば川は浅くなり、川底の石が行く手を阻む
 *体を左右にゆすりながら、必死に川を上っていく
 *泳いでいるというより、のたうちまわっている状況
 ☆何が彼らを、ここまでかきたてるのか
 *川の上流部にたどりつき、卵を残したサケたちは、死にゆく運命にある
 *彼らは、この旅のゴールに死が待っていることを知っているのだろうか

サケは、死に向かって川をさかのぼる
 ☆川をさかのぼる力こそが、彼らの生の力なのだ
 *彼らは故郷である川の上流にたどりつく
 *迎えてくれるのは、なつかしい川の匂いだ
 *サケたちはここで愛すべきパートナーを選び、卵を残す
 *この瞬間、この時のために、彼らは長く苦しい旅を続けてきたのだ
 ☆サケのメスは川底を掘って卵を産むと、オスのサケは精子をかける
 *メスは尾びれでやさしく卵に砂利をかけて産卵床を作る
 ☆サケは繁殖行動が終わると、死ぬようにプログラムされている
 ☆サケのオスも最初の繁殖を行った後
 *死へのカウントダウンが始まる
 *彼らは自らの命が続く限り、メスを探し続け、自らの体力の限り
 *繁殖行動を繰り返し、オスのサケの命は尽きてゆく
 ☆卵を産み終えたメスの方
 *卵に覆いかぶさって卵を守っている
 *しかし、やがて彼女もまた力尽き、横たわる
 *メスサケも、死を迎えるようにプログラムされている
 ☆彼らは静かに死を受け入れる
 *故郷の川の匂いに包まれて、彼らはその生涯を終える

春になると、産み落とされた卵たちはかえる
 ☆川の上流部は大きな魚もいない
 *子どもたちにとっては安心な場所
 *水が湧き出したばかりの上流部には、栄養分が少なく
 *子どもたちの餌になるプランクトンが少ない
 ☆サケが卵を産んだ場所
 *不思議とプランクトンが豊富に湧き上がる
 *息絶えたサケたちの死骸は、多くの生き物の餌となる
 *生き物たちの営みによって分解された有機物が餌となり
 *プランクトンが発生するのである
 ☆プランクトンが、弱い稚魚たちの最初の餌となる
 *親たちが子どもたちに最後に残した贈り物だ
 ☆サケの子どもたちが、川を下る日が来ることだろう
 *海で成長した父もその父も、母もその母もこの旅を経験してきた
 *子どもたちもその子どもたちにも、この旅は受け継がれていく
 *サケの命は循環しているのだ
 ☆サケたちが河口で人間たちに一網打尽にされる
 *サケを守るために腹からは卵が取り出される
 *人工的に孵化が行われ、生まれた稚魚が川に放流される
 ☆サケの命は繋がっているが
 *しかし、サケにとっては自らの力で卵を産むことも
 *故郷の川で死ぬことも果たせぬ遠い夢の時代だ
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『生き物の死にざま』





「死の行軍」「命の循環」「親が稚魚の餌に」「人工的孵化」
(ネットより画像引用)

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