🌸『時間と自己』(生きることを考える)
☆誰もが持っている過去・現在・未来に
*偏って親和する精神病理を探究
☆時間の流れと自己の存在は同じことした
☆ 木村はハイデガー『現象学の根本的諸問題』に依拠しながら
*ベルクソンの時間論に反論するという形で
*時間と自己への考察を展開する
☆著者、木村敏
⛳『時間と自己』著者木村のプロフィール
☆京都大学医学部卒業、木村敏は精神病理学の権威
☆時間と自己、そしてその関係性について探求する
☆著者、木村敏
⛳『時間と自己』著者木村のプロフィール
☆京都大学医学部卒業、木村敏は精神病理学の権威
☆時間と自己、そしてその関係性について探求する
*著者は、精神病理学の視点から探究している
☆木村は、論文で扱った1人の離人症の女性患者を通じ
☆木村は、論文で扱った1人の離人症の女性患者を通じ
*時間が時間として流れているという感じと
*自分が自分として存在しているという感じとは
*実は同じ一つのことなのだと意識するようになった
☆精神障害が起きると、時間が時間として流れなくなる
*過去・現在・未来という時間の継続が失われる
*過去・現在・未来という時間の継続が失われる
*自己の存在が不安定になる
⛳『時間と自己』の概略
☆木村は時間と精神病理の関係を大きく3つに分類する
☆木村は時間と精神病理の関係を大きく3つに分類する
1、統合失調症「アンテ・フェストゥム」(祭りの前)
*現在とは連続性のない未来に期待したりする
*未知性を極度に恐れたりする
*未知性を極度に恐れたりする
2、「ポスト・フェストゥム」(祭りのあと)
*過去に対して強い負い目を感じることにより
*所有の喪失があるうつ病
3、「イントラ・フェストゥム」(祭りのさなか)
*圧倒的に現在優位の時間の中で
*感情が高揚する双極性障害の躁期
☆木村が精神障害を単なる研究対象としていない
*自己の一部として内在するものととらえている
☆木村は、本書で精神障害を纏めている
*多くの身体疾患とは違って、我々の誰もが持っている
*それ自体異常でもなんでもない存在
*種々の事情により、全体の均衡を破って極端に偏った事態にすぎない
☆自分の中にある3分類を見つめると、死生観にまで思考は巡る
☆自分の中にある3分類を見つめると、死生観にまで思考は巡る
☆時間の流れが自己の存在と同じことなのであれば
*動物にとっての時間とは、あるいは宇宙にとっての時間とは
*という問いが知的好奇心を刺激する
⛳『時間と自己』本の特徴は、登場人物と打ち手の多さ
☆自己の存在とは何かを自問するとき
☆俳諧師の芭蕉、古代ギリシア哲学のアリストテレス
☆存在論哲学のハイデッガー、精神分析のビンスワンガー
☆ロシア文学のドストエフスキー
☆哲学者で音楽理論家でもあるルソーなどを縦横無尽に登場させて
☆論に広がりをもたせているのも印象的
(敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『世界の古典』
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『時間と自己』30(生きることを考える)
(ネットより画像引用)
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