夢を見ました。タカ長が一族郎党を引き連れて旅行しているのです。その内容は支離滅裂なのでうまく筋書きをなぞることはできません。
その中でタカ長の奥方が「勝手ばかりしている」と言って私をなじるのです。「そんなことはないだろう、私はみんなが安全に旅ができるように気を配って指示しているだけだ」と一喝してしまいます。当然大きな声です。
そうしたらわが奥方は、なぜか着物姿の奥方が「済みませんでした」と三つ指突いて頭を下げるのです。現実とはまったく反対。カラスが白いと言い出したらそのまま押し通すのが現実の奥方で、しぶしぶ「カラスは白いです」と引き下がるのがタカ長なのですから。
タカ長が強いのは(?)山に行ったときだけです。山でのリーダーの指示は絶対である、と教育しています。山は多数決の世界ではないのです。10名が右と言ってもリーダーが左といえばそれに従うのが山の世界なのです。パーティ全員の安全を預かっているのですから、それが当たり前のことなのです。
ですから山のグループでは計画の立案から実行まですべて好きなようにさせてもらっています。そのかわりいくらリーダーが苦労して立てた計画でも、それに乗るか乗らないかはメンバーの勝手、それぞれの都合だけで判断してもらっています。「リーダーがせっかく苦労して立てたプランだから、、、、」という心遣いはまったく不要、と言うことです。
一方鳥の世界などほかの趣味の世界は、このような専制君主的な横暴が許される世界ではありません。すべてが横社会なのですから、たとえ会長といえども一方的にことを進めることは出来ません。それが当然なのでしょうが、そのような制約の中でリーダーシップをとることは難しいものです。
しかし、横社会と言えどもリーダーが時には強引にリーダーシップを取らないと何も決まらないことは多いし、みんなが「仲良しこよし」でやっていたらその組織が衰退していくことも事実なのです。
山の世界、鳥の世界、その上に同窓会や町内会などなど、まったく銭にならない「長」と言う肩書きをいくつも持っているタカ長ですが、山のグループのように勝手が出来なくて色々苦労しています。
横社会でのリーダーシップの取り方は難しいものです。横社会と言えどもリーダーは多少横暴なほうが良いのかも分かりませんね。