タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~5月19日

2009年05月19日 | タカの渡り観察
まだまだ成鳥♂も目立っています

 今朝の渡りは低調でこのまま終止符を打たざるを得ない雰囲気がありました。パソコン修理のために早退する直前5羽のハチクマを見つけたのが(タカ長が見つけたのだ)呼び水になったのでしょうか、午後はパラパラと渡りが続いたようです。14:30以降、低く渡ってくるハチクマが増え、その中には結構♂成鳥が居た、とトビ吉おじさんから報告を受けました。まだまだ渡りは終わらないのだ!週末組の皆さん、安心してください。

今日の結果

  5月19日   晴

   観察者    タカ長 トビ吉 ジューヤク コリ吉 二位の方
   観察時間   8:00-16:30

     ハチクマ          44
     
サシバ            4
     ツミ              1

 ハチクマの総計2500羽が射程距離に入りました。何とか記録したいですね。

観察余話~韓国で



 韓国での調査地の写真です。左上に見るように、観察地のある島がプサン広域市の影島区です。一島一区の島で、日本の橋で本土と繋がっています。この影島区に韓国側の研究者が三つの観察地を設定してくれました。3番がタカ長たちが何度も観察に行った太宗台展望所。2番はその北西の東屋がある展望台、そして1番が標高400mのボンレ山です。この山の観察地からプサン港をバックに飛ぶハチクマを撮影しました。

 3番は韓国でも有名な観光地で多くの人が訪れますが、もちろんそのほとんどは観光客です。タカ長たちも時々韓国人と間違えられて話しかけられますが、韓国語の分からない私たちと長話になることはありません。

 2番は地元の人が訪れる展望所で、ここに弁当を持ってくる人も多くいます。その人たちは私たちに対してひつこいくらい親切です。悪く言えばおせっかい。でも彼らに悪気はまったくないのです。

 5月7日に204羽の渡りを記録した日は午前中はほとんど飛びませんでした。ところがその東屋で食事を始めておばさんからキンパをもらったとたんに飛び始めたのです。1本のキンパを食べ終わるのにかなりの時間がかかりました。わたしたちにとっては幸せのキンパだったわけですが、そのことを説明するだけの語学力が私たちにはありません。残念なことです。

 韓国の人たちのこうした親切は嬉しいのですが、5月9日にひとりで観察していた仲間は彼らのうるさいばかりの接待攻勢に音をあげていました。一般的な韓国人は一見ぶっきらぼうに見えることがありますが、根は親切で、その親切が観察の邪魔になることもあるのです。と言ったら韓国の人に叱られるでしょうか?

 この話はもちろん韓国の人たちの悪口を言うつもりで紹介しているのではありません。間違っても誤解しないで下さいね。

 韓国に人たちの人間関係は日本人以上に濃密である、と言うのが誰もが感じている見方です。そのことがときにわずらわしく思われる人もいるようですが、あまり物事を気にしないタカ長は不愉快に感じたことはありません。私にとっては愛すべき韓国市民です。政治の世界やマスコミ報道では日韓のことがいろいろ報道されますが、私たちが韓国で接する普通の韓国人はみんな愛すべき人たちです。



 観察地に訪れる人たちと話していると観察に支障をきたすことがありますが、目の前に来てくれる野鳥には支障をきたさない、と考えているのですから人間も勝手なものです。このような写真を撮っているときに頭上を一気に流れていくハチクマが居ないとは言えないのですから、、、、、。



 でも、ダルマエナガが出てくるとカメラを向けたくなります。それは良いのですが、このダルマエナガが木の間を出たり入ったり、忙しく動き回るのでついつい時間を取られてしまうことも事実です。



 そのようなわけでタカ長の写真技能では決定的なものは撮ることが出来ませんでしたが、韓国といえばダルマエナガですから、2番観察地の常連として紹介させていただきました。