タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~5月28日

2009年05月28日 | タカの渡り観察
こんなこともあるのですね~ゼロが待ち遠しいのに???

 今日の観察地は朝から適当に白い雲があって最高のコンディションでした。確か雨予報だったはずですが、、、、、、。

 今日も東よりの風が強くて、ハチクマにとっては条件の悪い向かい風です。しかし、行くと決めたら行くのでしょう。ハチクマは翼の迎え角を上げて高度を稼いだあと、前方に落ちる感じで前に飛んでいきます。アホウドリなどの水鳥たちがほとんど羽ばたくこともなく水面を移動しているのと似ていますね。今日のように向かい風が強い日は対地速度が落ちて飛行距離を稼ぐことは出来ませんが、それでも案外楽に渡っているのかも分かりませんね。

 それにしても7羽・5羽・8羽の柱(?)が出来たり、雨のために撤収まぎわには9羽の柱が出来るなど、観察終了宣言を出しにくい渡りが続いています。今年のハチクマの渡りは例年より早く始まった印象があるのですが、この時期にこのような渡りを記録したこともありません。このような年もあるのですね。

5月末日で観察を終了することにしているのですが、、、、、、この調子ではゼロを記録しないまま観察を終えることになるのでしょうか?

今日の観察結果

  5月28日   晴のち曇のち弱雨

   観察者    タカ長 トビ吉 ジューヤク カメ吉 コリ吉 二位の方
   観察時間   8:00~15:15 雨のため早めに撤収

     ハチクマ           58
     ツミ         東向き  1

  ゼロになる日を期待している、と言ったらウソになるかも分かりませんが、しかし、いつまでたってもゼロにならないなぁと思いつつ観察していることも事実です。



 5月10日、まだ明けきっていない空を対馬に向かって渡っていくハチクマです。このハチクマたちが対馬から九州、そしてタカ長観察地を通って東に渡っていくのだと考えると、今まで以上に渡りを観察する楽しさを感じます。

来年はもっともっと楽しく楽しく観察できるようにしたいと考えています。