タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~5月21日

2009年05月21日 | タカの渡り観察
ついにゼロになりました

 朝から曇り空の観察地。観察者3名が寝ていたわけではありませんが、渡りを観察することは出来ませんでした。ミサゴが1回、カラスに追われた渡らないハチクマ成鳥♂が1回出ただけです。

 観察者    トビ吉 ジューヤク タカ長
 観察時間   8:30-15:00

    タカの渡りを認めず

 まだ終わりではないはずです。今日から明日にかけて雨、その天気が回復すると「ドカッ」と言うことはないにしても、まだまだ二桁の渡りを記録することが出来るはずです。週末組の皆さま、最後の渡りを楽しみましょう。

観察余話~世界で一番近い観察地

 コジェドでは「ホンポ・ペンション」に泊まりました。2007年10月に行った時に、観察するならここと決めていたペンションです。



 このように小さいペンションで、2階の突き当りがタカ長の部屋でした。この2階には他に3部屋あります。どの部屋からも、部屋を出たところから望山(マンサン)を見ることが出来ます。部屋を出て一歩ではドアを閉めることができませんが、もう一歩足を踏みだすとドアを閉めることができて、振り向けばマンサンが見えます。



 5月13日に大きな渡りを記録したときの写真ですが、左側の岩のあるところがマンサンの頂上です。多くのハチクマがこの頂上の左右から沸きあがってきて、帆翔して高度を上げ南に向けて渡っていきました。このペンションの上を渡っていく感じになります。



 ホンポ・ペンションの南側には海が広がり、このような島があります。午後遅く飛び立っていくハチクマはこの島を目指していました。17時を過ぎても海に飛び出していく群れもいるので念のため18倍の双眼鏡の視野から消えるまで追って見ましたが、渡ると決めたハチクマは迷わずにこの左側の島を目指しているように見えました。

ホンド・ペンションはこのように観察に適したペンションです。

 宿泊費1泊: 1部屋6万ウォンを5万ウォンにしてもらいました。
 設 備 : 小さな流しやキッチン用品一式。冷蔵庫あり。
       グループで自炊することも可。
 食 事 : 宿泊室の下が食堂になっていますから昼食と夕食はここで済ませました。しかし、朝食のサービス無し。

       タカ長たちは急に思い立っていったので個人的な嗜好品を持ち込みませんでしたが、その気になれば朝の自炊は簡単です。ペンションの前には小さな店があり、最低限の買い物は出来ます。しかし、本当に最低限のものですから、例えば乾燥味噌汁や味付け海苔など持ち込めば快適な朝食なります。そのとき肝心なご飯ですが、商品名は覚えていませんが、15分間煮沸するとご飯が出来上がるものは前の店でも売っていました。もちろん韓国製ですが、味は日本製と変わらないようです。韓国のご飯はどこで食べてもまったく問題ありません。どこで食べても美味しいのですが、コンビニで売っているムスビやキンパに使っている米だけはいけません。

 部屋は広くて快適、シャワーの湯量も多くて問題ありません。安く上げるためにはプライバシーの問題もありますが、一部屋を2~3名で使うことも可能です。

 最後に言葉の問題ですが、基本的には日本語がまったく通じない世界です。しかし、ペンションのアジュマ(おばさん)は高校のとき週1時間日本語を習ったとかで、最初はまったくと言っていいくらい日本語を話しませんでしたが、慣れてくると昔を思い出しながら日本語を口にしていました。最低限の意思疎通は出来ます。

 言葉の問題をクリアする方法はいろいろありますから、あまり気にしないでコジェドに行ってもらいたいと考えています。