タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

風景の敵

2017年02月20日 | 日々雑感
写真を撮っておられる人は誰もが経験されていることです。

邪魔な電柱の存在、せっかくの風景写真も電線が邪魔して絵にならない、、、

皆さん、このようなことは何度も経験されていますね。もちろんタカ長も経験しています。

    

これはベトナムのハノイを観光しているとき、車の中から撮ったものですが、、、

日本ではこれほど凄まじい電線はお目にかかれませんが、有名な観光地に行って、町の風景を撮ろうとしたら電柱や電線が邪魔で、

右往左往しながらカメラ位置を決め、、、、それでも、、、、

    

この写真のように完全には処理できなくて、、、、

この程度のところで妥協する、ということはよくあることです。

これは平戸で撮ったものですが、これなど良いほうで、多くの場合は工夫できないほどの電線、電柱の数。

    

気になる数字を見つけました。

朝日小学生新聞1月6日号によると、無電柱化率はロンドン、パリが100%でソウルが46%

それに対して日本では東京7%、大阪5%、、、

日本に目立つ電柱は約3500万本あり、さらに毎年7万本ずつ増えているそうです。

電柱がこれだけ目立つのは世界的にも珍しい光景で、、、

景観の美化や災害の防止をめざして昨年の12月に無電柱化を推進する法律が出来たようです。

上の写真は三重県の関宿で写したものですが、電線や電柱が見えないと風景はスッキリします。

    

この写真は伊勢で撮ったもの、、、

このように有名観光地ではスポット的に無電柱化がすすめられているようですが、普通の町がこのようになるのはいつのことやら。

最大のネックは無電柱化にともなう費用ですが、そのことを考えるとなかなか実現できないように感じます。

福島の事故を見るまでもなく、原発の関係で使われている天文学的な数字になる費用をまわせば、無電柱化は一気に進むのに、、、

と考えるのはタカ長だけではないと思うのですが、、、、、。