タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

テープを巻きながら

2020年07月05日 | 山歩きから
    

明日から雨続きの予報、その前に独りで裏山を歩いてきました。

ふもとは晴れていますが、山には雲がへばりついていました。でも、わが裏山なら深い霧にまかれても歩くことが出来ます。

と言っても、そのような山歩きのトレーニングに行くのではありません。

今日の目的は牛池西の新ルートにテープを巻くことです。

    

わが裏山でも色々なテープが巻かれています。

あのテープを無条件に信じて歩くとルートを誤ります。登山用のテープではないからです。

近づいてみると、、、、、

    

このように巻かれています。

このテープは境界標の作業をする人が、何かの目的があって巻かれたもので、登山者用に巻かれたものではないのです。

このような例は珍しいことではなくて、山では普通にあります。林業関係の人が巻かれたテープもあれば、その他の人が何かの目的で巻かれることもあります。

タカ長たちはオオルリの巣を見るポイントにテープを巻いたこともあります。

そのようなわけで、当たり前のことですが、テープの意味も考えないで追っていくとルートを誤ることもあります。

事実、広島ではテープを盲目的に信じて前進したパーティーが、想定外の山に登ってしまい、下山できなくなって救助を要請したこともあります。

お粗末と言えばお粗末な事例ですが、注意しないといけません。

    

牛池西側のポイントまで直行。

この湿地を右側に見ながらテープを巻き始めます。

    

右岸側には道らしきものもありました。

それを利用しながら、倒木やブッシュに邪魔されないルートを決めて行きました。

    

そのテープですが、シッカリ決めたところはこのように巻きます。

赤いテープを巻いたところに黄色のテープを巻く

これがタカ長たちの巻き方です。

あの黄色のテープがタカ長の花押、と言うほどではありませんが、決済印みたいな意味を持たせています。

その意味をタカ長たちのメンバーは知っているので、このテープだけは信じてくれます。

そのためどこに巻いたら良いか、あれこれ考えながら行いました。

    

そのため軌跡が乱れていますが、ルートが分からなくなって右往左往したわけではありませんよ。

今日は手鋸を持って行き、何本かの倒木などを伐りました。そのため腰を曲げて通過するところは無くなりましたが、靴を汚さないようにするためにルートを微調整するところは残ったようです。

    

作業を終えてからさくらの里に行き、水苔池⇒椿尾根ルートで下りました。

    

水苔池の水辺にはツツジが咲いていました。

今日は花の撮影など考えないで歩いていましたが、これだけは撮らないといけない気分になりました。

しおれた感じがしなくて、花のほうが撮ってくれと言っているように思えたのです。

    

今日の記録です。

距離のわりに時間がかかっているのはテープを巻いたり、倒木を伐ったりしていたからです。

そのような作業ですが、最低限のことは出来たので、これからは誰かの案内が出来そうです。