小康状態だった雨が本降りになってきました。そろそろ雨の季節は終わってほしいのですが、天気予報では傘マークが続いています。
その雨ですが、この状況を見ながらベトナム旅行のことを思い出しました。
その時タカ長たちはベトナム中部のバクマ国立公園で探鳥したあと、フエの町を観光していました。
その時台風が接近中でした。
この状況では飛行機でハノイに帰れなくなると判断したガイドのマーさんは、ハノイから車を呼んで脱出する手配をしました。
二人のドライバーが夜を徹して迎えに来たとき、ホテルの前の道は冠水。この中を走って幹線道路に逃げました。
幹線道路は若干高くなっていますが、水はすぐそばまで来ています。広大な海に浮かんだ一本道を走っている雰囲気です。
その水の中に電柱が何本も遠くまで伸びている風景など見ながら、またとない経験をしていることを実感して、能天気なタカ長たちは喜々としていました。
少しわかりにくいですが、道路の左右は押しよせる泥水です。
ガイドのマーさんやドライバー君の気苦労は大変だったはずですが、本当にあの時は水に閉じ込められることなど考えないで、面白い体験が出来ていると喜んでいました。
逃げ遅れたバスなどが幹線道路に並んでいるのを見たのはハノイに帰ってからです。テレビで放映していました。
まさに、間一髪の脱出劇でした。
そのようなことを思い出したのはこの本を読んでいるからかも分かりません。
著者がどのような人なのか、何が書かれているのかも知らないで、文春文庫の巻末広告を見て、ワンクリックした中古本です。
しかし、読んでみると面白くて、一気に読みました。
そこに書かれているのは銃弾がとびかうガザ地区のことや、スペインの被差別民族のこと、、
ネパールの革命戦争と売春カーストのことなどなど、、、、、
日本で普通に生活していたら絶対に経験することがないことを、著者が体を張って取材し、報告してくれているのです。
タカ長がハノイ旅行をしたと言っても、このような町の、五つ星ホテルとは縁のないホテルで生活しただけで、それ以上の経験をしたわけではありません。
タカカノがネパールのカトマンズからポカラにフライトしましたが、この下の家でどのような生活が営まれているか、考えることはありません。
その一歩先へ、テーマを持って入りこみ、体当たり取材をしてくれたのがこの本です。
紛争地区に取材に出かけ、事故に遭ったら「自己責任だ」と何度も聞いたような気がしますが、しかし、そのお陰で、地球上には様々な生活があることを教えてもらえるのです。
そのことを思うと、軽々に自己責任を口に出来ないような、、、、、
色々なことを考えさせてくれる本です。
海外旅行に限りませんが、私たちが旅行に出かけてみるのは、その土地の表だけ、、、、
タカ長はツアー旅行が嫌いで、ほとんどすべてが個人旅行でした。その中では海外の友だちの家に招かれたりして、少しは深くモノを見た気分でしたが、、、、、、
この本を読むとタカ長の経験などママゴトみたいなものだと痛感しました。
タカとも、山とも関係のない本ですが、チョッと毛色の変わったモノを読みたい人にはお勧めの本です。
その雨ですが、この状況を見ながらベトナム旅行のことを思い出しました。
その時タカ長たちはベトナム中部のバクマ国立公園で探鳥したあと、フエの町を観光していました。
その時台風が接近中でした。
この状況では飛行機でハノイに帰れなくなると判断したガイドのマーさんは、ハノイから車を呼んで脱出する手配をしました。
二人のドライバーが夜を徹して迎えに来たとき、ホテルの前の道は冠水。この中を走って幹線道路に逃げました。
幹線道路は若干高くなっていますが、水はすぐそばまで来ています。広大な海に浮かんだ一本道を走っている雰囲気です。
その水の中に電柱が何本も遠くまで伸びている風景など見ながら、またとない経験をしていることを実感して、能天気なタカ長たちは喜々としていました。
少しわかりにくいですが、道路の左右は押しよせる泥水です。
ガイドのマーさんやドライバー君の気苦労は大変だったはずですが、本当にあの時は水に閉じ込められることなど考えないで、面白い体験が出来ていると喜んでいました。
逃げ遅れたバスなどが幹線道路に並んでいるのを見たのはハノイに帰ってからです。テレビで放映していました。
まさに、間一髪の脱出劇でした。
そのようなことを思い出したのはこの本を読んでいるからかも分かりません。
著者がどのような人なのか、何が書かれているのかも知らないで、文春文庫の巻末広告を見て、ワンクリックした中古本です。
しかし、読んでみると面白くて、一気に読みました。
そこに書かれているのは銃弾がとびかうガザ地区のことや、スペインの被差別民族のこと、、
ネパールの革命戦争と売春カーストのことなどなど、、、、、
日本で普通に生活していたら絶対に経験することがないことを、著者が体を張って取材し、報告してくれているのです。
タカ長がハノイ旅行をしたと言っても、このような町の、五つ星ホテルとは縁のないホテルで生活しただけで、それ以上の経験をしたわけではありません。
タカカノがネパールのカトマンズからポカラにフライトしましたが、この下の家でどのような生活が営まれているか、考えることはありません。
その一歩先へ、テーマを持って入りこみ、体当たり取材をしてくれたのがこの本です。
紛争地区に取材に出かけ、事故に遭ったら「自己責任だ」と何度も聞いたような気がしますが、しかし、そのお陰で、地球上には様々な生活があることを教えてもらえるのです。
そのことを思うと、軽々に自己責任を口に出来ないような、、、、、
色々なことを考えさせてくれる本です。
海外旅行に限りませんが、私たちが旅行に出かけてみるのは、その土地の表だけ、、、、
タカ長はツアー旅行が嫌いで、ほとんどすべてが個人旅行でした。その中では海外の友だちの家に招かれたりして、少しは深くモノを見た気分でしたが、、、、、、
この本を読むとタカ長の経験などママゴトみたいなものだと痛感しました。
タカとも、山とも関係のない本ですが、チョッと毛色の変わったモノを読みたい人にはお勧めの本です。