タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

展望の山~2

2020年10月01日 | 山歩きから
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雲月山の尾根道です。右が島根県、左が広島県です。

桑原良敏先生の「西中国山地」を開いてみました。

「芸藩通志」によると、雲月山を有名にしたのは全山草原という特異な山容と共に、山頂からの展望が抜群であること

と書かれています。この表現はタカ長の記憶に残る雲月山と重なります。

石州の兇徒退治の古戦場としても有名だと書かれていますが、この件はタカ長は知りません。

    

県境の近くには青年の家が作られ、キャンプ場もありました。

職場のレクリエーションとして、貸切バスを利用して飯盒炊飯に行ったこともあります。

    

広島県側は草原の山と言っても良い山容ですが、笹が茂ってきているように感じています。

昔は放牧も行われていたように記憶していますが、最近は行われていないのかも分かりません。

山焼きをしているのかどうか、それも知りません。

何もしないでいるとあっという間に茂ってきます。

一番の例は芸北の聖山、タカ長が若いころは全山草原の山でしたが、今はまったく逆の山になっています。

    

「西中国山地」には「山頂の展望は360度、北方彼方には日本海が広がっている、と言う記述もあります。

青春のころこの山頂から日本海を見たことがあるのかどうか、その記憶は残っていませんが、、、、、

    

今は島根県側は茂ってきて、日本かいが見えるポイントは無いように思います。

この山頂に立つと人はみな歌人になる、と言うような記述もあります。

昔も今も展望の良い山ですが、日本海の白波と言われると首をかしげざるを得ない状況になっています。