タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

二日つづきの大爆発は期待していませんが、、、、

2013年05月21日 | タカの渡り
今日は仲間たちとの山歩きの日です。

健脚組(?)は県中部の岩山へ。タカ長たち軟派組(?)は裏山歩き、その目的は障子岩に行って渡りを見ることです。

タカ長観察地より標高の高いこの岩で見ると、当然のことですがハチクマが近く、大きく見えます。と言うことなのですが、今日は朝から天気が良くて、と言っても空気はもやっていて、、、ここでも見難い観察になりました。

写真に撮れるのはほとんど無い状態ですが、一応シャッターを押して、、、、、、帰宅して大多数を削除して、、、、とにかく疲れる観察でした。

    

目の前のピークの上で10羽程度のタカ柱が3回見えましたが、、、高くて、、、、、遠くて、、、、もやの中に消えてしまうような状態で、写真なんて撮れるものではありません。唯一複数羽撮れたのがこの2羽だけ、何度も行っている障子岩ですが、写真的には今日が一番厳しかったようです。

    

    

    

何とかそれらしく写っていたのがこの程度、、、、、、、

でもまぁ、仲間たちとおしゃべりしながらタカを探すのも悪くないもので、その意味ではそれなりに満足した一日でした。

言っても仕方ないことですが、昨日、観察地で言う「右窓」に言っていたら、このようなぼやき節をならべることも無く、、、、

上よ下への大騒ぎでギックリ腰になったとぼやくことになったはずです。

同じぼやくのなら、もちろん誰もが後者を選びますが、そのように分かりきったことができそうでできないのが渡り観察の世界なのです。


大爆発した(?)と言えば言えそうですが、、、、

2013年05月20日 | タカの渡り
一昨日北九州や関門地区で大きな渡りが記録されました。

その次は広島、と意気込んでいたら昨日は雨で、その雨のあとの今日は大爆発を期待して早くから観察地に出かけました。

しかし、しかし、、、、、





観察地のまわりの山にはベタ~ァと厚い雲がかかり、、、、、

これでは飛んでくれても見えないよ。

    

観察準備が出来る前に現れたこのハチクマ、わが裏山に居ついたハチクマで、毎日のように7時ころから姿を見せています。

そのハチクマもチョッと高度を上げると雲の中に消えてしまう状態で、、、、早い時間は開店休業???

10時を過ぎるころからでしょうか、青空が広がってきて、、、、ボツボツ出始めて、、、、



このようにまとまった数が見られることもありました。タカ長にとっては今期初めてのタカ柱だと言えそうです。

しかし、このように写真に撮れるのはまだ良いほうで、日中は遠くに現れるのが多くて、、、

タカ長は定点にドッかと座り、頭の上のサクラの枝の上を飛ぶハチクマを見ていました。

    

    

目が怪しくなってきたタカ長には、せめてこれくらいの、、、、AFでピントが合わせられる距離に出てくれないと困るのです。

困ると言ってもハチクマ君たちが私のために低く飛んでくれるわけはないのですが、、、、、。

    

今日は雲に表情があったので助かりました。背景があると小さなタカでも何とか絵になりますから、、、、。

私が観察地から離れる時点で800羽を超えていたようですから、数としては「大爆発」と言っても良いのかも分かりませんが、しかし、例によって遠いのが多くて、数の割には消化不良気味のタカ長です。


あ~ぁ、雨

2013年05月19日 | タカの渡り
昨日、福岡市の油山で1400羽ちかいハチクマを記録したのをはじめ、関門地区でも今年一番の渡りが見られ、さぁつぎは広島だとてぐすね引いて待っていたら朝から雨。

週末しか観察できない人には恨みの雨になったはずです。しかし、こればかりは仕方ありませんね。今日の日曜日、多くの人とパニック状態になるほどの渡りを楽しむつもりだったのに、、、、、。

昨年のこのころ、タカ長はプサンでパニック状態になっていました。下記のとおりです。


韓国から~5月18日
最後にドラマが待っていた        今朝は5時から観察開始。早々にドラマが待っていました。次から次へとハチクマが流れてきて、、、、タカ長も相棒もパニック状態になりま...




私たちの観察地からはこのように海の上を渡るハチクマをゲットすることはまず不可能です。これがプサンだともう少し多い数のハチクマが見られたかも、、、、

    

同じようにハチクマの写真を撮っても、このように無理やりにトリミングしなくてすむ、もう少し近くを飛ぶハチクマを撮ることができたはずです。

予定では15日から25日ころまでプサンに滞在するつもりでしたから、今年もほぼ間違いなくパニックになるような渡りを観察できたはずです。

    

それと比べたら、タカ長観察地を渡るハチクマは遠くて、小さくて写真には撮りにくいのですが、、、、

しかし、明日は早朝から観察に出かけるつもりです。明日は天気が回復して、今シーズンのフィナーレを飾れるような大きな渡りを期待しています。

それにしても「週末組」の人には気の毒な雨でした。

タカ長も現役のころ、渡ってこないことは分かっていても、未練がましくドシャ降りの観察地に出かけたことがあります。それと同じような気持ちになられた人も多いのでしょうね。本当に意地悪な今日の雨です。


これって赤目?

2013年05月18日 | タカの渡り
最近のデジカメは連写機能があり、シャッターを押すと一度に何枚も写してしまうことになります。

それは良いのですが、その写真をそのままパソコンに取り込んでいたら、いくら1TBのHDDが入っていると言ってもすぐに満タンになってしまいそうです。そのため帰宅したらセッセと削除することになります。そのような画像処理の作業がたまってしまって、、、、、

遅れに遅れた作業をしていたら赤目と思われるタカが写っているのを見つけました。

例によってコメント抜きで紹介します。思い切りトリミングしているので画質は悪いのですが、証拠写真にはなると思います。

これって赤目でいいですね???

     

     

     

     

     

     

     

いかがですか?

写真の上手下手は別にして、このような写真が撮れる確率はいくらくらいなのでしょうか?

その確率はかなり低いのではないかと思うのですが、、、、、。

シマッタ、あの日宝くじを買ったら当たったかも分からないのに、、、、、。

それにしてもこのような写真を撮るときベテランカメラマンはどのような気持ちで撮っておられるのでしょうか?タカを識別しながら撮っておられるのでしょうか?

タカ長には識別と撮影が同時には出来なくて、帰宅してパソコンに取り込んでから、アレッと言うことになることが多いですね。

先日紹介したミサゴなど良い例で、本人はハチクマが飛んで来たと思って撮っていました。しかし、、、、帰宅して確認したら魚をもって飛んでいるミサゴ。

このようなことはよくあります。独りのときは、、、、極端な言い方をすれば、この時期はすべてがハチクマだと思って撮影しているか、、、あるいは何も考えないで撮影しているか、そのどちらかだと言えます。タカ長にとってはデジカメにゲットするのが第一で、その他のことを考える余裕はないのです。

そして、帰宅してパソコンで拡大したら、、、、アリャラ、、、、、思っていたタカとは違うタカが写っている。このようなことがよくあるのです。

今日のタカもその気になって冷静に見れば、どう見ても初列は5、とすれば他のところを見ないでも答えは決まってきますね。

下手な写真でも有ると無いでは大違い、デジカメって有難い機材です。

緑のトンネルを抜けて展望の峯へ

2013年05月17日 | 山歩きから
県北の高岳(1054.3m)に行ってきました。

高岳と言うと、タカ好きとしては「鷹岳」から変じて高岳になったのだと思い、昔はこのあたりでたくさんのタカが見られたのだと解釈したいのですが、、、、

「西中国山地」(桑原良敏著)によると、この山のふもとの「樽床の共有採草地として、かの草山(1670年)→かやの嶽山(1822年)→嶽山→高嶽山→高岳と変って来たという印象を受ける」と記されています。つまり、タカとはまったく関係のない採草地の山だったと言うことのようです。

    

    

    

天気は晴れ、山の新緑が最高に美しい日でした。その緑の中をゆっくりと登り、、、、、、そう、特にゆっくり登らないと早く着きすぎて、山頂での昼食が11時前になるのです。

それでも早く着きすぎて、、、、、、本当のことを言うと、タカ長の記憶があいまいだったので、山の入り口でもたもたしたり、相棒も何かしら勘違いしていて時間ロスしたのですが、それでも早く着きすぎました。

この緑の中でキビタキも鳴いていて、一瞬ですがその姿を見たのですが、写真に撮るために時間を使うと言うこともなかったので、早く着いたのでしょう。そのことは当然計画段階で分かっていることですが、しかし、山は早たち早つきが原則、私たちはその原則を曲げることはありません。



山頂は草地ですが、まわりの芝も刈られて山頂はいままで以上に広くなり、それだけ展望もよくなっていました。

その展望では、、、、この、、、東側の展望が第一でしょう。



眼下に見えるのが聖湖、この展望がこの山のウリだと言えます。この時期も良いのですが、それ以上に良いのが紅葉の季節ですね。

    

中央のピークが広島県の最高峰、恐羅漢山です。このような景色を見ながら早弁をとりました。

そのように時間をとらない山なので、当然のことですが時間が余ってきます。そのため午後は八幡高原に行って霧ケ谷湿原を歩きました。

    

    

このようなところを歩くのは曇りの日とか、霧雨模様の日が似合う、、、、と言うのは贅沢な話なのでしょうか?

このあたりはやっと春になった感じで、花の季節はこれからです。その意味ではチョッと寂しい高原散歩でした。

 

何か飛ばないかと空を注目していたのですが、めぼしいものは飛びませんでした。目についたのはこれだけ、米軍の低空飛行訓練が行われているところなので、軍用機の姿と轟音だけは耳にすることが出来ます。

これだけの音がすると、、、、、何か生物に影響が出ないのかなぁ、と心配になりました。




ヘビ君と観察?

2013年05月16日 | タカの渡り
障子岩に登ってみました。

観察地の上を居つきのハチクマがディスプレイしながら飛んでいるのを見ながら山に入りました。そして1時間とチョッと、、、、障子岩に着きましたが、、、、、、今日もヒマ、ハチクマの渡りは終盤戦の様相???

 

突然変なものを出しましたが、、、、、ヒマなヒマなと思いながら岩の端を見るとヘビ君がベタ~、、、、、、

よく見るとこのヘビ君、あそこにある小さな穴から出たり入ったり、、、、、。別に観察の支障になるわけではありませんが、しかし、長いものが嫌いなタカ長にとっては居心地の良い障子岩とは言えませんでした。この岩はあのヘビ君の住まいだったようですね。

    

この障子岩は標高が600mくらいあるので下の観察地よりは近くを飛んでくれる気がしますが、、、、、、、、しかし、、、、、それでも高い、高い、、、、。

ただそのほとんどが頭上を飛んでくれたのがお慰め、と言うことですね。ハチクマもサシバもほとんどが頭上で、カメラのAFでキャッチできないところを飛んだのは1羽だけでした。その証拠写真をならべてみます。

 

 

 

 

    

ここにいるとタカは飛ばなくても小鳥の声は楽しめます。今日はクロツグミの声が目立ちました。

突然ツツドリが頭上の枯木に止まったので写真に撮ろうとしたら逃げられました。ツツドリ君にしたらタカ長とニアミス、こんなところに人がいるとは思わなかったのでしょう。もう1~2秒永く止まってくれたらバッチリゲットできたのに、、、、、。

欲を言わなければ何かドラマがあります。そのようなところが障子岩の良いところでしょうか?と言ってもタカが高く飛ぶのは困りものですが、、、、、、、。


大山新緑

2013年05月15日 | 山歩きから
伯耆大山に行ってきました。天気は快晴。

10日前と違って新緑が山に登っていました。今日も下手なコメントは不要、好天に恵まれた大山の新緑をご覧下さい。













5月3日に米子に行った日も快晴、地蔵埼から隠岐の島が見えるほどの快晴でしたが、大山の山頂部分には終日雲がかかっていました。

日本海海岸に近い独立峰は天気の悪い日が多くて、このような晴天が続くことは珍しいことだと思うのですが、、、、、。

つまり、タカ長が晴男だと言いたい、ただそれだけのことです。


伯耆大山へ、、、、

2013年05月13日 | 山歩きから
これから1泊2日の予定で伯耆大山に出発します。そのため今日、明日の更新はありません。



きれいに晴れた昨日の空。タカ長観察地や安芸の宮島が見えます。視力がよければ大鳥居も見えそうなくらいクリアでした。



広島の市街地方向を見ると、遠くに石鎚山系を中心に四国の山も見ることが出来ました。一番遠くに細長く見えているのが四国の山なみです。

見落としがいっぱい(?)のタカ長の記録でも三桁になりました。春の渡りもいよいよクライマックスを迎えるようですね。

言い忘れましたが昨日の朝、セグロカッコウがしきりに鳴いていました。ツツドリの声もしましたがカッコウの声はまだです。

あれが鳴くと渡りが終わりになる(?)ので、まだ鳴いてもらっては困ります。

岩の上で観察

2013年05月12日 | タカの渡り
タカ長観察地で言う「右窓」の上で観察しました。

ねぐらだちは足もとから、、、、、多くは高く上がらないで流れてゆきました。

今日は時間がないので写真をならべるだけにします。ハチクマばかりではありませんよ。























最後の写真はタカ長観察地の上を飛んでいるように見えるミサゴです。かなり大きな魚をもっています。この画像では見えませんか???

ご覧のように今日は遠くを飛びました。写真的にはもう少し近く飛んで欲しいのですが、、、、、、近くを飛んでくれるとあっと言う間に飛び去るのでタカ長のウデではダメ、、、

と言うことで良い写真は撮れませんでした。


奈良の旅から~2

2013年05月12日 | タカの渡り




奈良の鳥友と歩いた今回のコースです。発着点は奈良のJR法隆寺駅ですが、こうして見ると紀伊半島の奥まで足跡が伸びていることが分かります。

タカ長にとってこのあたりは「暗黒地帯」だったので、見るもの聞くものすべてが新鮮でした。

紀の國は「木の国」だと、作家の先生が書いていたのを読んだ記憶があります。そのことが頭にあったので、紀ノ國は鬱蒼とした森の国、急峻な尾根が連なる国だと想像していました。しかし、実際に行って十津川村などを走りながら山を見ると、、、、それほどの村でもないような、、、、タカ長の町の山と変らないような、、、都市近郊の平凡な山のような、、、、、何だかそのような感じで、、、、すっかり調子が狂ったような気がしました。

しかし、、、、、しかし、です、、、、、

釈迦が岳の山頂に立って、360度すべてが山の、、、、、、、人家らしきものははるかに遠く奈良の町が見えるだけで、、、、紀ノ國にはまったく人家、集落らしきものが見えない風景を見下ろすと、、、、

やはり紀ノ國は「木の国」であることを実感しました。

    

その木の国はどこを走っても新緑の季節でした。何しろ天気はド・快晴、緑が輝いていました。その緑を見ただけでそこに行った価値がある、と言いたいのですが、、

上の地図のようにあちらこちらを走ったのは鳥友の車、タカ長は後ろの座席に座って窓の外を見ていただけなので勝手なことが言えるのですが、ハンドルを握っていた鳥友は気楽に新緑をみてはおれなかったでしょうね。何しろ木の国はヘアピンカーブの国でしたから、、、、、。



    

後日紹介しますが、その新緑の中を走って、一番の目的地である釈迦が岳に登ることができました。だいたいタカ長は晴男だと自認していますが、今回ほどそのことを実感したことはありません。本当に天気には恵まれ、障害の思い出に残るた旅をすることが出来ました。

それもこれも韓半島がきな臭いから???

いつもの状態だったら今ころはプサンでハチクマを見ていたはずです。その旅をキャンセルして今回の旅が実現したのですから「韓半島様様」と言うべきなのでしょうか?