武田じゅうめい 旅人は風に向かって進む

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人にはニッポンが足りない

ブッシュ大統領のクリスマス

2006年11月13日 | 人間の欲望
ブッシュのエンデイングはどのようなものだろうか。
大統領の職ではない。彼が死を迎えるときのことである。
最近の彼のスピーチは、日本との戦争では米兵は6万人死んだ。
そして、その犠牲がその後のアメリカに栄光をもたらした。イラクにおける死者はまだ2800人である。
硫黄島を思い出そうと。


戦争映画<硫黄島>が公開されるのだそうな。
恐らく、米兵が正義のために勇敢に戦うストーリーであろう。
硫黄島とは一日にして島の形が変わったというくらい徹底的な艦砲射撃とB29爆撃を米軍から受け、日本軍が玉砕攻撃を敢行し2万人が戦死したところである。

これは曲がりなりにも、正規軍同士の戦いであり、イラクのような市民を巻き込んだ市街地ゲリラ戦とは全く異なる。


まだ2800人なのか、もうなのか、受け取る人によって違うだろう。
ただ、いずれにしても、このように簡単に計数的に説明し国民を納得させようとする手法は現代社会においてはもはや通用しない。2800人の米兵には、それぞれ父母がおり、家庭があり、学校生活があったろう。様々な人間模様を、ただの消耗品、弾丸のひとつのように語るのは、既に政治指導者としては失格である、と思う。
北朝鮮、中国、フセイン等の国家独裁者と何ら変わりがない。

かつて、中国の国家指導者は,天安門事件において、中国は13億人いるから2~3千人死んでも関係ない、と述べたことを思い出させる。


ブッシュファミリーとネオコングループの石油利権の為に、イラクを破壊し、無垢のイラク市民を多数殺害したことは血の呪いとして当然その報いを受けることになるだろう。
イギリス軍が最近発表したイラクでの犠牲は、米兵が2800名、英兵が200名、その他50名、イラク市民が15万人である。この15万人が正しいかどうかはいずれ検証されるであろう。イスラムの報道では市民の犠牲は少なくても50万人と発表している。

イスラムのウエブサイトを読むと、ホワイトハウスを爆破するまで戦いは終わらないと宣言している。アッチャー

さて、まもなくアメリカはクリスマスシーズンに入る。
キリストはアメリカに何を与えるのだろうか。
祝福か涙かあるいは......
コメント
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