武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

石原都知事の四男息子

2006年11月24日 | 人間の欲望
洋子ママがカウンターに入るのを見ながら、それで何か新ネタでもあるの? と聞くと絵美は頷いて、それが出てきたのよと目をキラリとさせた。

石原都知事は政治家一家であるが、四男(40)は絵描きをやっている。
2003年3月、都職員らと一緒にドイツ、フランスを訪れた際、四男の航空運賃や宿泊費の計55万円を都が全額負担していた。
名目は、石原都知事脚本の「能オペラ」の制作準備のためドイツの室内楽団や欧州で活動中の日本人作曲家と打ち合わせをしたことになっている。
「能オペラ」は、2004年2月に東京公演を予定していたが、作曲家との調整がつかず中止されたことになっている。
調整がつかないというのは理解に苦しむね。公演をやるつもりがあるならいくらでも手は有る。 音楽家は星の数ほどいるからね。


絵美は、水割りのグラスに口をつけて、一呼吸おいて言った。
たぶん石原サイドに何か問題があったんだと思うわ。 
考えてみれば、絵描きが音楽のことで打ち合わせするなんておかしくない? 
音楽の事、分かるわけないもの。 
全然分野が違うのよね。

それにこれだけじゃないのよ。 トーキョーワンダーサイトって知ってる?
何それ? 島がおっとりと口をはさんだ
絵美が、そうよね、知らないわよね、という顔で喋り始めた、
調べてみたら、石原さんが都知事になってから2001年に作られた美術館なんだけど、ようするに自分の息子の為につくったのよね。 
そして、この美術館は石原都知事の四男とその知人夫婦が仕切っている美術館だという。つまり石原都知事は自分の息子のために都民の税金を使っていることになる。

それまで黙って聞いていた洋子ママが、小さなグラスでビールを干してから口を開いた。でもどうして、今、そういうスキャンダルガ出てくるの?
絵美が答える前に、頭の回転が速い島が言ったことに皆が合点がいった。
それは、、、、
コメント
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