<伊達政宗 仙台青葉城>
政治家、役人そして業者が税金を食い物にする談合を直す良い例が宮城仙台市の地下鉄工事(総事業費2735億円)の入札状況によって現れ始めている。
もうそろそろ、談合腐敗による逮捕者続出はやめようではないか。
それに関連した自殺者が出る悲劇も止めなければならない。
残された家族の悲嘆はいくばくなものであろうか。
今のままでは、役人も政治家も反省しないパンツをはいた猿である。
業者間の受注競争が機能することにより、仙台市営地下鉄の一般競争入札では、落札率が6割という異例の安さになった。
佐藤工業、戸田建設、熊谷組が落札したが、予定価格267億円を大幅に下回る166億円で受注した。仙台市発注工事の平均落札率は、今まで平均90%を超えていた。 鹿島、大成建設、大林組、清水建設のゼネコン大手4社が、談合事件などで仙台市から指名停止処分を受けたため、中堅ゼネコンが受注するチャンスとなった。また、欠陥工事防止のため仙台市は適正工事が可能かどうか調査を実施した結果、問題なしと判断した。
この結果、財政難の仙台市は、何と100億円以上の節約を実現した。
逆に言えば、それまで莫大な税金が食い物にされていたのだ。 安くなることによって、安全を危惧する識者がいるが、専門家が問題無しと判断し、工事を常にチェックする以上、変なことはできない。 もしやったらその企業は終わりである。欠陥工事防止のため、設計技師を工事現場に常駐させ、点検も通常の2倍の頻度に増やすという。
ということは、いままで手抜きをしていたわけね。
また仮に、大手ゼネコンが余分に儲けた100億円をどこへやるかというと、政治献金という名の賄賂になり、国民の生活向上には何の役にも立たないと知るべしである。
思うに、これが本来正しいやりかたであると思うのだ。 デデンデン