やせ我慢かやせ蛙か、平沼さん
俺は弁慶だと頑張る中川幹事長。
郵政造反組が復党するかどうかは、どうでもいい問題だと見ていたが、このようにこじれてくると、火種を自民党内に囲むことになった。
平沼さんも、万座の中、見せしめの鞭打ちを受けたら、その後の睨みがきかなくなる。
加藤紘一氏と同じ運命だ。
小選挙区のなか、300議席の代議士を抱えてこれ以上増やしてどうするのか。大きい事はいいことじゃなくて、自民分裂の遠因になるだろう。
それが日本の政治にとって良いことであればいいが、たぶんそれは混迷の政局になるだろう。
郵政造反組の本質は小泉さんとの権力闘争であり、蒼々たる顔ぶれ(亀井兄弟、平沼、綿貫、古賀、高村、堀内、野田聖子,小林興起、荒井、村井、保利らの領袖クラス100人)を集めて勝てる闘いを仕組んだことである。
それで、小泉さんに完敗したのだから、伊達正宗が秀吉に小田原の陣でやったように、はりつけ用の白装束を着て、恭順の意を示すことが、身を捨ててこそ浮かぶ瀬ありだろう。
今さらハードルが高いと泣き言を並べても、苦労知らずのお坊ちゃんである。
それとも始めから、そのような覚悟が無かったのだろうか。
中川さんと造反組の堀内氏は26日夜に都内で会談し、復党に向けて恭順の意を示したという。
山梨の系列県議から何があっても復党するようにと、ねじこまれているそうな。
これは他の復党願望組も同じ状況である。
平沼さんも政治感覚が甘い。このままでは地方大名で終わるだろう。
一番得したのは、同じ中川でも昭一である。 情の中川として名前を売った。
さて、今日中(27日)には結着するだろうが、安倍さん、中川さんの仕切りが見ものである。 デデンデン