この問題は、まだ余燼がくすぶっているようであるが、この事件は政治的には、もはや店仕舞いである。
木村建設の元支店長そして偽装元建築士のAは、自業自得とはいえ、手ひどい制裁を受けたことになった。
今、言えることは、再起の道を頑張って歩いてもらいたい。
小嶋元社長も、疑惑と闇社会の塔<ヒューザー>を支えきれず、あっけなく崩壊させてしまった。
地検特捜部は、ヒューザーの実態と根っ子を把握したから、完全に潰そうとした。、
そういう意味においては、村上ファンド、ホリエモンと同じ穴である。潰す必要があったから、理由は後付けでも何でも、そのように潰すことに決裁された。
あとは表の法廷で六法全書によって裁断してもらえればいいだろう。
本当の根っ子は建設コンサルタント総研のUである。これは手が出せなかった。政治判断である。
例えが悪いが、金を借りまくったダイエーとか西武を潰せないのと同じである。潰せばドバッと汚い膿が出てくる。
癌を全部摘出できたにしても、肝心の身体が死んじゃったら外科手術の意味がなくなってしまう。
日本の検察機構は、皆さんどの位ご存知か知らないが、すべての検察官は上級の検察官、そして最後は頂点にいる検事総長の指揮に従わなければならない。
検事総長は単なる検察官ではない。天皇から任免を受ける特別の役職なのである。その検事総長を法務大臣が指揮できる。
そして法務大臣が議員である場合、選挙民が選挙で落選させることができる。日本はそういう権力構造になっている。
但し、1年位でやめていく法務大臣に実質的権限は無い。せいぜい死刑執行署名拒否で大臣の権限を自覚するだけである。
イーホームズのF元社長については、今後の裁判の推移を見ていきたいと思う。
さて星の数ほどある偽装マンションであるが、震度いくつで倒れるかどうかは、神のみぞ知ることである。
偽装元建築士Aは、震度5で大丈夫でしたね、と冷静に言っていたけど、これはロシアンルーレットか。 デデンデン