武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

麻生太郎の眠れぬ夜。 アメリカ恐慌。

2008年10月02日 | 人生の意味
麻生太郎。
エリートの事務次官会議で、
(1)スピーディーな仕事 (2)悪い情報を上げよ(3)省益を捨て、国益に徹せよ(4)「これは自分の仕事ではない」と言うな。
と省庁のトップに訓示したらしいが、一晩寝れば忘れるだろう。
省庁も民営化したらどうか。 あるいは6つ位の道州制にして、各州に内政の権限を大幅に委譲する。 その結果、州によって格差が出てくるから、それが競争の原理を産むのではないのか。 競争が無い社会は進歩しない。 しかし、それにより、格差と弊害は発生するだろう。 それらはその都度修正すればいい。 現状では、弊害よりメリットの方が大きい。 それだけ中央省庁と官僚の不正腐敗サボタージュがひどくなっているということだ。
例えば、事務次官の退職金が8千万円だという。 その一事を見ても、官僚が世間から遊離しているのが分かる。 官僚帝国と言っても過言ではあるまい。 官僚が、天下り先に下ろす補助金と事業資金は少なくても12兆円に上るが、 完全民営化ならば、その10分の1で仕事が充分にできるはずだ。 公益法人への天下りを禁止する代わりに、官僚・役人は定年まで役所に勤務するようにしたらいい。 今の天下りは、お茶を飲みながら新聞を読むだけで、年収1千2百万円以上が貰える仕組みになっている。
今の自民党の政治家は官僚帝国に仕え、官僚の使い走りにされて、利権にぶらさがる猿だ。

昨晩、ある自民党代議士と赤坂のバーへ行った。
「冒頭解散は無くなったが」
「麻生がひるんだ。 アメリカショックで補正予算をと言うが、実は自民の選挙分析で自民は200を切るという結果が出た」
「なぜ冒頭解散を考えたかは、自民は300余人の陣立ては既に出来ている。 しかし民主の公認はまだ180だ。 人選に戸惑っている間に、民主を押しつぶそうという戦術だった」
「しかし、選挙分析に驚愕した。 最初の読みは自民220、公明30の250議席でセーフ、この民意で国会を乗り切る作戦だったが、出てきたデータは与党合わせて最大220」
「この分析の精度は高い。 国民新と無所属を入れても240には届かないことが分かった」
「だったら、解散はしないということか」
「麻生の腹は、年内はしない。 麻生も感はいい。 このまま解散をやったら、自民の歴史的惨敗だ。 自分の政治生命は終わりになる。」
「しかし、それで持つかな」
「問題は参院だ。 最初は処女の如くだが、小沢の凄さは国会駆け引きだ。 必ず紛糾する」
「厚労大臣、農水大臣から首をとっていくのか、それともいきなり御本尊から入るのかは、その時の状況変化と気合次第だが、面白くなってきたな」
「一寸先は闇だ」

アメリカ恐慌
アメリカの投機経済が火柱を上げて燃えている。
カネでカネを買うマネーゲームの末路がこれだ。 そこには、人間の為の経済活動は失せ、一握りの権力者が己の欲望を満たす為に秘密カジノでバカラをやっていたようなものだ。
かのポールソン財務長官は、ゴールドマンサックスのCEOだったが、その退職金は何と5億ドル(500億円)だったと言われ、財務長官という閣僚になった恩恵で、その退職金は無税になった。
さてアメリカ恐慌の発端は、数年後には住宅ローンの金利が10%に上昇するサブプライム・ローンにあり、借りた当初は楽であっても、数年後には返済不能に陥り、住宅を取り上げられる。 実際には月の給料30万円に対して返済が20万円になったという。 そして、銀行は借り入れ枠を増やして、さらに貸し付け、ローン地獄に追い込んだというのが実態だ。
その貸付金を融資したのは世界中の銀行であるが、特に日本の銀行から大量に融資を受けた。預金者からはゼロ金利でカネを集め、そのカネをアメリカにせっせとくれてやったということだ。
そしてそれが世界恐慌の引き鉄になろうとしている訳だから、日銀と財務省の責任は大きい。CDSという信用保証ビジネスがあって、これは住宅ローンを証券化するのに大きな役割を果たしが、要するに、ジャブジャブにカネを回し貸し付け、果てはパンクさせた要因だ。
そのスワップ証券は、日本の金融機関にも大量に流れており、その不良債権の発表はまだ一部に過ぎない。
(ムラマサ、鋭く斬る)
コメント
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