武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

麻生太郎の憂鬱。 中国の食品テロ。 橋下徹の貧困政治。

2008年10月17日 | 人間の欲望
麻生太郎。
参院予算委で、民主党の石井一(元・自民党田中派の猛者)が、神戸出らしく筋者のようなコワモテで質問というより詰問に立った。
議場が息を呑む中、麻生太郎が指名され、麻生は槍玉にあげられ散々にやられた。麻生も筋者として、口をひん曲げて頑張ったが、石井から最後に、「総理の問責を出して参院には出入り禁止にするぞ」と脅かされ、麻生の目が暗く澱んだのは何を意味したのか。
石井は次に、公明党と創価学会の政教分離問題を取り上げ、創価学会が無税の宗教法人施設を使って選挙運動をやっていることを追及し、矢野・元公明党委員長と池田大作の国会喚問。また民主党は仏敵であるという創価学会の内部教宣に対して、国会で解明すると言い出したことに、公明党席は大騒ぎになった。
議論は国民の前でしっかりとやればいい。日本は開かれた民主国家であるから当然だ。
さて、解散だが、二次補正は検討するが論議はしないということと、細田幹事長と森喜朗がついに選挙事務所開きを行なったので、10月末か11月初旬には解散になるような雰囲気になって来た。
本ページでは筋者総理として辛口に麻生を批評してきたが、いい意味で意外に麻生太郎はウブなところがある。そこはお坊ちゃまで、育ちの良さは見える。
だがしかし、事は国家経営だ。この国家経営の骨が見えなかった。細かい数字はいいとしても、日本をどうするのか、どのような未来像を描いているのか、すべての課題に渡って何も無かった。総理たるもの、そのような国家像がないとは、漫画を読む時間はあっても、何も修練してこなかったということだ。
予算委でも「私は新聞を読みませんから」と自慢げに喋っていたが、読むのは公用車に山積みにした少年漫画か。

中山成彬が、引退を撤回し、宮崎一区から衆院選に出馬するという。
公募が行なわれ14名の元議員や弁護士の応募者が現れたというのに、中山さん御乱心。

中国食品のテロ攻撃。
インゲンに混入されたジクロルボスの強力殺虫剤について、中国側は、ジクロルボスを使用したことも保管もしていないと述べ、工場工程内での殺虫剤混入は無いと断言したが、我々も工程内での毒物混入は無いと見る。
なぜなら、この殺虫剤混入は偶然の産物ではなく、ある不特定の袋の中に、故意に高濃度の殺虫剤を混入させ、食品テロを計画したものだから、通常の製造工程内では混入されていないはずだ。流通ルートのどこかで毒を入れたのだろう。動機は、日本で騒ぎを起こすことによって、中国の独裁者(政府、共産党)に対する攻撃、あるいは日本そのものへのテロ攻撃だろう。
だから、思いがけない場所、流通ルートの隙を狙っての犯行だと見る。
いくら中国の製造工場が衛生的で何の問題も無いことを強調しても、意味が無い。 食品テロという犯罪の視点から見なければ事件の解決にはならない。

橋下徹は政治家失格。
大阪門真市にある北巣本保育園の菜園。
政治は国民の幸せの為にある。 橋下徹の強権的なやり方は、自殺行為だ。
園児の育てた芋、玉葱を無残に引っこ抜いて、保育園側の人達と園児を足蹴にして踏みにじったのは自民党政治と橋下徹の貧困だ。
この問題に関しては、大阪高裁が30日に判決を出す予定であり、司法判断が下されてから強制執行をするのが社会のルールだ。 裁判所の判断を待たなかった理由について橋下徹は、「今後2週間遅らせると、通行料で6億~7億円の損が出てくる」 と語ったが、弁護士でありながら裁判所の判決を待たずに、普通の市民と幼い園児を暴力で蹴散らしたのは許されない。 そのやり方は中国共産党の弾圧政治と同じだ。 6~7億の損が出るというなら、大阪の裏金はどうする。 分かっているだけで億単位の裏金が発覚している。 それは全国の我々の税金だ。 その賠償はどうなっているのか明確にしなければならない。

福岡の「誠橋」。
民主党の岡田克也が16日、福岡県八女市上陽町の朧大橋を視察した。
この橋は、道路族のドン、古賀誠が作ったもので、「誠橋」 と人は呼ぶ。
秋の穏やかな日に、橋の上から周囲を見渡していた岡田に、旧上陽町の牛嶋剛・前町長が近寄り話をかけた。 牛嶋さんは古賀誠・後援会の会長をしている。
今年の1月にやはり現地を視察した菅直人が、「車が走っていないね」 と述べたことにも、町の顔役は反発していたという。
この日、岡田克也も、「こんな立派な橋を作るとは、税金の無駄使いだ」と言うと、牛嶋さんは、「地域の振興のために橋は必要だ」 と言い返し、いきなりその場に土下座してしまった。 「古賀誠と一緒になって新しい道路を作って下さい」 と、その場で陳情したという。
朧大橋は、アーチ型で総工費約43億円。
1日の通行量は2千台を見込んでいたが、現在は1日200台程度だ。
橋は作っても、なぜレインボーブリッジのような豪華な橋が必要なのか意味不明だ。
43億円の工事費はべらぼうに高い。 普通に作った場合、15~20億円程度だという。また、コストを安くする為に、違うルートもあったのではないのか。
辺鄙な山奥に豪華な橋を作る意図は何か。
建設工事費の3%は政治献金で政治家へ入る。 誠橋の場合、その額は1300万円相当になる。 これは合法である。 合法を盾に我々の税金を吸い取る仕組みが道路特定財源であり、道路族の死守すべき利権なのだ。 こういう田中角栄的土建政治はもはや終わりにしなければならない。
(ムラマサ、鋭く一閃)
コメント
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