武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

日本の借金835兆円。 アフガン戦争の愚かさ。

2008年10月20日 | 人間の欲望
昨日のサンプロ。
野村総研のリチャード・クーが久しぶりに出た。
麻生太郎のブレーンらしいが、景気対策のために「投資減税」をやれと、盛んに主張していたが、中国への投資減税なのか何なのか、その先を言わないので分からなかったが、投資をするくらいのプロジェクトならば、減税は必要ないと考える。今、日本の借金は、財務省発表2007年12月時点で、835兆円あるのだ。1990年の300兆円から、あっという間に800兆円を超えてしまった。この借金は世界一だ。だから日本は今、10兆円規模の有効な景気対策が打てない。この借金の為に、国の一般会計予算83兆円の内20数兆円が借金の元利払いに消えている状況だ。
二次補正予算について、田原は中川財務大臣に10兆円を超える補正を組めと迫り、その財源は赤字国債かと尋ねていたが、「身の程を知り、身の丈に合った生活」をしなければならない。 タコが自分の足を食ってどうする。
赤字国債による公共事業で、道路、ダム、箱物を作ったところで、それは景気浮揚にならないことは今やエコノミストの常識だ。
なぜなら、喜ぶのは土建屋と献金を貰う政治家だけだ。
マクロ経済の内需拡大が大事だ。具体的には高速道路の完全無料化やガソリン暫定税25円を取らない。これによって物流、家計に与える影響は大きい。
ドイツ、イギリスの高速道路は完全無料だ。アメリカもフリーウエイと言うように無料である。但し、アメリカの一部に有料道路はあるが、300キロを走って300円程度だ。日本の場合は5千円程になる。17倍の差だ。
リチャード・クーが言うような財政出動というのは、我々の年金、各種税金、赤字国債発行等で、つまり「タコが自分の足を食う」ようなやり方で、一部の金持ちだけを潤す愚策だ。

アフガン戦争。
アメリカが日本に対して、アフガニスタンへの自衛隊派兵を求めてきたという。
これはアフガンにおける自衛隊の軍事行動を意味する。
内容は、アフガン本土で自衛隊ヘリによる、「武器、弾薬、物資輸送、及び部隊兵士の搬送」 を求めているそうな。
現実的には、ブッシュは間もなくホワイトハウスを去る。 オバマが生命を落とさない限り新大統領になり、来年の1月にはアメリカのリーダーとして宣誓式を行なうことになる。 従って、この問題はオバマと日本との話し合いになるべきだ。 死に体のブッシュと話をしても意味が無い。
次に、憲法9条問題を解決しなければ、自衛隊の軍事行動を伴う海外派兵は認められない。 本ページは、憲法を改正し、自衛権の明記、自衛隊(国防軍)を憲法で保証せよ、という立場であるが、この憲法改正を抜きにして紛争地域への自衛隊の派遣は駄目だ。
アメリカが始めた戦争だから、アメリカが自己責任で解決しなければならない。
大体が、戦争を7年もやって、未だ泥沼状態だというのは、根本的にアメリカの戦争政策が間違っている。 日本がそれに引き込まれたら、タダでは済むまい。
アフガンは、未だ中世の世界に生きているイスラムの貧しい人たちだ。 世界最強の軍事力を誇る米軍のじゅうたん爆撃、戦闘機によるミサイル攻撃、最新鋭の銃火器、でアフガンの無垢の人たちを殺して何が面白いというのか。

ブッシュ。
やはり麻生太郎は相手にされなかった。
総理大臣がサイコロの目のようにコロコロ変わり、2代続けて政権を1年足らずで投げ出したわけだから、世界から相手にされないのは当然だ。
さて、G8が協調して金融システムを話し合い、世界の新しい秩序を構築する為に、11月にNYにおいてG8プラスαが集まり、国際金融会議を開くと、ブッシュとサルコジがワシントンの大統領の隠れ家キャンプデービッドで合意したという。
死に体のブッシュが、どれだけ出来るか疑問だが、やはりアメリカのリーダーシップが必要だろう。 今年、日本はサミット議長国を務めたが、頼りにならない日本ではなく、アメリカが議長を務めるという。
がんばれニッポン。
(ムラマサ、一閃)
コメント
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