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武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

日本は、「ゆで蛙」になるのか。 麻生太郎の罪と罰

2008年10月15日 | 人生の意味
「ゆで蛙」理論というものがあって、カエルを水に入れて、温く、そして段々に熱くしていくとカエルは外に飛び出せず、そのまま桶の中で死んでしまうというものだが、このように少しずつ日本は「ゆで蛙」状態に陥り、出るに出られず最後は破局を迎えるのではないかと危惧する。
昨日の午前中の参院予算委、自民党議員と石破農水大臣のやりとりをテレビで見ていて、そんな考えが頭をよぎった。
自民の参議員が、「食料自給率は現在39%と言われているが、その低い自給率はなぜか」を問い、石破大臣の答弁は、「日本人は米を食べなくなった。また1600万トンも残飯を捨てている。家畜のエサも輸入している。だから、もっと米を食べろ、残すな」ということを、官僚が用意した子供向けに作られたような漫画を見せながら、したり顔で説明していたことに、強い違和感が残った。
言葉は丁寧に、理屈は通るように、誰からも褒められるような、官僚の作文は、砂を噛むような味がする。本当にそれが問題の本質なのか。米を食べて、残さない(残さなければ輸入量が減るから自給率は上る)ことが食料自給率の課題なのか。
日本の今の農業は傷んでいる。政府の強制減反、80%以上が65歳以上の老人農業、例えば、農業に企業が参入できないように法律で規制されている。農地法は若者の新規農業参入を阻んでいる。農家は減反で何もしない田んぼを先祖伝来の土地だと言い、売らない。買おうにも農地法の規制が厳しく、減反を推進しているから米作りは許されない。また農地法により農地の賃貸はできない。 若い人が農業に新規参入することを許さない仕組みだ。だから日本は、農薬まみれの中国産の安い食物を輸入して食べることになる。 ファミレス、お菓子、煎餅、アンコ、冷凍食品などは、中国メタミドホス毒が発覚した後の今でも、全部中国産だと言っても過言ではない。
中国の家庭では、洗剤で野菜を洗うのは常識だ。米を洗剤で洗うのは当然なのだ。そして中国の農薬が発覚すると、厚労省と農水省などは、「濃度が低いから大丈夫」と言うが、本当にそのように信じるならば、全官庁の食堂はすべて中国米、中国食材を使って出せばいいのだ。実際には官庁の食堂は、中国産を一切排除して、国産に限定している事実をどのように説明するのだろうか。

舛添厚労大臣。
年金もそうだが、後期高齢医療制度について直嶋正行とやりあったが、舛添の言っていることは支離滅裂。 東大法学部卒で東大の政治学者だった人というのは箸にも棒にもかからない。これが大臣だというのだから、世も末だ。

午後に民主の参議員・直嶋正行が、午後一杯一人で質問をしていたが、甘い質問とヤワな突っ込みで、旧・民社党出身の直嶋さんは、まさに「ゆで蛙」だった。少ない年金で苦しんでいる貧しい老人、姥捨て山制度の医療に怒っている老人から見れば、何とも頼りない民主党だった。

さて、麻生太郎の答弁を衆議院の予算委員会からずっと聴いているが、悲しいくらい国家経営の哲学も政策も何も無い人だなと感じる。
年金問題は、「私もびっくりしましたので、出来るだけ早くやります」。
後期高齢医療は、「悪いところは検討して改善するようにします」。
アメリカのテロ解除問題、「米朝の問題ですから、今後は6ヶ国協議で拉致の問題を話します」。
欧米の公的資金投入、「日本はバブル崩壊後の公的資金投入の経験を持っていますから、欧米に教えてやったんですわ」と自慢げに言っていたが、何も自慢できることではない。しかも自民党と財務省は問題を先送りにして、第二の敗戦と言われる失われた10年を作ってしまった。それを解決したのは小泉さんと竹中平蔵だ。ここまで言うと、漫画総理だ。
世間は銀行の「貸しはがし」が確実に進行している。我々の税金を1兆円単位で資金注入を受けながら、三井住友、三菱、みずほのメガ3銀行などは、今もって一銭の税金も支払わず(不良債権処理のための優遇税制、つまり無税措置を受けている)、まことに身勝手な銀行だ。

国立病院の職員公金横領。
こういう横領がなくならない。 公務員という人種は公金を自分の懐に入れるのを何とも思わない生物のようだ。 また、民間が行なっているような常識的なチェックさえもしていない。ズサンの一言。 だから、こういう犯罪が日常茶飯事だ。
盗んだ人は、結果的には懲戒免職、損害賠償支払い、刑事被告人となって、盗んだ利益以上にひどいことになる。
国立・沼田病院(群馬沼田市)と国立がんセンター中央病院(東京中央区)において、患者から受け取った多額の診療代がなくなっていた。 会計検査院が監査して始めて発覚したというから、内部チェックは何もしていなかったズサンさだ。
2病院で計7千万円にのぼるが、 沼田病院(院長・桑原英眞)の手口は、窓口で会計事務を担当していた50代の女性職員が患者から受け取った現金を横領。コンピューター記録を削除し、残高と現金が一致するように偽装していた。 女性職員は毎日やっていたと告白し、4年間で4000万円の横領を認めているという。
一方、国立がんセンター中央病院(院長・土屋了介)も同じ手口だった。
不明金の総額は、分かっただけで数年間で3千万円にのぼるという。
しかし、不明金の行方は分かっていないというから泥棒集団だ。
分からなければ、経理責任者と病院長が損害賠償を払うのが当然だ。
(ムラマサ、鋭く一閃)
コメント
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