★ソニー。
ソニーファンとしてソニーの業績不振は残念なことだが、気がつけば、身の回りにソニー製品が無くなっている。あっても箱の隅か、引き出しの中か、使われずに放置されている。ウォークマンも、プレステも、パソコンも。
指導者としてのソニー歴代社長について言えば、出井の著書を読んでも「彼のライフスタイル」は分かっても、「ソニースタイル」が分からない。そして出井が若い時、フランスにおいて「やらせ販売」をしたことを得意げになって吹聴するのは、単に軽薄なだけ。
中鉢に至っては「ソニーは従業員の為には仕事をしていない。株主の為にやっている」と公言したことには驚いたが、従業員は単なる働き蜂ではないぞ。
次のストリンガーは大株主の米国ファンドにカネを稼がせただけで、IT潮流の流れを見て取れなかったし、そういう能力に著しく欠けていた。
今の社長の平井は、英語はネイティブ並みだそうで、大学ESSの英語劇のように身振り手振りは派手だが、まるでブロードウェイの舞台に出てくる「お喋りコメディアン」のように見えるのは何故なのか。それにNYのホームレスだって、英語は流暢に喋るぞ。
アップルは今や光り輝くITのトップブランドだが、それに比べてソニーのロゴの何と色褪せたことよ。井深、盛田さんの「愉快な理想工場と、楽しい製品を世に問う」は、どこに消えたのか。
★原発再稼動。
乾物屋の店番のような顔を持つ藤村修が、原発再稼動を批判した橋下徹を「支離滅裂」と逆批判したが、それはそのまま野ブタ、藤村、枝野、細野らへのブーメラン現象になる。そして、それ以上に野ブタらは滅茶苦茶であり、狂気の極みではないか。
野ブタと細野が4月に立ち上げると確約した原子力規制庁は、今も宙ぶらりん状態で、経産官僚と文科官僚は、規制庁ではなく「寄生庁」にすべく、暗躍していると漏れ聞こえて来る。
原発再稼動は日本を滅ぼすぞ。
★関西電力と天下り。
関電の子会社や関連会社17社に計69人の国交省、経産省、環境省の天下りを受け入れているという。ところがこれとは別に、関電本社には官僚25人の天下り組がいるのだ。そして注目すべきは、こうした子会社や関連会社と関電本店購買室の年間契約金額は約1550億円(2010年度)という巨額に上り、全体の26%を占めている。
原発という甘い蜜にたかるシロアリ官僚は国を滅ぼす。
(ムラマサ、鋭く斬る)