★党首討論。
7月10日、古館の報道ステに党首9人が集まった党首討論を視た。
しかし、党首9人とは多すぎないか、衆参で議員20名以上の党首でなければ、そういう場で発言する資格はないと思うが、どうだろう。
日本は結社と言論の自由が保証されているが、テレビのような影響力のある媒体では、一定の勢力を持っている政党に限定すべきではないか。
9人も党首を集めたというのは、今の日本を象徴している、つまりバラバラ。仮に衆参20人以上とすれば、共産、社民、生活、みどりの党はいらない。少数意見を尊重する余り、日本は大局を見失い、自縄自縛に陥っている。
さて、下記に党首討論の印象を述べる。
安倍晋三、
全体的には無難に収めたが、原発問題では歯が浮いていた。つまり誤魔化そうとする姿勢が有り有り。原発は詰まるところ悪魔のエネルギー。電気の供給という公共性を隠れ蓑にして、原発マネーに政治家、官僚、自治体、そして労組が群がっている。
次にアベノミククス、今のところ株価と円安誘導で好調推移だが、この成否は来春には明確な経済指標となって表れるはず、つまり福沢諭吉を大量印刷しただけのアベ・バブルだったのか、あるいは新経済成長のプロローグであったのか。
しかし、いずれにせよ、その時には選挙はない。
民主党、海江田。
何を聴いても信用できないですね。
もはや泥舟すらも沈み、今は海の藻屑につかまって浮いているだけの民主党、参院選で大敗すれば、分裂とカルト化するだけ。
維新、橋下徹、
国会議員にならない党首など、信用できない。
本ページの考え方と似ているが、票は入れない。
みんな、渡辺喜美、
これも本ページの考え方と相似であるが、渡辺の「わたしの党」に変節した以上、票は入れない。維新との共闘を最後まで貫くべきであったが、渡辺喜美の私欲により、霧散してしまった。
共産、志位
原発即時ゼロの考え方には賛同するが、共産カルト集団ではダメでしょ。
そして国際政治では全く受け入れられない。
小沢一郎、
小沢さんが出ていたから、びっくり。てっきり柳の下のお化けかと思ったが、まだ政界にいたんですね。
そして古館から、「今の小沢さんが主張していることは、かつての民主党と同じだが、なぜ政権を取った民主党は実行できなかったのか」と問われ、小沢は何かを喋っていたが、全く説明になっていなかった。
さて、9人も党首が集まり、時間が正味45分、アベノミクス、原発、憲法改正というテーマを喋るのは無理だったが、各党首の肉声が聞けたのは良かった。
しかし9人とは多すぎる。小数野党の意見を聴くというのは一見、民主的に見えるが、その実、それは民主主義の軽薄さではないか。国政を担う党首という以上、衆参併せて20名以上の議員を有していることがテレビに出る最低条件ではないか。
参院選挙の予測? この前も述べた通り、自民党の圧勝ですね。それは自民党が優れているということではなく、虚偽と詐欺で日本を腐らせた民主党政権からの過度な揺り戻し効果ということ。
そして自民党に対抗すべき勢力が皆無、このままでは我々は自民党と無理心中せざるを得ないシーンに直面することになるのだろうか。
(じゅうめい、鋭く斬る)