光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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あの頃の「あおば」

2008-09-20 22:17:32 | 車両・気動車
 今回は先日入線した中古車両の話です。
 私の地元の鉄道模型を扱う中古ショップでの話ですが、このショップが鉄道模型を扱い始めて3年位になりますか、大抵のセット品はケースに何が入っているか書かれて並んでいるのですが、その中に一セットだけ表記のないパッケージの物がありました(というよりケースに付属の紙の札が取れてなくなっていた)見た目は見るからに年代物という風情です。

 これらの店ではショーケースに施錠している事が多いのですが、買う気もないのにわざわざ店員さんに開錠して貰って中に何が入っているか確かめるのも億劫な気がして暫くそのままになっていました。
 先日他のジャンク品を確かめた際についでにと思ってその「謎のセット」の中味も見せてもらいました。

 中味はTOMIXのキハ181系6連でした。

 その時はそのままで終わりましたが、最近になって妙に気になってきて先日思い切って買ってしまいました。
 というのも、セットの編成をよく見ると気動車時代の特急「あおば」の編成が組めそうだと気付いたからです。

 今だと「あおば」というとこの間まで走っていた東北新幹線の電車が連想されますが、70年から75年頃までの一時期、キハ181系を使った「あおば」が北上線経由で秋田まで走っていました。
 当時、一度だけ見た事があるのですが子供の頃の事でてっきり82系だと勘違いして覚えていました。実際2両並べないと素人には違いが解らないくらい似ていますし。

 旧「あおば」はいずれは手に入れたいと思っていた編成ですがそんな訳で当初はキハ82系で代用しようかと考えてもいたのですが、こうしてキハ181系が目の前に出てくると食指が動いてしまいました。
 とはいえ、ケースのぼろさなどもあってでしょう、当時の定価からすると信じられない値段で買えましたが。
 このセットは動力車がキロである事やTNカプラー非対応な所から初期の製品と思われます。走りはちゃんとしておりヘッドライトも点灯するのでレイアウトで走らせる分には十分以上といえます。