光山鉄道管理局・アーカイブス

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マイクロの401系におもうこと

2013-06-28 17:51:51 | 車輌・電車
 今回は以前入線していた中古モデルのはなしから。

 これもある意味「ヒストリックモデル」であるとは言えます。
 マイクロエースが現在の体制になって初めて手掛けたといわれる電車モデル、「401系常磐線仕様」


 これまで、当レイアウトでは415系や103系を中心に常磐線仕様の電車をいくつも入線させてきたのですが大目玉仕様の奴だけはなかったので近所の中古屋でこれを見つけた時は正直嬉しかったです。
 さて、このモデルですが現行マイクロ初の電車だったせいか造形を中心に悪評が高い事で有名なようです。
 私が中古モデルを確認するときにお世話になっているある本でも前面の印象の悪さを中心に語られていましたし、クラブのメンバーに「マイクロの401」と言っただけで「ああ、あの正面衝突したみたいなやつ」と(笑)
 いやはや散々な言われ様であります。


 確かに前面の平面的というか絶壁インパネと言うか造形は115系や415系、あるいはこれよりずっと古いGMの初期111系と比べても違和感は感じる顔つきをしています。
 まあ、私の最初の印象でも「どこかの試験車両みたいな顔」だったのですが。

 ですが見慣れてくるというのは恐ろしいものでレイアウト上を何周かさせているうちに違和感が薄まってきたのも事実です。
 細部がどうこう言うより基本的な造形自体にミスがあるので遠目にも目立つはずなのですが不思議と愛らしい感じがします。
 一つには人間が本能的にもっている「脳内補完」というか「イコライジング」機能のおかげで多少の違和感も実物のイメージに合わせて印象付けてしまう機能のおかげもあるのでしょう。

 ですがもうひとつ、他社の同系列の顔より個性的になったせいで「こういうのも味の内かも」と思えてきたのもあると思います。
 同じプロトタイプを正確に縮尺すればどのメーカーの車両も全く同じ顔になるのは当然ですが、それでは別に各メーカーが競作するメリットなどは殆どないはずです。
 どのメーカーも機能や性能面の差別化だけでなく造形面でのセンスで個性を出す事でユーザーの琴線に触れる製品づくりをしていると思います。

 この401系の場合はそれが少し暴走したような気もしますが、入線前に悪評ばかり聞かされてきたせいか「案外悪くない。こういうのもありかな」という気持ちの方が今は強いです。
 尤も、作り手の方はこれは重大な反省点だった様で以後のマイクロの電車で明らかに変な印象把握の物は少なくなっています。
 その意味では十分にヒストリックモデルの資格はあります。まあ、人によっては「黒歴史」とも解釈できそうですが。


 走行性は21世紀のモデルとしては水準内。個人的にはライトを点灯させた顔がなかなか好ましいです。

 聞く所では前面の造形などを修正した改良モデルがそろそろ出ているらしいですね。
 リアル重視の方ならそちらがおすすめかもしれませんがわたし的にはこちらも結構楽しい気もします。
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