光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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今月の「TEZMO SYNDOROME」とJAMに行けなかった悔しさと(涙)

2022-09-25 05:08:36 | 書籍
 毎月今時分チェックを愉しみにしているWEBコミックの「TEZMO SYNDOROME」が更新されていました。

 今回は風奈たちが3年ぶりの開催となったJAMを堪能しまくる一編。
 読んでいて今回ばかりは「心底漫画のキャラクターに嫉妬して」しまいました。

 何故と言って、今回の漫画で描かれている風奈たちの行動や展開が「わたしがJAMに行けたら楽しみににしていたこと」といちいち重なっていたからです(笑)


 わたしがJAMに初めて出掛けたのは2012年の事でした。それまでこの種の「鉄道模型のイベント」という奴に対しては面白そうだと思う反面、心のどこかで「鉄道模型のイベント化に対する漠然とした反感」の様なものも同時にあって存在は知っていてもなかなか足踏みをすることがなかったのです。

 初めて出掛けた時も近くでやっていた「特撮博物館」を見たついで、みたいなノリだったのですが、いざ実際覗いてみるとその活気と熱気に圧倒されました。各メーカーのブースに並ぶ新製品の試作モデルや発売予告、或いは各ショップの蚤の市的中古モデルやジャンク品祭りなんかは田舎のファンには目の毒みたいなワクワク感がありましたし「売店で買った駅弁を食べながら鉄道模型のイベントを眺める」なんて楽しみもありました。

 ですが、今あげたどれよりも私をワクワクさせてくれたのは「あらゆるジャンルの鉄道模型のファンが一堂に会して車両やレイアウトを展示、実演する」一種の万博状態でした。
 そして、それらの何処のブースに行ってもレイアウトで運転したり見学客と模型談議に花を咲かせたりしている人達の目が実にキラキラしていること!
 こういう「初対面の未知のファン同士が同好の趣味を語り合える」というのは当時の田舎のファンにはなかなかできないものだったのです。

 「ああ、(インドアの趣味と思っていた)テツドウモケイといえどもこうして同好のファン同士が語り合い、楽しみを共有できる空間があればこれだけのお祭り騒ぎができるのか!」と目からうろこが何十枚も落っこちる思いをしたのもこの時でした。

 これ以後、例えばソニックシティの即売会などのこの手のイベントに行く事が増えましたし、クラブの活動という形ですが静岡のグランシップでは参加する側としてイベントを楽しむ様になりましたが、その原点のひとつがこの時のJAMの体験だったのは間違いありません。

 マンガの中でも風奈がたまたま出展していた先輩モデラーに再会し、あの頃の思い出を語り合うような場面がありましたが、わたしもグランシップやJAMで知った顔に久しぶりに出会ったり、ネット上でしか交流できなかった方と初めて顔を合わせたりするというイベントならではの楽しみを得る事ができています。

(余談ですが、本編を初読したとき、トビラに出ていた先輩のキャラを見て「風奈のライバルモデラーの登場か!?」とつい勘違いしてしまいました。切れ長の目と全体の雰囲気が典型的な敵キャラ系に見えてしまったのです恥)

 2019年のJAMに行ったときは次回がオリンピック絡みで延期になるのは知っていたので「再来年こそは必ず行こう!」と決めていたのにコロナ禍が影を落とす形で2年連続の中止、今年こそはと思っていたJAMが(わたしの周囲のコロナ禍に拘わるアクシデントで)行けなかったのがなんとしても残念でなりません。

 なんだか今回はマンガをダシにして愚痴る様な落ちになりました。すみません(大汗)