光山鉄道管理局・アーカイブス

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今月の入線車・マイクロのDD12タイプ

2023-07-15 05:29:17 | 車両・ディーゼル機関車
 先日、近所にハード〇フの新店舗がオープンし、開店当日の夕方に早速押しかけました(笑)

 前にも書いた気がするのですが、オープン前後のこの種のチェーン店は変わり種のアイテムが並ぶことが多く、掘り出し物の狙い目になるからです。
 (ただし、ここでいう「掘り出し物」とは「あの人気モデルがこんな値段で!」という意味ではなく専ら「ジャンク狙いの変わり者がニマニマする」といったレベルのはなしなのですが)

 その意味で言うなら今回はなかなか面白いものがいくつか拾えたと思います。

 今回はそれらの戦利品の中から。

 マイクロエースの3軸小型機関車から「DD12タイプ・国鉄色」
 このメーカーの同種の機関車はED91、DD51、ED14などがリリースされていますがDD12は後から追加された車種で、しかもプラの量産品では競合モデルとなるオリジナルが存在しない機種です。
 実車は戦後すぐのタイミングでアメリカから持ち込まれた狭軌仕様のGE製8500型機関車。国鉄に貸与され後に国鉄及び一部私鉄にも譲渡されましたが、電気式とはいえ前後にエンジンを搭載した凸型のフォルムはDD13以降のDLのプロトタイプの趣を持っている一方でアメリカ流の「ボンネットが異様に高く両側の窓から前を見る」文法も踏襲されているので結果として「後にも先にも似た機関車が存在しない」一種孤高の地位を占める変わり種DLでもあります。

 全長10MちょっとのDD軸配置なので既存の動力ユニットを使ったモデル化が困難だった(ついでにマイナー過ぎてスケール機の売れ行きに自信が持てなかった?)せいか、マイクロでは既発売の3軸ショーティ機シリーズのバリエーションとして製品化したようです。

 帰宅後実際に線路に乗せてみるとサイズを超えた存在感を感じたのには正直驚かされました。
 特に斜め前からのフォルムはスケール機に勝るとも劣らない堂々とした佇まいを見せます。

 走行性ですが、実を言いますとマイクロのこのシリーズの動力は信頼性が今ひとつというのがわたしの中での常識でして過去に入線させたロコのトラブル率は40~50パーセントくらい。
 しかも大半が「モーターがシャシから微妙に浮き上がってギアが空転するパターン」なので構造が簡単な割に修正も難しいのです。
 その基準からすると今回のモデルについては「及第点ギリギリ」のレベル。
 どうにか走ることは走るといった感じでした。

 とはいえ、今回の個体は(箱なしという条件からか)1500円でおつりがくるレベルだったので、まあ掘り出し物と言っていいレベルと思います。


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