改良型スモーカーをもう1台作って、
1)材料をアミに乗せる方式とつりかぎで吊るす方式とで仕上がりの差がでるか
2)スモークウッドというスモーク材の使用感
をテストしてみた。
<スモークウッド>
通常燻製には木を数ミリのチップ状に砕いたスモークチップを熱源で加熱して発煙させるが、スモークウッドは木を粉状に近いくらい粉砕したものをスティックに固めてある。端に火をつけるとモグサのようにゆっくり燃えていくので加熱用の熱源がいらないという手軽さが特徴である。
【結果】
1) 吊るす方式のほうがいいアメ色に仕上がった。アミ式は材料の下面が少し焦げたようになった。下面は熱があたり続けるためと思われる。
左は吊るしたもの。右は網に乗せたもの。
2) スモークウッドはお手軽でなかなか優れものだ。熱源がいらないので小型のスモーカーでも十分使える。着火も簡単。出来具合もスモークチップを使った場合と変わらない。むしろ温度コントロールがし易い分、扱いやすい。今回は70~80℃でスモークしたがチップより温度コントロールは格段にしやすかった。温度コントロールが難しい冷燻にも使いやすそうだ。次回は冷燻もテストしてみるつもり。
注意点は、煙の出が急に落ちてきたらただちに終了するか新しいものと交換すること。煙の出が落ちてもしばらくは練炭のように火が残っているので、そのままにしておくと材料が加熱だけされてしまうようだ。
<水中効果撮影>
なお今回のテストを撮影していておまけとして、アルミホイルに青色(ブルーシート)が映った状態でフラッシュ撮影すると水中に浮かんでいるように写る効果が得られることが分かった。