このごろ殺人(未遂)事件と環境やエコの話を聞かない日はない。今朝のフジテレビ「特ダネ」では「家庭でできるエコ特集」、ローカルFM放送でも総合地球環境学研究所とやらのエライ先生を招いての「地球温暖化特集」をやっていた。
「家庭でできるエコ特集」では水や電気の節約、生ゴミ堆肥化などといった言い古された、まあやらないよりはまし程度の話。
資源やエネルギーの大半は産業分野で消費されているのに取り上げられることはほとんどない。むしろ、環境ボランティアへの社員動員やわずかばかりの寄付でエコと称して企業イメージアップに利用するほどにしたたかである。
エライ先生の方はといえば、いろんなシナリオを仮定した温暖化のコンピューターシミュレーションの当たる確率が年々良くなってきている、という当たり前の話。ただしシミュレーションはあくまでシミュレーションでしかない。
「進歩がないなあ」と思っていたら、赤旗という共産党の新聞に、9月22-23日、大阪で開催された「市民共同発電所全国フォーラム2007」の記事が2日連続で報道されていた。
市民が出資して太陽や風力などの「環境負荷の少ない」自然エネルギー発電所を普及させようという取り組みの報道であった。自然エネルギー発電所そのものを作るための資源・エネルギー消費とコストの問題が抜けているのが気にはなるが、少なくとも一般家庭にばかり3Rを求める一方的な議論や「当たるも八卦」の温暖化ネタよりは建設的だ。ところが、不思議なことに他のどの新聞もテレビもまったく報道していないのである。
共産党系の集会などは、概して一般マスコミでは小さく扱われるか無視される傾向があるが、このフォーラムもそうなのだろうか。
いずれにしろ、エコも環境も背景にある政治的、経済的思惑に注意を払っておく必要があることを改めて思い起こさせる出来事ではあった。
「家庭でできるエコ特集」では水や電気の節約、生ゴミ堆肥化などといった言い古された、まあやらないよりはまし程度の話。
資源やエネルギーの大半は産業分野で消費されているのに取り上げられることはほとんどない。むしろ、環境ボランティアへの社員動員やわずかばかりの寄付でエコと称して企業イメージアップに利用するほどにしたたかである。
エライ先生の方はといえば、いろんなシナリオを仮定した温暖化のコンピューターシミュレーションの当たる確率が年々良くなってきている、という当たり前の話。ただしシミュレーションはあくまでシミュレーションでしかない。
「進歩がないなあ」と思っていたら、赤旗という共産党の新聞に、9月22-23日、大阪で開催された「市民共同発電所全国フォーラム2007」の記事が2日連続で報道されていた。
市民が出資して太陽や風力などの「環境負荷の少ない」自然エネルギー発電所を普及させようという取り組みの報道であった。自然エネルギー発電所そのものを作るための資源・エネルギー消費とコストの問題が抜けているのが気にはなるが、少なくとも一般家庭にばかり3Rを求める一方的な議論や「当たるも八卦」の温暖化ネタよりは建設的だ。ところが、不思議なことに他のどの新聞もテレビもまったく報道していないのである。
共産党系の集会などは、概して一般マスコミでは小さく扱われるか無視される傾向があるが、このフォーラムもそうなのだろうか。
いずれにしろ、エコも環境も背景にある政治的、経済的思惑に注意を払っておく必要があることを改めて思い起こさせる出来事ではあった。