Introduction
「猫鍋」というのがネットでブームだそうだ。で、テンさんで実験してみた。
Materials and Method
オス猫(4歳)、土鍋、ホーロー鍋、フライパン、カゴ。猫を各アイテムのそばに置きネットにあるように中に入って落ち着くか、を観察する。
Result and Discussion
1) 土鍋
ん?。
興味なし。
全く興味なし..。
2)ホーロー鍋
興味あり!
が、入らず去った。
エサが入っているのかどうかを確認しただけ、と推測される。
3)フライパン
見向きもしなかった。
「もうだまされねえぞ」という心境かと推測されるがはっきりしたことは分からない。
4)カゴ
無視。
以上の結果から、猫鍋の成立には容器の種類よりも猫の性格によるところが大きい、もしくはヤラセと考えられることが分かった。なお、幼猫、メス猫での実験は行っていないので年齢、性別によるものかどうかは今後の課題である。
さて、本項のカテゴリィは「ねこ」ではなく「このごろ思うこと」。
ここで言いたかったのは、ブームだからと言って必ずしも正しいとは限らない、何事も自分の目で確かめてみなければ時流に流されてしまう恐れがあるということである。
エコをテーマにしたある公園に、「環境にやさしい」アイテムのシンボルの一つとして「木質バイオマスボイラー」が設置されている。管理を任されている技術者が実測データに基づいてそのエネルギー収支を計算してみたところ、「環境にやさしくない」という結果が出てしまった。当然のことだが、秘匿され公表はされていない。
私が言いたいのは、例え負の結果が出たとしてもそれはそれとして受け止め、ダメなものはダメとして軌道修正すべきだということである。そうしてこそ例え結果が想定外だったとしてもそれはそれで将来に活かすことができるのだ。そうすれば、ふれ込みどおりではなかった施設も無駄遣いには違いないが全くの無駄金にはならない。かの「木質バイオマスボイラー」は、今も「エコのシンボル」として見学者に紹介されている。