WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

9月29日 東屋根野地板張り完了!

2007年09月29日 | ログハウス

 ようやく屋根の半分の野地板張りが完了した。東側から見ると完成した姿をはっきりとイメージできるようになってきた。

 さて、この1年半でさわったこともなかったチェンソー、クレーン車、ログソールなどにもずいぶん習熟できた。まだ不慣れだがユンボも少し動かした。「田舎暮らし応援団」は「田舎を元気にしよう」というシンプルな集団で、エコは決してメーンテーマではないが、結果的に多くの手作り技術を学ぶことができた。チェンソーカービングという全く知らなかった世界に触れることもできた。

 エコがメーンテーマの他所ではこれらがあっても、「素人に触らせると危ない」、「素人向きの適正技術ではない」、「重機はエコな道具ではない(エコ関連施設で重機・石油の世話にならずに作られた施設を私は見たことがない)」というご都合主義的な理由で、触らせてもらえなかった。
 「危ないから」という理由で、子供にナイフを使わせなければいつまでたってもその子はナイフを扱えない。ナイフと重機は違うというのは分かるが、これでは実践的なエコライフができる人間はいつまでたっても育たない。似たり寄ったりの体験教室、イベント、押し付けがましいエコ説法のお客さんのままで、頭でっかちにはなっても実践者にはなりえない。エコは説いても日常は実践者としては何もしていない(良くて一般消費者レベルの3R程度)という学者も多い。

 「環境保全が重要な課題」というのは今や社会常識となっている。啓蒙、教育、体験はもういい。環境関連団体もそろそろ一歩進んで、資源・エネルギー・食糧・労働全てを金で買う生活から脱却し、衣食住をできる限り自分で作る生活技術を持った実践者を育てる方向に転換すべきときに来ているのではないだろうか。
 啓蒙・教育すべきは、資源・エネルギーの大半を消費して、ビジネスに利用できる範囲でしかエコに取り組まない産業界と、相変わらずマネーゲームにうつつをぬかして間接的に資源・エネルギーを大量に浪費している「お金持ち」達だ。