富山県文化振興財団による発掘調査で8日までに、下佐野遺跡(高岡市佐野)から古墳時代初期(約1700年前)とみられる前方後方墳が出土し、その中に「主体部」と呼ばれる遺体を埋葬した穴が見つかった。
出土した前方後方墳は長さ約20mで中央の主体部は長さ2.8m、幅1.3m。副葬品は出ていない。当時の権力者の墓とされる前方後方墳の主体部の発見は北陸地方では珍しい。
庄川扇状地に位置する下佐野遺跡は弥生時代から中世までの遺構とされ、弥生土器の出土地として知られる。
ほかに、弥生後期から古墳時代前期の溝で四角く囲んだ5m前後の方形周溝墓や弥生後期の竪穴住居跡、土師器の破片約30点などの遺物も出土した。
12日午前9時から現地説明会が行われる。
[参考:北日本新聞、中日新聞]
出土した前方後方墳は長さ約20mで中央の主体部は長さ2.8m、幅1.3m。副葬品は出ていない。当時の権力者の墓とされる前方後方墳の主体部の発見は北陸地方では珍しい。
庄川扇状地に位置する下佐野遺跡は弥生時代から中世までの遺構とされ、弥生土器の出土地として知られる。
ほかに、弥生後期から古墳時代前期の溝で四角く囲んだ5m前後の方形周溝墓や弥生後期の竪穴住居跡、土師器の破片約30点などの遺物も出土した。
12日午前9時から現地説明会が行われる。
[参考:北日本新聞、中日新聞]