釜山市立博物館は16日、釜山機張郡長安邑(부산장안읍)に陶芸村造成のために行われていた発掘調査で、朝鮮時代粉青沙器(분청사기)を作る窯があったことが確認されたと発表した。
粉青沙器窯1基、廃棄場1基、竪穴遺構1基のほかに、念珠、粉青沙器平鉢(대접)、皿、軟質の白磁破片、各種陶磁器製作道具などの遺物が出土した。
特に窯跡では国内陶窯跡発掘史上初めて、僧侶らが使う念珠(염주)と念珠陶枕(도짐이、焼き物のための焼台)が発見された。念珠は近隣の長安寺の影響を受けたためと推測する。
粉青沙器皿の下の部分に、蔚山の行政官庁の長興庫で製作したという印の「蔚山長興庫」銘が彫られていて、長安一帯が朝鮮時代貢納用磁器を生産する地域と推定された。
[参考;聨合ニュース]
備考: 佛光山長安寺 (釜山広域市機張郡長安邑長安里598)
長安寺は新羅文武王13年(673年)に元暁大師が創建して双渓寺と呼んだ。新羅哀莊王10年(809)に長安寺と改称した。壬辰倭乱の時(1592)に兵火で全焼し、仁祖16年(1638)に再建したとされる。
粉青沙器窯1基、廃棄場1基、竪穴遺構1基のほかに、念珠、粉青沙器平鉢(대접)、皿、軟質の白磁破片、各種陶磁器製作道具などの遺物が出土した。
特に窯跡では国内陶窯跡発掘史上初めて、僧侶らが使う念珠(염주)と念珠陶枕(도짐이、焼き物のための焼台)が発見された。念珠は近隣の長安寺の影響を受けたためと推測する。
粉青沙器皿の下の部分に、蔚山の行政官庁の長興庫で製作したという印の「蔚山長興庫」銘が彫られていて、長安一帯が朝鮮時代貢納用磁器を生産する地域と推定された。
[参考;聨合ニュース]
備考: 佛光山長安寺 (釜山広域市機張郡長安邑長安里598)
長安寺は新羅文武王13年(673年)に元暁大師が創建して双渓寺と呼んだ。新羅哀莊王10年(809)に長安寺と改称した。壬辰倭乱の時(1592)に兵火で全焼し、仁祖16年(1638)に再建したとされる。