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向日市・元稲荷古墳 全長94mの前方後方墳と確定

2012年09月21日 | Weblog
 京都市埋蔵文化財研究所と向日市埋蔵文化財センターは20日、元稲荷古墳(3世紀後半)と寺戸大塚古墳(4世紀初め)の発掘調査の成果を発表した。
 元稲荷古墳(向日市向日町)は前方部の端が見つかったため全長94mの前方後方墳と確定した。 築造時期が元稲荷古墳の後とみられていた近くの五塚原(いつかはら)古墳(同市寺戸町)が、向日丘陵の古墳群で最古になるとわかった。 したがって、五塚原古墳、元稲荷古墳、寺戸大塚古墳の順で築造されたことになる。
 現地説明会は22日に開かれる。 寺戸大塚は午前10時半、元稲荷は午後1時半から。
[参考:京都新聞]

五塚原古墳
 発掘調査などを行っていないので詳細は不明としている。したがって、同じ向日市のHPでも、市側と教育委員会がまとめた資料では、築造時期と全長など細かい違いがある。
 向日市は4世紀、全長約94mの前方後円墳とし、向日市教育委員会は3世紀後半、全長91.2mの前方後円墳としている。
 さらに、向日市教委の資料では、前方部の形はバチ形で、前方後円墳出現期の古墳であることを表していると記している。
 後円部は3段築成で、頂上には埋葬施設として竪穴式石槨が残っているという。
[参考:向日市HP、向日市教育委員会HP]

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  全長約92mの前方後方墳、3世紀後半
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