千葉市緑区にあるおよそ4000年前の縄文時代後期初め頃を中心とする「大膳野南貝塚(だいぜんのみなみかいづか)」から貝を砕いて作った「漆喰」を用いた国内最古の住居の跡が発掘された。 縄文人の巧みな知恵がうかがえる貴重な資料。
遺跡からはこれまでに98軒の竪穴住居跡が発掘されているが、このうち2軒で、「漆喰」が床一面に敷き詰められていたことが分かった。 ほかにも、炉穴の内部、炉周辺の床にも白土が使用されていた。 白土は貝殻を焼いて粉末状にした後、水や土と混ぜたもので、現在の漆喰と同様消石灰が主成分と判明した。
これまで国内で漆喰が住居に使われたのは平安時代ごろといわれ、漆喰自体を使った例としても、8世紀ごろが最も古いと考えられていた。国内で漆喰が使われた最も古い例は、8世紀初め頃の奈良県の高松塚古墳の壁画などが知られていたが、今回の発見はそれより2500年ほど遡ることになる。
5日午前10時に現地説明会が開かれた。
[参考:2012.3.4NHKニュース、2012.3.8読売新聞]
遺跡からはこれまでに98軒の竪穴住居跡が発掘されているが、このうち2軒で、「漆喰」が床一面に敷き詰められていたことが分かった。 ほかにも、炉穴の内部、炉周辺の床にも白土が使用されていた。 白土は貝殻を焼いて粉末状にした後、水や土と混ぜたもので、現在の漆喰と同様消石灰が主成分と判明した。
これまで国内で漆喰が住居に使われたのは平安時代ごろといわれ、漆喰自体を使った例としても、8世紀ごろが最も古いと考えられていた。国内で漆喰が使われた最も古い例は、8世紀初め頃の奈良県の高松塚古墳の壁画などが知られていたが、今回の発見はそれより2500年ほど遡ることになる。
5日午前10時に現地説明会が開かれた。
[参考:2012.3.4NHKニュース、2012.3.8読売新聞]
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