今年の6月から発掘調査を行っている鳥取市松原にある「松原1号墳丘墓」(弥生時代後期前葉、約1900年前、東西13.5m×南北残存12m)の墳頂部、墳丘および裾周辺から合計43基の埋葬施設を検出し、そのうち墳頂部4基から各1点の首飾りが見つかり、鮮やかな青色のガラス玉が環状に連なっていた。計521点のガラス玉類(勾玉17、管玉45、小玉459)があった。 他に、鉄の刀子、鉄鏃の副葬を確認した。
墳丘墓副葬品としてガラス勾玉が出土したのは鳥取市・桂見墳丘墓(弥生時代後期後葉、1点)に次いで県内2例目。
ガラス製品は、100年ほど後の弥生時代後期の終わり頃には、丹後地方などで作られるようになったとされる。そのため、大陸とのかかわりがある有力者がいたと考えられる。
現地説明会が11日(土)午後1時30分から開かれる。
[参考:読売新聞、日本海新聞、鳥取市埋蔵文化財センターHP]
過去の関連ニュース・情報
2010.9.5 糸島市・三雲・井原遺跡 遥か遠い海から渡った黄色と紫色のガラス小玉
2009.11.22 富山市・百塚遺跡 弥生時代後期~古墳時代の埋葬施設 ガラス玉が出土
墳丘墓副葬品としてガラス勾玉が出土したのは鳥取市・桂見墳丘墓(弥生時代後期後葉、1点)に次いで県内2例目。
ガラス製品は、100年ほど後の弥生時代後期の終わり頃には、丹後地方などで作られるようになったとされる。そのため、大陸とのかかわりがある有力者がいたと考えられる。
現地説明会が11日(土)午後1時30分から開かれる。
[参考:読売新聞、日本海新聞、鳥取市埋蔵文化財センターHP]
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