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南城市・玉城武芸洞 石棺墓を発見

2008年11月28日 | Weblog
 港川県立博物館・美術館と沖縄更新世遺跡調査団が発掘調査を行っているの「ガンガラーの谷」内にある「武芸洞」(同市玉城字前川)入り口付近で、23日縄文時代晩期と考えられる石棺墓1基が発見され、中からは大人の人骨1体と子どもの人骨一部が確認された。
 洞穴内では、縄文時代前期(約6千年前)の爪形文土器も南部地域で初めて出土しており、石棺近くに火をたいた炉の跡もあることから、今回の調査で武芸洞が縄文時代前期から晩期まで生活場や墓域として利用されていたことが明らかになった。
 石棺墓は、石を四角い棺おけ状に配列し、石蓋をかぶせた縄文晩期から弥生期の墓。発見された石棺は、縦2m、幅80cm、深さ40cm。大人の人骨は、うつ伏せで顔を横に向けた状態で寝かせられ、副葬品としてシャコ貝が確認されている。
 沖縄での石棺墓は、読谷村や宜野湾市の遺跡2カ所で発見されているが、洞穴内から発見されたのは初めて。
 29、30の両日は、小中学生を対象に無料の見学会を開く。問合せはおきなわワールド。
[参考:琉球新報、毎日新聞]

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