最高裁平成29年12月21日第1小法廷決定
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=87349
【判示事項】
国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律に基づき子の返還を命じた終局決定が同法117条1項の規定により変更された事例
cf. 讀賣新聞記事
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171228-OYT1T50024.html?from=ytop_main6
「国外に連れ去られた子の扱いを定めたハーグ条約に基づき、父がいる米国に子を返すよう命じて確定した裁判所の決定について、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は21日付で、確定後に父の養育態勢が悪化したことを理由に返還を命じない決定をした。」(上掲記事)
事情の変更による「終局決定の変更」の手続が用意されているんですね。
cf. ハーグ条約(国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約)と国内実施法の概要
http://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page22_000843.html
国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律
(終局決定の変更)
第117条 子の返還を命ずる終局決定をした裁判所(その決定に対して即時抗告があった場合において、抗告裁判所が当該即時抗告を棄却する終局決定(第107条第2項の規定による決定を除く。以下この項において同じ。)をしたときは、当該抗告裁判所)は、子の返還を命ずる終局決定が確定した後に、事情の変更によりその決定を維持することを不当と認めるに至ったときは、当事者の申立てにより、その決定(当該抗告裁判所が当該即時抗告を棄却する終局決定をした場合にあっては、当該終局決定)を変更することができる。ただし、子が常居所地国に返還された後は、この限りでない。
2~6 【略】
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=87349
【判示事項】
国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律に基づき子の返還を命じた終局決定が同法117条1項の規定により変更された事例
cf. 讀賣新聞記事
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171228-OYT1T50024.html?from=ytop_main6
「国外に連れ去られた子の扱いを定めたハーグ条約に基づき、父がいる米国に子を返すよう命じて確定した裁判所の決定について、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は21日付で、確定後に父の養育態勢が悪化したことを理由に返還を命じない決定をした。」(上掲記事)
事情の変更による「終局決定の変更」の手続が用意されているんですね。
cf. ハーグ条約(国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約)と国内実施法の概要
http://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page22_000843.html
国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律
(終局決定の変更)
第117条 子の返還を命ずる終局決定をした裁判所(その決定に対して即時抗告があった場合において、抗告裁判所が当該即時抗告を棄却する終局決定(第107条第2項の規定による決定を除く。以下この項において同じ。)をしたときは、当該抗告裁判所)は、子の返還を命ずる終局決定が確定した後に、事情の変更によりその決定を維持することを不当と認めるに至ったときは、当事者の申立てにより、その決定(当該抗告裁判所が当該即時抗告を棄却する終局決定をした場合にあっては、当該終局決定)を変更することができる。ただし、子が常居所地国に返還された後は、この限りでない。
2~6 【略】