2011年3月11日
忘れられない 出来事が起きた日
10年一昔 などといわれるが あれから 9年も経ていたのだ
ラジオドラマを聴かせてもらうことも 趣味の一つで
北の国で暮らしていた頃は特に 雪が舞う夜の ラジオからの
寝物語(艶っぽい意味で使われることもあるが)を聴かせてもら
えること おおきな楽しみだった
日曜日の夜のラジオ番組帯が格別の楽しみで 今思っても
翌日からのビッシリスケジュールの暮らしの区切りにも エネルギーみたい
なようなものになっていた
ように思える
ドラマというものが好きで その理由にもなったのか と 思い出される
ことがあった
故郷から北の地に移る前のこと
小学校低学年だった頃のこと
山の麓の村に 大きなお宅があって 幻燈をみせてくれたことがあった
そのお宅の周りのコンモリとした木々の群れ 集いの部屋の雰囲気
なんとも懐かしく ボンヤリ 思い出される
今でも覚えているのは 芥川龍之介さんの ≪杜子春≫
とても 印象深い おはなし だった
噺を聴く ということが トッテモ 楽しかった
あのときから 10年という月日を 6回ほど過ごした過ごしたのだ
ということに その集いからの時間を思うとき タッタ それほどの月日しか
経ていないのか・・・・モット モット 幻を覚えるほどに 遠い 遠い 昔のような
ということで 10年に近い歳月というものの 時間の感じ方 といういうものあたり
について なんともいえぬ白日の下の幻というような尺度にとりつかれるような思い
を感じたりしたので
久しぶりの晴れた朝の事務所で このブログを書いた
長いこと 事務上の機器の手配などでお世話になった方が 現役を終えることに
なったと挨拶にみえたりし とてもとても引退時の方にはみえず 人生100年
などと考えると まだ 40年も残っているのだろうな などと みょうなことを思っていたり
そのような
歳月 ということを いろいろ思ってしまうことが 続いていて 感慨深い
遠くで暮す友たち
どんな時間経過感覚で過ごしているのやら・・・