能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

システム×デザイン思考で世界を変える 慶應SDM「イノベーションのつくり方」 新規事業は楽しい

2014年08月08日 | 本と雑誌

イノベーションは、意識して、意図的に創出できるのか?

そんな課題を日頃持って生活しています。

 

「システム×デザイン思考で世界を変える 慶應SDM・イノベーションのつくり方」

前野隆司編著 

日経BP社 1800円+税

 

同書は、カラフルな表紙の真四角な一冊。

なかなか素敵な装丁。

慶應SDM教授の前野先生主導のイノベーション本です。

同書では、イノベーションとは「システム思考×デザイン思考」の掛け算と定義。

イノベーションを「NOVA」=新星爆発を意味するワードとしてとらえています。

さらに、イノベーションとは、

「見たことも聞いたこともないもの」

「実現可能なこと」

「物議を醸し出すもの」という条件が付けられています。


この前提となるのが、システム思考とデザイン思考です。


システム思考とは、「木を見て森も見る事」。

そして、

デザイン思考とは、「オブザベーション」「アイディエーション」「プロトタイピング」というフローを指しています。


「オブザベーション」・・・無意識の声を聞く。気づきを得る。質的な活動を重視。

「アイディエーション」・・・ブレスト、チーム協働、集合知。

「プロトタイピング」・・・手で考える。身体で考える。


その掛け算の中から、イノベーションが産まれるそうです。

ちなみに慶應SDMの「SDM」とは、システム、デザイン、マネジメントの頭文字・・・なかなか魅力的な研究テーマです。


同書ではSDMのツールボックスとして、ブレスト、親和図法、バリューグラフ、プロクタイピング、ストーリーテリング、即興といったステップを計画しています。

カラーページで事例を交えた丁寧な解説が加えられているため、実践ツールとして習得できると思います。


同書の中心となるのが、巻末の部分。

当たり前のことなのですが、アクション、ポジィティブ、ファンといったマインド部分にもしっかり言及しています。


「すべては行動から始まる」

 

「ポジィティブ原則」

 

「問題解決や新規事業は楽しい」・・・


イノベーションに興味を持つ、特に若い人にピッタリの一冊だと思います。


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カープ 首位まで2.5ゲーム差 今日からのタイガース戦が天王山です ガンバレ!CARP

2014年08月08日 | カープ大好き!

セントラルリーグは大混戦。

3位広島カープは首位まで、2.5ゲーム差。

ワンチャンスです。


今シーズンは、最後の最後までジャイアンツの安泰とはいかないようです。

まさかのベイスターズの三連勝。

ジャイアンツは打線、投手陣ともに厳しい状況です。

ここに来ての、下位球団のガンバリはペナントレースを面白いものにしてくれています。


スワローズは、この場に来て平均打率が驚異の287。

反面、失点は500点。

1試合あたり5点以上取られているスゴイチームです。

ドラゴンズ、ベイスターズも決してあなどれない局面になっています。

なめてかかると、やられます。


広島カープも昨夜の戸田投手の好投、菊池選手、田中選手の二遊間コンビ、エルドレッド選手、キラ選手のやや復調など、まだまだ戦えるレベルまで戻ってきました。

今夜のタイガース戦。

エースどおしの投げ合いです。

マエケン投手と藤浪投手・・・僅差の一戦になると思います。

がんばれ!カープ


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