百貨店の業績が芳しくありません。
日本のみならず米国でも大変な状況です。
ノードストロームやメーシーズも大規模な店舗リストラを行っています。
ノードストロームやメーシーズも大規模な店舗リストラを行っています。
日本でも、この一年半で10店舗の百貨店が閉店。
かって300近くあった百貨店は、2割減の230店舗まで縮小しています。
かって300近くあった百貨店は、2割減の230店舗まで縮小しています。
市場規模も6兆円を切り、ついにドラッグストア業界に抜き去られてしまいました。
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日経ビジネス誌2017.7.31号の小特集「誰が百貨店を殺すのか」では、百貨店とアパレル企業の相互依存のビジネスモデルに、百貨店衰退の原因があるとしています。
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委託販売・・・自らリスクを冒さない場所貸しモデルは、
新しい価値を産み出せなくなったアパレルメーカーとともに衰退の一途をたどることになります。
そういえば、最近、百貨店に行かない自分・・・欲しいモノがないことを改めて思い出しました。
百貨店という業態は、明治時代にヨーロッパから輸入された「文化」。
1904年に三越呉服店が「デパートメントストア宣言」をして、1世紀。
以前は、文化の発信基地として、「大英国展」「大フランス展」「大恐竜展」など、やたら「大」を付けていました(笑)。
1904年に三越呉服店が「デパートメントストア宣言」をして、1世紀。
以前は、文化の発信基地として、「大英国展」「大フランス展」「大恐竜展」など、やたら「大」を付けていました(笑)。
そして、バブル経済到来・・・高級ブランドや美術工芸品が飛ぶように売れました。
家電や家具のカテゴリーキラーの台頭により、百貨から80貨に・・・。
やがて、アパレルとの委託販売に舵を切りました・・・。
そして、百貨店、小売業のM&Aの時代へ・・・。
なんとかホールディングスという名称に変化しています。
少子高齢化、人口減少が続くニッポン。
百貨店というビジネスモデルのサバイバルのためには、荒療治が必要なような気がします。
百貨店というビジネスモデルのサバイバルのためには、荒療治が必要なような気がします。
もう「モノからコトへ」といったフレーズでは生き残れない事態になっていると思います。
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成功のカギは、その好立地を活用した集客だと考えています。
どのように人を集めるか?
ソーシャルビジネス、コミュニティビジネスも含めて、地域密着の方向に行くしかないように思います。